私のような30後半のオタクで
ビーストウォーズに思い入れのある人って結構多いと思うんですよね
それは日本の関係者もかなり自覚していて、こんな予告まで作っていて
こんな感じの声優無法地帯は無理だとわかっていても
そこには期待していなくても、あのころげらげら笑いながら、時にグッときながら見ていたビーストたちが、ハリウッドの大迫力で大活躍するのを夢見ていたわけです。
私なんかは正直古いトランスフォーマーのアニメは世代からずれていて
オンタイムで見ていたトランスフォーマーはビーストウォーズだけだったんです
だけだったからこそ、続編のメタルス、地上波では放送されなかったリターンズも履修していて、もはやゴリラでもなく、でも二足歩行でビースト態とトランスフォーム後の違いに意味はあるのか・・・とちょっと疑問に思ってしまうメタルスパワードコンボイとか超好きでした
そんな、ビースト強火勢の私は今作凄い期待していたんです。
今日の締めはこれ!#トランスフォーマービースト覚醒 pic.twitter.com/lznPBqikV1
— べる (@bel729) 2023年8月5日
そんな私が見た感想は・・・
正直駄作もいいところでした。
ということでここからネタバレ
ストーリーは特に語ることもないので飛ばしていいでしょう。
ストーリーを楽しむものでもないかなと思いますし
オープニングのバトルシークェンスはテンションぶちあがりでした
リーダー風のちょっと雰囲気の違うゴリラが、若いゴリラに希望を託し
彼らの脱出を身を挺して守る
この老コンボイのトランスフォーム態がないことに一抹の残念さを感じたり、
明らかに地球じゃないのにゴリラな彼らに意味不明さを感じつつも
この後地球で臥薪嘗胆の日々を過ごすであろうゴリラコンボイ、「オプティマスプライマル」の今後の活躍に胸が膨らむわけですよ
結果として、ピークはここでしたね・・・
その後はいつものトランスフォーマーというか、いろいろあって、人間とオプティマスプライム率いるオートボットが地球の危機に立ち向かう
人間パートが短いのは非常に良いです。人間社会の理不尽さとか、ポリコレ棒な内容とかこんな映画できかされたくないので
しかし、中盤でビースト側の(本作ではマクシマルを自称)エアライザーがオートボットたちに合流するも、敵のテラーコンに襲撃されあえなく敗退、見せ場なく退場
エアライザーもビーストウォーズでエアラザーという名前で登場していたので
まずこの扱いにがっかり
変身すらせずに退場しましたからね。そもそも声違うし
その後も総力戦になるものの、敵のネームドが主敵格のスカージを含め3体しかいないために碌な活躍も無く、リーダーのオプティマスプライマルですら、プライムと共闘で1体倒した後は雑徭に群がられてやられてばっかりでぱっとしない。
そもそもビースト覚醒とか言っておきながら
中盤に登場し、すぐに退場するエアライザーと
プライマル、一応しゃべるチーターと、意思があるようにすら見えないライノックスで終わりと、寂しい顔ぶれ
ネズミのラットルや、クモのブラックウィドウなどが出れないのはサイズ感の問題だろうから仕方がないわなぁとは思うんだけど(でもスコルポス出てるのか…)、たった3体しかいないネームド、1体くらいはビースト側で何とかしてほしかった。
ビーストたちって間違いなく今作限りの助っ人で、次回作以降は出ないと思うんですよ
だったら今後も出続けるバンブルビーやプライムじゃなくてさ、彼らに花を持たせてよ。この強さだったら毎回は出せないね。。。ってしてほしいんだよぉ
なんでネームドのうちの一人をビーが倒すねん
そうなってくるといろんなことが不満に思えてきて
エアライザーの声優が違うのは、まぁビーストで岩田さんが声を当てたのは勘違いというか間違いで、結果として普通のカップルがゲイカップルになっていたりしていたし、
字幕で女性ボイスなのに吹き替えだと男性はかなり違和感があるので仕方がないんだけど
でもなんでエアラザーじゃなくてエアライザーなの?
なんでチータスじゃなくてチーターなの?
