そもそもアニメ版映画の大ファンなので
実写化の話題は結構わくわくしながら聞いていました
監督もアニメ版から続投という結構レアだけど、期待値の高まる布陣
アメリカで先に公開され、そちらの評判も良いということで
割とこういうのが好きな娘ちゃんを誘って見に行ってきました
娘ちゃんと #ヒックとドラゴン みるよ pic.twitter.com/g63EqQOhjh
— べる (@bel729) 2025年9月13日
いやー最高でしたね
最高すぎて泣いちゃいました
豊作な今年の中でも割と上位に来る作品だと思います
ということで感想ですー
もう1回大きな劇場でヒックとドラゴンを見る機会を作ってくれてありがとう
私が今回の実写化で一番うれしく思っていることはこれ
アニメ版を改変を入れずに実写でリメイクする意味は何?
というのは、本作に限らず、漫画/小説のアニメ化/実写化では常に論争になる話だと思うのですが
特に今回に関しては、実写化することによって、もう15年前の作品を
改めて大きな劇場で見る、感動を再体験できる
ということが、それがもう私にとっては十分メリットなんです
そして、古い作品が新しく、娘ちゃんのような若い世代の目に触れる
正直アニメ版はあまり日本ではやらず、2はビデオスルーだったんですよ
こうやって改めて日本人の目に触れる機会が増えて、本作の良さ、そして15年前のアニメ版の良さを知ってほしい
もっと盛り上がってほしいんですよね
アニメ版をかなり意識したルックが最高
本作本当にすごいなと思ったのが、マジでアニメ版と同じ人をつれてきたなと
主人公の父ストイック役をまさかのアニメ版から続投というのもびっくりしましたが
主人公、ヒック役のメイソン・テムズ
凄く良いです
流石に若手メンバー全体的に年齢層上がったかな?って感じはしますが
まぁアニメ版はデフォルト効いていますからね、リアルになるとこれくらい投信は上がりますよね
そんで、キャストもばっちりなら世界観も瓜二つで
バーク島の雄大な自然もそう、そこに襲い掛かるドラゴンたちもそう
程よく似ていて、程よくリアル
15年前の思い出がよみがえりながら、メインテーマがシアターの大音響で流れだすともう心が震えて目がウルウルとしだしちゃって
本当にありがとうですよ
変らないからこそ見えてくるアニメと実写の違い
個人的に、アニメ版に忠実な実写化であるからこそ、アニメ版との違いも際立っていたと思っていて
デフォルメとリアルの違いや
ドラゴンの息遣い、ラストバトルの絶望さ
そして、最終的にヒックの身に降りかかる不幸は
もちろんアニメ版でもかなりの絶望を感じましたが
リアルだと余計胸に来る
実写だからこそ、より現実的な痛みを感じるんですよね
実写とアニメどちらが良いかという話ではないですが
アニメ版15年前ですからね
15年の技術力の向上も感じられたかな
でも、アニメ版に忠実であるからこそ、アニメ版のエッセンス、アニメ版に込められた思いがしっかりと込められていたので、最後まで楽しく、おそらくアニメ版と同じところでしっかりと泣かせていただきました
話はそれますが最近はCG技術の向上により、実写との境が無くなってきて
今のCGアニメはあえてリアルにこだわらなくなって来ていて
それこそ本作の監督、ディーンデュボアが製作総指揮を執った今年上期の名作
「野生の島のロズ」
も、リアルとは距離を置き、CGならではの表現を見事に会得していたのは
写真が発明されて、写実主義からキュビズムなどを模索していった絵画と同じ歴史の流れを見ているよう
だからこそアスティがね・・・
ヒックと同じ若手メンバーをはじめ、父親のストイック、師匠のゲップがアニメと変わらないルックできてせいで、余計アスティの人種変更が浮いてしまっていて私は全く嵌らなかった
別にアスティの人種変えてもいいと思うんですよ
わざわざ「バイキングは多種族だ」という説明シーンまで追加しましたしね
説明入れたのに、ヒロイン以外の人種が変わらないどころか、まんま本人レベルを連れてきた、というのがもう違和感が強すぎて、無い腹を探られるような状態になっている
いやまじでさ、無いんだよね?何も?ないと信じているよ?
一人だけ原作気にしません、物まねしません
とか言われてもさ
違いを祝福する、とか言われましても、あなた以外違ってないんですわ
その祝福はあなたにしか向かわないんですわ
個人的にはあまり演技が上手いようにも感じなかったけど
正直さーわかんないけどさー、アニャ・テーラー・ジョイとかさ
シドニースウィーニーとかさ
まぁヒック約の人が18歳だからもっと若い方がってのはあるかもだけどさ
ネクストブレイクな10代後半白人女優いたでしょ
と思いますけどね
最後に
最後ちょっと不満もぶちまけちゃいましたけど、でもやっぱり元が好きな人間としては
編にいじらないでほしいんですよ
最近だって、チェンソーマンのアニメ化が不評すぎて、映画公開前に総集編という名の原作準拠版が公開されていましたでしょ?
リメイクスタッフの色を出すのって、よほど原作に愛がないとリスクなんですよ
なんだったら原作者の監修があっても、ファンの勘所と原作者の勘所が違って大不評
なんて例もある
見る側としても、改変部分が刺さるかどうか
というリスクを冒して見に行くくらいなら
まんま原作通りです
って言われたほうが安心して見れるんですよね
大事な大事な実写化カードを変な形で切らないでほしいんです
私は違国日記は永遠に批判し続けるよ・・・
と、だいぶ脱線しましたが
日本での興行収入はどうかよくわかりませんが、少なくとも本国ではそれなりに火っとしているようなので
是非2も実写リメイクしてほしいですね!