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映画、漫画、革のブログです

ターゲットが変わってテイストもかなり変わった印象【#水は海に向かって流れる】

地元でロケがあったんですよーという情報をもらって気になっていた映画

水は海に向かって流れる

 

belphegor729.hatenablog.com

 

公開週の土曜日に時間を作って見に行きました!

 

 

楽しみにしている。

とはいったものの、結構漫画がこの人のタッチでしか出せない独特の空気感をまとっていたので、実写でその空気感を再現するのはむつかしいだろうなと思っていたのですが

まぁ、うん。そこの再現はハナからあきらめていそうな感じ。

 

原作では割と感情表現豊かな榊さんが、無表情なクールビューティーに改変され

主人公の直達もあの上方の再現はできず、なぜかマッシュルームヘアーに

 

無精ひげの生えていたニゲミチ先生が、榊さんの彼氏と思われても違和感のないイケメン俳優高良健吾だし

同じストーリーをなぞりつつも、もはや別物と思ってみたほうがいい感じでした。

榊さん原作だとかなり服装に無頓着なんだけど、映画は直達の同級生のかえでちゃんがお古もらいに来るくらいにおしゃれさん

映画自体も正直序盤はキャラが変わっているのにせりふ回しが同じな榊さんがだいぶ上滑りしている感じがあり、またおっさんからお兄さんに変貌したニゲミチ先生の演技がちょっと大げさだったりで、

コミカルな原作とシリアスな実写の間で不協和音が出ていたのですが

榊さんの母に会いに行くに至り、直達がため込んだ感情を爆発させてから物語は加速的に面白くなりましたね。

 

直達は直達で、鈍感、天然というには違和感を感じるような朴訥さだったので

主要キャラの二人がしっかりと感情を出してからのほうがぐっと盛り上がるなと

 

直達→榊さんの感情のラインはもともと原作でもわかりやすかったところではあるんだけど

榊さん→直達の好意も実写になることによって素直に納得できたなと

リアルに存在することによって、感情がずっと身近に感じたキャラという点では

直達の父親もなかなか、

うだつの上がらなそうな風貌で(ドラマの病院のメッカの千葉大)病院で情けない感情を吐露するシーンはあまりにも情けなさ過ぎるし共感する市で私の心にものすごい爪痕を残してきましたよ

 

あとは、悲しいかな、当て馬キャラの泉谷楓ちゃんが超かわいかった

結果原作ではギャグでギリ済ませられた直達の鈍感さが人として信じられないレベルの無神経にクラスチェンジしてしまい、私の中で直達に対するヘイトが中盤まで急上昇でした

 

逆に、実写になって不気味感が増したのが、この話題の中心にいる榊さんの母

漫画だとだいぶ罪悪感に苦しんでいるような表情をしていたんだけど

ドラマのお母さんなんかものすごい他人事な感じで、人間の感情がわからないモンスターなのではないかといっそ恐怖すら感じたよ・・・

 

まぁ漫画でもそこでそのセリフ吐くか?とは思ったけど。ちょっと、ちょっとね

マジこいつ何様なんだろう。

とはすごく思った。

ついでに言うと義娘が二人を追い出すシーンは原作を中途半端に引用していてここもちょっと滑っていたかな。。。

 

と、面白いな、良い映画だったな

と思う反面、原作の要素が上滑りしているな、むしろ中途半端にセリフとか引用しないほうがよかったんじゃないかな?

と思うことも多かった感じ。笑うところなのかな。。。みたいな

 

原作はやっぱりちょいコメディなんですよ。

ハードな人間関係をシュールなコメディタッチでとっつきやすくしている

青年向けの作品なのかなと思うんだけど

広瀬すずと若手注目俳優の大西利空をキャストしたことで映画の想定顧客は女性に代わったんですよね。

軽快な言葉のキャッチボールよりも、キャラクターたちの内面を深く掘り下げそこを軸に物語を組み立てているのかなと思ったので、

振り切っちゃってよかったんじゃないかなぁ

 

さらにもうちょっと映画の不満を言うと、わりかし漫画の展開に忠実だった(その分上滑りしていた)序盤に対して、

オリジナル、というよりはかなりエピソードの取捨選択をした中盤から終盤について、その選択が正直いまいちでした。

うん。いまいちだったよ。

榊母の義娘が二人を追い出すシーンは改変してほしかったし、

その後晩御飯を食べに行ったお店がファミレスからおしゃれなお店に代わったせいで、

残した料理包んでくれるようなお店か。。。?という疑問がわいたり

海でびしょぬれになって服を乾かすついでに宿泊した流れから

終バス無くなって一泊する流れは悪くはないんだけど、衣装にこだわりすぎて、一泊する気なかったのになんで翌日違う服着てるん?とかね

 

個人的に一番不満が大きかったのは、

直達が榊さんにこくったところで終わったせいで

 

個人的に一番カタルシスのあるタイトルの伏線回収のラストがバッサリざっくりおっとされたことかな・・・

 

広瀬すずの榊さんすごい好きになったので、このシーンはまじで再現してほしかったしすずさんの声で「最高の人生にしようぜ」って言ってほしかった。

エンドクレジット後とかないかなとすごい期待したんですけどね

 

ついでに推しキャラの楓ちゃんの出番が中盤からほぼ0になってしまったのも悲しかったかなぁ・・・w

 

とはいえ、中盤から終盤にかけたの盛り上がりはなかなかのもの

良いものを見せてもらいました。

 

 

個人的なお勧めの鑑賞順番は映画→原作ですねぇ。

ゴリゴリのネタバレあり感想書いておいてなんですけどね

 

 

 

 

まさかのオ〇〇〇タに思わずぐっと来てしまった【#岸辺露伴ルーヴルに行く】

シンゴジラを見てから高橋一生さんが気になり始めたのと

とある回が市内でロケがあったらしく

なんとなく見続けている岸辺露伴は動かない

(まぁ残念ながら高橋一生さんは来ていなかったけど)

バディを汲む女性編集者も割と特撮界隈では人気の高い、そしてこちらもしないでロケのあった連続テレビ小説(の中でもとみに評判の悪い)「ちむどんどん」でほぼ唯一株を上げた飯豊まりえさんということで、原作未読ながらなかなか楽しく見させていただいていたのですが

 

今回とうとう原作の1エピソードを映画化ということで、

https://kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp/

なんとか時間を作って見に行きました!

クリード3と悩んだんだけどね!ジョナサンメイジャースが良かった以外は結構賛否両論っぽいのと、ロッキー出てないらしいのと、そもそも俺クリード2見てなかったわ

ってことでこっちにしました。

結論から言うと、見ていないので比較はしないけど、少なくとも選んだことを公開しない良作でした。

正直2択は外し続けていたからね・・・

エブエブとフェイブルマンズとか

 

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シン・仮面ライダーと私の幸せな結婚とか

 

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映画刀剣乱舞と

 

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ダンジョンズ&ドラゴンズとか

 

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前置き長くなっちゃいましたが

取材のために赴いたオークション会場で、強く惹かれる真っ黒な絵を落札した岸辺露伴

露伴先生は絵そのものに惹かれたのではなく、その絵を通して、

17歳のころに出会った謎の女性が言及した

「この世で最も黒い絵」

に思いをはせていた

 

忘れていた記憶が呼び起こされた露伴先生は

「この世で最も黒い絵」

が眠っているフランス・パリのルーヴル美術館に向かうのだった

 

光のすべてを反射する鏡は自身の姿を映す

では

光のすべてを吸い込む最も黒い絵の具で描かれた絵は何を移すのか

謎の女性は何者なのか

岸辺露伴の過去が明らかになる

 

といった感じ。

 

まずはとにかく露伴先生と泉さんという座組がいい

オフビートな岸辺露伴と圧がすごい泉

特に泉さんが原作では1話限りのキャラクターと思えないくらい世界になじんでいて

原作未読税なので、原作では二人の掛け合いがないことに驚きますね。

当然本作でも原作にはいないキャラクターなのに、

それが信じられない。まぁ、いなくても話が回るのかもしれないけれども

彼女がいることで、近寄りがたい岸辺露伴と観客の間を取り持ってくれているような

潤滑油のような役割をしていると思います。

ここら辺は原作物をアニメ化するのに長けた小林靖子さんの脚本の妙でしょうか

 

