LetLifeLoose

映画、漫画、革のブログです

今年度もあと残り3か月 見る予定の映画をピックアップしてみる

あと3か月で今年度終わるんですって

こわーい

マジで怖い・・・

仕事終わらない・・・

 

終わらないけど映画見たい・・・

ということで、これから公開予定の映画で気になっている奴を列挙して

取捨選択をする際の備忘録にしようかなと

そんなノリで、ウォンカの感想記事を書き上げた0時半にその流れのまま書き始めています

 

ということでいきますー

 

1月

1/12アクアマン 失われた王国

優先度 低

ぶっちゃけ見に行く時間ないと思っている

前評判悪すぎですしね、MCUと違って待てば無料で見れるようになるわけではないのでちょっと悩みますが、どう考えても見る余裕ないかなぁというお気持ち

前作もそこまで好きだったわけではないですしね

ブラックマンタが全然刺さらなかったんですよねぇ・・・

アクアマン [Blu-ray]

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  • ジェイソン・モモア
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1/12カラオケ行こ!

優先度中

同じ1月12日、見るならこっちかなぁ

原作はアメトークの漫画大好き芸人で麒麟川島さんが推していた漫画

 

予告でも流れているカラオケショップのシーンが市原市八幡にあるカラオケ店で撮られているので、市内ロケ地映画という点でも見に行くべきぴポイント割と高め案件です

原作読んでいないですが、このまま見ずに映画公開を迎えようかと

 

1/12ゴジラ-1.0 /C

優先度:低

 

belphegor729.hatenablog.com

いわずと知れた昨年の覇者、ハケン映画の一つゴジラー1.0

それが、第1作へのリスペクトを込めたモノクロバージョンの公開

ただモノクロにするだけでなく、シーンごとに調整を加えているとのことで

めっちゃみたいです。めっちゃみたいですが、すでに見ている映画をもう1度見に行く余裕がないんじゃ・・・

1/19千年女優

優先順位:高

千年女優

千年女優

  • 荘司美代子
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でも1月に一番見たいのはこれ

故今敏監督のリバイバル上映が最近始まっていて、多分これがパーフェクトブルーについで2作品目かな

数少ない今敏監督の劇場公開作品としても2作目ということでいいのかしら

ということは東京ゴッドファーザーズからのパプリカと続くんでしょうか

今監督を知ったのはパプリカで有名になってからなので、1作も劇場で見たことがなく

そして、今監督作品の中ではこの千年女優が一番好きなので

最寄りの映画館ではやっていないですが、千葉まで出れば見れるので、これは頑張っていくしかないかなぁと

正直一番時間がない時期ではあるのですが。。。なんとか時間を作って・・・

 

2月

2/23マダムウェブ

優先度:高

あれ、2月これだけだった

昨年12月と1月の密集ぶりは何だったんだ・・・

正直予告見た感じ原作とはだいぶ離れてそうだし

そもそもどんな映画化全然わからんのだけど

とはいえ結構前評判良いみたいなので期待しています

モービウスはいまいちだったけどヴェノムは結構面白かったしね

 

3月

3/20DUNE 砂の惑星 Part2

優先度:高

DUNE/デューン 砂の惑星 [Blu-ray]

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  • ティモシー・シャラメ
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いやーこれは見るしかないでしょ

1が本当に素晴らしかったので、待ち焦がれていました

良かった。ちゃんと公開してくれて

同時期に公開された閃光のハサウェイは続編いつできるんですかね

影も形もなくない?待つことに疲れたよ・・・

とにかく圧倒的な情報量の世界観と

ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、そして私が大好きなレベッカ・ファガーソンママ

彼ら彼女らの活躍が本当に楽しみです

 

belphegor729.hatenablog.com

 

3/29ゴーストバスターズ フローズンサマー

優先度:低

割と評判の良かったアフターライフの続編なんでしたっけ

テレビでながら見はしたけどあまり頭に入ってこなかったんですよね

いや、ながら見してるからだろ、っていうのはとても真っ当な指摘なのですが

おバカチャンなクリスヘムスワースがなかったことになってしまったのは残念

本作といい、メンインブラックといい、ソー以外あまり当たっていない?

まぁ時間があれば見に行きたいですが、年度末はべらぼうに忙しいから無理だろうな・・・

 

 

 

整理してみたら案外見たい映画多くないですね

アクアマン2月までやっていれば見る余裕あるかも

それよりもリストには入れていないですが評判がよければゴールデンカムイですかね

なんにせよラストに大作のDUNEが待っていますので、それまで頑張って生きようと思います

今更 #ウォンカとチョコレート工場のはじまり みてきた

年末奥さんが体調崩したりで時間が取れず、見たい映画をいくつかスルーしていたのですが

スポッと時間が出来たので、サクッと映画を見てきました

去年逃していた映画は、窓際のトットちゃん、ゲゲゲの謎、ウォンカの3本が

ついでにエクスペンダブルズも始まってるみたいだけど

正直エクスペンダブルズはちょっと前評判が悪いのでスルー

タイムリーではあるんだけどね

で、ゲ謎は近くの映画館でやっておらず、トットちゃんは絶対面白いとは思うんだけど、多分見るのに体力使うんだろうなぁ

というので、ティムバートン版のチャーリーとチョコレート工場見なくても大丈夫という前情報を信じて

一番安パイそうなウォンカとチョコレート工場のはじまりを見に行きました

 

 

結果としては、期待通りではなかったですが、十分楽しめる映画でしたね

 

ストーリーは、最高のチョコレート職人として、美食の街に店を持ちたいという夢をもって新天地にたどり着いたウィリー・ウォンカが

すでに地盤を固めているライバル店の妨害を受けたり、悪人に騙されて強制労働させられたりしながら、それでも出会った人たちの善意に助けられながら夢をかなえる一歩を踏み出す

というサクセスストーリーになっていて

ミュージカル仕立ての作風と合わせて、TheGreatestShowmanを思い出させます

 

とはいえ、グレイテストショーマンはテンポよく立身出世していくのに対し

ウォンカは一旗揚げるまでの話なので、ペース配分はだいぶ違いますね

 

ミュージカルシーンは楽しいものの、ちょっと奇抜すぎる世界観だったり

騙されて強制労働させられる前半はちょっとしんどいかな、という印象はありました

 

でも、それにめげずにチョコを売り始めたあたり、そして、ヒューグラント演じるウンパ・ルンパが登場したあたりから加速的に面白くなっていきます

 

それこそ、グレイテストショーマンでサーカスが人気になっていくあのテンポの良さ

子気味の良さを感じさせます

 

実際のところ、ちゃんと深読みしていけば、大企業のカルテルがわいろで官憲を抱き込む現実の醜悪さを戯画化しているとか、児童労働問題とか、そういうメッセージがないわけではないんだろうと思うんですが

 

そういうのはおいておいても、美麗な絵作り、切れのあるダンス

そして、何はともあれティモシー・シャラメのイケメンぶりと美声

これに酔っている間に終わってしまうさわやかな2時間でした

 

ティモシー・シャラメはずるい

まず名前がオサレ

そしてはにかみ笑顔が最高にかわいい

彼をキャスティングした時点で半分以上成功した気がしますね

 

そして、確かにここからティムバートン版には続かないよなぁと思ふので

まぁもう一個ある映画化作品に続くのではないか、なんて話も聞くけど

そこと本作の間にもバックストーリーがあるらしいので、

せっかくここまでヒットしたんだからぜひ次回作も続けてほしいですね

 

そして、陽のティモシー・シャラメを見た後は

いよいよ陰のティモシー・シャラメが大活躍する

DUNE Part2ですよ

ずっと待ってた

マジで待ってた

噂によるとPart1の人気によりPart2の売り上げが出る前に3の制作が決定したとか

この世界観も本当に好きだし

何よりもティモシー・シャラメを好きになった作品でもあるので、

こっちも早く見たいですね!

2023映画Worst5

2023年のBEST5も公開しましたし、

 

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次はWorst5です

BESTはそれなりに悩みましたけどWorstは全然悩まなかったですね。

それくらい今年は嵌らない映画が多かったです・・・

一部わかっていて踏みに行った地雷もありましたけどね💦

ということで活きます

 

4位 ザ・マーベルズ

主役三人はさておき、ヴィランのヴィジュアルの悪さ、説得力の無さ、カリスマの無さに唖然とした駄作

正直キャプテンマーベルがどうとかモニカランボーがどうとかどうでもいいレベルで酷かった

あんなにバックストーリーが浅くて大丈夫か?

