同時期頃にブログをはじめられてヲチさせていただいているまるマッコリさんのブログで面白いことをされてまして
marumakkoriblog.hatenablog.com
自分も10年間で見た映画について振り返りたくなったので乗っかってみます。
事の始まりはこちらのブログからということでしょうか。
対象作品の基準
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2010年から2019年までの間に公開された作品が対象となります
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洋画、邦画、アニメ、ドキュメンタリー、その他ジャンルは一切問いません
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「公開」の定義は困難です。劇場公開、ソフト発売、ネット配信開始など、どの形態であれ、2010年代に日の目を見た作品であればOKです
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ただし、あくまで「映画」が対象です。連続ドラマの1話などは対象外です
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シリーズものはそれぞれ独立した作品として扱います。シリーズ全体への投票は無効です
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テン年代の映画に入るかどうか迷ったときは、本ベストテンでは長年の大原則である「迷うぐらい微妙なら入れていい」を採用してください
あとは、マイルールで「MCU・ディズニーからは1作品」を基準に加えて選考しようかと。
この2ジャンル選び放題にするとこれらで埋まってしまう。特にMCU
ということで行きます!
- 10位・天気の子(2019年)
- 9位・劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜(2011年)
- 8位・コードネーム.UNCLE(2015年)
- 7位・仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL(2017年)
- 6位・X-MENファーストジェネレーション(2011年)
- 5位・ガーディアンズオブザギャラクシー(2014年)
- 4位・ミッション8ミニッツ(2011年)
- 3位・ズートピア(2016年)
- 2位・グレイテストショーマン (2017年)
- 1位・この世界の片隅に(2016年)
- 最後に
10位・天気の子(2019年)

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この作品をランクインさせるかは凄く悩みました。
とても好きな作品なのですが、10年たった後も好きな映画なのかどうか、あまり自信がなくて、ランキングに入れてもいいのかなぁって。ただ、そういうことを言ってしまうと2019年の映画すべてそうなってしまうので、入れることにしました。
やっぱり、映画そのものも素晴らしいというか、私の好みにズバッと刺さったのですが、なんで刺さったかを考えると、自分の今までのオタク活動の結果が丸裸にされた感じがして
という点でもランクインさせるべきかなぁと思いまして、10位にしました。
もうちょっと高くてもよかったかもしれない。
秒速5センチメートルのせいでずっと毛嫌いしていた新海誠監督作品を本当に好きになれたのも個人的には感慨深いのですよね。
ちなみにこれとヒックとドラゴンで悩みました。年末に新作が出ますが、これも本当にいい映画です。
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9位・劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜(2011年)
2010年前後って私がちょうど社会人になったあたりで、
当時多分一番話題になったアニメの一つじゃないかなぁ
マクロスF
劇中歌をすべて私が大ファンの菅野よう子さんが手がけ
テレビ版第1話で流れた「射手座午後九時Don't be late」は本当に衝撃でした。
最初はランカ派だったのですが、見ていくうちにだんだんシェリル派に転向していって
劇場版が始まるころにはすっかりシェリル派でした。
劇場版前編「イツワリノウタヒメ」の出だしでかかる「ユニバーサルバニー」は革新的な映像表現と合わせて鳥肌が立つほどで、
集大成となる後編「サヨナラノツバサ」のクライマックスでかかった
タイトル曲「サヨナラノツバサ」は2人の歌手のすべてを絞り出すような気迫のこもった名曲でした。
内容以上に曲に心打たれた作品でしたが、テレビ版からいくつか設定を変えることによって、コンパクトにしつつもうまくまとまり、キャラクターごとの心情もテレビ版以上にわかりやすくなっていたと思います。
シェリルノームの歌は今でもカラオケでよく歌いますし、車の中でもよくかかりますねー
射手座もサヨナラノツバサも歌っていてすごく気持ちいいんですよね
ユニバーサルバニーもアドレナリンがバンバンでてたまんないね
8位・コードネーム.UNCLE(2015年)