キーパーソンとなる思い出の女性、奈々瀬を演じられた木村文乃さんの妖艶な感じも非常に良かった。

 

本作、構成として私の大好きなオネショタ物なんですよ。

オネショタというとちょっと俗な感じですけど

 

こう、まだ多感な未成年の時期に

謎多き女性に魅了されてしまい、癖をゆがまされて引きずっているの大好きなんですよね

途中までしか読んでないけど朝子とかすごくそんな感じで好き

 

 

若かりし頃の岸辺露伴と奈々瀬の出会いから別れまでを描いた回想パートはそういうどろどろとした感情、空気感が出ていてよかった。

 

また、本作のヴィラン的ポジションのキャラクターは作中ではそこまで大きな役割を持たされておらず

あくまで、黒い絵という超常の物に翻弄される「弱者」であり

岸辺露伴ですらその「弱者」でしかないという対比表現に用いられるのみではあったものの

作中でヒエラルキーをしっかり提示することで露伴の異常さと、それを上回る「黒い絵」の世の理を超えたものの異常さをうまく出していたなと思いますね

 

悪かったところもなかったわけではなく、ラストの奈々瀬の回想が

ここでも高橋一生さんの怪演が光ってはいたものの、やや冗長だったかなという気がします。必要だったとも思うんですけど、ちょっと浮いていたかなと・・・

まぁでも本当にそんくらい。

ツイッターで感想あさって、盛り上がりに欠けるというコメントも見て確かにそうだったかも?

とも思うものの、「でも岸辺露伴ってそもそもそういう作品なような気もするしなぁ」と思い返したり

 

ガチもんのルーヴルロケも眼福でした

非常に良い作品でした

 

 

 

 

#TOHOシネマズ の #ベイビークラブシアター で娘ちゃんと一緒に映画を見てきたよ

仕事の関係で地元のTOHOシネマズさんとご縁が出来まして

面白い取組をやっているんだけれども周知をする手段が限られているので困っているんですと紹介されたのが

未就学児と一緒に映画を楽しむ「ベイビークラブシアター」というプログラムでした

 

 

入れるのは子連れだけ、照明は暗くしないので暗いのが怖いお子さんでも安心

子供が泣いてもしゃべっても、それはみんな一緒

というお互い様の精神のプログラムだそうです

 

私はまぁ正直長男も小学生になったし、次女も保育園に通わせているので、

私にとって必要なサービスかというとちょっと違うのですが

せっかく紹介されたし、ブログのネタにもなりそうだし、(うちのブログ程度のPVじゃ周知効果なんてたかが知れてますしね・・・)

何よりも、今回対象の映画が「スーパーマリオブラザーズ」

 

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うちの娘ちゃんの映画デビューにちょうど良いと思ったので会社休んで保育園も休ませて見に行ってきました

 

子連れのみ参加OKということで、チケット購入は窓口Only

 

「今回本社も本気みたいでノベルティも用意されているんです」

とのことらしく、入り口でノベルティのルイージの帽子をゲット


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平日昼間でどんなもんかなと思いきや

私以外にも5~6組の家族がおり、思ったよりも人が入っていました

結構頑張ってるのかな

 

映画自体はすでに3回目なのでもうだいぶ内容は頭に入っていましたが

大きな画面で、大きな音で、カラフルな絵が飛び跳ねる

「映画館」

というコンテンツに、2歳の娘ちゃんは大興奮でした

 

わが娘ながら好みが渋くて、

好きな動物はゴリラ、洋楽も割と好きで

ドンキーコングに興味津々

 

DONKEY KONG

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劇中歌の往年のヒットナンバー

ボニータイラーのHolding Out For A Hero

とa-haのtake on me

にノリノリでヘッドバンキングしてましたw

まぁ、集中力が持ったのも1時間弱で、そこからは飛び上がる椅子で遊びつつ、たまに画面見る感じではったんですけどね

 

それでも、映画を楽しむ、という体験を小さいころからさせてあげられたのは非常に良かったなと思いますね

映画館としても、ファンを子供のうちから育てていく、というメリットというか、そういう目的もあるのかもですね

いや、本来は赤ちゃん連れで抱きながら見る想定だからやっぱりターゲット層としては違うか

実際、子供と一緒に楽しむ、というよりは、子供をあやしながら見る

というのがプログラムの目的みたいですし

子供向け映画だったら未就学児が騒いでいても許容される空気はありますからね

すみっコぐらしとか、クレヨンしんちゃんとか

 

実際、次は5月25日に東京MER

 

6月22日にリトルマーメイド

 

という今日MERは完全に大人向けですし、リトルマーメイドも実写だから子供向け化というとちょっと微妙

 

それに、6月は

9日に「水は海に向かって流れる」

 

16日に「Flash」と「スパイダーバース」(え?かぶってるの?法事とぶつかってるしオワタ)

と見たい映画が目白押しで

ほかの映画を見る余裕がないんよね・・・

 

まぁでも子供と一緒に見れそうな映画であれば、積極的に使っていきたいなと思えるくらい良い体験でした

 

地元でロケがあったらしい映画の原作を読んでみた【#水は海に向かって流れる】

地元でロケがあったドラマ、映画はなるべく見ようと思っているんですけど

たまたま見た映画の予告が完全に地元。

もっと言えば実家の最寄り駅

こちらグーグルマップでの小湊鉄道上総牛久駅

そもそもバスが同じ型ですね

 

 

小湊バス

 

知り合いの話だと、この冊子にもロケ地として紹介されているらしい

 

んで、予告の中にもある通り、原作漫画があるらしく

マガポケで序盤読んでみてかなり好みな雰囲気だったので

 

原作買って読んでみました

 

基本となるストーリーは

伯父が暮らすシェアハウスに高校に通学するために引っ越してきた主人公の少年「直達」と

不思議な雰囲気の同居人「榊さん」との人間関係を中心に進んでいく

 

私の大好物な年の差ものの側面もあり

 

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このシェアハウスで暮らす住人一人一人が濃いんだけど

また榊さんの醸し出すけだるげなオーラが非常に良い

こういうおねぇさんがいたらすぐにやられてしまうね

 

空気感としてはコーヒーをしづかにに近いものを感じたり

また、画力はまぁ、うんだけどストーリーと雰囲気で引き付けていくところは

銀河の死なない子供たちへの施川ユウキさんを思い出すかな

 

原作の空気感がすごく良いので、それが実写化してどうなるのか期待半分、不安半分ではあるんだけど

この駅は原作中ではまぁまぁ出ていたのでそれなりにシーンは多いのかしらと期待大

映画は6月9日公開

見に行ったらまた感想書きます

 

 

とりあえず私は負けヒロインが好きらしい・・・

ダイナゼノン未視聴でもギリOK、いいアニメ映画でした【#グリッドマンユニバース】

見に行ったのは一番最初だったのですが、そもそも見に行った時点ですでに旬を過ぎていたのでちょっと感想書くの後回しになってしまいました

 

グリッドマン ユニバース

 

で、なんで旬を過ぎて見に行ったかというと、タイトルにある通り

原作をちゃんと見ていないからなんですよねぇ。。。

 

ダイナゼノン見ていないんですわ・・・

 

 

そも、グリッドマン自体も一応見たけどあまり記憶が残っていない・・・

映画を見るために復讐する時間も全然取れず・・・

 

ただ、ちょうど映画を見る時間がぽかんと空いたので

何見ようかな?って考えたときに

選択肢が「私の幸せな結婚」かこれだったので

まぁうーん。悩んだけどこっちにしました

 

結論としては大満足

同日公開でこっちを落として見に行った「刀剣乱舞」よりは全然良かったです

 

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ストーリーもシンプルなようで一ひねりがあり

すべてのキャラに活躍の場があり

 

まぁ正直ラスボス誰やねん?って感じもなくはないけど

円谷プロダクションが今まで生み出してきたもののアンチテーゼと考えるとまぁそれもありかなと思わんでもない

 

そして、ユニバースと名を打ちつつ2つしか世界出てきてはいないんだけど

その2つの世界の世界のキャラクターたちのコンビネーションが素晴らしい

それにまぁダイナゼノンについては最低限の情報開示はあるので

未視聴でもまぁなんとかなったかな?という感じ

もちろん見ていたほうが楽しめるのは間違いないですが

ということで、お子と一緒にダイナゼノン今一緒に見ています

 

