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自民党衆院2/3議席という結果のあとに残る不信──衆院選とメディア報道への違和感

前回、衆議院議員総選挙についての、私なりの考察を書きましたが、

belphegor729.hatenablog.com

 

今回の選挙では、有権者の様々なことに対する不満が爆発した結果の一方的な与党勝利につながった面もあるのではないかなと思っています。

特に、与党支持者は同様の思いは強いんじゃないかな。

と思いましたので、それについて語っていきたいと思います。

 

 

石破茂・村上誠一郎・岩屋毅に対する不快感

舌禍という意味では高市総理もまぁまぁ危ういところはありますが、この2人は話にならないと感じました。

まず石破元総理。選挙期間中たびたび選挙の意義について疑問を呈していました。

また、選挙が終わった後も、高市総理を肯定するような発言は、私が見る限りでは皆無でした。ねぎらう発言もありません。

「自分で仕掛けた選挙なんだからそんなことする必要ないだろう」

というご意見もありましょうが、与党議員ですから、せめて一言あるのが、大人の対応だと思うんです。

そして、なぜ解散総選挙をしないといけなかったか。それは明白なんです。

 

石破元総理が総裁就任直後、手のひらを反すように解散総選挙に打って出た挙句、本来自民党有利なスケジュールでの選挙だったはずなのに大敗。

そこで潔く退陣することもなく総理の椅子に座り続け、続く都議選、参議院議員選挙でも大敗し自民党としての党勢は明らかに風前の灯火でした。

その灯火の勢いを、タイミングを自由に操作できる衆議院だけでも取り戻したいと思うのは当たり前だと思うんです。

こんなタイミングで解散総選挙をさせた最大の原因が、「なぜ今なのか」

と発言するのはあまりにもご自身に甘い発言だなと思うのです。

 

そもそも石破元総理だって解散しないという発言を撤回して解散しているわけで、まずそのことについて「自分はやりたくなかったけど周りに流された」と言い訳をする前に反省して総括をしないとご自身の名誉は回復しないと思うのです。

石破茂前首相、早期解散「痛恨」 退任後初の地元鳥取入りで謝意(共同通信) - Yahoo!ニュース

「『今すぐ解散を』という与党の要望が強かった。非常に痛恨だった」と回顧。

私も前回の選挙では選挙区では自民党候補に投票しましたが、比例は自民以外に投票しました。それは石破茂、村上誠一郎をはじめとした石破政権にNOを突きつけたかったからです。

石破元総理で評価しているところは赤沢りょうせいさんという有能な懐刀を持っていて、対トランプ大統領のカウンターとしてあてたとこくらいです。

赤沢さんが有能であることは、石破元総理から高市総理に政権が移行するにあたり、大臣留任した数少ない議員の一人であることからもわかります。

 

挙句の果てに、これでは、地元有権者には支持されても、自民党支持者全体からは支持されてないでしょう。ご自身の選挙区でも得票数をかなり減らしたそうですね。

衆院選高市旋風で自民大勝 与党で議席3分の2確保 石破前総理が「白紙委任ではない」と釘を刺す

「大事なのは『実績』に対する評価で、高市総理が一番よくわかっていると思う。多くの議席をいただいたからといって何をしてもいいという話にはならない。急な解散により、党内でも政策が吟味されていない」としたうえで、消費税減税に伴う代替財源や「非核三原則」、「武器輸出三原則」などの議論が深まらないまま選挙に突入したことを指摘し、「実績による評価はこれからだ」と、政権への引き締めを求めました。

自分だって議論が深まる前に解散総選挙して自民総崩れになったわけです。

私は、”言っていることは正しくても、言う権利があるかどうかは別”だと思っています。

私は、敗北の総括が十分に示されない限り、その発言を評価することはできません。

せめて自身も2024年に同じことをしていなければ多少は言う権利があったでしょうが、同じことをして大敗した人が、同じことをして大勝した人に文句をつけることに理解する人は、そう多くないのではないでしょうか。

それが、石破元総理の失点を回復するための苦渋の決断にも見えるのだからなおさらです。

連続した選挙敗北についての明確な総括と責任の所在が示されない限り、多くの支持者は納得しないのではないでしょうか。

 

次に、村上誠一郎。

 

安倍晋三は国賊である。という発言をした時から、一時だけでも安倍さんをトップに働いていた私からすると、その発言をした時点で自民党を除名されてもおかしくないと思っていましたが残留。

