前作がアマゾンプライムで無料配信されていた時に子供に見せたらがっつりはまって
絵本を買ったり、ぬいぐるみを買ったり
いろいろとすみっコぐらしグッズが増えていっているのですが
今年の半ばくらいに新作が公開という情報が出て
今度はお子と一緒に見に行けるなぁと楽しみにしていたんです
それで、11月になりいよいよ公開ということで
お子と一緒に見入ってきました!
今日はお子と映画#映画すみっコぐらし青い月夜のまほうのコ pic.twitter.com/hATCrunIu8
— べる (@bel729) 2021年11月7日
日曜昼というのもあるのか、エターナルズなどの大作を押しのけて一番大きい箱で上映されていてびっくり、実際結構な埋まり具合でした
ストーリー
魔法の国の5人兄弟、”わん”から”ふぁいぶ”は5年に1度の青い大満月の日にだけ使える特別な魔法で
すみっコたちの暮らす街にやってきた
でも、帰るときにふぁいぶとタピオカが間違えられてしまい・・・
大人の鑑賞に堪えうるかというとちょっと微妙
暖かいタッチのすみっコたちのほのぼのストーリー第2弾は、青を基調とした魔法の世界が美しい魔法の物語
なんだけど
いや、ちょっと妹ちゃんのご機嫌が斜めで前日全然寝れなかったというのもあるんだけど
もともと2人のナレーションオンリーで単調な作風ではあるのですがあまりにも単調すぎてうつらうつら
もうちょっと思い切っていろいろ起こしてもよいのでは?
と思ったり
兄弟の中でまだ魔法が苦手な”ふぁいぶ”がすみっコ達と触れ合う中で魔法の勉強への意欲を持ち、最後に魔法でみんなを助ける、とかそういう流れなのかなぁと思っていたんだけど、思った以上に話が進まない。
頭がかくんかくんするていどには話に起伏がなくて何ともかんとも
ネタばれなので白文字で書くけど
結局魔法の世界に戻るのもとかげの願いを叶えるのもお兄ちゃんたちでふぁいぶがなんら役に立っていないのが気になったし
お友達の前で気軽におかあさんと呼べなかったことがとかげの心残りだったという認識でいたので、とかげをすみっしーと合わせるのはいいとして、しろくまたちを一緒に連れてきたのは解釈違いというか、なんかしゃくぜんとしないんですよね
多分前回が奇跡の配合だったんだと思う
夏目友人帳の監督に、ヴァイオレットエヴァーガーデンの脚本をアピールポイントにしているあたり
前作が刺さった私のような大人たちも捕まえようとしている感じはするのだけれども
その割にはやっぱりちょっと脚本が弱い。
それに前作は、もともと大人受けは狙っていなかったと思うんだよね。
映画第1作というのもあり、子供向けとはいえ丁寧なつくりを心掛けられて
何よりも、用意した題材が良かった
絵本の世界に迷い込んだ、という設定で
完成度の高いストーリーを間借りすることができ、また絵本同士をつないでいくことでそこからさらに物語が発展していく
そして、迷子のあひるという映画オリジナルキャラクターがうまく機能して
深みのある感動のラストへつなげていく
シンプルだけれども骨太でそつのない作りだったと思うんですよね
それに対して、やっぱり魔法の国のわんからふぁいぶまでのバックボーンが弱い。
弱いところから組み立てていく上に、ベースとなるストーリーも弱いから物語がふらふらして、1時間で書ききれていない感じが強かったです
最後に
とはいえまぁ本作については完全にNot For Meなわけで
足をプラプラさせて、目をキラキラさせながら食い入るようにきれいな青の世界を堪能していたお子の姿が正解なんですよね。
実際お子も「またみたいなー」とつぶやいていたので
必要以上に起承転結がある必要もなくて、柔らかい空気で絵本の中のキャラクターが実際に動いていることが大事
私ももうちょっとコンディションが良かったら楽しめたかもなぁとも思いますし
また映画をやって、そのころまでお子の興味が続いているようならまた連れて行ってあげたいですね