期待、していたんだけどなぁ・・・
期待していた分怒りが激しい
ま さ か お わ ら な い と は
いや、落ちを見たときほんと変な声出たよ。
確かにやたら早い段階でシーズン2決定の情報が出たなとは思ったんですよ。
でも、それは、
ロキというキャラクタ・コンテンツとしての可能性を期待してのことだと思っていたんです。
私の怒りの一番の源泉はこの記事を読んだからというのもあります
『ロキ』脚本家、シーズン2の可能性について言及 ー 以前には関連会社設立の情報も | アメコミ・特撮・フィギュア情報ブログ "FRC"
また(脚本の)ウォルドロン氏はシーズン1自体を完結したストーリーとして作っているともコメントしており、最初からシーズン2につながるような終わり方も想定していないとのことだ。
ど こ が で す か ね (怒)
完全にシーズン2ありきのエンディングじゃないですか。
まぁ正直それ以外も本当に落胆しかないラストシナリオでしたが
正直ストレス発散な記事になります。
なので、ロキ6話が、いや、ロキが面白かったって方はたぶん相いれないと思うので回れ右していただけるとありがたいです・・・
- 落胆1・カーンのキャラが軽い・扱いも疑問
- 落胆2・一本筋の通ったストーリーラインが見えない
- 落胆3・他作品への絡みがない
- 落胆4・最終話をマルチバースの説明に費やす(悪い意味で)思い切った構成
- 落胆5・ロキ毒気抜かれすぎ
- 落胆6・それっぽいけど意味のないセリフが多すぎる
- 最後に
落胆1・カーンのキャラが軽い・扱いも疑問
何あのラッパーみたいなオッサン
威厳も知性も感じられない。
多分演者が悪いんじゃない。
演出が悪い
そして何よりも、征服者カーンは
サノスの次を担うスーパーヴィランのはずなわけですよ
例え変異体はキャラが違うと言い訳したとして
ファーストインプレッションは覆らないんですよ。
私の中ではもうカーンは
「チャラい・軽い・うざい」
でもう決まりです。
これからどんだけまじめなカーンが出てきても、威厳のあるカーンが出てきても
多分イメージの書き換えには苦労すると思う。
それにさ、これからのフェイズを担うメインヴィランをディズニープラスに加入しないと見れないオリジナルドラマで登場させるって何事よ
絶対やめといたほうがいい。ぜーーーーったいやめておいたほうがいい。
それに、これからいくつものバリエーションのカーンが出るにしても
この最終話でポッとでてポッと退場したカーン
急に出てきて
黒幕でしたてへぺろ
未来のこと知ってるから攻撃は当たらないよえっへん
でももうこれ以上先の未来は見えないよいぇーい
僕もう疲れたんだ。殺していいよ(⌒∇⌒)
正直1話で語り切る内容ではないし、結果として
ただひたすらカーンが状況説明するシーンと
よくわかんないけどロキとシルヴィが仲たがいして雑な殺陣をやるシーンだけで終わってしまって、
正直「物語る」ということができていなかったように思う
てかそんだけ勢いつけて剣を振り回してロキノーダメージっておかしくね?
カーンを切り殺す気があったらロキ自分でぶつかりに行ってるからむしろ即死でしょ?