放送当時は時間がなくてスルーしていたんだけど、逆に本作を見たおかげで内容がするする入ってきているのもあるかも

想定外のメリットでした

 

これ見終わったらグリッドマンも見返そうかな・・・

 

 

 

”魅せる”だけ”楽しい”だけの映画も必要だと思うんだ【#スーパーマリオブラザーズ・ムービー】

今週のお題「何して遊ぶ?」

 

GW2日連続で映画を見に行ってきました。

1本目はガーディアンズ

 

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そして、2日目は本作、スーパーマリオブラザーズ

子供と一緒に見てきました

https://twitter.com/bel729/status/1653991542766587906:mebd

言わずと知れた今年の覇権に王手をかけた映画ですね

実際地方の映画館の一番大きい箱で超満員でした

実はスーパーマリオ見に行くの2回目で

今回は地元の映画で吹き替え

前回はTOHOシネマズ日比谷で字幕

こっちも一番大きい箱で超満員

2歳くらいの子ずれの親子もいてかなりの盛況でした

この子が映画館はいったときはちょっとぐずってたけど映画始まってからはずっと真剣に見ててかわいかったんだ

 

そんな本作、ストーリーはいたってシンプルで

アメリカのブルックリンでくすぶっているマリオ兄弟が

とあることから異世界に迷い込み、そこで絶対的悪役のクッパに

ピーチ姫とともに立ち向かう

ピーチ姫は自分の国を守るため

マリオは、迷い込んだ時に離れ離れになり、クッパにとらえられた弟ルイージを助けるため

 

本作はストーリーを楽しむものではなく、世界的なゲームのアイコンである

スーパーマリオブラザーズ

という作品を

大きな劇場の画面で楽しむためのコンテンツ

観客が求めているのはお涙頂戴の重厚なストーリーではなく

ゲームの世界を体感するアドベンチャーだということを

 

3Dスタジオの雄イルミネーションズがしっかりと分かっており

ストーリーは変に味付けをせず

ひたすらゲームの世界を再現することに心力を注いだことがよくわかる

楽しいが一番の作品でした

 

また、本作は、大人だけでなく、子供だけでなく、親子をターゲットにしたんだなということが子供と一緒に見に行ってよくわかって

子供は、(うちの子供はマリオやってない)多分なんとなく面白い

アクションが派手で、画面も奇抜、地面が動いているのが楽しい、カードでアクションするのが楽しい

マリオをやっている子も、それがスマブラであれ、マリカーであれ見たことあるシーンが再現されていて楽しい

個人的にはピーチ城が一番嵌ったマリオ3Dと同じで結構感動したし

ラストクッパを倒す方法がスマブラの投げだったのも面白かった

そして、親に目配せをするオールディーズなナンバー

うちの子は刺さらないどころか気を苦に残してすらいなかった💦

まさにマリオブラザーズ第1作をリアルタイムでやっていた世代にぶっ刺さるヒットナンバーの連続で、そこも非常に良かった

非常に完成度が高く、そしてターゲット層も広いので

そりゃブロックバスターになりうるわな

ストーリーがよいに越したことはないけどさ

こだわりすぎて知っちゃかめっちゃかになっちゃって何が何だかわからない映画も少なくないし、正直説教するために作ったの?って感じの映画も多くて辟易する

 

今作、海外の映画批評サイト、「ロッテントマト」の批評家の評価が低く

逆に一般客の評価が非常に高いことが物議をかもしました

批評家は何を批評しているんだ、節穴か?

観客の評価、興行収入と大きく乖離したひひょかの批評に意味はあるのか

 

正直全く同意で、何について批評しているんだと不愉快すら感じる批評が目につきました

特に不愉快だったのは

キャストの人種に多様性がない

 

うるさいよ

本当に批評家の多様性がなくて辟易する

そういうのにこだわった映画があってもいいだろう

でも、そういうのにこだわらない映画もあることが多様性なはず

ロッテントマトではないけど特に不愉快だったのがこれ

 

 「スーパーマリオがリブートされる! それだけで伝説的だけど、残念ながら全員白人だ。リードでラテン系が1人もいないし、とても“オリジナリティ”のある、カラーブラインドなキャスティングだ」とツイートしたレグイザモ氏。さらに脚本に関しては「この映画を成功させる方法を知っているのは自分しかいない」と付け加えているという。

まずそもそもがリブートではないのでマジで知ったかするなら黙ってろって感じ

何もわかっていないやつに映画を成功させる方法がわかるわけがない

多様性がないと映画が面白くならないなんてことがあるわけがない

声優の人種を見て映画館を見に行く奴なんて純粋に映画を楽しみに来ている奴の考え方ではないよ・・・

ゲーム原作映画でトップクラスの興行収入を得ている現在ぜひ教えてほしいよね

「で?あんたが思うこの映画を成功させる方法って何?」

この程度の売り上げじゃ失敗なんでしょ?

ぜひぜひ

 

そして、マリオを演じるのはラテン系であるべきだ

としか言えない時点で、映画が面白くなることを願っての発言ではなく

政治的主張を訴えるためだけに言っているっことがまるわかり

面白くするための発言であれば、人種ではなく特定の個人の名前が上がるはず

てか、ん?マリオってイタリア人orイタリア系アメリカ人だよね?

で、このジョングレイザモは?プエルトリコの血が入ったアメリカ人

そう、イタリア系ではないね

じゃあルイージの役やっちゃダメじゃん

イタリアもプエルトリコもラテン系?ガバいねその判定

もうだめだこいつ・・・

 

そもそもこの多様性云々、複数の人種がかかわるべきだと主張する人間に限ってブラックパンサーを絶賛するんだよね

 

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あれなんてゴリゴリに単一人種で固めてるじゃん

その論法で行くならワカンダ族に白人いないとだめじゃない?

人種に多様性がないといけないという原理原則で行けばあれは完全アウトでしょ

祖いう言うところがすごくダブスタだと思う

もちろんあれはあれでいいんだよ。俺はいいと思う

民族が民族であるアイデンティティとして、単一の人種であることが必要なんだから

スタッフについても黒人を多く起用したことだって

そのことによる民族的なカラーを十分に出せるという判断でしょ

揃えることによるメリット、意義は必ずある

揃えなくてもいいことだってあるし

私はマリオがクリスプラットなのは適任だと思ったよ

白人がマリオを演じるから失敗するなんてことは絶対にない

ガーディアンズでスターロードを演じる前は小太りで

決して主演を張れるような役者ではなかった彼を知っていれば

キノコ王国に迷い込む前

一発逆転を狙って独立するもくすぶっているマリオに重なるじゃない?

人種ではなく、バックボーンで選ばれたほうが絶対にはまる

そういった意味では、吹き替えの宮野真守はもちろん裏での努力はすごいものがあるんだろうけど比較的キャリアの最初から成功していると思うから、ちょっと違うなぁとは思ったかな

何よりも、イケボすぎる

最近はこういう面白さ以外で批評して評価を下げようとする面々が多いのは本当に業界が間違った方向に進んでいると思う

そういうものに配慮した映画を作り続けて観客にそっぽ向かれて

困るのは映画館だよ

地元の映画館の人と少しかかわりができたんだけど、本当に苦しいと言っていたよ

できる策は全部使って生き残りたいと

だからこそ、こういうスーパーマリオみたいな、煩わしいもの全部取っ払ってただただ楽しい映画だって、あっていいし

そういう映画は、政治的主義主張から離れて評価をされてほしいと強く思う

 

 

古き良きファンタジーに飢えていたんだなということを痛感【#ダンジョンズ&ドラゴンズ】

テーブルトークRPGって、やったことはないんだけど憧れみたいなものはあって

まぁゲームそのものよりもそういったものを一緒にする人間関係にあこがれていたっていうのもあるかもだけど

いわゆるTPRGリプレイと呼ばれる、てーぶるとーくPRGのプレイ結果を実際に書籍としたものをちょこちょこ読んでいたりしたんです

 

タイトルからして本作「ダンジョンズ&ドラゴンズ(以下D&D)」リスペクトですね

佐々木亮さん好きな漫画家だったんですが、最近ご活躍を見ないなぁ・・・

 

 