と思ってたけど、監督はアベンジャーズエンドゲームの女性ヒーローアッセンブルを2時間やりたかっただけみたいなので、まぁ何というか志の低さなんだろうな

 

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4位 アステロイドシティ

同監督のグランドブダペストホテルが好きで期待して見に行ってがっかりした本作

がっかりした

本当にがっかりした

絵作りはしっかりしているのにCGが引くほどチープだし、ストーリーもなんかすごく雑

純粋につまらなかった

アステロイド・シティ (字幕版)

アステロイド・シティ (字幕版)

  • ジェイソン・シュワルツマン
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3位 ザ・フラッシュ

日本の作品が”シン”ばっかりで食傷気味なように

アメコミ会ではTHEばっかりでそれはそれでどうなの?って感じ

シンプルなのが逆にひねっていて格好いいのは最初だけだと思うんよね

内容はいいのに環境が悪くて売れなかった悲劇の作品みたいな扱い受けてるけど

いや、普通にシナリオ酷いよ

私は全く乗れませんでした

DCは本当にきついよなぁ

一応アクアマンも見に行くけどそもそもアクアマン1そんなに嵌っていないから

今回も嵌らないんだろうなっていく前からあきらめムードです

 

 

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2位 エブリシングエブリウェアオールアットワンス

 

世間の評価との乖離、という点で箱の作品もたいがいだった

本当にダメだった。

軽く引いてしまう下ネタ

詰め込みすぎて何がなんやらなシナリオ

様々な賞を受賞した背景が透けて見えてしまって途中から乗り気になれなかったのも

シナリオを理解する妨げになっていた気もするけど

ストーリー、ヴィジュアル含めてぐっとくるところが何もなかった

でも2位

 

 

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1位 トランスフォーマー ビースト覚醒

途中までは1位をエブリシングエブリウェアオールアットワンスにしていたんだけど

コメント書いているうちに怒りが再燃してきたので順位逆転させました

やっぱ許せんよ本作

好きだったからこそビーストたちの扱いに不満以上の不快感を感じるし

全く練られていないキャラクターたちのバックストーリーもそれを増強させるものだった

あまりのひどさに往年の声優たちを起用した日本語CMにすら見終わった後では不快感を感じるレベル

一応次回作でもビーストは登場するという話も聞くけど、活躍はせんのだろうなぁ

どうせ次はGIジョーでしょ

好きなものを踏み台にされる不快感を存分に味わえる作品でした

 

 

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最後に

ということで年の暮れにWorst5突っ込んでっ来る空気の嫁なさでしたが、

本当に今年はダメな映画が多かった

と思って去年のワースト5も見てみたけど

去年のほうが世間の評価との乖離が酷かったみたい

 

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とはいえ、スーパーヒーロー映画人気の終焉は感じさせますね

本当に、ただでさへカーンの評価高くないのに

ジョナサン・メイジャース逮捕されちゃってどうするんでしょうね

積んでるね本当に

2023年も残りあと少しなので、今年見た映画Best5をまとめようと思ふ

子供が大きくなるにつれ、どんどん映画を見に行く時間が取れなくなっていることを痛感します。

今年は特に、仕事も忙しかったですし、子育て休暇ばっかりとっていたので有給休暇を取る暇がない

そんな中、今年は25本の映画を見ましたが、下半期は特に余裕がなくなって全然映画が見れなかったなぁ

見たい映画はたくさんあるんですが・・・

 

ということで、今年見た映画でよかったものベスト5を私なりにまとめたいと思います

デハイキマス

 

5位 ジョン・ウィック・コンセクエンス

前作、パラベラムで離れていた私の心をぐっと引き戻してくれた良作でした

正直無茶苦茶具合はあまり前作と変わっていないんだけど、

”報い(コンセクエンス)”

を合言葉にしっかりとその点を描き切ったことでかなりバチっとはまりまね

オチも含めてしびれました

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4位 ガーディアンズオブザギャラクシーVol3

今年のMCU唯一のヒット作にして、ジェームズガン監督の手切れ金のような作品

オリジンはあるとはいえ、自分が一から育てたキャラクターたちのフィナーレをしっかりと描き切った素晴らしい作品

ヴィランがいい感じに小物なのも、個人的には結構感情移入できて好き

ただ、ガン監督はDCに移ってからが大変だろうなぁ。なんやかんやでザ・スーサードスクワッドは数字的にはこけたみたいだし、私も嵌らんかったし

 

 

3位 グランツーリスモ

多分この映画をこの位置に持ってくる人はあんまりいないんじゃないかなという自覚はあって、つまり見てる映画の本数少ないんじゃないの?っていう話でもあるんだけど

ただ、やっぱりこういう映画好きなんですよ。刺さるんですよ

史実でありながら(そこまで史実通りでもないところもあり)かなり王道な議事親子関係の師弟ものとして非常にクオリティが高い

そこにスパイスを入れるオーランドブルームがまたいけオジすぎる

デビットハーパーもいけオジで枯れ専になりかける男くさい映画でした

 

グランツーリスモ

グランツーリスモ

  • デヴィッド・ハーバー
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2位 ゴジラ-1.0

今年を語る上でこの映画は外せなくなりましたね

日本だけでなく海外でも新記録を樹立

本当に、あのドラゴンクエストユアストーリーズを作った、スタンドバイミードラえもんを作った監督とは思えない

ただまぁ私が見てこなかっただけで、ゴジラ-1.0と同じ方向性の永遠の0もアルキメデスの大戦も評判よいわけですもんね。監督の特異な土俵での集大成といった感じなんでしょうか。拒否反応も薄れたのでアルキメデスの大戦ちょっと見てみようかなという気はしてきています

 

 

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1位 スパイダーマン アクロスザスパイダーバース

いやぁ、ゴジラも良かったけど、どうしてもマーベル好きなもんでこの映画より上にもっていくことができなかった。

もちろん、前後編の作品ではあるので、これ単体でどこまで評価するのか?っていう問題はあるんだけど、それでも後編へのバトンの渡し方も完ぺきで、その点でも評価せざるを得ないんですよね。

問題は、制作がちょっとごたついているみたいで、来年中に後編が出るかどうか不透明なところですかねぇ・・・

 

 

 

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まとめ

本数少ないわりに下半期から3つランクインしてきました

今年は玉石混合というか、評判はいいけど私は嵌らなかった

という映画が多かった印象です

次は、そんな嵌らなかった映画たち Worst5をアップしようと思っています

 

ちなみに、私が今年見た映画25本はこんな感じでした

 

1月

ザファーストスラムダンク

2月

金の国水の国

アントマン クアントマニア

3月

エブリシングエブリウェアオールアットワンス

シャザム

シン・仮面ライダー

4月

映画刀剣乱舞黎明

ダンジョンズ&ドラゴンズ

5月

スーパーマリオブラザーズ

ガーディアンズオブギャラクシーVol3

グリッドマンユニバース

水は海に向かって流れる

岸辺露伴ルーヴルへ行く

6月

スパイダーバース

TheFLASH

7月

ミッション・インポッシブル デッドレコニング part1

8月

トランスフォーマービースト覚醒

9月

アステロイドシティ

グランツーリスモ

ジョン・ウィック・コンセクエンス

10月

ザ・クリエイター

11月

ザ・マーベルズ

映画すみっコぐらし

ゴジラ-1.0

翔んで埼玉

 

思ったよりも千葉出てた【#翔んで埼玉】

見たときは知らなかったんだけど、前作のラストに出てたショッピングモール

地元のだったんすね

翔んで埼玉

翔んで埼玉

  • 二階堂ふみ
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続編の今回も市内で撮影があったみたいなので、それ確認ついでに見てきました

 

初手で小湊鉄道のトロッコ列車が埼玉を走る鉄道になっていてワロタ

 

正直ストーリーラインは、

前作の埼玉を滋賀、千葉を奈良、和歌山に置き換え

さらに東京、神奈川のポジションを、大阪、京都、兵庫に置き換えただけで

やっていることは変わらないのだけれども

 

まぁそもそも奇をてらいすぎた作風なので、これ以上は変化球を投げる必要はないのかもしれない

被差別県の逆襲という基本に、地域ネタをふんだんに盛り込んで

地元民には、あー・・・となり、

地方民には、へー・・・となるようなネタの波状攻撃をかけながら

その中にさらに中の人ネタまで放り込みながら

強引に話を動かしていくのはこの作品でしかできないよなぁという感じ

 

今回ももちろんおらが(府)県の有名人対決もあり、その中の被差別県側の切り札も結構えぐくて笑ってしまったり

千葉県民の序盤の埼玉ディスりが終盤の伏線になっていたり

時事ネタを混ぜ込みながらの日本埼玉化計画の落ちも結構きれいで普通に感心してしまった

 

意外と手堅い作りだな、と感じましたねー

 

まぁ、ダブル主演のはずの二階堂ふみが、別行動になってしまったせいでかなり出番がシュリンクされていたり

げらげら笑った後で、これを書きながらふと、「あれ?大阪のやっていることと埼玉がやっていることって同じじゃね?」

とか我に返ってしまったりもしますが、おおむね最後まで楽しめました

個人的に一番感心したのが、スタッフロールにエンディングテーマのほかに漫才を突っ込んできたこと

レイトショーで見たので正直途中で離籍しようかな?って思っていたのですが

漫才が面白くて結局最後までいてしまいました

 

3やるんかな?やりたそうなオーラ出していたけど

3をやるならぜひそれまでには千葉解放戦線リーダーが復職を許される感じになっていてほしい・・・厳しいかな・・・

なんで大麻なんてやっちゃったんだ・・・

いい俳優だったのに・・・

まぁ言うてあの人千葉県民じゃないしな。。。。

 

ゴジラの絶望感が一番丁度良かった【#ゴジラマイナスワン】

とりあえず毒を全部吐きたかったので先にマーベルズの感想書いたんだけど

 

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実は先に見たのはゴジラ-1.0

 

 

山崎監督はねぇ・・・

とにもかくにもドラゴンクエストユアストーリーの印象が悪すぎて

 

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ついでにスタンドバイミードラえもんもルパンもあかんかったので、

絶対に触らないと心に決めていたんだけど

世の中があまりにも絶賛するので、そんな意地になっても仕方がないかな?

