Let Life Loose

映画、漫画、革のブログです

流石に過去最高のバットマンは言い過ぎ【#ザバットマン】

お子たちにかなり手がかかるようになってしまい

その割に仕事のほうが時間外にガンガン振ってきて映画を見に行く時間がない

悲しい

 

アンチャーデッド見たかったしゴーストバスターズも見たかったのだけれども見に行けず今に至り

 

とはいえやはりこれは外せないだろうということで、なんとか無理やり時間を作って(いただいて)見に行ってきました

 

The Batman

 

TENET見てからロバートパティンソンマジでかっこいいなぁと思っていて

そんなパティンソンの魅力が全開そうなザバットマンめっちゃ楽しみだったんですよね

 

3時間弱とかなり長めの映画でしたが、見に行けてよかった

過去作、といってもダークナイトとジャスティスリーグの2シリーズしか見ていないですが

とはいえだいぶバットマンのセオリーから外れた意欲作だなと感じました

またがっつりと次回作の伏線も張っていましたので、これから何作か続けていくんだろうなぁ

ということで行きます

 

 

 

 

ストーリー

ゴッサムシティの次の市長を決める市長選のさなかのハロウィンの日

現市長が何者かに殺された

市長は腐敗撲滅を掲げ、ゴッサムシティにはびこるドラックの総元締め

マルローネファミリーの壊滅を成し遂げた名君であったが

市長殺害の犯人、自称「リドラー」を追っていくゴードン警部補とバットマン:ブルース・ウェインは

壊滅したはずのドラッグの市場が今もなおあり続けていること

そしてそこに市長たちが関与していたことを知る

市政の暗部が隠してきた闇が深いことを知った二人は

リドラーを追いながら、同時にゴッサムの暗部についても捜査を続けていた

マルローネの対抗勢力だったファルコーネファミリーに近づくブルースは

自身の両親の秘密について知ることになる

 

リドラーは誰なのか、なぜゴッサムシティの上層部は狙われるのか

 

 

 

感想

悪くはない

悪くはないんだけど粗が多すぎてどうしても気になる

バットマンのオリジンを描いているわけではないんだけど

バットマンとしての覚悟が決まる映画

 

そういった意味では、スパイダーマンのオリジンではないが

スパイダーマンとして一皮むけたノーウェイホームと同じようなつくり

すでにヴィジランテとして活動をしていて

大きな事件に直面し

自身のスパーヒーローとしての立ち位置を見つめなおし

リスタートする

 

スパイダーマンは、改めて、親愛なる隣人として

バットマンは、孤独なアヴェンジャーからゴッサムの守護者として

 

同じ年に、マーベルとDCで似たような映画が登場したのは面白いなって思いますね

 

そんな本作は、社交的な人物という面は鳴りを潜め、過去の事件で精神を病んだ孤独な

自警者としての特徴をかなり強調しています

個人的には、復讐をうたう割に、あまり復讐者としての側面が感じられないなぁというのは気になりました

 

また本作のヴィラン、リドラーは

自身の現状に不満を持ち、それを打開するためにリドラーというマスクをかぶり、

汚職がはびこるゴッサムシティの上層部を断罪していく

正義のふりをした偽善者のマスクを剥ぐために仮面をかぶるわけですね

 

そして、バットマンとリドラーは

暗い過去を持つ孤独なマスクマンとして対照的な存在に描いています

同じ孤児でありながら、富めるバットマン、貧するリドラー

そこに、父親に認知されず、母親に先立たれた同じく孤児のキャットウーマンも現れ

親の愛を得られなかった子供たちが成長してどう世の中と向き合うか

というのも、一つ今の世の中を反映しているのかなとも思いました

 

リアル志向の世界観だからこそ設定の甘さが引っかかる

が、そういうベースがいまいち生かし切れていない印象が強い

 

本作はユニバースから外れた世界のため

当然超常的な存在のスーパーマンやシャザム、ワンダーウーマン達はおらず

それゆえに非常にリアル志向な世界観を構築しています

 

ゴッサムシティは暗く、汚職がはびこり、そんな暗部を暴くまさにスーパーマンはいない

 

どうしたって、クリストファーノーランの傑作「ダークナイト」と比べてしまうわけです

 

バットマンと警察の関係に違和感

そんなリアルなゴッサムシティの中でコウモリのコスチュームの怪人はどうやっても浮くわけで

それをダークナイトはどうやって抜けきったかというと

やっぱりジョーカーの存在が大きいわけです

 

リアルな世界の中で、とびっきりのフィクションをぶっこんでくる

神出鬼没なとびっきりのフリーク(異常者)なわけです

自分の命ですら面白いかどうかでbetしてしまうようなフリークに

バットマンも俺と同じ精神異常者だ

といわせることで

 

まぁ異常者だったらコウモリの格好もするか

 

となるというか、まぁそもそもジョーカーが引き起こす張り詰めた空気感にそういったところはどうでもよくなるんですが

 

本作はどうか

異常者とか異常者じゃないとか以前に

普通に警察の捜査に加わってるのなんなん?

