前作、キングオブモンスターズもだいぶ人間パートがやばいというか、
そういうのいいからモンスターパート見せてよって映画だったのですが
あれから二年がたつんですね。
前作もがっつり受けたし、もっとモンスターパート多めになっているといいなぁと思いながら見に行ったのですが、
うーーん。
個人的には今作もいまいちな映画でした。。。
いや、ラストバトルは燃えたよ。
最高だった
それだけは間違いない。
コングとゴジラの3本勝負
1回戦は海の上、地の利を得ているゴジラの圧勝
2回戦は香港、ゴジラのの熱戦を新たに得た伝説の武器で吸収し、そのままノックアウト!
と思いきや即座に始まった第3戦でインファイトで若造を圧倒するゴジラ!
良いよね。怪獣大ファイト
ゴジラVSコングに明確に勝敗をつけたところで
ラスボスとしてのメカゴジラが乱入
疲弊しているとはいえゴジラを圧倒するメカゴジラは圧巻だったし
復活したコングがゴジラと共闘するのも熱い
ただ、全体的に見ると
ゴジラ教の狂信者が監督(ごめんなさい。監督無名のほぼ新人に交代してました)の映画だから基本的に正しいのはゴジラなんですよね
今回のゴジラの動機は、前作で地球を支配しようとしたギドラを(結果的にメカゴジラとして)復活させようとした人間の企みを阻止することで、人間に犠牲者は出たものの、地球上の生物の1種類としての人間に対する脅威を、怪獣の王として排除しているから大局的には人間の庇護者である
コングとかいう若造は、ただ人間に振り回されて、本能を利用されてわけもわからずゴジラ退治やらされていただけなので
思慮深さでは圧倒的に劣りますわな
1勝はさせてあげるし、VSメカゴジラ戦でとどめを刺す見せ場は譲るものの
常に強者、上位者である余裕を絶やさずにいたなぁと、監督の愛とこだわりを感じました。
んで、人間パート。
ほんとぐっずぐずのぐっだぐだだったなぁと
前作に輪をかけて酷かった。
前作はまだ暗躍するエコテロリストと、拉致られたと思ったら元凶で内通者だったテリブルアースマザーがそれなりにうまく話を回していたんだけど
アースマザーと言われるゆえんである#ゴジラKOM pic.twitter.com/QBBWscA8yK
— パーマ屋くまたに (@mozyao_bear) 2021年5月29日
なんというか、誰一人としてまともな人間がいなかったし、主体的に話を回す人間もいなかった。
ってか前回ギドラの首を確保していたエコテロリストどこ行ったねん。
正直つまらな過ぎて何度か眠気に襲われていたんだけど、そこで語られてたんかな
エイペックス社がギドラの首をどうやって確保したのかとか、話無かったよね。
なかった、よね?
実はエイペックス社の社長エコテロリストの一員かな?と思ってウィキ調べてみたけどそんなことないし
前作の主人公はなんで出てきたのかわからん位活躍してないし
娘は娘で水道水飲んだら洗脳されやすくなるとかあほなこと言っている泡沫Youtuberの信者になっているし
あの子絶対ワクチンデマとか信じるタイプでしょ。
さらに遺伝子組み換えリンゴで首が二つに増えるとかたわごとを言っているあの泡沫Youtuberにはミリも共感できないし(あの後リンゴを食べる=デマだとわかっている描写、ということなら水道水デマとか口に出さないでほしかった)
娘についてきただけのデブも何のために連れてきたのか全く分からない活躍のなさだった。
最後のは活躍とは認めないよ?
パスワードがわからないなら液体ぶっかけて壊せばいいって、そんなローテクが効くなんて許されないでしょ。
そんな脆弱な障害対応で人型兵器をコントロールするなよ・・・
人間パート1ともいえる似非科学チームは使えないデブ2人と日に日に拒絶したはずの狂った母に似ていく娘という最悪の組み合わせで見ているだけで不快だった。
エイペックス社チームもなんかぐずぐずグダグダ
地下空洞で資料を採取する社長の娘にいちゃもんつける女研究者も
いや、出資者なんだからそれくらいしてもいいだろというか、調査して採取するのは何も問題ないだろと唖然とするし
それがやばい行為だというのは、完全に神の視点なわけですよ。
そんで、採取して逃げ帰る社長の娘もコングに対して「邪魔だから攻撃しよう」
って脳筋過ぎ。
返り討ちにされて死亡とか最高にダサいというか
ミリでも頭を働かせればこうなるのは目に見えていたので、本当にこの映画はゴジラ以外知能が足りない。
ついでに言うと、採取した試料届く前に破壊されたけど、転送された(?)データだけでメカゴジラ起動できちゃうんですかそうですか
ああいうのって、試料にチャージされたエネルギーをパワーソースにする展開なんじゃないんですかね
本で一番哀れなのは小栗旬よね。
どうも出番を大幅カットされたみたいですが、多分セリフも相当減らされてるな。
小栗旬に話しかけているはずなのに社長が返事しているシーンが多々ありましたし
私がしっかり見ていなかっただけでちゃんと描写されていれば申し訳ないのですが
彼が芹沢博士の息子だったりとか、彼が父と違いゴジラと敵対する理由だったりとか語られていました?
なんか予告ではあったような気がするのですが、カットされたんかなぁ。
カットされていてもおかしくないくらいの出番だったなぁ正直
まともに活躍せず、最終的にシステムが暴走して白目向いて死亡ってダサすぎませんかね。
まぁシステムとコネクトしている描写がすでに白目向いていてどういう感情で見ればいいのかわかんない感じでしたが
小栗旬さん初ハリウッドがこんなんでほんと良かったんですかね・・・
ということでゴジラVSコングの感想だったわけですが
ゴジラへの愛が暴走しすぎていて
それ以外が完全におざなりになっていたなって感じ。
前作とのつながりも感じられず、出てくる人間は相変わらず知能指数が低くて邪魔にしかなっていない
正直最後の30分だけ見れば十分な映画でした
正直おバカ映画でひゃっほーだったら来月のザ・スーサイドスクワッドのほうが楽しめそうなんだよな。ガン監督だし
原作愛を暴走させずにうまく手綱を引いて制御できてるからガン監督は素晴らしいんだよな。
ドハティ監督はまぁもうこのままなんだと思うので、次は人間パート0でいいっす。
むしろ入れないで