最近、トランスフォーマー
アステロイド・シティと
連続して映画が刺さらなくて、ちょっと見に行くかどうか悩んでいたのですが
予告で感じたときめきを信じて見に行ったのですが
これは大当たり、大正解でした
あらすじは
プレイステーションのゲーム、グランツーリスモのプレイヤーが
初のゲーマー出身のプロレーサーとして、前代未聞のチャレンジに挑戦してく実話をベースとしたもので
ゲーマーをレーサーにするという無謀な夢を打ち上げた日産のプランナー「ダニー・ムーア」をオーランドブルーム
ダニーに乞われてTeamNISSANのチーフメカニックとして招聘された「ジャック・ソルター」を私的にはブラックウィドウでレッドガーディアンを演じた人として認識している「デビットハーバー」
主演を新進気鋭の若手「アーチー・マデクウィ」が演じ
監督は、第9地区、チャッピーの「ニール・プロムカンプ(知らずに見たのでびっくりした)」
個人的にはブラッドダイヤモンド、ガーディアンズオブギャラクシー、シャザムなどに出演する「ジャイモンフンスー」が父親役で出ていたのもグッド
色気むんむんなオーランドブルームが感情を常に爆発させてストーリーをぐるんぐるン動かし、
その中で、若手でイケメンなアーチーと、レッドガーディアンとは打って変って物静かで頑固な職人肌を好演したハーバーの師弟関係が非常に美しい
レース映画ではあるものの、かなりストーリーを丁寧に、大事に組み立てている印象でした。
私以外とレース映画見ていて、
Rush/プライドと友情とか(これでMCUでジモを演じるダニエルブリュームを知ったのよね)
フォードVSフェラーリとか
どちらも素晴らしい映画でしたが、本作も決して劣ることのない最高のレース映画の一つになったと思います。
また本作が素晴らしいのは、レースのシーン
特に、この2作と違うのは、リアルレースだけでなく、ゲーム「グランツーリスモ」でのレースも手に汗握るような演出を見せてくること
過去、そして今でもスポーツプレイヤーと比べて、フィクションを相手にしていると一段下に見られがちなゲーマーに対して
ゲームをプレイしながら、主人公の周囲にレーシングカーフレームがイメージとして組み立てられていき、ゲームをしているとき彼らは真に車を走らせているのだ
そこは虚構で済ませてはいけない彼らにとってのリアルがあるのだ
という、一種の福音のようなものを感じて涙がにじんてきました。
こんなところにそんな切り口で自分が感動すると思わなかったのでちょっとびっくりです。
そして、実際に実物の車でレースに参戦しだした彼がゾーンに入った時、コースにゲームで表示されるようなガイドラインが浮かび上がってくる。
ゲームの中にリアルがあり
ゲームで得たスキルは確かにリアルで活きていた
インタビューによると、SF映画で知名度を上げたニール監督も日本のSFが勿論好きだし、日本の車が大好きだそうで
特に大好きなGT-Rをいかに格好良く撮るか、そして、いかにフィクションのレースをリアルに、大迫力で魅せるか
祖いう言ったところに対する熱意も画面からビシビシと伝わってきて最高でした!
日本人で、車がちょっとでも好きなら
見るしかないでしょ!