って思うんですよ

ゴードンのお墨付きがあるから

ほかの警察に嫌な顔されながらも普通に犯行現場に立ち入っている

 

ただ、今までのゴードンであればまぁ本部長なわけだし、トップの命令だし・・・で納得するんだけど

今回のゴードンは警部補なんですよ。

古畑任三郎と同じなんですよ

 

 

1兵隊ですよ

謎のコウモリ男を信用できるからって呼び込むのはちょっと無理がある

やってることと役職にリアルさがない

 

で、そんな中にボイスチェンジもしていないコウモリ男が普通にやってきて普通に証拠物品をあさっている

 

ダメでしょう。正体を隠す気がない

 

一番ないわーと思ったのが、バットマンがリドラーの罠によって気を失ったシーン

 

警察はバットマンを現場から警察署まで気を失ったまま連れていかれるんだけど

その間マスクはがされていないっていうね

 

いやー

気を失っていたら普通は剝ぐでしょう

 

じゃあ警察はそこのプライバシー守る気なんだ?

って思ったら、剥ごうとする瞬間にバットマン気が付く

 

ンなわけあるかい

マスク剝ぐ気があるならもっと早い段階で剝ぐでしょうや

彼は全く正体を隠す気がない。世界が彼の正体を隠してくれている

リアルな世界観でこんなリアリティラインの低いことをされたせいで

そっから急に乗れなくなってしまって非常に残念

あれがなかったらもうちょっと好意的に見れていた気がするんよね・・・

 

何でもありすぎるリドラー

彼は本当によくわからん

よくわからんというのは、設定と能力があまりにも乖離している

世相を反映したキャラクターだなぁとは思ます

思いますが、リドラー個人としての魅力は果たしてどうだったんだろうな?

正直一部の標的に関しては逆恨みだよなぁと思うし

富めるブルース、貧するリドラーという対比があるという話をしましたが

その割に、彼の犯行はめちゃめちゃ金がかかっている?

お金がないんでしょぼいマスクしか作れませんねんー

って言っている割に、ゴッサムシティを水没させるために何台もバンを用意しているし

検事を拘束した首輪もあれ一点ものよね

元本部長の頭を万力締めでつぶそうとしていたけど、あれも結構大掛かりな感じだし

自作なのかしらんけど

あんまり貧している感じがないし

材料どこで買ったかで足が付きそうな気もするんよねぇ

 

また、リドラーはリドル(クイズ)を出しながらバットマンたちを翻弄していくわけなんだけれども

こう、個人的にはここもリアルな世界にしてしまった弊害だと思うんだけど

彼が天才であることの根拠が乏しいんですよね

彼が天才である根拠が乏しく

ゆえに、この街にはびこる諸悪が前市長や前本部長、検事たちであることを突き詰められた理由

また、バットマンがブルースウェインであることに気づいた理由に説得力がない

さらに、バットマンがリドラーのなぞかけに即答できるのも根拠も同様に乏しい

更に天才設定に疑問を抱かせるのが、ブルースが父の真相を知るシークエンス

疑問を抱かせるというか、あそこ周りりが非常に雑なんですよね

ファルコネーの話を証拠もなしに(まぁ本人状況証拠しかないとは言っているけど)

信用してしまうのは、ブルースが信じたいものを信じてしまうバイアスに陥ってしまっているということで納得するんだけど

そこからまた証拠なしにアルフレッドから「いや実は違うねん」

とあっさりと話しひっくり返されるのがめちゃめちゃ雑だなと

ファ「お前の父親悪いやつやってん」

ブ「そうなんか・・・・」

アル「お前の父親はいいやつや!ファルコーネに騙されててん」

ブ「そうなんか!」

ざっつぅ!

アルフレッドの言っていることが正しいという根拠も

アルフレッドだから

しかないんよ

正直誰が言ったかを隠したらよっぽどファルコーネのほうが正しそうに聞こえる

 

ちょっとバットマンの話にそれてしまったけど

また、リドラーの正体がばれたシーンも

こんな優男が犯罪者なのか・・・

みたいな驚きを制作者側は期待しているのかもしれないけれど

最初の感想は

 

”誰?”

でしかなくて、なんか伏線もなく急にベビーフェイスなおっさん出てきたな

という感想しか出ず・・・

 

教会で話しかけてきたおっさんが怪しいと思っていたんだよね

似たようなネタがウォッチメンであったから

 

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もうちょっとわかりやすく顔見世をしておかないと、同リアクションとっていいか正直わからん

わからんのですよ

 

そのほか雑感・キャスティングについて

今回キャスティングに関しては良くも悪くも意欲的だなと思う

WHOのテド〇スにそっくりな黒人のゴードン警部補

エキゾチックビューティーでおそらくバイセクシャルなキャットウーマン

まぁ彼女がバイなのは原作準拠ではあるけれども

いかにもな女性黒人市長候補

正直いくら何でもあざとすぎると思う

 

 

 

 

 

最後に

ということで、令和4年2本目の映画は、DCのバットマンでした

個人的にはだいぶ辛口評価ですが

でもまだ序章

ダークナイトもビギニングはまぁまぁでしたし

引きこもっていたブルースが今回の事件を経て

ゴッサムに求められる人間になるよう努力をするであろう次回作がとても楽しみです

 

ただ

ただなぁ

ちょっと残念な記事を見つけてしまって

また別記事で紹介したいと思います

本当に残念