と思って見に行きました

 

結果としては大傑作でしたね。。。

ユアストーリーとかスタンドバイミーとか何だったんだろう・・・

 

監督の一番得意な土俵で戦ったと聞くので、ユアストーリーとか本当はやりたくあなかったんじゃないかね・・・という気がしないでもない

というかそうであってくれ!

 

話を戻すと、本作本っとうにストーリーがよかった

よかった、というか、私好み、というか

こっから先ネタバレ全開で感想書いていきますが

 

 

 

戦争ですべてを失った男が、偶然縁ができた女性と子供と何もない者同士、共同生活を行い

やっと前を向けるというところでまたすべてを失い

そんな負の循環に終止符を打ちに行く

 

とにかく神木隆之介君演じる特攻隊の生き残り敷島の落とし方が容赦がない

 

特攻から逃げ、逃げた先の島で現れたゴジラからも逃げ

逃げたことで仲間がほぼ全滅し

帰ってくれば、お前たち軍人がしっかりしないから家族が死んだんだと隣人からなじられ

両親も同じく空襲で骨もない

 

やっと、機雷除去艇の仕事をしながらまともに生活を送れるようになったと思えば、ビキニ環礁の核実験でゴジラが進化、そのゴジラの足止め要因として舟を出すも役に立たず

挙句の果てに、銀座にゴジラが上陸したとき、助けに来たはずの典子に逆に助けられ、自分だけが生き残る

常に周りを殺しながら、自分だけ生き残る敷島の肩に、たくさんの亡霊がのしかかっているようで、どんどん追い詰められていくさまが見てられない!見てられないけど目が離せない

そんなギリギリ血反吐を吐くような演技を神木君がねぇ、いい演技するんですよ

というか俳優全員いいね

有名どころだと、機雷除去艇の艇長役の佐々木蔵之介さんはもう鉄板だけど

学者呼ばわりされる吉岡秀隆さんはまんまDrコトーだし、

個人的に一番良かったのは、機雷除去艇の最年少水島を演じた山田裕貴くん

彼だけ戦争にいっていない、という事実が、ものすごーくいいスパイスになっていて

俺も戦争に行きたかったと軽口を言って敷島さんにガチで切れられたり

艇長にそれは幸せなことだと諭されたり

でも、戦争を知るものにしかわからない感情をほかの3人が共有しているときに

一人だけ感情を共有できないことに対して、何とも言えないものすごくいい表情をするんですよ。

敷島とか、学者とかにフォーカスが当たっていて、水島にはピントが合っていないシーンですら、ピントが合っていないのに、仲間外れの疎外感を感じていることが伝わってくるんですよ

そんな彼の決死の行動がゴジラ殺傷のキーになるのもよい

 

本当に良いね

あー、あと、典子さんと結婚しない理由が「私の戦争がまだ終わっていないから」っていうのも凄くぐっと来たなぁ。ランボーのオマージュなんだろうけど

完全に同じだよね。戦争帰還者のPTSD

それこそ結婚しないうちに典子さんが生死不明になったことに内心不満を持っていた艇長の怒りを、艇長に理解できる言葉で鎮火させたあのシーンはやばかった

言葉なく椅子に座り込む艇長がね・・・本当にね・・・

生き残ってしまった帰還兵は、自分だけ幸せになっていいのかという自責の念に駆られる人多いらしいですね・・・

敷島のそういうシーンは本当に心がえぐられた

そこからの震電での出撃だからもうやばかったですねぇ

 

 

 

あとは、艦これでちょっと知っているだけの人間だけど、やっぱりこういう時に雪風が出てくると安心感がパナイ

生きて帰ってこれるというね

その雪風の元館長も、恰幅の良さと人の良さが顔からにじんできていて

この館長だから生きて帰れたんだろうな、というオーラが出ていてヨキでした

決死の作戦に手を挙げる元船乗りたちの流れも、敷島が期間直後に隣人の澄子さんになじられたのがちゃんとここでフックになってるんですよね

大なり小なり、この戦艦乗りたちも同じことを帰ってきて言われたんだろうなって

だから、彼らの覚悟に深みが出る

今作のゴジラは、今までの核の脅威の象徴ではなく、戦争帰還者が過去と決別するための、乗り越えるための舞台装置として、最後は機能していた感じですね

絶望を積み重ねていって、それに抗った先に希望がある

全滅し続けた中生き残ってきた敷島が、誰一人死なずに生還する

最高じゃない

 

最後はちょっとできすぎなハッピーエンドだったけど、まぁ良いかな。そういうのもいいよね。個人的にはあの爆風で典子さん生きていないべ、と思うけど。

明子ちゃんうちの娘と同じくらいなんよね多分。急に泣き出すのもそっくりで見てられなかったので、ちょっとできすぎでも二人がそろって生きてくれたほうが嬉しいです。

 

 

ただ、個人的には、どうせ続編作る気ないんだろうから、典子さんの、ゴジラ細胞的なものに侵されているような首の痣と、復活するゴジラの描写はいらんかったかなぁ

というか、きれいに終わったんで正直続編作らないでほしい

これでチャンチャンで終わってほしいんですよねぇ・・・

すみっコって何だろうと考えさせられる【#映画すみっコぐらし 】

1作目が話題になり見に行き

 

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子供が生まれてからは子供と付き添いで見に行き

 

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今回娘ちゃん(2歳)も参戦

二人とも真剣に見てましたね

息子君は「ちょっと泣きそうになった」といっていたので連れて行ってよかった

 

本作は、前2作と比べてファンタジー感は少な目、(すみっコぐらしにしては)地に足がついた感じのストーリー、舞台は工場

 

シロクマが昔から持っていたぬいぐるみが壊れてしまい、直そうと森に入ると

そこには見知らぬ工場が、

工場の中をうろつくうち、間違えて押してしまったスイッチにより動き出す工場

ここはおもちゃ工場だった

そこから現れたくま工場長に誘われ、おもちゃ作りを住み込みで手伝うことになったすみっコたち

最初は楽しかったものの、だんだん増えていくノルマ、焦りを見せ始めるくま工場長

この工場には秘密があった・・・

 

とちょっとホラーテイストが混じったミステリー仕立てで、結構わくわくするストーリーでしたね、終盤は結構激しめの展開もあり、きれいな着地を見せるのもいつも通り

 

安定感のある作品でした

 

また、1作目はねこ、2作目はとかげ、と各キャラクターからピックアップされた1匹の過去や内面がクローズアップされてきた映画シリーズ、今回はシロクマが対象で

彼の過去が物語のキーになっていました

 

個人的に良かったのがエンディング

今回はperfumeだったのですが、「すみっコディスコ」というタイトル通り

割と初期のテイストを復活させた、声にエフェクトを聞かせた感じの楽曲がドストライクでした


www.youtube.com

 

娘ちゃんも終わった後ずっと口ずさんでいて、お風呂の中でも私のスマホでエンドレスで見続けていました

 

個人的にはむかーしのマイナーなゲームで「プリズマティカリゼーション(販売は魔ギルティギアのアークシステムワークス)」というシミュレーションゲームに楽曲を提供したWater Clockというグループを思い出すサウンドでした

声のエフェクトのかけ方がね、なんか似ているんだよね


www.youtube.com

 

このプリズマティカリゼーションというゲームも独特なので、そのうち紹介したい

 

 

 

 

世界観は最高なのにシナリオががばがばすぎてもったいない【#ザ・クリエイター/創造者】

ちょっと靴関係のイベントがあり東京に出まして

まぁそっちはちょっと思いのほか私のメンタルが破損していて早々に離脱したのですが、

そのあとパンツがダメになったジャケットに合わせる代わりのパンツを作りにスーツやに行って、2本とるならいけますが・・・といわれて断念

 

最後に映画でも見て帰ろうかと、気になっていたザ・クリエイターを見に行きました

 

タイトルの通り酷評寄り

凄く良かったと思う部分もあるんだけど、あまりにも脚本が残念だった

残念だったけどなんか嫌いになれないそんな変な映画でした

ということで行きます

 

 

あらすじ

ロボット工学が発達し、AIによって人と変わらぬ感情を持ち人ともに生きるロボットたちが共存する世界

 

しかし、AIが米国で核爆発を起こしてしまったことにより、西側政府はAIを危険なものとして製造を禁止、いまだにAIの製造を続けるニューアジアに対し戦争を仕掛けるのだった

 

ある時、アジアの海辺で臨月の女性「エマ」と生まれる子供について語り合う「ジョシュア」

そこを襲撃する海兵隊

ジョシュアは西側のスパイだった

エマにそのことがばれ、エマは船に乗り海岸を離脱する

しかし、エマの乗る船は、大気圏から地上をミサイル攻撃する西側の大型兵器「ノマド」の攻撃により行方不明になり、ジョシュアは失意のうちに西側に帰国する

そして5年後

ジョシュアは、ニューアジアのAI設計者「ニルマータ(クリエイター)」とニルマータによって作られた秘密兵器「アルファ・オー」を探す軍上層部によりまたニューアジアに潜入する

実は生きていたエマを探すために

ニルマータの秘密基地に潜入する、ジョシュア、そこで彼が見たのは、現在の技術では製造できない外見6歳の子供型のAIだった

 

と、そんな感じ

 

ガジェットのデザイン、ロボット(AI)と人間が共存するニューアジアの描写が素晴らしい!