それはさておき、そんなファンタジー黎明期の名作コンテンツが令和になって映画化するということで凄く気になっていたんですよね

実際には平静にも映画化していたみたいだけど、あんまり話題にはならなかったようで

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ただね、劇場で公開された予告がなんかいまいちで、こういうノリだったら見なくていいかなぁ・・・とスルーしてシン仮面ライダー見に行ったんです

脳みそ君のくだりが正直さむいなって

 

ところが公開後の評判が結構よかったので、ちょうどうまいこと時間も作れたので

せっかくなので見に行きました

 

結論から言うと非常に良かった。

予告のチャラいノリは誰向けだったんだろうか

古参ファンからそっぽ向かれそうなノリは映画本編ではなく

予告に脳みそ君のシーンはあったけど脳みそ君とは呼ばれていないし、ジョークももっとウィットに富んでいて好感

 

ストーリーは

ちょっとひねりを入れた復讐もので

 

過去に妻を失い集落を離れ男手一人で娘を育てているうち、同じく家族を失った女戦士と一緒に暮らすようになり、仲間が増えていく

あるとき、死者をよみがえらせられるアイテムの存在を知る

一か八か、それを盗みに行った主人公は、トラップにかかってしまい捕まってしまう

トラップから逃げられた仲間に娘を託したはずが

牢獄から脱走し帰ったが、娘を託したはずのもと仲間に裏切られ、また捕まってしまう

 

もと仲間に復讐するため、また、彼にうその情報を吹き込まれ、離れていった娘を取り戻すために再度仲間を集めることを決意する主人公

しかし、もと仲間のそばには、黄泉がえりのアイテムの情報を提供してきた怪しい術者の姿があった

 

という感じ。

 

娘を助けることが、世界の平和を守ることにもつながる割かしわかりやすい英雄譚で

集まる仲間も一癖も二癖もあるやつらばかり

 

奥さんを失い属していた組織に失望し、後ろ盾を失いながらギリギリで生きていく主人公だったり

部族の掟を破り部外者と恋に落ちて駆け落ちしたのに捨てられた女戦士だったり

伝説の魔法使いの子孫なのにぱっとしない、子供だましの技で日銭を稼ぐ魔法使いだったり

人間に保護され、育ててもらった集落のために守護者となるも、なすすべもなく住処を追われたドルイドの少女だったり

 

そういった負け組が一念発起して大きなことをなす、というプロットは

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに通じるものがあったり

 

 

主演もクリスプラットとクリスパインだしね

 

主演のクリスパインが格好いのはもちろん

それを横で支える女戦士が吹き替えCVが甲斐田裕子さんでイメージばっちりだし

 

敵役のもと仲間もこういう胡散臭い演技させたらぴか一のヒューグラントだしね

実に最高でした

 

こう小難しいことなしに、わかりやすい王道をしっかりとしたファンタジー世界にのっけてやってくれたので非常に好印象

この世界をもっと見てみたいなと思わせる良作でした

 

 

 

 

 

しゃべりすぎる割に伝わってこないのがもどかしい【#映画刀剣乱舞】

どうも、奥さんが刀剣乱舞ガチ勢で鈴木拡樹さんガチ勢のべるです

 

私も仮面ライダーディケイドからの戦国鍋TVの流れで鈴木裕樹さんを好きになり

(というか紹介したの私なんですけどね)

前作の映画刀剣乱舞-継承-も普通に大好きな映画なのです

 

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んでんで、

続編の話が出てきて奥さんと一緒に興奮したわけですよ

また鈴木裕樹さんを銀幕で見れると

 

ただ、脚本が前作成功の立役者小林靖子さんじゃないといわれ、うーん、、、と不安になり

舞台は現代といわれ更に不安が増す

 

ただまぁせっかくの映画だから、前回とは方向性を変えたい

という心意気を強く感じもしたので、

公開翌日に見に行ってきました!

(奥さんは後悔当日に舞台挨拶中継回を見に行っていました)

 

 

結論から言うと、場面場面では非常に良いのだけど

致命的な欠点がいくつかあり、手放しでほめられない

という微妙な感じでした

 

 

 

あらすじ

時は平安

朝廷は京を脅かす鬼、「酒呑童子」討伐を決定した

大江の山の鬼退治に介入する歴史改変主義者「時間遡行軍」

それを防ぎに来た、三日月宗近率いる刀剣男子たち

その一人、山姥切国広は、逃げた時間遡行軍を追いかけた先で

鬼退治の真相を目にする

棄民たちを適当な理由で虐殺する朝廷軍

「何もしていないのに、ただ生きていただけなのに、なぜこのような目に」

朝廷が用いた毒により今死に絶えようとする酒呑童子

そこに介入する時間遡行軍により

酒呑童子は本当の鬼に変化する

そしてその血に侵された山姥切国広は消失してしまう

その直後に背後から源頼光に襲撃され命耐える酒呑童子はしかし

明日の明日その先まで呪いあれと呪詛を残す

そして1000年後・・・そしてその先の2012年

山姥切国広を探し現代に迷い込んだ三日月宗近が見たのは

酒呑童子に瓜二つの少年「いぶき」と、彼を主と呼び付き従う記憶を失った山姥切国広だった

そこには、現代を舞台にした時間遡行軍の壮大な策略があった

 

と、言った感じ

 

良かったところ

良かったところ多いんです。すごく多い

まず、前提として刀剣男子たちが非常に良い

主演の三日月宗近は言うまでもなく

今回初参戦の

山姥切長義(ちょうぎ)

奥さんの推しの刀剣男子なんだけど

無茶苦茶格好良かった

山姥切長義は、時の政府の要請によって内閣官房の役人を仮の主として顕現するのだけど、そういった経緯から現代に顕現した刀剣男子たちのリーダー的なポジションで立ち回るのですよ

奥さんうれしかったろうなぁという思いと、これは確かにいいキャラしとる。奥さんが推すのもわかる

 

実は敵に回った山姥切国広とは複雑な感情があるのだけど

前作で織田信長に複雑な感情を持っているはずの不動行光の扱いが案外あっさりしていたのと同様に

そこを深堀しない。必要ないから

さらっと流す

結果責任感が強く、使命に忠実な冷静に熱いキャラとして仕上がっていて非常に良かった

 

仮の主の中ではへし切長谷部のバディのギャルがとてもよかった

キャラ紹介ページのポージングがやばいけどすごく真っ当な子で

面倒見のいい姉御肌で素直でいい子だった

バディを組むへし切長谷部との凸凹コンビ感も見ごたえがあって

つんつんする長谷部とうまく会話している感じが、オタクにやさしいギャル感があってよいでしたよ

この人ジュウオウジャーでブルーやってたんですってね

 

 

そっちでは真面目なお姉さんタイプだったと記憶しているので、結構演技の幅が広い

 

良いところ、良いキャラはほかにもあるのだけど長くなりすぎるので割愛

ストーリーというか、設定も要所要所で刺さるところが多く

時間遡行軍と酒呑童子の関係、ギャルと長谷部のラストのくだり

長義と役人の関係性、記憶を失った国広の行動理念など

上手く寝られているなぁと感心します

そのほか殺陣は全般的に良く、特にラストバトルは非常に圧巻で

奥さんは「仮面ライダーでありそうなシーンだった」といっていてなるほどと思いましたね

なんでこの人俺よりも仮面ライダーの解像度が高いんだろう・・・

 

悪かったところ

脇を固めるキャラクターたちとそのストーリーは非常に良かったのですが

その反面

メインとなるストーリーラインがなんか乗らない

なんだろう、こう、そうなるに至った理由などを推し量ることはできるのだけれども

そこが面白さにつながっていない

奥さんがいいことを言っていて、

「そういうことなんだろうと、制作の意図を汲むことはできるんだけど、汲まないといけない時点で刺さっていない」

たとえば、主人公ことねはいぶきに友人を植物人間状態にさせられているのに

彼に敵対することにすごい拒否感を示すんですね

それについて、「平和な現代で、まだ未成年の女の子が人を殺す殺さないなんて話に気持ちが追い付かなくて拒否している、ということなんだろう」

と理解することはできるんだけど、

そういう変なリアル面白いか?って思っちゃうんですよね。

面白くなることもあるよ?でも面白くできてないよ

物語にブレーキをかけているだけだよ?

