URL変更でエラー吐き出されて漫画の時点で感想を書いていたことに気づく
原作の時点で、当時の話題を全部かっさらっていった印象のある
ルックバック
多分映画化の情報が出たのって、今年の春くらい
本当に直前だったと思うんですよね
映画館の予告で初めて知って本当にびっくりした
いかん、予告見返したら涙が・・・
これ映画見た後予告見たらいろいろ感情が倍加されてえぐいな
と、予告を見て、あのタツキさんの絵がそのまま動いている、ということにまず期待感があおられ
とはいえ、その前に見た違国日記があまりにも解釈不一致で
原作物の映像化にちょっと及び腰な気持ちもあり・・・
見たい気持ちと、見ないままのほうがいいのではないかという気持ち
そのはざまで悩みながら
せめて、細かいところが気にならないようにと
忘れかけている原作を復習せずに望むことにしました
結果として、見ながら「あーこんな話だったなー」とだんだん思い出してきたので
それが成功だったかはわからないですが
そもそも、映像からシームレスに原作の記憶が呼び戻されるほどに
原作の空気を大事にされている
というのを感じました
原作の独特のタッチを再現するために新しい技術も使われているようだし
また、藤野と京本のファーストコンタクトのあと、平静にいようとしてもこみ上げる歓喜に変な顔になっちゃう藤野が長尺で躍動感あるシーンになっているのを見て(原作読み返してこんな短いシーンだったのかと驚き)
原作を引き延ばしすぎず、でも強調するところは強調する
緩急、メリハリが凄いしっかりしていました
正に幸せな漫画の映像化だなと
原作の感想でも書いたのだけれど
語らずに絵で答えるシーンが非常に多くて
ね
予告にも入っている、京本の藤野への問いかけの答えが
その後のシーンで”言わなくても分かる”の、すんごくエモい
それに色がついて、動きがついて、声が乗って
もうずっと泣きっぱなしだったし、思い出しながら書いている今も泣きっぱなしだし
というか予告見返しながら涙が止まらない
映画見終わって予告見返すと、予告の構成が神過ぎて辛い
自分が外に連れ出したせいでと自棄になる藤野の後に
外に出たからこそ得られた幸せをうれしそうに語る京本を持ってくるの
それはそれで一つの答えでね、本編では想像にお任せするところではあるけれども
これくらいの暗喩はしても良いと思います
そんで、本作で一番徹底しているなって思ったのがスタッフロール
普通はキャストから始まるところ
制作→キャスト→宣伝・協力
と、制作とキャストの順番を逆にしているんですよね
まず紹介したいのは原画マンなどの制作なんです!
というところに、漫画家のための漫画だった原作への敬意
オマージュみたいなところを感じて、さらに好感度倍でした
誰が、この作品を作ったのか
まぁある意味でね、実写の絵を作るのは演者だけど
アニメの絵を作るのはアニメーターだもんね
さらに、入場者特典が原作のネームなのも
これ恐ろしいことしよんなと思います
また違国日記の話で恐縮だけど
私が映画見終わって最初にしたのは原作読み返しての間違い探しだったわけですよ
この映画の何に私が怒っているのか、この怒りに正当性はあるのか(不満ポイントが原作準拠だったりはしないか)
あるいは、映画良かったから原作を買おう、という人もX上では結構いました
今回も、かなり原作の記憶を飛ばしたままで見に行ったので、
まずは原作どうだったかが気になりますよね
すると手元に、ネームだけれどもそれがある
すぐに答え合わせが出来ちゃう
すぐに、「雨の中はしゃいじゃうシーンは原作だと短かったんだ」とか、あのシーンは漫画だとこうだったんだ
みたいな、情報の整理だけだったら出来ちゃうわけで、この映画に対する絶対の自信を感じたりもするわけです
ということで、映画ルックバックの感想でした
改めてネタバレ込みで書きなぐりたいなぁと思っているので、ルックバックでもう一記事書く予定
今年は名作が多い中で、間違いなく上位の1作になる名作中の名作でした
もう一回見たいけれども、時間がなぁ・・・バッドボーイズも、ブルーも、ボブマーリーも見れとらんのじゃよ・・・
配給的には配信はアマプラ独占になりそうな予感がするので、そこまで待ちますかね
昔はこれくらい気に入った映画は3回くらい見ていたんだけれども
仕事も忙しくなる一方だし、子供も2人もいると本当に自分の時間が取れない・・・