 

本作の根幹であり、肝となるのはやはりここだと思う

もうとにかくメカニックのデザインが素晴らしい

西側政府の大型兵器、ノマドの洗練されたデザインもそうだし

タクティカルアーマーも渋い

 

そして、人と共存するAI達

アジア、特に東南アジアをその舞台にすることで、自然に溶け込み、宗教(仏教)を理解し、衣装に身を包むAIというビジュアルにすごい刺激される。

メカメカしいAIと、渡辺謙演じるハルンのような、人型のAIがあるのは世代なのかな?

どちらもいいアクセントになっていて非常に良いです

 

キャストたちの演技も抜群

私的にはTENETぶりに拝見した主演のジョン・デイビッド・ワシントン

 

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彼は抜群に良かった

TENETの時とは違い、ちょっとチャラい感じ

でもその中に、子供型AI「アルフィー」への愛だったり、エマへの愛だったり

複雑な感情をうまくコントロールしていて素晴らしかった

 

エマ役のジェンマチャンもいいですね、この方はエターナルズぶり

 

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渡辺謙は言うまでもなく、監督が日本好きだからか結構日本語しゃべらせてもらってますね。しかし日本語、英語、他のアジア言語が普通にまじりあう会話は本当に成立するのか・・・

 

最後に、やはり一番良かったのはアルフィー役のマデリン・ユナ・ヴォイルズ

 

凄いなぁ子役ではあるものの、これが初演技なんだ

でもすごい多才そう

実は終盤「彼女」といわれるまでずっと男の子だと思っていたんだけど

髪の毛あるとすごくかわいいですね

 

とにかく感情のない表情の序盤から、徐々に経験と知識を取り込み感情豊かになっていくアルフィーを好演していて

こいつぁやべぇ子役が出てきたなと

将来が楽しみです

 

良かったところはこんなところ

次からダメだったところ。正直たくさんあります

 

宣伝が酷い

公式サイトがひどすぎる

公式が適当なこと言うの本当に良くないと思うんだよね

フェイク1

ジョシュアの紹介だけど

別にAIを憎んではいない。少なくとも憎んでいるという説明は全くないですね

憎んでいるのは現在の潜入作戦時の上官

これについてははっきりと、ミスリードではなくちゃんと考えて文章考えていないと断言できる

フェイク2

今度は公式のあらすじ

あまりにも簡略化しすぎていて愕然とするけど

人類とAIの戦争ではない

AI殲滅派とAI共存派の戦い

これもミスリードをする意味が全くないので、日本側のスタッフのやる気がないだけ

実際勘違いして混乱しているSNSの投稿もあったし、思ってたんと違うという声もあった

ちゃんと説明すればいいのに、人類vsAIなんて腐るほどある

AIっていうのは人種差別のメタファーなんじゃないのかね

AIは人間じゃないというセリフを白人に吐かせるのは

黒人は人間じゃないとして奴隷にしていた大航海時代のメタファーじゃないんかね

もしくは種として劣っているとしてユダヤ人を殲滅しようとしたナチスドイツか

だからロボット僧侶は奴隷からの解放を説いていたのでは?

こういうの本当に良くないよ

なんだよ衝撃の事実って

どれのことを言っているんだよ

少女を守り抜くともぶっちゃけ誓っていないぞ。実質的にそういう状況にはなっているけど

雑な説明に終始していて宣伝から愛を感じないのが本当に残念

愛がテーマの作品なのに

 

設定ががばがば

とはいえこの作品の魅力を大きく損なっているのは間違いなく脚本

物語の転となる部分が全部確保側、襲撃側の不注意による反撃

 

捕虜(ジョシュアの上官)を連行中に警備が気を抜いて殺されるわ手錠はすぐに外れるわ、なんだったらすぐ手元に押収した武器があるわで護送車ごと強奪

ここで捕虜が逃がさなければ起きなかったことしかないぞ。

お前生存闘争しかけられとるんぞ。真面目に見張れや

指名手配されているのに割と普通に街中を歩けちゃってるジョシュアもそうだし

巨大戦車に襲撃されるシーンがあるんだけど

爆弾一つごときで戦車1台全損するのもおかしいし

全損できるのにもう1台にも仕掛けようとしない

 

ノマドの存在もだいぶリアリティを損なっている

存在がフィクションだ、ということではないですよ

ストーリーに無理が生じている、ということですね

だってさ、超上空から好きな場所狙って攻撃できるんだよ

あんなでっかい兵器持っていて少なくとも5年以上戦争継続してるっておかしいでしょ

ニューアジアの都市全部やっちゃえばいいじゃん

もしかしたらニルマータの基地だけ攻撃していて都市には攻撃していない

という理屈なのかもしれないけど

でもガンガン民間人殺してるよね。

イスラエルみたいに一応の避難勧告をするならまだしも

奇襲で民間人ごと虐殺は普通に戦争犯罪

やっていることはハマスと同じですよ

まぁ西側とニューアジアしか出ていないし、AIのスタンスで分かれているようだから本当にこの2か国しかなさそうではあるので戦争犯罪を非難する外野はいないのかもだけど

(一応終盤で西側の市民デモは一瞬移りましたけどね・・・)

非難する外野はいないんだから民間人ちょっと殺すも全部殺すも同じだよ

どのみちAIを殲滅させるのは変わらないんだからさ

ノマドがあり、AIを殲滅するのに民間人への被害を考慮していないのに戦争が終わっていない、というのがすごくリアルがないなと感じてしまうんです

 

そもそもの土台に無理がある

これに関しては多分に好き嫌いも入ってくるので、だからダメなんだ

というとちょっと違うんだけど

そもそもの戦争の始まりが私の中でひっじょーにびっみょー

なんですよ

AIが核爆発を起こしました。だからAIを殲滅します

ってのが思考の飛躍がすごすぎて

もし仮にAIによる攻撃だったとして、

AIにロボット三原則を仕込まなかったのは人間側では?

そこすっ飛ばして破棄します、殲滅します、我々のいうことを聞かないニューアジアに戦争を仕掛けます、って

いやいやいや、無理がありすぎでしょ

アジアではそんな事件1件も起きていないし、西側だってその1回でしょ?しかも事件なの?事故でしょ?

てめぇの国で起きた事故で、なんで我々の内政に干渉してくるんだよって話でしょ

良き隣人に対して「彼らは敵です、破棄してください」とか傲慢にもほどがある

ニューアジアが飲めないのは当たり前で、そんなので戦争吹っ掛けられたらたまったもんじゃないよね。

たまったもんじゃないので、もっと西側の戦争犯罪を強く非難する論調を出してほしかった

西側の戦争犯罪や、その象徴足る上官の非人道的な行動に対する非難の色が作中で全く見られないのがすごくフラストレーションでした・・・

作品内で信賞必罰を明確にしてほしい人なので、これは好き嫌いですけどもっと上官はむごたらしく死んでほしかったし、ノマドがああなった後西側がどうなったのかも見たかった。

ぶっちゃけあんな簡単に領土内に侵入してこられて(飛行輸送機で強襲は百歩譲って見逃しても、巨大戦車の侵入は国境警備がガバすぎるとしか言いようがない)

ノマドがなくてもニューアジア敗北必死じゃね?と正直思うんですよねぇ・・・

 

 

最後に

なんかいいところたくさんあったのに、それ以上にダメなところがたくさんあってフラストレーションがすごいたまった。

もっとこうすればいいのに、こうなっていればいいのにって

これはネタバレなので最後に持ってきたんだけど

 

 

 

ラスト、ジョシュアとエマの結末はロジックがしっかりしていて凄くよかった

序盤の人間の死体の脳から情報を取得して、AIに移植する装置が伏線となり

西側はニルマータがエマであること、すでに植物人間状態であることを知っていて

でも脳はフレッシュな状態だから、上記装置でエマの知識をデータ化することができる

本当の目的はエマの知識だった、というのも見事

ノマドの一室にAIのボディが大量に保管されていたのはあれなんなんですかね

捕獲したAIから組織のアジトの情報を取り出していた、という理解でいたけどあってるのかしら

あの中にエマコピーがいたのはできすぎだけど、

起動に時間がかかっておいて行かれた時点で、

あ、これジョシュア助からんな。助からんけどここでエマと再会するんだ

粋なことするなぁとちょっとしんみり、実際にそうなってほろっとしてしまいました。

 

正直あのシーンがあるだけで嫌いになれない

 

ポストクレジットシーンで成長したアルフィーが出ていたら加算方式で100点出せた

 