この監督アクション描くの下手だよ・・・
落胆2・一本筋の通ったストーリーラインが見えない
ロキという作品を通して本当に残念だったことは
作品を通して一本筋の通った目的が見当たらなかったこと。
それは最初のうちは作品の得体の知れなさと相まってとてもわくわくさせたのだけど
回が進んでも目的の開示が進まない状況に、期待よりも不安が増してしまったんですよね。
そしてそれは正解でした
制作人のインタビューではよく
「ロキのアイデンティティがテーマだ」
とは言っているけど
それは作品の主目的にはならないのですよ
主たる目的があって、それに伴ってロキのアイデンティティが確立する
そういう組み立てが、私は本来あるべき姿だと思うんです。
そのうえで本作を見ると、シナリオはあっちゃこっちゃいって落ち着きがなく、何がしたいのかもブレブレ、しいていうならシルヴィの目的は一貫していたのかもしれないけれど、あくまで本作の主人公はロキなのです。
彼が何をしたいのかがわからない。最後まで傍観者でしかない。
シルヴィについていって何かをしているロキでしかない。
2話でタイムライン爆破した後に、剪定事象が複数発生してどうなるかをヴィジュアルで表現できなかったせいで、その重大性も、立て直す大変さもカタルシスも視聴者に与えられないんだよな
ブラウン管に映る糸くずに枝毛がにょきにょき伸びるだけでは実感を与えられないんすよ
最後の選択肢だって、変化を拒む、という何とも締まらない選択。
そして、それに至る動機も弱い。
あっちゃこっちゃわき道にそれていっているし、その中でいまいちロキが成長したように見えない。。。
どうも監督はロキの性的志向について作品に盛り込んだことにすごく意義を感じているみたいだけど、たった一言で済まされた上にそれ以上の展開もなく
だからどうした、それがどうした。という感想しかわかない。
目的と手段が逆になっている感じがしていてこの件はとても不愉快で
作品のストーリー上ロキがバイセクシュアルであることに意味があるのであればよかったのだけど、
ただ単にディズニーのポリコレ欲求を満たすためにねじ込んだようにしか見えないのです。
やることは構わない。でもうまくやりなよ。
落胆3・他作品への絡みがない
落胆2にも絡むことなのですが
5話の感想で危惧していた通りの状況になってしまいました。
この作品が最終的にどうMCUに影響を与えていくのかが全然見えていないというか
MCUという世界観の中でどういう立ち位置なのかがうまくつかめていないんですよね
MCUの魅力って、複数の作品が複雑に絡み合うシナリオだと思うんです。
あのキャラクタがここで登場するのかー
とか、あの伏線がここで活きてくるのかーとか
それがMCUが開拓したユニバース方式の良いところであり面白味であるはずなのに
このロキという作品は、作中のロキのように作品から外に広がることもない
良くて過去作の伏線の終着駅ですね
ただただ、征服者カーンというキャラクターを登場させるためだけの作品となってしまっている。
多分ロキとアントマン3は繋がらない。
なぜなら、アントマン3に登場するカーンはロキに登場する彼とは別物だからだ
何だかなぁ。イースターエッグはたくさん仕込まれていたけど、次につながるような、ここから他作品に広がるような伏線は、少なくともわかりやすいものに関してはなかった気がするな
落胆4・最終話をマルチバースの説明に費やす(悪い意味で)思い切った構成
これに関しては本当に
マジでやりやがったな、ふざけんな
と思っています。
マルチバースの話って、本来ロキのストーリーには全く必要でないんですよ
あくまで、このTVA事件の結果発生したものがマルチバースなわけで
マルチバースの何たるかをここで説明する必要はないんですね。
いや、説明してもいいんですけど、それはシーズン1でちゃんと完結したうえでの話で
こんな状態じゃ、もっと他にやることあるでしょって思うんです。
しかも繰り返すけど、脚本は「これで完結している」「シーズン2ありきのシナリオではない」
って言ってるんです。
詐欺でしょ?
100人に聞いたら100人がシーズン2ありきのシナリオだっていいますよ。
何が片付いた?
