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完全にギャグ映画、だがそれがいい【#ゴジラxコング新たなる帝国】

前作がまったくささらなかったので、

今作も見なくていいかなぁと、4月の公開なのも知らないくらいだったのですが、

 

belphegor729.hatenablog.com

 

GWこのままだと1本も映画見ないなぁとふと思い

ならせっかくだし、見に行くかと

 

見に行ってきました

ゴジラ×コング 新たなる帝国

 

結論から言うと、過去2作の問題が完全に改善していて、見ていて非常に楽しい映画でした

こういうのでええんやぞ、変に格好つけて小難しい話にしなくてええんや

ネタバレ多めですが、まぁネタバレしたところでね

ネタバレするほどネタがないというのもある

 

 

あらすじ

は、割愛してええっすか

正直ほとんどストーリーというのがなくて

基本的にはコングがなんやかんやする話

地下世界で友達いねぇの寂しいなぁと思いながら生活してたら

なんやかんやあって、同族に出会い

スカーキングというチンパンジーが同族を恐怖で支配していたので喧嘩を売り

そのスカーキングはシーモというカイジュウを従えていたので、

ダチのガッジーラに助けを求めて、スカーキングwithシーモと対戦

シーモを制御するアイテムを破壊したのでシーモが離反

3対1になったスカーキングはあえなく即殺

やったぜ!

そんな感じ

マジで中身がない。だがそれがいい

 

人間パートはほぼゼロ

名采配です

人間パートはノイズ、無視、怪獣たちの活躍だけ楽しみにしようと思って見に行ったので、無視するほど中身がなくて、基本怪獣たちのバトルだったので大満足ですよ

前々作のエコテロリスト、テリブルアースマザーみたいな破綻した人間も出てこないし

belphegor729.hatenablog.com

前作の小栗旬みたいに「ん?何だこいつ何がしたいんだ?」

みたいなやつもいない、前作のキャラも出てはいるけどみんなにぎやかし

頭いいはずの組織が何でこんなぐずぐずなん?見た伊なのもなくて(そもそも描かれるほど尺取られてない)

非常にすっきりとした構成でしたね

大体の画面がガオーとウホーなので、大人が見ても子供が見ても多分理解度が同じ

子供連れて行っても良かったかもなぁ・・・

 

 

怪獣の扱いが日本ゴジラと完全に別ベクトル

今回の映画は、日本の最近のゴジラ映画と比べても、モンスターバースの過去作と比べても、

かなーり怪獣たちの描き方がラフで、もはや怪獣=カワイイ位のイメージ付けをしようとしているのではないかというレベル

しょっぱなコングは歯が痛くてしょんぼりしているし、

ゴジラはイタリアのコロッセオが収まりよくてニコニコしながら寝床にしてるし

喧嘩するゴジラとコングを仲裁するモスラは完全にオカンだし

なんだこれ

-1.0のゴジラが完全に畏怖の対象だったのに、もはやアイドルかマスコットかというレベルなので、本当に温度差で風邪をひきそう

 

ある意味で完全にネタキャラ化した貞子とかに近いものがあるかもなぁ・・・

 

貞子DX

貞子DX

  • 小芝風花
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一番笑ったのはスーモ・・・シーモ君

スカーキングに、従わないと痛みを与える拘束具をつけられていやいや従っていたのが

拘束具で痛みを与えるアイテムが破壊され

そのタイミングでゴジラが「おどれまじでいてこますぞ・・・」と熱線のチャージ始めたのを見て

慌てて「あ、まってまって、もう反撃しないです勘弁してください、その証拠にボス差し出します!」

といわんばかりにスカーキングに反旗を翻して冷凍ビームをくらわし殺害していたの

ほんとワロタですよ

今だけわかりやすい表情するの、シーモ君かタートルトークのクラッシュくらいですよ

 

ゴジラの出番が・・・

びっくりするくらいなかった

今回も主人公はコング

やっぱりアメリカ主導の映画だからそうなっちゃうんですかねぇ

話の主体は、コングと同胞

そこに、コングで登場した骸骨島の先住民族の生き残りの女の子のルーツの話が、

ふわっと、本当にふわっと乗っかるだけ

ゴジラについては

「その時ゴジラは・・・」

みたいなショートコーナーがちょいちょい挟まれるだけ

でなんかよくわかんないけどずっと機嫌が悪い

ラストバトルも、ゴジラとコングが共闘!

というよりは、スカーキングに因縁ができたコングにゴジラが助太刀withモスラ

という感じなので、主演コング、客演ゴジラ

という感じは否めなかったですねぇ

 

 

 

 

まとめ

とまぁそんな感じの映画でしたが、

とにかくおそらく意図的に(?)まぁ天然でもどっちでもいいんですけど

過去2作からぐぐっとIQ下げて、生き生きとした怪獣たちの日常を描きつつ

大迫力の怪獣バトルを楽しむ、シンプルな娯楽映画という感じでした

これ系は小さい画面で見ても意味がないので、劇場でやっている今のうちに見に行くが吉ですね