でも、本当に減点方式だとあっという間に0点行っちゃうんだけど

加算方式だと結構いい線いっちゃう

 

そんな愛憎入り混じった複雑な感情になった不思議な作品でした

好きだなぁ。もっとこうすれば良くなったというのに。でも好きだなぁ

でも万人には勧められないなぁ。

 

今更「#RRR」見たけど確かに面白かった

話題になったころには家の近くではもう上映が終わっていて

かといって東京まで出て見に行く余裕もなく、

結局見ることなく劇場での公開が終わってしまった

ボリウッドの超大作 RRR

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アマプラでプライム対象になったら見ようかなぁと悠長に構えていたのですが

ちょっと諸事情で履修の必要が出てきまして

アマプラでレンタルしてみてみました。

 

家庭のテレビの小さい画面で楽しめるかとちょっと不安でしたが

杞憂でしたね

 

わかりやすくもしっかりとした骨太の作品でした

 

ざっくりベースのあらすじで言うと

大英帝国統治下のインド

インド総督に連れ去られた少女を助けるために名前を偽りデリーに潜入する少女の部族の守護者、ビーム

秘めたる目的のために同胞を取り締まる警察官として働き、総督にあだ名す反乱分子を逮捕するために身分を偽り潜入する、ラーマ

の2人の友情がテーマ

 

偶然出会った二人が、お互いの正義感、信念の強さに感嘆し、友情をはぐくむ姿にまずグッとくるんだけど、

そのそもそもの二人の正義感の強さが熱いんだよね

そしてそれを補完するアクションシーンの切れの良さ、さらにそれを引き立てるカメラワークと伴奏

どれをとっても一級品で、3時間という長丁場にもかかわらず常に目を離せない

話題となり、アカデミー賞でも賞を受賞した劇中歌「ナートゥ、ナートゥ」も素晴らしいんだけど、

実はこのちょっと前のシーンもムネアツで

ダンスバトルを挑まれる髭のイギリス人に

ビームは「フラメンコもサルサも踊れない野蛮人が!」

と罵倒されるんだけど、同胞が辱められていることに義憤を感じたラーマが

給仕が落としたお盆を蹴り上げてブラスバンドのドラムにお盆をセット

お盆とドラムをラーマが激しくたたくというシーンがあってですね。

ここがめっちゃ格好いいんですよ

(序盤静かになっている音はなのでシンバルではなくてお盆ですw)

 

そんな二人が、捕まえたりつかまったりしながらなんやかんやあってイギリス総督を打破する

というのがざっくりストーリーではあるんだけど

 

物語のきっかけはビーム周りではあるものの

物語を動かすのはラーマの秘めたる目的、バックボーンであったりして

それゆえに、ビームはあまりキャラクターの背景は語られず、ただ強いおっさんなんだけど

ラーマは、悲しい過去があり、それにより任務を託され今に至る

ダブル主人公でぶっちゃけ顔も似ていてどっちがどっちかよくわからなくなるんだけど

結構渡された役割は違うんですよね

 

とにかくラーマは設定が重い

同胞のためにインド総督に与するも、その秘めたる目的のために同胞を弾圧する自己矛盾にだんだん耐えられなくなってく

作中、ビームを水に、ラーマを炎に例える描写が多く出てくるんだけど

はじめは「逆じゃね?」と思ったんですね

ラーマって自分を律しているからすごく落ち着いているんですよ

だからこいつのほうが水なんじゃないかな?と最初は感じるんだけど

話が進むにつれて彼の心のうちの激情があらわになってくるので

ああ、こいつ炎だわって納得する

案外ビームのほうがしがらみがない分水のようにしなやかなんですよね

そこらへんも面白くて

 

また、あくまで名前を拝借した程度ではあるものの、この主役2人が実在の人物であること、そしてこの二人の名前がインド神話からとられていることをうまく攫って行った中盤のやり取りとかも結構よくできているなぁと感心しました

 

総じて非常に出来が良い、アクションは見得を切っているような型の美しさがあり

伴奏も要所要所で効果的に演出されて

これは確かに大作でした

 

劇場で見たかったですね

 

どうでもいいけど、ビームとちょっといい感じだったインド総督の姪ちゃんが中盤から完全にいなくなって、最終的にインド人しか出てこなくなったのは、いかにもインド人のための映画だなとちょっと笑ってしまいました

 

んで、急いで履修する必要になったのが、本作を強く勧めていた弟と一緒にこれに行くことになりまして

 

行ったら感想かきますんでそちらもよろしゅうお願いします

 

”報い”を受けるのは誰か【#ジョンウィックコンセクエンス】

ということで、昨日ネタバレなし感想を上げたので

今日は気兼ねなくネタバレ感想を上げていきます、よっと

間違えてきちゃった人はバレなし感想をどうぞ

 

 

 

 

今作について、一番の驚きはやはり

 

本作が完結作

 

だったということではないでしょうか

キアヌが、「やれる限りジョンウィックはやるよ」

的なことも行っていましたし、

何よりも、3で、ジョンウィックシリーズの終着点を見失い始めているような気がしていたんですよね。

でそんな3をみてシリーズを少し見限り始めていたので

どーせ主席連合の一人を殺して、なんやかんやあって許されず、また殺す感じで延々続くんでしょ

と思っていたから、

とにかく終焉を、シリーズの終わりを意識したキャラクター配置だったり、キャラクター同士の掛け合いだったりをちりばめてきていたので

 

おおこれはしっかりと物語を閉じに向かっていると結構わくわくしたのです

 

ただ、そんな中で、小骨のように引っかかっていたのが

「ジョンウィック自分本位に動きすぎじゃね?」

という彼の傲慢さ、復讐以外のことに対する無頓着さ

だったんですね。

だってさ

気分が晴れる、それだけのために砂漠で主席連合の一人を殺した結果

NYコンチネンタルは一応は主席連合側なので、ホテルは爆破され

コンセルジュは射殺、ドイツでも元身内ということで、一人殺されていました

また、大阪コンチネンタルもNYコンチネンタルと同じ感覚で避難場所に選んだ結果壊滅、旧友のシマヅは死亡し、娘のアキラは復讐の鬼と化す

 

彼のやることなすこと彼の味方に不幸が降りかかっていて、疫病神状態なんですよね。

 

だから、主席連合の侯爵はまぁ正真正銘の屑で、屑だからこそ、ケインも要所要所でジョンを助けており唯々諾々としたがうわけではないという反骨芯を隠さず

Mrノーバディも器の小ささにあきれ果て、最後はジョンを見守る側に回る

 

んだけど、それでもなお決闘は何とかしてケインが勝ってくれねぇかなぁと思ったらあれですよ!

てっきり最後の最後でわが身可愛さに友人を殺すのか、という葛藤で打てなかったのかと思いきや、調子に乗った侯爵が自らの手でジョンを殺そうとすることを見越してあて温存していた、ということにするとは・・・

感服した。

それまでのいろいろ、ドイツのアクションシーンで、人がバタバタ死んでるのにクラブに来た奴ら気にせずに踊りすぎやろとか、

パリでそんな車にひかれて復活できんぞとか、銃撃戦起きているのに普通に運転するなやとか、

ラストの階段上るシーンもどう考えても10分以上かけているし、無駄に全階段転げ落ちた後駆け上がるシーン2分ではすんでないやろとか

いろいろ思うところ今作もないわけではないのだけど、

 

そしてさらに一番びっくりしたのが、決闘の結果ジョンが死んだことよね

 

後先考えずに行動した結果NYとOSAKA2つのコンチネンタル壊滅のトリガーとなったジョン・ウィックはもう真っ当な人間ではないことは間違いなく

彼もまた”報い”を受けるべき人間だった

その最初に行ったストーリーに刺さっている小骨がラストに効いてくる

なんかもう、こうすとんと落ちたんですよ

ストーリーが

そしてポストクレジット(シアター前にポスクレありますよ席立たないで、って立て看板あったのに結構離籍する人がいてびっくりした)

あーケインとジョン和解したなぁ、でもケイン娘と一緒に開放されてよかったな

うん?でもこれアキラちゃんとの約束ジョン守ってないな

まぁいいか、ハッピーエンドだし・・・

と思ったらあれですよ!

あれですよー!糞がー!

でも好き!

