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映画、漫画、革のブログです

テレ東のドラマ「#生きとし生けるもの」を見ていたら「#最高の人生の見つけ方」を思い出した

今週のお題「名作」

またまた地元で撮影があったそうで、テレ東の開局60周年記念ドラマ

「生きとし生けるもの」を見ていたのですが

まぁ地元が映っているとかそういうの抜きにしても好きなタイプのドラマでしたね

渡辺謙さんが非常に良い

妻夫木聡さんも闇を抱えている笑顔がはまっていて

さすが終年記念ドラマと思いましたよ

 

そんな中、まぁ本作の間違いなく下敷きになっている作品ってこれだよなぁとふと思い出し、はてなのお題にちょうど良いなと思ったので

ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンダブル主演の本作をちょっと思い返してみようかなと

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日本版じゃないよ

 

こっちは求めているものと違う香りがプンプンするので見る気はないっす

まぁでもきっと遺骨は富士山に埋められるんだろう

 

ドラマで渡辺謙さんがディスっていた

「最後は時間が飛んで、富士山とかエベレストだかに遺骨を巻くんだろう」

っていうのは間違いなく本作たちのことを言っています。

原作版のほうがエベレストなので、リメイクのほうが富士山なんでしょう

 

まぁそれはさておき

ディスってたとは言いつつ、死期が迫った末期患者が、死ぬまでにやりたいことリストを作成して、それを一つずつクリアしていく

というのの元祖、っていうことでいいのかなぁ

元祖であり至高の作品だと思うんです

 

 

ということで紹介行きます

 

 

 

あらすじ

自動車修理工のカーター(モーガンフリーマン)はガンの宣告を受け病院に入院するが、相部屋になったのが、金持ちで傲慢なエドワード(チャックニコルソン)

貧乏人のカーターを最初は毛嫌いするエドワードだが、同室で生活をするうちに

だんだんと打ち解けた中に

ある日、カーターが気慰みに「死ぬまでにやりたいことリスト(The Bucket List)」を書き、それを捨てようとしていたのを見つけたエドワードは

せっかくの縁だから、

俺の有り余る金で全部かなえてやろうじゃないかと言い出し

自分の願い事も書き加えて、それをクリアしに行くたびに出るのだった

 

とかそんな感じ

この中で、先に死んだほうの骨を生き残ったほうがエベレストまで散骨しに行く

というのがドラマの中で言及されたあれです

 

正反対の二人の化学反応が素晴らしい

本作の何よりも素晴らしいところはこれ

生まれも育ちも肌の色も違う、境遇が全く違う二人

エドワードは、お金はあるもそれを分かち合えるともも家族もおらず

カーターは素晴らしい才能があったものの、彼は若かりし頃に選択を迫られ、輝かしい未来を捨て、その代わりに暖かい家族を得た

エドワードは、夢を実現するお金をカーターに

カーターは、実現した夢を分かち合う友と、お金では買えない願いの実現をエドワードに

という補完しあう関係性が非常に尊いんですよ

モーガンフリーマンは、この映画が先か、ダークナイトのFOXが先かわかんないけど、こう人を諭すような、メンター的な立ち位置が凄いはまってますし

チャックニコルソンは、それこそ、バットマンのジョーカー役で一世を風靡したような人ですので、当たりのきつい、イヤーな人間やると右に出る者はいない

そして、そんなイヤーな奴が、菩薩みたいな人に感化されて、角が落ちていき

感化されている自分が恥ずかしくて振り戻しがあって、でもやっぱり最後には菩薩に浄化されて、良い終わりを迎える

 

序盤から中盤にかけての、金に物をかけて、享楽的にリストを消化していくのもロードムービーとして非常に楽しいのだけど

事態が急転した終盤の展開がもう神で、そのリストそこで消化するんかい(号泣)

みたいなうれしいどんでん返しもたくさんあり

最後は泣きながら笑ってるみたいな感情ぐちゃぐちゃにされる名作なんです

名作なんですよ

あれは名作だった・・・

 

 

劇場で見てぼろ泣きして、DVDは予約購入したのでまだ手元にあるはず

発掘してもう一回見直そう