ロキとシルヴィの関係性もまだあいまいなまま
レンスレイヤーの立ち位置も不明のまま
そもそもなんでレンスレイヤーがこの決意をしたのかが全くわからん。唐突すぎる
おそらく神聖時間軸上のレンスレイヤーに会いに行った黒人のハンターも結局何がしたかったのかはあいまいなまま。
色々な話ってなんやねん。で、なんで次のシーンでTVAに戻っとんねん
何だったらロキが放り出されたTVAはメビウスにロキの記憶がないことからアナザーバースのTVA説もあるくらいで(というかマルチバースを監視する組織がマルチバース化したらダメだろうとは思うのだけど)
下手したらその場限りの思い付きで差し込んだ可能性すらある
これで完結しているはちょっと考え方がおかしいと思う・・・
落胆5・ロキ毒気抜かれすぎ
なんか、こんな終わり方するんだったら、
当初ドラマ開始前に公式が流していた嘘あらすじ
マーベル「ロキ」早くもシーズン2の可能性か | THE RIVER
ロキが人類史のあちこちに出没し、歴史的事件に影響を与えていく物語
のほうが見たかった、正直。
結局ロキが過去に行ったのはポンペイの1回、しかも特に用事があるわけでもなく
あとは未来の地球と未来の他の惑星。
これで面白ければ「いやー流石ロキ騙されちゃいましたわw」
と好意的に受け取れたけど、こんだけとっ散らかっちゃうと
嘘あらすじまで作るくらい演出こるならもっとシナリオもしっかりしようよ
と逆に悪感情
それに、多分私はいたずらっ子でチャーミングなロキが見たかったのであって
ロキがバイセクシャルなのかどうかなんてシナリオに絡まない限り(異性に恋する限り)興味がないし、オオカミ少年のようにかみ合わないロキでもない。
4話ではメビウスが全くロキの話を信じないし
6話ではシルヴィが急に心を閉ざす
茶目っ気が足りないんだよなぁ・・・
なんか、この監督心の機微を表現するの下手すぎると思うんだよな。あとワンパターン。
真実を伝える→それを頑なに拒否→頑なに拒否した割にはその後あっさりと受け入れる
特に今回のメビウス→レンスレイヤーは本当にひどかった
落胆6・それっぽいけど意味のないセリフが多すぎる
要するに説明不足
それっぽいセリフを吐かせて意味深な雰囲気を出しているけど、正解となる事象が描かれない
今まで上げてきた画像も意図的にそういうセリフのシーンを多めにしているのですが
カーンの「境界線を越えた」
おそらく、彼が知っている未来が終わった、ってことなんでしょうけど、虚空を見つめるだけって、もうちょっと演出のしようがあったんじゃない?
あまりにも陳腐でしょう
ラヴォナの「自由意思を探しに」
ってかっこいーこと言っているけどその後のシーンが丸々ないので結局何がしたいのかが全く分からない。奥歯にものが挟まっているかのような気持ち悪さ。前にも行ったけどどうしてそう決意するに至ったのかも全く見えんし
タイムラインを見つめるハンターとメビウスの
「もう戻れない」という会話もそう。
そもそも、彼らが今何を知っていて何を忘れているのかがわからないから
「なぜ剪定事象が増殖しているのか」を二人が知っているのかがわからない
知っているのであれば、原因であるロキ似ついて”だけ”忘れていると記憶の不整合が起きるはずだし
知らないのであればもっと慌てふためくべき
で、その後に続くセリフはモー本当にそれっぽいセリフの最たるもの
どういうこと???って感じです。
つまり何が言いたいんですか?
マルチバースどんとこい!ってことですか?
しかもこの会話に先がなく
このふりが、
メビウスがロキのこと忘れてる、っていう話で上書きされるので置いてけぼりになってるんです
最終話でする話じゃないんですよ。
最後に
期待していた分反動が大きい
最終話を見ながら、ただただ「これでいいんか?ほんとうにこれでいいんか?」
と、心の中でつぶやき続けていました。
普段は歓喜とともに迎える「ロキはシーズン2で帰ってくる」というフレーズにも私は怒りしか感じなかった。
例えシーズン2でストーリーがきれいに完結するとしても
マイケルウォルドロンのあの言葉がある限り私はおそらく認められない。
明らかに完結していない作品を、完結したと言い張って世に送り出した不誠実さを私は忘れられない。
ロキ、シルヴィ、メビウスと、キャラクターたちは魅力的なのばかりだっただけに、残念で仕方がありません。。。
このマイケルウォルドロンって人これからMCUの中枢にいそうな感じするんだけど大丈夫かな・・・