 

最初から最後まで、どこまで行っても”報い”=コンセクエンスがテーマ、鍵だった本作

本当に、本当によくできていたなと思います

アクションシーンが長すぎる気もするけどね・・・約3時間だし

でも全然、満足感は高かったですね。

見れてよかった

お疲れさまでした。ジョンウィック

 

キアヌアクションの集大成【#ジョン・ウィックコンセクエンス】

いやー、ジョン・ウィック

ジョン・ウィックですよ

正直前作、パラベラムはいまいち嵌らなかったので、今回どうなんだろうなー

 

belphegor729.hatenablog.com

 

という不安もありつつ見に行ったのですが

杞憂に終わりましたね

個人的最高傑作でした

順番的には

本作>1>2>>3って感じ

 

本作、ストーリーなんてない、なんていう人も結構いるけど

3と4は2で犯した罪から逃れる話なんだよね

裏社会のルールを破り、

裏社会を取り仕切る主席連合から追われる身となり

その追跡から逃れるためにどうするか

 

そこがふらふらしていて、主席連合の設定すらぐらついていたのが3だったと思っている。正直3は語りすぎた。

それに対して4は多分新しい情報何も出ていないんじゃないかな。

だからストーリーも凄くシンプルにまとまっている

ストーリーは大まかに分けて3つ

旧友を頼りに大阪コンチネンタルに避難し

反撃のきっかけをつかむためにドイツに行き

組織から解放されるためにパリに行く

 

大阪コンチネンタルは、ちょっと変な日本を堪能できてよい。その”ちょっと”具合が本当に最適でアクションも一番見ごたえがあったかな

ドイツは演出としてはちょっと抑え気味だけど、起承転結の転となる重要なシーン

最後のパリはもうやりたい放題で、パリどまんなか、凱旋門ぐるぐる回りながら車にひかれながらひたすらアクションするのはアドレナリンが出まくりでした

 

ジョンウィックの目的もさることながら、そのために何をしないといけないかが明確だったのが本作良かったですねぇ

 

 

 

さらに本作は、今回から登場したキャラが全部良い

ド本命はもちろん、スターウォーズ/ローグワンでも盲目の戦士を演じたドニー・イェンが演じるケインが最高に格好いい

盲目の戦士銃よけれちゃだめじゃね?

っていうのは彼の全否定になるので気にしないことにする

気にしないことにすると、それ以外のすべての戦闘シーンの理不尽も呑み込めるので

あとはただ楽しむだけ

さっき言ったパリのアクションシーンは突っ込みどころしかないのでw

盲目だからといって、デアデビルみたいにそのほかの近くが異常に発達しているわけではないので、

ある意味でガン・フーのインスパイア元である「ガン・カタ」のように

 

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よけるのではなく、当たらないところに移動する。そして、やられる前にやる

それでいて、戦闘の際の動きが、相手を見る必要がないからなんかちょっと変なの

それがすごく癖になる。

”盲目の武人”をやりなれている感じ

また、目が見えないからこそ音に頼る仕掛けづくりだったりとか、そういうのも面白い

 

そしてもう一人

前作で登場した犬と一緒に戦う、ドッグ・フーの使い手のスナイパー

Mrノーバディ

 

ただのやられやくかと思っていたら、ジョンの賞金を跳ね上げさせるために

ライバルたちを始末していき、結果としてジョンの手助けをするという結構おいしいポジションで、しかも強い

また、ケインと同様に彼もジョンの側面なんですよね

ケインは、家族を愛し、それゆえに主席連合に縛られる側面

ノーバディは、犬好き

犬好きとたん的に言っても、それがまた物語のキーにもなる

 

大阪コンチネンタルでジョンウィックをかくまう、真田広之演じるシマヅもまぁ渋い

いちいちちゃんと日本語をしゃべってくれるのも日本人としてはうれしい

まぁもうちょっと強くあってほしかったかな?とは思うけど

そして、このシマヅの娘アキラを演じたリナサワヤマちゃんがまーかわいい

これが初演技とは思えないくらい、表情の演技がすごい

喜怒哀楽がバシッと決まってて、演技を見ていて心地よいんですよ

彼女もまた本作を象徴するキャラクターへと育っていくので、そこがまた良い

 

んで、大阪でジョンウィックを狙う主席連合の刺客が甲冑モチーフなのがちょっと面白い

 

とまぁそんな感じで、久しぶりに語ることが多かったので、

ネタバレなし感想、あり感想で分けたいと思います。

今回はここまで

明日またネタバレあり感想を投稿するので、映画見た方はぜひ~



これはレース映画の最高峰【#グランツーリスモ】

最近、トランスフォーマー

belphegor729.hatenablog.com

 

アステロイド・シティと

belphegor729.hatenablog.com

 

連続して映画が刺さらなくて、ちょっと見に行くかどうか悩んでいたのですが

予告で感じたときめきを信じて見に行ったのですが

 

これは大当たり、大正解でした

 

あらすじは

プレイステーションのゲーム、グランツーリスモのプレイヤーが

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初のゲーマー出身のプロレーサーとして、前代未聞のチャレンジに挑戦してく実話をベースとしたもので

 

ゲーマーをレーサーにするという無謀な夢を打ち上げた日産のプランナー「ダニー・ムーア」をオーランドブルーム

ダニーに乞われてTeamNISSANのチーフメカニックとして招聘された「ジャック・ソルター」を私的にはブラックウィドウでレッドガーディアンを演じた人として認識している「デビットハーバー」

 

belphegor729.hatenablog.com

 

主演を新進気鋭の若手「アーチー・マデクウィ」が演じ

監督は、第9地区、チャッピーの「ニール・プロムカンプ(知らずに見たのでびっくりした)」

個人的にはブラッドダイヤモンド、ガーディアンズオブギャラクシー、シャザムなどに出演する「ジャイモンフンスー」が父親役で出ていたのもグッド

色気むんむんなオーランドブルームが感情を常に爆発させてストーリーをぐるんぐるン動かし、

その中で、若手でイケメンなアーチーと、レッドガーディアンとは打って変って物静かで頑固な職人肌を好演したハーバーの師弟関係が非常に美しい

レース映画ではあるものの、かなりストーリーを丁寧に、大事に組み立てている印象でした。

私以外とレース映画見ていて、

Rush/プライドと友情とか(これでMCUでジモを演じるダニエルブリュームを知ったのよね)

 

フォードVSフェラーリとか

 

belphegor729.hatenablog.com

どちらも素晴らしい映画でしたが、本作も決して劣ることのない最高のレース映画の一つになったと思います。

 

また本作が素晴らしいのは、レースのシーン

特に、この2作と違うのは、リアルレースだけでなく、ゲーム「グランツーリスモ」でのレースも手に汗握るような演出を見せてくること

過去、そして今でもスポーツプレイヤーと比べて、フィクションを相手にしていると一段下に見られがちなゲーマーに対して

ゲームをプレイしながら、主人公の周囲にレーシングカーフレームがイメージとして組み立てられていき、ゲームをしているとき彼らは真に車を走らせているのだ

そこは虚構で済ませてはいけない彼らにとってのリアルがあるのだ

という、一種の福音のようなものを感じて涙がにじんてきました。

こんなところにそんな切り口で自分が感動すると思わなかったのでちょっとびっくりです。

そして、実際に実物の車でレースに参戦しだした彼がゾーンに入った時、コースにゲームで表示されるようなガイドラインが浮かび上がってくる。

 

ゲームの中にリアルがあり

ゲームで得たスキルは確かにリアルで活きていた

 

インタビューによると、SF映画で知名度を上げたニール監督も日本のSFが勿論好きだし、日本の車が大好きだそうで

特に大好きなGT-Rをいかに格好良く撮るか、そして、いかにフィクションのレースをリアルに、大迫力で魅せるか

祖いう言ったところに対する熱意も画面からビシビシと伝わってきて最高でした!

 

日本人で、車がちょっとでも好きなら

見るしかないでしょ!

 

多分絵に意味を求めてはいけない作品なんだろうなぁ・・・【#アステロイド・シティ】

まず最初に、なんとなく見に行った監督の過去作

グランド・ブダペスト・ホテルがすごい刺さったんですよ、私

 

どぎついくらいのピンクをベースにした、独創的な色彩の世界で

なんとなく胡散臭い紳士「グスタヴ」をレイフ・ファインズが好演し

のちにDrストレンジで神秘的な導師、エンシェント・ワンを演じるティルダ・スウィントンが原型が無くなるほどのメイクで老婆「マダム・D」に扮し

トムホスパイディでフラッシュを演じたトニー・レヴォロリがグスダヴのバディを汲んでいて、不思議な世界観の中で

マダムDの遺産をめぐる争いを、ポップに、スプラッタに描いた奇作で、まぁ面白かった。

 

んで、自作の「犬ヶ島」を見逃し、ちょっと頭の中から薄れていたところで

SNSの広告で新作が公開されることを知り

MCUを卒業したスカーレットヨハンソンが出るんかとちょっと興味をもって見に行ってきたのが今作

「アステロイド・シティ」

スカーレット以外も、

グランド・ブダペスト・ホテルに出演した、ティルダ・スウィントン、トニー・レヴォロリ、ウィレム・デフォー、エイドリアン・ブロディや

MCUなどアメコミ映画つながりでハルクを一度演じたエドワード・ノートン

ハーレイクインを演じたマーゴット・ロビー

マイティソーでグランドマスターを演じたジェフゴールドブラム(この人もGBHに出てたのか)

個人的に大好きな映画、ゲットスマートで主演したスティーヴ・カレル

などそうそうたる俳優が出演していた本作

 

ただまぁ結論から言うと大外れで、ちゃんと前情報誌入れてから見るか判断すべきだったなと後悔しています。

これ見るんだったらバービーかMEG2だったなぁ・・・

 

ということで、がっつりネタバレしつつ批判していくのでまだの方で見る予定のある方、面白かったと思った人は回れ右をお願いします。

 

正直ね、予告は面白そうだったんですよ

 