 

で、なんというか、これ小林靖子さんが脚本を手掛けていたら絶対しなかっただろうなぁというのが無駄にセリフで説明させること

そのせいで凄くテンポが悪くなっているところが多々あるんですよね

特に、ラストの現代に復活した酒呑童子とのラストバトル

シン・仮面ライダーのラストバトルとは違った意味で凡戦で

もっとちゃんと戦ってくれぇ・・・とイライラが半端なく

結局精神世界での対話で片が付く上にそこでの会話が上っ面な感じでもう、もう、もう・・・

そこについてもちゃんと考察があるみたいなんだけど

伝わってこないし、そこまで介助してもらわないと駄目なのは脚本の失敗だと思いますよ

 

セリフが多いのに、大事なことが語られていない感がすごく

そのとばっちりを受けているメインどころであるところの三日月宗近の仮の主ことねと

酒呑童子と縁のある男いぶき

見終わって奥さんに指摘されるまで全く気付かなかったんだけど

酒呑童子の中の人、仮面ライダーゼロワンの亡なんですね

 

 

いろいろあって声も変わっていたので全く気が付きませんでした

 

正直いぶきは演技もきつかった

いろいろ周辺の情報かき集めた感じこれは監督の演技プランも悪いんだけど

基本的に演技が一本調子で感情の起伏がうまく出せていない

感情が薄い亡はそれがよかったんだけど

百戦錬磨の怪演を見せる三日月宗近と同じ画面にいることの多いいぶきは特に比較されやすくてきついですね

役に追いついていない

 

でねーここでも前作に合って今作にないものの重要さを感じたところなんだけど

前作で刀剣男子たちと相対した敵役が、ベテラン俳優の

山本耕史と八嶋さんなんだよね

二人の安定感のある演技が柱となって支えてくれていたので

刀剣男子という奇抜な設定を全力でぶつけることができたんだけど

 

今回は若手俳優二人と、ベテラン舞台俳優たちのぶつかり合いだったので

ちぐはぐしているというか、うまくかみ合っていない

トータルとして絵が弱くなってしまっているなぁ

 

なんでベテラン俳優の榎本明を序盤で使いつぶしたんですかね

 

 

まとめ

 

なんかそんな感じ

もったいないなぁ

いいところもたくさんあっただけに

うまく生かし切れていない感じが強かった

とはいえ、殺陣は純粋に素晴らしい

色とりどりの刀剣男子がより取り見取りな演武を繰り広げるので

それだけでもととった感は十分にありました

 

 

ごちゃごちゃしていて物語の波に乗れなかった【#エブリシング・エブリウェア・オールアットワンス】

嵌った人には大波だったんだろうけど、私にとっては濁流で、ただただ暴流に流されるだけの2時間でした


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もともと別のことに使おうと思っていた時間を映画を見ることに決めて

ちょうど同じような時間帯にこのエブリシング・エブリウェア・オールアットワンス(以下EEAAO)とフェイブルマンズどちらにするか悩んで

フェイブルマンズのほうが上映時間が長く、上映開始時間が遅かったのと、「字幕が戸田奈津子」という絶望的なワードというマイナスポイントに及び腰になってしまい

EEAAOにしたのですが・・・

申し訳ないがきつかった。

マルチバースを題材にした映画だったけど、フェイブルマンズを見に行ったバースにアクセスしたい

 

もともとハチャメチャな映画なのは想定していたし、

監督の前作がスイスアーミーマンと直前に聞いていたので、その覚悟もしていたつもりだったんだけど

 

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いうてアカデミー賞受賞で話題の作品だし、下品さはまぁもうちょっと抑えているだろう

と思っていたら、ちょっとえぐいくらいお下品だった

ぶっちゃけ18禁だった。

 

とりあえず、前半で、「うーん、このトロフィー違う何かに見えるけど、俺の心が汚れているからかな?」

と思ったら、その違う何かの通りの使われ方をしたり

敵が子供が見てはいけない18禁アイテムを振り回して男を撲殺したり

 

多分これに大いに引いてしまったのがあかんかった。

そして、スイスアーミーマンはきっと私に刺さらないとも思った

俺こういう映画嫌いなんだな・・・ということに気づけたのはひとつの成果だったけど

引いてしまったので、そのまま乗れず、ずるずると最後まで来てしまった感じ

 

正直銀魂みたいなのを想像していたんだがなぁ

もしくはクレしん(設定だけ見たら結構クレしんだな・・・)

なんだけど、思った以上に下品を真面目にやる感じ

変なことを「面白いことしているんです!」ってやるんじゃなくて

「いや、めちゃめちゃ真面目に戦ってますが」って言いながらお下劣なことをしている感じ

そこのギャップに脳みそ破壊されてなんかダメだった

 

物語は、マルチバースとか、いろんな世界の私とか、指がソーセージとか、マルチバースへのアクセス方法が「変なことをする」など

そういう情報がノイズになっているだけで

思い返して整理してみたら案外シンプルで

 

とあるバース(通称アルファバース)でほかのバースにアクセスする技術が発見される

その技術は、他のバースにいる自分に知識、情報をインストールすることができる。

しかし、実験の途中で、被験者の一人が変貌し、危険な存在「ジョブ・トゥパキ」となってしまった

ジョブ・トゥパキを止めるために主人公のいる世界にアクセスするアルファバースの科学者ウェイモンド

ウェイモンドは、自分の妻で、アルファバースでマルチバースを発見した科学者でもあるエブリンをその世界で見つけ、世界が危機であること、世界の危機を救うためにマルチバースの自分をインストール方法を伝え、ミッションを託すのだった

という感じ

 

そもそもジョブ・トゥパキの目的がよくわかっていないのでそこに振り回されている感もあり、

ちゃんと波に乗れていると、そこがだんだんと明かされていることにカタルシスを感じていくんだと思うんだけど

濁流だと感じてしまうと、うーん、案外無難なところに着地するんだなぁと思ってしまったり。

伏線とかいろいろはっているのはわかるんだけどね、黒い張型のようなトロフィーとかげふんげふん

 

最終的にはいわゆる家族の確執と理解の話に落ち着くんだけど

おおう、この最後にすごくこじんまりになる感じすごくセカイケイ

という感想しか出てこなかった

 

ちょっとここからネタバレしていくけど

全体的に説明不足を感じていて

 

ラストの後普通に世界は始まるけど、普通に始まっていいん?というのがすごく疑問でね

「いや、あんた死んだやん」というのがラストバトルで普通に出てきたり

そして張型をケツに突っ込んでアナザーな自分をインストールして襲いかかったり

 

何が夢で何が現なのかわからなくなるんだけど

 

ただ少なくとも、メインのバースで起きたことはあくまでその世界で生きている人たちで、インストールはされていても異世界人は一人もいないので

あれだけ最後に派手にかき回して、概念的解決を迎えたらすべて元通りっていうのはなんというか、意味が分からん

どうして元通りになったのか、マルチバースは概念だから、すべてが片付くとなかったことになるのか

そこら辺のロジックがあいまいなのが、正直悪いセカイケイっぽい感じがしてうまく丸め込まれているような違和感だったんですよねぇ・・・

 

さらに言うと、おそらくオスカーを席巻した理由は、LGBTを取り扱ったりアメリカの移民問題を扱っていたり、メインキャストがアジア系だったりというところがあるんだろうなと思わずにはいられないんだけど

アジア系はまぁいいとして、LGBTに関してはあくまでとっかかりでしかないというか

娘のジョイがジョブ・トゥパキになるに至った生き苦しさの一つでしかない感じ

だからガールフレンドのベッキーの扱いはめちゃめちゃ軽い

公式ウェブサイトのメインキャストとして紹介されないくらい扱いが軽い

それでいいのか?という疑問が非常に大きく

LGBTの扱いが雑なのはラストのゴンゴンとの和解もそう

ゴンゴンが娘のガールフレンドに理解を示す伏線が正直感じられないんだよね

あのバースは私の認識ではメインのバースに限りなく誓うけど”別の”バースだからメインバースでの出来事は何も関係しないはずだし

そこら辺の整理がどうもついていないように見えて

 

嵌れなかった結果、いろんなことがあらに見えてしまって楽しめませんでした・・・

嵌っていなくても気づく伏線や暗喩は確かにいろいろあったんですけどね

嵌っていないから素直にぐっと来なかった

 