そこで反省もせずに、石破氏によって閣僚に拾挙げられてしまい、今回冷遇されつつも自民党が勝ちすぎた結果生き残ってしまったのは非常に残念です。

村上誠一郎氏が苦言「消費税の廃止や減税妥当か」衆院選から一夜 愛媛で独占の自民の当選者に聞く【愛媛】

今回の選挙で冷遇されるのも当然だし、高市人気でギリギリ当選したくせに、批判そのものよりも、その姿勢が自己演出的に映ってしまう点に違和感があります。

彼を閣僚に抜擢した。この一点だけを見て石破元総理はトータルでマイナス評価です。

 

そして岩屋毅。

ブレーキ役は確かに必要かもしれないが、それを外に言う必要はない。言より行動です。選挙中高市総理の敵ではないと発言したのだから、まずは高市総理の勝利を称え、何が民意だったのかを考えましょうよ。

 

結局この3人は、まるで野党かのように、選挙後も高市政権を批判することしかしないんですよね。党内野党は必要だと言いますけれども、あれはあくまで思想や政策に幅がある、という事であり、ブレーキをかけるとかそういう印象論の話ではないはずです。

外に出す前に、自民党内でしっかりと議論すべきだと思うんです。

それをしないという事はメディアを使って外から攻撃し、自身に有利に議論を誘導している、と受け取られかねないのではないでしょうか。私は、あまりお行儀のいい手法だとは思いません。一度は総理の座に就いた与党議員のする手ではないです。

 

メディアに対する不快感

常々思っているのですが、主要メディアは放送法を軽視しすぎじゃないですかね。

そういうフラストレーションを私以外の多くの人も感じており、それが爆発したのが今回の選挙結果だったのではないかと思います。

MBSの悪意のあるフリップについては謝罪に追い込まれていましたが、それ以外にも酷い番組内容は多かったですよね。

とにかく、与党は悪、なので対峙する野党は善という印象操作を、放送法をかなぐり捨てて行っている、というのがいち有権者から見た報道に対する感想です。

そして、そんな報道体制が野党を甘やかし、成長できずに有権者に置いて行かれたのが今回の選挙だったのではないでしょうか。

そういった意味で、逆説的に今回の野党大敗の立役者は長年のメディアの報道姿勢もあるでしょうね。

高市政権批判の急先鋒だった毎日新聞は選挙後にもこんなことを言っていますが、

論点:まるで「推し活」で地滑り的勝利 高市自民の圧勝をどう見るか | 毎日新聞

なんとなく、与党は悪い。野党は良い。という印象付けで有権者を誘導していたのはメディアのほうでしょう。

 

与党批判の中で、

自民党が与党の間何もなしえなかったのになぜ支持するのか

というものがありました。

でも、私からすれば、与党がやろうとした施策を、嘘、虚偽で批判してきた野党、そしてメディアのせいでなしえなかった面も少なからずある。

モリ、カケ、サクラで喪われた時間は計り知れず、過去には漢字クイズにカップラーメンの値段あて。

そうではなくて、与党支持だけど、支持できない政策はそれなりにある。クールジャパン機構の投資の結果は出ているのかとか。でもそういうのは全然やらない。やっているのかもしれないけれど、メディアは報道しようとしない。可視化されない。

だからこそ、一度ちゃんと、自民党が本気で日本をよくしようとがんばったらどうなるのか。

せめて野党の影響だけでも排除して見させてもらいたい。その機会が来たと思っています。

 

メディアは放送法第4条の順守をお願いしたい

正直今回はいい機会だと思うので、ちゃんとメディアを検証してほしいとも思っています。

放送法第4条に抵触する恐れのある報道は少なからずあったと思うので、そこにしっかりとした線引きを与え、あまりにもひどい部分に関してはしっかりと司法に判断させてほしい。

 

ネットの情報が信頼されているのはメディアの信頼が失墜していることが原因なのは間違いないですが、本来は陰謀論交じりのネットの情報がメディアよりも信頼を得てしまっている状態は危険なのです。

・ネットは根拠がない、フィルタリングもされないから慎重に読み解くべき。

・報道は足で稼ぎ、資料を読み、複数の専門家のチェックを経て発信されるから安全。

というのが本来のあり方なはず。

思想ではなくエビデンスで、切り取りやレッテル張りなんて卑怯な方法をとらず、報道の本来のあり方に立ち戻り、信頼性を取り戻してほしいと強く思っています。

 

前回の選挙で、当選した自民党議員に裏金マークを付けたりやりたい放題だったメディア。

今回の選挙でも、MBSの印象操作以外に裏金、禊、統一教会といった単語が飛び交いましたが

中道改革連合共同代表斉藤氏の不記載

同野田氏の統一教会後援会問題(私は問題だとは思っていませんが)

れいわ新選組大石候補の他の不記載議員と比べても文字通り桁の違う額の不記載

は見なかったことにするか、申し訳程度に1度報道して後はだんまりを決め込むことで、彼らのクリーンなイメージを保持しようとし続けた。

これが中立な報道とは私は口が裂けても言えないです。

国民の信任を得ていないメディアが、国民の声を代表するかのように報道するのは、いち有権者として耐え難いです。

 