予告から得られたストーリーは

米国のとある町に集まった人たちが、宇宙人と遭遇したことから米国政府の隠ぺい工作に巻き込まれる

という感じなんだけど

 

予告では大事なことを隠しているんですよ。

実際は、

”という劇を作っている”人たちの話が間に挟まってくる。

いきなり最初にスクエアでモノクロの画角で、架空のライターが苦悩して書き上げました、みたいなナレーションが耳障りの良い司会によって語られ、

これは劇(しかも舞台劇)なんですよーというていで始まるんだけど

そこから始まるストーリーは予告で見れるようにちゃんと映画としているので

正直舞台劇であるという種明かしがノイズになって刺さらない

というか、これが舞台劇である理由というか、意義が私には全く分からなかった

 

最大限好意的に解釈をすると、最後の謎の集団催眠のシーンで

「この劇は宇宙人自身がその存在を隠ぺいするために劇作家と出演者をマインドコントロールして作らせたもの」で、”宇宙人は空想の生き物なのですよ”と、だから本気にしないでねといった形で真実は隠ぺいされてきたのだ

的なブラックジョークなのかなぁ。。。そして劇作家は証拠隠滅のために事故に見せかけて殺されたんかなと

まぁ多分そういうことなのかなと思うんだけど。

そのくだりがまぁチープで唐突で「うわぁ・・・」と変な声が漏れてしまったわけですよ。

まずネタとして使い古されてるよねっていう。

宇宙人によって事実が隠蔽されている、こすられまくってきた話よねぇ。

ある意味本作というかウェス・アンダーソン監督作品がまとっている古き良き映画の空気を体現するネタかもしれないけど

 

そう考えると、主人公の死別した妻役のシーンが全カットされたのも、劇作家の最後の抵抗が残っていて「宇宙人についてあまりにも言及しすぎている」のであとからカットされたのでは、という推測もできるんだけど

あとから一生懸命考えてひねり出した予想なので、もしあっていたとしてもあまり質の良いオチではないのかなと・・・

 

で、舞台と舞台裏と2つの場面で構成されているのはグランド・ブダペスト・ホテルと同じなんだけど、この2つのシーンが全然親和性がなくて

いつか2つの物語が交差するのかと思うと全然交わらず、

じゃぁ部隊に集中しようと思ってもちょいちょい挟まれる意味があるのかどうかわからない舞台裏の寸劇がノイズとなって邪魔してくる

おっさん同士のラブシーンになんて興味がないし、全然本編に絡まないスタッフの離婚話なんかもなんで差し込んだのかがわからない。

1作しか見ていないからこそ「ウェス・アンダーソン監督なら意味があるのかもしれない」と頑張って好意的に見ようと思ったけど

あのシーンたちがどうほかのシーンに影響したのかが全く伝わらない

 

当たり前なんだけど舞台裏のシーンが全くなくても全然成立するんだよね。

それくらい2つのシーンに親和性がない。

あそこであの舞台裏が挟まったからここはこうなるのか、とかがないし

舞台のシーンは演じてる感を完全に排除しているので、演者としてのペルソナが全然ない、活きていない

大体舞台であんなたくさん子役出して成立するかよ!という些末なところも気になり始めてしまったり。

そもそも舞台自体も意味不明なんだよね。

俺はアメリカ政府の隠ぺいにどう住民たちが対処するのかというサスペンスコメディが見たかったのに

宇宙人もぬるっと出てきて驚きがないし

(そもそもこの宇宙人のCGが酷いんだ)

隠ぺいって言っても封鎖するだけだし、外部との連絡もあっさりとできてしまう。

あと何よりも全体的にあっさりしすぎてアメリカ政府が悪だくみしている感が皆無

なんかぬるっと封鎖解除されるし

 

もちろん、パステルカラーの世界観と、一つ一つの絵は素晴らしい

子役たちもかわいらしく、キャラクターたちはそれぞれ立っているけれども過剰に戯画的で特によくわかんない先生と生徒たちは実在感が希薄

そこまで含めてアンダーソン節だといわれたらそれまでだけど

 

全体的に美しくも意味のないシーンで積みあがった、中身があるようであんまりない

そんな感じの作品に感じたよ・・・

最初と最後に出てきた珍走団とそれを追う警官は何だったんだ・・・

 

全体的に考えたら負けだけど考えずに見て楽しめる作品ではなかったって感じですかね・・・

 

本作を絶賛している人って、まずウエス・アンダーソン監督の画作りが好き!というところから入っているのに対して、

私はどうしてもストーリーに意味を求めてしまう。

そこが良かったうえで、初めて画作りの良さに価値が生まれてくる、という見方しかできないんだなと、グランド・ブダペスト・ホテルはたまたまハマっただけなんだねぇ…

 

ただウェブサイトに載ってるこの絶賛コメント

フィクション見てこれが真実とかリアルとか言っちゃうの本当に知能指数低く見えるからやめた方がいいともう。トゥルー・ストーリーって、自分に酔いすぎ。別に抱腹絶倒に語ってもないし

純粋にダサい…

 

これが本当のアメリカ?会ったことのない原色のヤバい50年代。それはデヴィッド・バーンも描けなかったオカしな真実の物語トゥルー・ストーリーズだ。超一流俳優達が、がんクビを揃えて抱腹絶倒に語るのは、危ない危ない米国のリアル、深層、御開帳なのだ!

サエキけんぞう

作詞家・アーティスト

 

 

 

ビーストは脇役【#トランスフォーマービースト覚醒】

私のような30後半のオタクで

ビーストウォーズに思い入れのある人って結構多いと思うんですよね

それは日本の関係者もかなり自覚していて、こんな予告まで作っていて

 

こんな感じの声優無法地帯は無理だとわかっていても

そこには期待していなくても、あのころげらげら笑いながら、時にグッときながら見ていたビーストたちが、ハリウッドの大迫力で大活躍するのを夢見ていたわけです。

 

私なんかは正直古いトランスフォーマーのアニメは世代からずれていて

オンタイムで見ていたトランスフォーマーはビーストウォーズだけだったんです

だけだったからこそ、続編のメタルス、地上波では放送されなかったリターンズも履修していて、もはやゴリラでもなく、でも二足歩行でビースト態とトランスフォーム後の違いに意味はあるのか・・・とちょっと疑問に思ってしまうメタルスパワードコンボイとか超好きでした

 

 

そんな、ビースト強火勢の私は今作凄い期待していたんです。

 

そんな私が見た感想は・・・

正直駄作もいいところでした。

 

ということでここからネタバレ

ストーリーは特に語ることもないので飛ばしていいでしょう。

ストーリーを楽しむものでもないかなと思いますし

 

オープニングのバトルシークェンスはテンションぶちあがりでした

リーダー風のちょっと雰囲気の違うゴリラが、若いゴリラに希望を託し

彼らの脱出を身を挺して守る

 

この老コンボイのトランスフォーム態がないことに一抹の残念さを感じたり、

明らかに地球じゃないのにゴリラな彼らに意味不明さを感じつつも

この後地球で臥薪嘗胆の日々を過ごすであろうゴリラコンボイ、「オプティマスプライマル」の今後の活躍に胸が膨らむわけですよ

 

結果として、ピークはここでしたね・・・

 

その後はいつものトランスフォーマーというか、いろいろあって、人間とオプティマスプライム率いるオートボットが地球の危機に立ち向かう

人間パートが短いのは非常に良いです。人間社会の理不尽さとか、ポリコレ棒な内容とかこんな映画できかされたくないので

 

しかし、中盤でビースト側の(本作ではマクシマルを自称)エアライザーがオートボットたちに合流するも、敵のテラーコンに襲撃されあえなく敗退、見せ場なく退場

エアライザーもビーストウォーズでエアラザーという名前で登場していたので

 

まずこの扱いにがっかり

変身すらせずに退場しましたからね。そもそも声違うし

 

その後も総力戦になるものの、敵のネームドが主敵格のスカージを含め3体しかいないために碌な活躍も無く、リーダーのオプティマスプライマルですら、プライムと共闘で1体倒した後は雑徭に群がられてやられてばっかりでぱっとしない。

そもそもビースト覚醒とか言っておきながら

中盤に登場し、すぐに退場するエアライザーと

プライマル、一応しゃべるチーターと、意思があるようにすら見えないライノックスで終わりと、寂しい顔ぶれ

ネズミのラットルや、クモのブラックウィドウなどが出れないのはサイズ感の問題だろうから仕方がないわなぁとは思うんだけど(でもスコルポス出てるのか…)、たった3体しかいないネームド、1体くらいはビースト側で何とかしてほしかった。

ビーストたちって間違いなく今作限りの助っ人で、次回作以降は出ないと思うんですよ

だったら今後も出続けるバンブルビーやプライムじゃなくてさ、彼らに花を持たせてよ。この強さだったら毎回は出せないね。。。ってしてほしいんだよぉ

なんでネームドのうちの一人をビーが倒すねん

そうなってくるといろんなことが不満に思えてきて

エアライザーの声優が違うのは、まぁビーストで岩田さんが声を当てたのは勘違いというか間違いで、結果として普通のカップルがゲイカップルになっていたりしていたし、

字幕で女性ボイスなのに吹き替えだと男性はかなり違和感があるので仕方がないんだけど

でもなんでエアラザーじゃなくてエアライザーなの?