そもそも「ジョブ・トゥパキ」って何なんですか・・・

説明を、だれか説明を・・・

 

 

 

 

 

 

#金の国水の国 は思った以上にスキのない良作でした。良き良き

正直2月17日にはアントマンも公開されるし、スラムダンクも面白かったし

あえて見る必要もないかなーとスルーしていたんですが

よく見ているYouTuberが、予告が残念だけど面白いよ

とお勧めしていたので、ちょうど時間もあったので見てきたのですが

確かにこれは掘り出し物でした

 

 

物語のあらすじとしては、

隣接する2つの国

一つは、商業が発達し、大きく栄えるも水資源に乏しい金の国

もう一つは、金の国が喉から手が出るほど欲しい水が豊富であるものの、それ以外はさっぱりで貧しい水の国

2つの国は仲が悪く、仲が悪いがゆえにお互いがお互いの国に貢物をすることで、そのギリギリの隣国関係を保っていた

その貢物とは金の国は美女を、水の国は知恵者をそれぞれの国に送り、結婚させるというもの

 

しかし時は流れ、その取り決めも形骸化し

金の国の花嫁に送られた知恵者は犬で

水の国の花婿に送られた美女は猫だった

それぞれの相手として国で待っていた

金の国の花嫁と水の国の花婿は、これがばれることで国同士の争いになることを案じ

また、多くの偶然が重なり出会うことで、それぞれがそれぞれの婚約者であると偽りながらことが過ぎ去るのを待つのだった

しかし、この事実を2つの国の関係に変化を望むものによって利用されそうになり・・・

この小さな火種をきっかけとして、国の在り方を揺るがす騒動に発展する

 

といった感じ

ぶっちゃけ舞台はほぼほぼ金の国で、国を揺るがす騒動も金の国の中で起きます

国力としては金の国のほうが圧倒的にうえで、水が枯渇し、国力が低下する前に水の国の資源が欲しいわけですね。

その戦争のアリバイに使われることを恐れた二人が、手を取り合って事態打開に動いていくうちに、二人の関係性が変わっていき、

また、特に水の国の花婿で知恵者の「ナランバヤル」の積極的な行動により、停滞していた金の国の政治も動き出す。

この物語の流れのテンポが非常によく

とにかく飽きさせない場面展開が非常に好印象でした。

では金の国の花嫁「サーラ」は影が薄いのかというとそうではなく、美人ではないものの心優しく物語の良心として機能しており、そしてそんなサーラにナランバヤルが心底惚れた(外見にも惚れる仕掛けもしっかり入れているのが心憎いのだけれど)ことが、彼の原動力としてうまく機能していく

 

本作の良いところは、無駄な人員がいないんですよね。

足を引っ張るだけの無能が一人もおらず、一見無能そうに見えるキャラも

その自分の立ち位置をしっかり理解したうえで行動しており

できる範囲で最高のパフォーマンスを発揮させている。

というか無能ムーブかますふりして有能すぎんよ某氏

 

しいて言うならサーラが冷遇されている理由がほとんど描かれておらず、他の姉妹との関係が悪そうなのが物語に全く影響を及ぼしていないのが気になるところではあるのだけれど

 

まぁそれも些事として無視できるレベル。

ついでに言うと水の国が影が薄すぎるのも、まぁそこまで手を広げたら2時間じゃ収まらないよね

 

という感じで、最終的にはたまにはこういうのもいいよね、という感じの瑕疵のないレベルでのまごうことなき大団円

 

メンタル弱っているのでしんどいもん見たくないな、

という人にもろ手を挙げてお勧めできる癒しの一作でしたw

 

ほんと、今後メンタルが弱った時に見て癒されたい

 

またエンディングの後日談がいいんだ。

後日談ラバー大満足の幸せな2人のその先を見せてもらえて本当に満足

 

いい作品でした

THE FIRST SLAM DUNK 漫画未読でも全然面白かったです

お正月急に時間が出来たので

なんか映画を見たいなと思ったんですが、

思ったほど見たい映画が思い浮かばない

ラーゲリは見たし、すずめの戸締り2回目もなくはないけどせっかくだからブログのネタにできる未見がいい

ただアバターは監督のMCUディスり発言にリスペクトを感じずいまいち手が伸びず

毎年見ていた仮面ライダー映画には毎年裏切られていたのでちょっともう食指が動かない

 

あとは小学生時代にちょこっとアニメを見ていたかなーくらいの知識量で見ていいのか不安なスラムダンクくらいだけど

この中だったらまぁそれかなぁと思い

 

2023年最初の映画はスラムダンクに決定!

 

 

正直開始10分くらいは沖縄が舞台で

「湘北って神奈川だよね?なぜに沖縄?」

とあまりの理解できなさに選んだことを後悔してたのだけど

 

過去話はあまり引っ張らずにサクサクと本題の試合に移っていったので

そこからは原作未読であることも全然気にならずに純粋に試合を楽しむことができました

 

本当に、主役は桜木花道で、流川がいて3年のキャプテンはゴリで、安西先生が監督

くらいしか覚えていなかったので

本作で主役の扱いを受けている宮城リョータとか全く覚えてなかったのよね

 

それでも楽しめたのは、原作が持っている純粋な試合の楽しさと

まぁ原作自体私が小学生ということは20年以上前のもので

今の若い世代は全く知らないわけだから

そういった人をターゲットにしたストーリー構成にあると思うのよね

 

本作は原作のクライマックスにあたるインターハイ「山王工業高校戦」を基本に

それまでのストーリーを回想という形で挿入することで

スラムダンク所見の若者たち

昔見てたけどあんまり覚えていないおっさんたち

そんなふわっとした知識で見に来た観客たちを導くような形で情報供給をしていって

試合に没入させる手法を取っている。

 

長い原作をまとめる手法としては革新的ですね。

必要な情報はある程度供給されるので

初見組のほうが楽しめたんじゃないかと思うくらい

ハラハラの試合展開に惹き込まれていきました

 

いや、ラストの目まぐるしい展開やばすぎでしょ

「確か湘北がかつんよなー勝つでいいんよなー」

レベルで見に行ったので、

「あれ?湘北負ける可能性もなくはない?」

くらいに終盤ハラハラしてましたw

 

知り合いなんかは声優が変わったことに拒否感があって見れていない人もいたりするんだけど

原作に思い入れがないのでそこら辺の引っかかりもなく

しいて言うなら桜木花道CV木村昴はなんか思ったんと違うなー

くらいでほかは全然気にならなかったかな

 

後日談的なラストも含めてよくできていて

特に、あえて桜木花道ではなく宮城リョータという原作ではわき役だったキャラを主役に話を持って行ったのは

努力だけではいかんともしがたい、他のメンバーと比べると凡人の彼を

重たい過去を未来に絡めていくストーリーテリングに脱帽でした

 

が、

がが

なんか試合中に差し込まれる過去話ほとんど新規なんですってね💦

 

特に、エピローグは新規だろうなぁとは思っていたけど

まさか宮城リョータのバックグラウンドがすべて新規だったとは・・・

そうなると既読組も実質新規だったんだね

なんで沖縄から始まるのか既読組もわからんかったのだろうか、となんか変な感じ

 

それが許されるのも

脚本監督まで原作者が務めたからなんだろうか

 

原作者がこういうエピソードあります!っていったらファンとしてはもう

はい!わかりました!

としか言えんよねw

 

しかもそれでしっかりと面白くなっているんだから

文句のつけようがない

沖縄の洞窟に合った雑誌のくだりとか、あれ原作にないんかい・・・

号泣したぞ俺・・・

 

見る前に、Youtubeかネット記事かで「1度しかできない飛び道具的な映画」

と言われていたのも納得

ただ、まぁいまスラムダンクをよみがえらせるのであれば、

だらだら3部作!とか、テレビシリーズ!