そこは別にいいじゃん。
なんでライノックスはそのままなんだよ!ってのは本国の事情だからまぁいいんだけど
せっかくビーストのころの声優たちに来てもらったのに、といっても子安さんと高木さん、あと別キャラで柚ねぇの3人だけだけど
あんな懐古なCM道が作ったりして往年のファンの期待をあおったのに、名前変えられなかったんかという落胆もあり
そして、往年の声優を揃えているにもかかわらず、人間側の主演二人を俳優にやらせるダメ采配
特に男のほう
きつい
きっつい
下手だよー凄く下手だよー
ジブリとかみたいに、ほとんど俳優で固めていますなら十分耐えられたと思うけど
ベテラン声優たちに囲まれると浮いている感がすごい
オートボット「ミラージュ」を当てた藤森さんは、演じなくて済むようなキャラ漬けにしていたので良かったけど、主役は人間で一番セリフが多いので感情が乗り切れていないのがまるわかりできつかった
逆に、同じ俳優なのに違和感のない仲里依紗さんの凄さよ
まぁ彼女はそれこそオタク大絶賛の名作、「時をかける少女」で主演を演じきっていますからね。もう10年以上前ですけど
え?そろそろ20年?うわぁ・・・
そういった意味で、藤森さんはなんか許せちゃうし、仲里依紗さんも声優としてのゆるぎない実績がある
のに、往年のトランスフォーマーファン、ビーストファンを呼び戻すために、当時の声優に声をかけているのに、
一番長くしゃべるキャラの声に、今芸能界の話題をかっさらっているジャニーズのアイドル俳優SEXY ZONEからチョイスしてしまうちぐはぐさ
きついっすわ
まぁ、ツイッターとかで感想あさってると中島君良かったって声であふれかえっているので、私の声なんて老害でしかないんでしょうけどね
ないんだろうけど、だったらビーストファンに辺に色目を見せないでほしかった
正直ちょいちょいその吹き替えの違和感がノイズに感じたので字幕で見たかった
でそういうところに不満を感じるといろんなところにあらを感じるわけで
特に気になったのが、主役のノア
別に軍隊を除隊された理由とか語らなくてもいいとは思うんだけど、オートボットがサーチした結果無駄にハイスペックであることが発覚するのに
そのハイスペックな設定が全く活きていないのもつらい
勲章たくさんもらったとか言っているけど、お前何歳やねんだし
機械に強いも登場シーンでなんか作っている程度
勲章もらうほど勇気があるわけでもなく、
機械に強いからピンチを切り抜けられたわけでもなし
勲章をもらうほどの何かがあるからパワードスーツ着てあれだけ動けた、という風に見ることもできるのかもだけど、私はパワードスーツがすごいから、としか思えなかったかな。
そのパワースーツも凄く不満があって、というかね、私はあれパワードスーツじゃないと思ったのよ
人とオートボットの奇跡の融合なわけですよ
そこはさ、アイアンマンとジャーヴィスみたいに、ちゃんと藤森ミラージュもしゃべんないとだめでしょ
で、最後のサプライズで気が付くわけですよ
あーこれマスターフォースのヘッドマスターオマージュじゃなくてGIジョーなんだ
だから藤森しゃべんないんだって
まぁマスターフォースもしゃべんなかったと思うけどね
ハズブロユニバースやりたいんだろうとは思うんだけど
似たコンセプトのまんまトランスフォーマーあるんだからまずはそっちじゃね?と思うんよね。
今後の作品で、ミラージュアーマー解析してGIジョーのスーツ作るのかもだけど
オートボット以外の技術が全く入っていないアーマーを地球人が解析できちゃって、さらに再現、あるいは模倣できちゃうのは解釈違いかな・・・
という感じで、正直不満しかなかった
テンポはいいので見ていて時間がたつのは早いんだけど、そのせいもあってさらにビーストが活躍していないという不満が際立つ
多分なぁ、ただの実写トランスフォーマーファンだったり、SEXY ZONEのファンだったりしたら普通に楽しめたと思うんだよね
本来頭を空っぽにして楽しむ映画なので
でも、ちょっとビーストウォーズのファンからすると不完全燃焼もいいところの期待外れって感じですね
次回以降もうオプティマスプライマルは出ないだろうし、
なんかもう時系列も意味不明すぎてうーんだし、次回作は見ますか?ってゆうのには、うーん、見ないかなぁ・・・GIジョーよく知らんし