なんでチータスじゃなくてチーターなの?

そこは別にいいじゃん。

なんでライノックスはそのままなんだよ!ってのは本国の事情だからまぁいいんだけど

せっかくビーストのころの声優たちに来てもらったのに、といっても子安さんと高木さん、あと別キャラで柚ねぇの3人だけだけど

あんな懐古なCM道が作ったりして往年のファンの期待をあおったのに、名前変えられなかったんかという落胆もあり

 

そして、往年の声優を揃えているにもかかわらず、人間側の主演二人を俳優にやらせるダメ采配

特に男のほう

きつい

きっつい

下手だよー凄く下手だよー

ジブリとかみたいに、ほとんど俳優で固めていますなら十分耐えられたと思うけど

ベテラン声優たちに囲まれると浮いている感がすごい

オートボット「ミラージュ」を当てた藤森さんは、演じなくて済むようなキャラ漬けにしていたので良かったけど、主役は人間で一番セリフが多いので感情が乗り切れていないのがまるわかりできつかった

逆に、同じ俳優なのに違和感のない仲里依紗さんの凄さよ

まぁ彼女はそれこそオタク大絶賛の名作、「時をかける少女」で主演を演じきっていますからね。もう10年以上前ですけど

え?そろそろ20年?うわぁ・・・

 

そういった意味で、藤森さんはなんか許せちゃうし、仲里依紗さんも声優としてのゆるぎない実績がある

のに、往年のトランスフォーマーファン、ビーストファンを呼び戻すために、当時の声優に声をかけているのに、

一番長くしゃべるキャラの声に、今芸能界の話題をかっさらっているジャニーズのアイドル俳優SEXY ZONEからチョイスしてしまうちぐはぐさ

きついっすわ

まぁ、ツイッターとかで感想あさってると中島君良かったって声であふれかえっているので、私の声なんて老害でしかないんでしょうけどね

ないんだろうけど、だったらビーストファンに辺に色目を見せないでほしかった

正直ちょいちょいその吹き替えの違和感がノイズに感じたので字幕で見たかった

 

でそういうところに不満を感じるといろんなところにあらを感じるわけで

特に気になったのが、主役のノア

別に軍隊を除隊された理由とか語らなくてもいいとは思うんだけど、オートボットがサーチした結果無駄にハイスペックであることが発覚するのに

そのハイスペックな設定が全く活きていないのもつらい

 

勲章たくさんもらったとか言っているけど、お前何歳やねんだし

機械に強いも登場シーンでなんか作っている程度

 

勲章もらうほど勇気があるわけでもなく、

機械に強いからピンチを切り抜けられたわけでもなし

 

勲章をもらうほどの何かがあるからパワードスーツ着てあれだけ動けた、という風に見ることもできるのかもだけど、私はパワードスーツがすごいから、としか思えなかったかな。

そのパワースーツも凄く不満があって、というかね、私はあれパワードスーツじゃないと思ったのよ

人とオートボットの奇跡の融合なわけですよ

そこはさ、アイアンマンとジャーヴィスみたいに、ちゃんと藤森ミラージュもしゃべんないとだめでしょ

で、最後のサプライズで気が付くわけですよ

あーこれマスターフォースのヘッドマスターオマージュじゃなくてGIジョーなんだ

だから藤森しゃべんないんだって

まぁマスターフォースもしゃべんなかったと思うけどね

ハズブロユニバースやりたいんだろうとは思うんだけど

似たコンセプトのまんまトランスフォーマーあるんだからまずはそっちじゃね?と思うんよね。

今後の作品で、ミラージュアーマー解析してGIジョーのスーツ作るのかもだけど

オートボット以外の技術が全く入っていないアーマーを地球人が解析できちゃって、さらに再現、あるいは模倣できちゃうのは解釈違いかな・・・

 

という感じで、正直不満しかなかった

テンポはいいので見ていて時間がたつのは早いんだけど、そのせいもあってさらにビーストが活躍していないという不満が際立つ

多分なぁ、ただの実写トランスフォーマーファンだったり、SEXY ZONEのファンだったりしたら普通に楽しめたと思うんだよね

本来頭を空っぽにして楽しむ映画なので

でも、ちょっとビーストウォーズのファンからすると不完全燃焼もいいところの期待外れって感じですね

 

次回以降もうオプティマスプライマルは出ないだろうし、

なんかもう時系列も意味不明すぎてうーんだし、次回作は見ますか?ってゆうのには、うーん、見ないかなぁ・・・GIジョーよく知らんし

 

2023上半期映画Best5

今週のお題「上半期ベスト◯◯」

え?7月ってもう下半期なんですか?

こわ

怖いですわ

まだ何もしてないし出来てないんだが

ただ、今年はコロナも5類になり、だいぶ映画館も復調してきた様子で

ここ最近では一番映画が見れたんじゃなかろうか

 

とりあえず、今年の上半期に見た映画は

 

スラムダンク

金の国水の国

アントマン・クアンタマニア

エブリシングエブリウェアオールアットワンス

シャザム

映画刀剣乱舞

シン仮面ライダー

ダンジョンズ&ドラゴンズ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol3

スーパーマリオブラザーズ

グリッドマンユニバース

岸辺露伴ルーヴルに行く

水は海に向かって流れる

アクロスザスパイダーバース

Flash

の15本

見たかったものの見れなかった映画も何本かありましたが、とはいえよく見たほうですね

マリオなんか3回見たし・・・

 

ということで、その中から例年通りベスト5

やっていこうと思います!

ということで、どーぞ

 

 

 

 

 

5位 ダンジョンズ&ドラゴンズ

 

belphegor729.hatenablog.com

 

まずは、古き良き剣と魔法の世界を現代に登場させた佳作

本当にこれが5位か?

スラムダンクのほうが上なんじゃないか?とか思いつつ

でも2の期待も込めてこの位置です

今年は良作が多くて5位選ぶの大変だった

金の国水の国も良かったしね

スラムダンクは私がスポーツ少年だったらもっと評価上がってた

 

 

 

4位 シャザム

 

belphegor729.hatenablog.com

世間では圧倒的にフラッシュの評価が高いようですが

私は逆に圧倒的にシャザムです

丁寧に作られていて非常に良かったと思うし、やはり本作の肝はサプライズゲスト

サプライズゲストがちゃんとストーリーの重要なポジションにいるって重要だと思うんですよね

あと、フラッシュの感想の時に書き忘れたんだけど、

フラッシュ後半能力使いすぎるとおなかがすいて力が出なくなる設定どうした

タイムスリップするくらい能力酷使したら倍の速さでおなか減らんといかんやろ

 

 

 

3位 スーパーマリオブラザーズ・ムービー

 

belphegor729.hatenablog.com

 

圧倒的字幕派、字幕見ていなかったらこの位置ではなかったかもだけど

やっぱりわかりやすく娯楽に振り切った映画はそれだけで価値があると再確認させられた作品だし、

娘ちゃんにとっては初めての映画体験で、かけがえのない1作となったのもひいき入っているかも

 

2位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol3

 

belphegor729.hatenablog.com

邦題だとなんでTheが抜けるんでしょうね。

やっぱりMCUの中の出世頭

監督のジェームズガンや、主演のクリスプラット

WWEから俳優に転向したデイブバウティスタなど

このシリーズによって出世した彼らを見ているのでその点でも感慨深いんですよね

MCUの中の一作品ではなく

一つのスペースオペラの集大成として、手放しで称賛できる名作でした

 

 

1位 スパイダーマン・アクロスザスパイダーバース

 

belphegor729.hatenablog.com

 

映画の感想での宣言通り、本作が1位です

あふれんばかりの情報の洪水に流されていく心地よさ

怒涛のような映像表現に押し流される高揚感は唯一無二でした

もちろん後編がどう決着をつけるかも重要ではありますが

クリフハンガー的な終わり方であってなお本作の素晴らしさは陰ることがないと

言っても過言ではないでしょう

 

最後に

2023年上半期は本当にアメコミ映画が豊作でした

スラムダンクがランクインしないとかかなり贅沢だと思うんですよね。

ただまぁスラムダンク自体が、いろんな媒体で語られる通り

セルルック3Dの先駆者、ともいえるスパイダーバースのフォロワーという立ち位置にどうしてもなってしまうので、なかなかむつかしい

そして3/5がアメコミというのも私的にはうれしい悲鳴

下半期は何がありますかね

とりあえず今月下旬に

ミッションインポッシブルがあり

把握しているだけでもトランスフォーマー

ジョンウィック

クレイヴン・ザ・ハンター

あたりはマスト

オッペンハイマー今年でしたっけ?これも見たいですね

あと諸事情により飛んで埼玉も視聴確定

https://www.tondesaitama.com/:enbed

諸事情については感想の際に話しますががが

 

すみっコぐらしも長男が楽しみにしているので見ねばならぬ

はめふらも劇場版やるんだ。。。

 

余裕があれば、タートルズ、グランツーリスモ、沈黙の艦隊あたりも見たいですねぇ

思ったよりも下半期楽しみがありそうです