とかやるよりは

1球入魂

一つの作品でファンの心を仕留めるくらいの意気込みで作るほうが良いのかもですね

実際すずめ、アバターを抑えてのヒット

素晴らしいです

 

年始1発目良い映画を見させていただきました

 

 

 

祖父のいた戦場、祖父のいたラーゲリ【#ラーゲリより愛を込めて】

あけましておめでとうございます。

今年こそ良い年を迎えたいところ

 

で、年始1発目の記事は去年最後に見た映画の感想デス

 

それは

ラーゲリより愛を込めて

 

正直普段の私なら見ない映画ですね

見ない映画なのですが、見に行った理由は2つ

一つは市内でロケがあったらしいこと

 

そして、もう一つの理由が、他界した祖父も、この理不尽なシベリア抑留の経験者だったからでした

 

belphegor729.hatenablog.com

 

ロケ場所は市内を走る私鉄、小湊鉄道 里見駅周辺だとのことで

多分シベリア鉄道で一度目のダモイの途中で降ろされたところじゃないかなぁ

※違いました。鉄道のなかそのものが駅構内にある木造貨車を使ってるみたいです。

 

 

祖父が亡くなったのももうそろそろ5年前で

だんだん思い出すことも少なくなってきた中、

改めて祖父のことを思い出させてもらえる機会を与えてもらったような気がして

見に行くことにしました。

 

実際、見に行ってよかったと思う

正直こんなにしんどい映画を見たのは久しぶりというか、基本的にはつらい一辺倒の映画は避けてきましたので

最初から最後まで重くつらい空気の中で息もできないような映画は自宅でサブスクで見ることはできなかったと思う。

 

ストーリーは、日ソ不可侵条約を一方的に破棄し満州に侵攻したソ連によって拿捕された、満州鉄道職員の山本幡男が

日本で再び会うことを約束した家族と再会するため、幾多の苦難の中希望を捨てず、やがて「ラーゲリ(収容所)」の中で中心的な人物になっていく

という感じ

 

その中で、いわゆる赤化の恐ろしさ

今の、まさに今ウクライナで起きているロシアの理不尽な自己を正当化するロジックの薄汚さ

70年たっても、ソ連からロシアに代わっても変わらぬロシアという国のメンタリティ

を感じさせつつ

 

これが本当に実話なのかと驚きを隠せない、もちろんフィクションな部分も多々あるでしょうけれども、それでも絶望の中で希望を捨てず、ほかの抑留者にも希望を持ち続けることの大切さを説き続けてきた人がいたことは間違いなく

感嘆するほかありませんでした。

 

んで、ぶっちゃけ原作タイトルが大きなネタバレになっているので

 

この多くの収容所の虜囚から慕われた山本という男の最後は推測ができてしまうわけなんだけれども

ある意味そこはテーマではないんだよね

予告ですでに山本が生死の境をさまようことはわかっていますし

絶望が待っている中、どう彼は生きたのか、どう影響を与えていったのか、というのがこの映画の伝えたいことなんだと思う

個人的にもむしろこの予告の作り方は良いなと思っていて

この、生死のはざまをさまよう山本のために奔走する彼らが最初から山本と仲が良かったわけではなくて

そんな彼らがどうしてCMのシーンのように彼のために動くのか

という過程を楽しむことができました

 

今回本当に俳優がよかった

主演の二宮さんも祖父がシベリア抑留経験者だったそうですね

https://news.yahoo.co.jp/articles/58c6b722e1c34f8b843d07dcc4d754c238cfb837

二宮さんの演技ももちろん素晴らしかったのですが

わきを固める俳優たちもガチで固めてきて

私の大好きな松坂桃李君は本当に良い

ヤスケンさんもさすがの貫禄でしたし

桐谷さんも吠える演技が素晴らしい

が、そのなかでも特に足の不自由な青年を演じたSexyZoneの中島さんが素晴らしかった

正直ジャニーズ全然わからんので、ジャニーズだったということをエンドロールで知ったレベルなのですが

宣材写真チョーイケメンなのに

劇中の彼は本当に朴訥な若者って感じで、若者らしいみずみずしさはあるんだけど

いい意味でジャニーズっぽいオーラが皆無

ここまで変身できるのかと驚きました。

今年はジャニーズの若手にいい意味で裏切られているなぁ

オールドルーキーの田中樹さんとか

belphegor729.hatenablog.com

すずめの戸締りの松村さんとか

 

belphegor729.hatenablog.com

 

劇場でしか見れない映画というとアバターもそうみたいですが

この映画も劇場という閉鎖空間に閉じ込められないと見れなかったであろう映画だったので、本当はもっと早く見る予定がコロナでリスケしたので

なんとか時間が作れてよかった

本当にいい映画でした

年末にBest5上げたけど

4位入れ替えは確実かな

 

belphegor729.hatenablog.com

 

正直なところ、内容的には祖父を思い出しながら見ていたのは前半まででしたね

学徒動員でしたので、後半に山本たちが収容されたラーゲリにはいっていなかったと思う

1年半で帰ってきましたし。一度目のダモイが2年後でしたよね。祖父は体調を崩した結果早まったと聞いているので

それでも長いですけどね・・・

ただ、桐谷健太さん演じる相沢が捕虜を銃殺したエピソードを祖父からも聞きましたし

松坂桃李さんが演じる松田が逃げた戦場で祖父も同じく終戦を迎えました

ラーゲリについては多くを語ることはありませんでしたが

それでも、祖父の語った体験に絵がついたような気がして

そういった意味でも感動しました

ひとつ言うと、相沢が捕虜を殺した下りについては

祖父は、見逃した村民が一般人に偽装した中国軍兵士で

同僚が背後から撃たれたというような話も聞いていたので

捕虜も一般人も信じられない極限状態であったと

ただただ、悪逆非道な行いだったわけではないのかなとも思います。

 

 

最後に、映画を通して重要なアイテムとしてうたわれている

 

いとしのクレメンタインという曲

 

多分私と同じ40台前後の福岡県民はこのCMが頭にこびりついていて

雑念が混じっていたのではなかろうか

CMに罪はないんだが、正直集中できんかったorz

 

 

 

 

 

今年見た映画Worst5

年の瀬企画ということで今年を振り返る記事をぽつぽつ書いていますが

映画ベスト5を前回投稿したので、今回はWorst5

 

ベストは毎年上げていた記憶だけど

今年は何というか、世間と逆張りな感想の映画が多くて

また逆に、地雷映画を引いてしまったというよりも

今までならストライクゾーンだった映画が外れてきた

という実感があったりして

ちょっとそこら辺の備忘録的にもWorst5を残してみようと思います

 

 

 

5位 モービウス

belphegor729.hatenablog.com

悪くはないけど、いろいろ物足りない感じだったのがモービウス

正直マイティ・ソーラブ&サンダーと僅差だったけど

差は推しの俳優が何人出てたかくらいでストーリーはどっこいな気がする

すまぬ、クリスチャンベイル大ファンやねん・・・

 

 

4位 ブラックパンサー・ワカンダフォーエバー

 

belphegor729.hatenablog.com

 

ポリコレ云々以前にキャラのだれにも感情移入できなかったのがつらい

ただ、なんだろうなぁ、タイトルの通り誰もかれも自分勝手で

たぶん「それが人間」というのもテーマだったんだろうなと思うし、そこは何となく理解したんだけど

理解と共感は違うな、と正直思ったり

 

3位 ザ・バットマン

 

belphegor729.hatenablog.com

正直全然面白くなかった

ブラパンとこれは逆に最高だった、という意見も多く見かけるんだけど

belphegor729.hatenablog.com

実はブラパンよりもよっぽどポリコレに汚染されているのも楽しめなかった原因の一つ

ブラパンはまだ黒人社会をそのまま描いているのに対して

ゆるぎない善としての黒人女性市長候補(対立候補だったはずの故前市長の奥さんがこっち陣営にいるのは本当にやりすぎだと思う・・・)

ブラックウォッシュされたゴードン警部

ヴィランは全員白人

正直昨今のDCの迷走をここからも感じたかなぁ・・・

 

 

 

2位 仮面ライダーOOO 10th復活のコアメダル

 

belphegor729.hatenablog.com

過去1番好きな仮面ライダーだったからこそ、安易に好きと言えなかった

いつも通りの脚本の雑さで思い出を全部台無しにされた気分

アイデアは良かったのになぁ・・・

 

 

 

 

1位 ファンタスティックビースト ダンブルドアの秘密

 

belphegor729.hatenablog.com

 

