今週のお題「上半期ふりかえり」
ということで、
上半期最終日に最後の映画を見終わったので、やっとこさこれが書けます
今年は良作が多かったものの、駄作もレベルが高かった
カラオケ行こ・ゴールデンカムイ・マダムウェブ・アーガイル・Dune Part2・ドラえもん のび太の地球交響曲・オッペンハイマー・ゴジラ×コング・帰ってきた あぶない刑事・劇場版ウマ娘プリティーダービー新時代の扉・マッドマックスフュリオサ・デッドデッドデーモンズデデデデストラクション・違国日記・ルックバック
の14本
もっと見たいですよ?もっと見たいけど、なかなか映画に割く時間が取れなくてつらい
ということで行きます!
TOP5
5位
帰ってきた あぶない刑事
自分でもまさかこれが・・・
という驚きがあるのですが、あぶない刑事
めちゃめちゃ面白かったです
実はウマ娘より上
ヴィランの設定があまりにもがばいのはウィークポイントではあるものの
ゲストの岸谷五朗と土屋太鳳ちゃんが抜群に良く
そして、主演の二人、舘ひろしと柴田恭兵のいけオジっぷりにマジでやられる快作でした
4位
ルックバック
いやー、正直、正直ですね、4位から上は全部同率1位でいいんじゃないかな?
ってくらい全部良くて、ほんと僅差、僅差です
3位と比べて何がダメだった?とか本当になくて、強いていうなら短い、とかそのレベル
本作に関しては短さも全然欠点になっていなくて、読み切りだからこそ、映画もシンプルに短くスパッと作ったのは利点だったと思います
その分実験的なこともしているし
その実験は間違いなく成功している
3位
ゴールデンカムイ
原作未読でしたが本当に良かったですね
原作ガチ勢の奥さんと語り合える作品なのも個人的に良かったですし
何よりもねぇ、キャスティングがよかった
4位との差はここかな
いや、ルックバックも主演二人抜群に良かったですけどね
良かったんだけど、
ゴールデンカムイは主演含め、白石、鶴見中尉、土方歳三と
はまり役が多すぎた。数の暴力
これも見直したいけれども、ネットフリックス独占かぁ
WOWOWじゃないのイミフ
2位
Dune Part2
これはシンプルに世界観に魅せられましたね
そこが一番大きい
意外なほどに原作から大胆に変えた脚本
Part1のわりとひょろっとした細マッチョなスタイルだった主人公が
修羅場を潜り抜けるたびにがっしりとして、目もぎらついていく
そしてぎらつくほどに離れていくヒロインの心
そのあたりの感情の機微が作品にはまっていて非常に良かったです
1位
オッペンハイマー
まぁ今年はこれを抜きに語れないかな
ゴールデンカムイの時に、キャストがはまっていたという話をしましたが
ノーラン作品をずっと追っていると、キリアンマーフィーがノーラン作品で主役をつかみ取ったかという感慨深さと、あまりにものはまり役っぷりにそこにまず感動
そして、機械おたくの象徴ともいえるトニースタークを演じた後で、その印象を引きずってミスリードさせながらその実最大の敵対者という、中盤から180度キャラ変する難役を軽々とこなし、アカデミー主演男優賞をかっさらっていったロバートダウニーJr
こちらもキャストが素晴らしく、また、どう考えても面白く作れそうにない”科学者”の、しかも”自伝映画”を、ここまでも刺激的な作品に作り上げたノーラン監督の手腕に脱帽せざるを得ないです
面白かったかどうかで言えば、4位から上は全部極上に面白かったのですが、題材の難易度が高かった、という点でこれが1位は揺らがないかなぁというのが個人的な感想です
Worst5
5位
ドラえもん のび太の地球交響曲
子供にせがまれて見に行ったので、まぁ期待はずれだったとかそういうことはないし
Bestを5個持ってきたので、体裁と揃えるためにWorstも5個にしたっていう程度で、けなすほど悪くもないです。ただまぁ、先祖代々伝わる笛の扱いがあまりにもひどかったのと、前半は正直スローペースすぎて眠かった、というのは正直なところではある
Worstの方も、5位と4位の間には海よりも深い溝がありますね
4位
アーガイル
タイトルで良作ではあるが・・・とか言っておきながら全然ほめていない悲しい作品
思ってたんと違う、という落胆からどんどんストーリーの穴が気になってしまうドツボにはまっていった悲しい作品でした
3位
違国日記
原作の性質からそこまで期待していたわけではないのだけど、その低いハードルすらすり抜けるくらい解釈不一致で心が折れそうになった映画
原作の好きなシーンがなかったくらいで非難するのは傲慢
映画と漫画は違うもの
とか、別物としてみるべき
とかいう人が擁護派にたくさんいたけど
別物だったら見る必要ないんですよ。私は違国日記の実写化を見に行ったので
原作とは尺も違う、客の見る場所も違う、全く同じにはできない
それでも、今年だけでもゴールデンカムイやルックバックは成功しているんですよ
特にゴールデンカムイは、どこを残して、どこを捨てて、どこを膨らませるかがうまかったから評価されている
そのうえで、本作はいろんな層が見に行っていたんだなというのは思いましたね
擁護派は
監督の作家性に惹かれた人、原作の雰囲気が好きな人
拒否派は
原作の唯一無二性に惹かれた人(私ですね)、原作に救われた人、原作未読でも、作品のロジカルさにこだわる人は、エピソードのつながりに疑問を感じていたように見受けられます
2位
デッドデッドデーモンズデデデデストラクション
これも正直期待外れだったなぁ・・・
こちらは原作を読んでいないので、解釈の一致も不一致もなかったのだけれども
少なくとも改変されたエンディングについて、彼女らだけがハッピーなエンディングを迎えることに抵抗を感じてしまったのが問題ですね・・・
アーガイルや違国日記もそうなんだけど、作品のクオリティとしては申し分がないのだけれども、シナリオに穴があって刺さらない、というのが今年上期の傾向だったなぁと改めて実感しました
1位
マダム・ウェブ
今年のWorstオブWorstはこれですね
本当にひどかった
言葉で語りつくせないくらい酷かった
マダムウェブ制作の裏で何があったのかのドキュメンタリーとかあったら見てみたいレベルでいろいろ破綻していて恐ろしかったですね
SSUの次回作クレイヴンザハンターも順調に遅れているし、大丈夫なんかな・・・
最後に
なんだろう。ここ数年でもトップレベルの名作と、トップレベルの駄作が交互に着てジェットコースター状態の上半期でした
下半期は、まずはデッドプールウルヴァリンが楽しみですね
ほかにも、ジョーカー2(これは不安も大きいけど)、トランスフォーマーONE(こういう前日譚好きやねん。X-MENファーストクラスみあるよね)、推しの子はとりあえずマスト
おや、風都探偵のアニメ映画も今年やるんだ・・・これもマストかなぁ
諸事情枠で化け猫あんずちゃんと、六人の嘘つきな大学生もできれば見たい
過去作全く見てないけどモノノ怪、ビバリーヒルズコップは凄く気になってるし、フォールガイもできれば見たいんだよなぁ