報道が委縮する。との批判は当然出ましょうが、こちらからすると、せめて一度立ち止まって顧みてほしいのです。正しいことのために、正しく慎重に。当たり前のことを希求しているだけだと思うんです。

そのきっかけを、高市政権には作ってほしいと強く思っています。

 

そんなことをしたら、これがきっかけで恐怖政治が始まる、という批判をする人もいるでしょう。でも、その理屈を盾にやりたい放題してきたメディアに全幅の責任があります。そうならないために自粛すべきだったんです。

そもそも、悪意ある切り取り、恣意的な数字の使い方、発言を曲解するなど、政治家に必要のない自制を求めさせている時点で、委縮させているのは政府ではなくメディアでしょう。

本来、”切り取られても問題のないような発言を心掛けないといけない。”なんてする必要のない配慮(?)なはずです。身内の会合、オフレコの場での発言を切り取って攻撃する。正しい発言を、誤った発言に変換して電波に流す。そういったことがまかり通るのは、一市民として耐えられない。

そういう時代だから政治家は発言に気をつけなよとも思いますが、どんな場でも気の利いたことを言ってはいけない、なんて世界ディストピアですよ。

 

なによりも、政府にフリーハンドを与えないために、政府ではなく、裁判所が判断を下すわけです。そこをたがえない限りは、政府の暴走とはならないでしょう。

はたから見れば、政府はまだ暴走するかわからないですが、メディアはすでに暴走している、という認識です。

私は暴走だと思っていますが、メディアも「これが正しい」という信念があってのことでしょうから、その信念が法的に正しいことを法の下に明らかにしましょうよ。

 

メディアは国民の信任を得ていない

メディアが忘れている一番大事なことはこれだと思うんです。

何の権利があって、ただの会社員でしかないテレビ局員が、玉川徹みたいな自社社員か、あるいは似た思想を持った太田光のようなタレントをキャスティングして、曲がりなりにも選挙という形で世に信を問うた政党に、罵倒のような非難を投げつけるのか。

選挙後に、石破や岩屋、村上にばかりコメントを取りに行くのと同じ。

コメンテーターの発言ですテレビ局の意見ではないです問う建前をとりたいんだろうけど、そういうコメントを期待して取りに行っているから、それが通用するのはメディア村っていう小さな社会だけなんですよ。もうそういう時代なんです。

でも、テレビは直接課金をしているわけではなく、また複数のタレントで責任を分散するから誰も責任を取らない。

私、前回の衆議院議員総選挙でもものすごく怒っていたんだけど、まさに今回の状況を予見していたんですよ。

 

belphegor729.hatenablog.com

前回の選挙特番でも太田光はその態度、発言で大炎上し、謝罪に追い込まれたんだけど、私はこの時に、「本人は『審判を下されるのを待つしかない』と言っているけど、審判が下されることはない」と断言していて、まさにその通りになりましたね。

何の半生もなく、同じようなノリで高市総理に突っかかっていって、同じように大バッシングされる。

こういう報道姿勢からは、どんなひどいことを言っても、有権者の目があるから与党議員は言い返さない。言い返されたら「切れた、みっともない。余裕がない」と炎上させるネタにすればいい、と考えているように見えて、少なくとも私は電波に乗せてお茶の間に届けて問題ない姿ではないと感じています。そういう人が多いから炎上したんじゃないですかね。

 

玉川氏も、「テレビは間違ったら訂正しないといけない」

とSNSとテレビの違いを説明し、SNS規制を訴えたけれども、いつも間違っていないことにして、やり過ごしているだけでしょう?SNSの陰謀論系インフルエンサーと何も違いませんよ。

 

私は、どういう方法が一番良いのかはわかりませんが、記者にも資格制度を導入すべきだと思いますよ。

もちろん、国家が直接統制する制度は慎重であるべきです。ただ、医師や弁護士に専門資格があるように、公共性の高い職種として一定の倫理規範や認証制度を業界主導で整えることは検討に値するのではないでしょうか。ベストはメディア業界が自主規制的に制度を作ることだと思いますが、同様の機構であるはずのBPOが完全に形骸化しているので、望みは薄いですね。そういった点でもやっぱりメディアは自分の首を絞めているのだと思いますよ。

 

私は与党支持者ですが、無条件で信頼しているわけではありません。同じように、メディアもまた無条件に信頼される存在ではないはずです。
政治も報道も、制度の中で検証され、批判され、改善される。その緊張関係こそが民主主義の健全さだと思っています。
今回の選挙は、そのバランスを問い直す機会だったのではないでしょうか。

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