大作とは思えない酷さだった

結論ありきで途中を組み立てるからストーリーがぐずぐずになるいい見本だったと思う

1から2→3とどんどんストーリーが酷くなっていったので、まぁ

シリーズの消滅もやむ無しではなかろうか

DCユニバースの再編を粛々と進めているワーナーらしいシビアな判断だとも思うけどね

思うけど、ハリポタは原作が評価されて映画化したのに対して

ファンタビはハリポタの高評価を当てにして作られているという点で

悪名高いSWシークエルと同じポジションで

 

belphegor729.hatenablog.com

 

そして同じように原作の評価をすり減らしていった

残当なんじゃないですかね

 

まとめ

MCUと特撮に失望した1年だったなぁという印象

ニチアサはもう卒業かな・・・

MCUもブラパンが刺さらず、他もそこまでぐっと来ていないのでちょっと関心が離れていっているのかな・・・

 

今年見た映画Best5

今年は前年に続き全然映画が見れなかった

コロナもそうだけど、子供が2人になると本当に自分の時間が取れない

 

とりあえず今年見た映画は

1月

スパイダーマンNWH・仮面ライダービヨンドジェネレーションズ

3月

仮面ライダーOOO・ザ・バットマン

4月

ファンタスティックビースト3・モービウス

5月

ドクターストレンジ2・シン・ウルトラマン・ハケンアニメ

6月

トップガンマーヴェリック

7月

マイティ・ソー3

8月

ソニックザムービー

11月

すずめの戸締り・ブラックパンサー2

12月

ブラックアダム

 

15本かぁ

一応この後ラーゲリを見て、時間があればスラムダンクも見たいなぁとは思っているのだけれども

とりあえずはこの中から今年のベスト5ランク付けしていこうかと思います

 

 

 

5位 ソニック・ ザ・ムービー2

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面白かったんだけどなぁ・・・

日本では全然話題にならなかった不遇の名作

海外ではちゃんと売れたようでよかった。

ここすらこけたブラックアダムが本当につらい

 

 

 

4位 ハケンアニメ

 

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これも面白かったのに全然売り上げ行かなかったらしく、本当に悲しい

アニオタに向けた実写だったのにアニオタにリーチしなかったという考察があってなるほどと思ったり。

実際私が好きな声優の新谷良子さんが名わき役として参加していたり

そもそもの内容がアニメ制作ですからね

タイトルもハケンアニメなんだが

タイトルがド直球すぎて敬遠されちゃったのかな・・・

 

 

3位 トップガンマーヴェリック

 

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トムが好き

というだけで見に言って全然問題なかったですね。

正直予習がてらアマプラで家事しながら前作を見ていたのですが全く頭に入ってこず

前作の人間関係だけなんとなくわかっていればいいというか

そこすらわかっていなくても作中である程度推測できるので全然問題なかった

 

 

 

 

 

2位 すずめの戸締り

 

belphegor729.hatenablog.com

どうやら私は新海監督信者になったらしい

時間があればすべての劇場特典ほしかった

刺さる曲が1曲しかなかったり(それでも十分名曲でしたが)

曲の破壊力的にも天気の子のほうが全然強かったけど

やっぱりよくできているなぁという印象強いですね

 

 

 

1位 スパイダーマン/ノーウェイホーム

 

belphegor729.hatenablog.com

これはねぇ

揺るがないっす

仕事帰りに東京の劇場で見て

客席からどよめきが聞こえたのは初めてでしたね

地方だとそこまで人が集まらんしみんなあんまり声出さないから・・・

 

ストーリーラインなど映画としてのクオリティはもちろん素晴らしかったのですが

個人的に非常に好きなアメイジングスパイダーマンに対する救済が作中で描かれたことで息もできないほど嗚咽してしまったので

正直2022ベスト映画であると同時に、2020年代で見ても上位に確実に入ってくる名作でした。

 

 

 

まとめ

まさかの特撮0、アメコミ映画もスパイディのみ

という結果に

特撮はもう今のニチアサ見てないから夏映画も冬映画もそのまま見ていないのでランク入りは無理なわけですが

にしてもなぁそもそも夏も冬もライダー映画見ていないのが異常事態

このままフェードアウトするんですね、きっと

何よりも、そんな数少ない見た特撮映画でもOOOが信じられないくらいの駄作だったりで本当に失望しかしていないし

アメコミ映画もなーんか肌に合わない

スパイディ以外で面白かったとちゃんと言えるのブラックアダムくらいじゃないかな・・・

次点でギリDrストレンジ、マイティ・ソーは微妙より

 

次はワースト5もアップします

詰め込みすぎでもったいない【#xxxHOLIC】

えーコロナにかかりまして

自宅療養ということでいい加減感染源の娘ちゃんと一緒にオフロスキー見るのもしんどくなってきたので

 

 

原作を途中まで読んでいて、最近アマプラに追加された

xxxHolicを見ることにしました

 

ホリック xxxHOLiC

ホリック xxxHOLiC

  • 神木隆之介
Amazon

 

監督は写真家でもある蜷川実花

まぁxxxHOLICの耽美な世界観を再現するならこの人しかいないんだろうなぁというイメージではある

  

主演は神木隆之介

成人に学生服着て違和感がない俳優No1というだけで選ばれた感はなくはない

突っ込みキャラの四月一日かなぁ・・・という疑問はちょっとある、あった

全般的になよなよした感じのキャラに改変されていましたね

 

もう一人のメインキャラ侑子役に柴咲コウ

アニメで声を当てている大原さやかさんがこういう怪しいお姉さん系キャラにはまりすぎるのもあってどうしても物足りなさを感じるがでも全然良かった

 

四月一日の友人

百目鬼役にSixTONESの松村北斗

すずめの戸締りでも主役を演じていましたね

 

belphegor729.hatenablog.com

 

彼は結構よかった。衣装もそこまで奇抜じゃなかったし

ヒロインの九軒さんは玉城ティナ

蜷川監督の常連なイメージ

制服のデザインも浮世離れした感じで結構きつかったが

まぁまぁまぁ

こっから先に比べればまだ

 

こっからはやばかったキャスト

敵キャラの一人

アカグモ役の磯村君は

仮面ライダー俳優というひいき目をもってしても衣装に着られている感が強い

 

メインヴィランの女郎蜘蛛吉岡里穂ですか

ハケンアニメはめっちゃよかったけどこっち先に見てたら多分ハケンアニメ見てないなってくらいには役があっていなかった

というか世界観がなんかシュールすぎて・・・

急に世界が暗転してこれ

 

そして別のシーンで急にこれ

エロ差を感じられずに見ていてこっちが恥ずかしくなる感じなんだろう

 

んで一番ひどかったのがマルとモロ

これはもう見てらんない

特に赤いほう

青いほうはまだ動いていれば気になんないんだけど

赤いほうなんでそばかすなんですかね・・・

元からそんなキャラデザだったっけ?と漫画見返してみたけどそんなことないし

そもそもキービジュアルではきれいな卵肌だし・・・

 

そもそも侑子の作った使い魔で人外なんだから肌荒れてんなよっていう突っ込みでこの2人のアップは見てられなかった

 

ストーリーそのものは怪奇物のよくある感じで

んーというかストーリー何だったんだ?

 

昔から見えてはいけないものが見えてしまう四月一日くんは、侑子がいとなむなんでも願いをかなえる「ミセ」に迷い込み、願いをかなえる対価としてお店で働かされる

しかし、四月一日のその「力」に目を付けた悪いあやかしにより狙われるようになる・・・

 

という感じでいいのかな?

マンガ自体ちゃんと最後まで読んでいないのでラストの展開よく知らないんだけど

まぁ19巻も続いた漫画なんよね

それの序盤の展開と(おそらく)終盤の展開を無理やりつないでるせいで

四月一日と侑子さんの間にある関係性と四月一日の成長がまったく全然足りてないから

本来であれば、漫画であればきっとかなりカタルシスのある展開だったと思うのだけど

とってつけたような印象が強くなってしまって残念

 

きっと続編作れる確証がなかったからやりたいシーン1作に全部詰め込みたかったんだろうな。という感じがめちゃ強い

結果として酷評するほど悪くもないけど希求されるほど稀有でもないなんとも微妙な立ち位置の作品ができてしまったなぁと強く思う。凄く思う。

 

これならアニメ見たほうがいいし

 

 

まぁそもそも漫画買ったほうがいいよね

 

そういえばそろそろDMMBooksセールやんないかな・・・