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キングスマンと同時期に公開され、かたや3作目が製作中
かたや続編をにおわせつつも音沙汰無し
大好きなんだけどなぁ・・・
1960年代に放送されたテレビドラマ「0011ナポレオンソロ」を
シャーロックホームズで私の心を鷲掴みしたガイリッチー監督が大胆にリメイクした快作です。
主人公のナポレオンソロにスーパーマン役のヘンリーカヴィル
相棒のイリヤに個人的には「ソーシャルネットワーク」のウィンクルボス兄弟が印象深い「アーミー・ハマー」
紅一点のギャビーに「エクスマキナ」「トゥームレイダー」などで大活躍中のアリシア・ヴィキャンデル
(マイケルファスベンダーの奥さんなんですね。美男美女)
と実力派俳優をそろえ、チャーミングなソロと堅物だけど憎めないイリヤの名コンビにガイリッチー節を効かせまくったカットが楽しい素敵な作品です。
キングスマンが好きだけど本作は見てないという方は、騙されたと思ってみてみてほしいです。
7位・仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL(2017年)
2010年代を振り返るうえで特撮は外せなくて、じゃぁ特撮映画の中で何が一番面白かっただろうか?と考えると、やはりこの作品かな。平成ジェネレーションズFOEVERはちょっとはっちゃけすぎて乗り切れないところが多かったのですよね。
その点本作は、エグゼイドの夏映画終盤であった、例年やっている新旧ライダー顔見世のシーンをそのまま映画の導入に使い、万丈とパラドをお互いの世界に行かせることで2つのライダーの物語をしっかりと絡ませることに成功しています。
また、レジェンドライダーの活躍も非常にそつなく、ゴーストの御成と壇クロトの掛け合いはかちっと嵌っていてまさに夢の競演!という感じでした。
また、私個人として仮面ライダーオーズのファンなのですが、オーズ最大のファンといっても過言ではない主演の渡部さんの監修の入ったエイジとアンクのやり取りはファンとして感涙ものでした。
6位・X-MENファーストジェネレーション(2011年)
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私にとって一つの基準となった作品。
私にとってマシューヴォーン監督と言えばこれだし
ジェームスマカヴォイと言えばチャールズエグゼビアだし
マイケルファスベンダーと言えばマグニートー
でもニコラスホルトと言えばマッドマックスのウォーボーイかな?それでも最初に認識したのはX-MENだと思う。
キューバ危機という史実を中心に据えながら、コミックの中のキャラクターたちの感情をここまでエモーショナルに描き出していて、
特に、チャールズとマグニートーのいづれ別れを告げる2人の友情は
同じ方向を見ているようで少しずつずれていく様子を凄く丁寧に描いています。
チャールズが友情を過信していて、マグニートーがそれに不満を覚えていく感じが見ていてつらい。でも面白い。
正直シリーズ自体は回を追うごとに尻すぼみになっていてとても悲しいですが
本作は変わらず素晴らしい傑作です。
5位・ガーディアンズオブザギャラクシー(2014年)
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自分の課した制限でとても苦しむパターン。次点はウィンターソルジャーかなぁ。
この2作は自分の中での前評価を大きく覆した作品だったので、その点で選んでみました。
エンドゲームは約束された名作すぎて意外性がなくてね。
MCUのラインナップが公開されたときに「は?アライグマ?ふざけてるの?まぁMCUだから見るけど」ととてもモチベーションが低い状態だったのですが
劇場に足を運んで、軽快なオールドミュージックがかかる中で、どーんとタイトルが表示されたときに
「こいつぁやばいもんに出会ってしまったかもしれない」
と、よくわからないプレッシャーで顔が引きつったのを覚えています。
結果、誰も知らないようなヒーローチームのオリジンとして最高のものが仕上がり、2も完璧。3も紆余曲折ありつつも無事に製作が決定と、MCUを支える大事なシリーズとなっています。
クリスプラット本当に売れましたねぇ・・・
【追記】改めて記事を起こしました
4位・ミッション8ミニッツ(2011年)
本作がどれくらい素晴らしいかは過去に記事にしました。
そこそこ古い映画ですが、今でもたまに見るくらいに好きで
ハードなSFストーリーの中に切ない人間模様がちらついて
とても素敵な映画です。
3位・ズートピア(2016年)
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リメンバーミーと悩みましたが、悩んだときは意外性、でこちらにしました。
正直、公開前にシナリオが二転三転したなど結構ごたごたしたそうで、大丈夫かな?と思いながら見に行ったのですが、いい意味で裏切られました。
よくポリティカルコレクトネスとか、ネットで話題になったりすると思うのですが、
本作はこれについてかなり正面から扱ったな、と衝撃を受けました。
かわいい動物たちをだして、みんな仲良く!見たいなハートフル映画で終わらせることもできたと思うのですが、決めつけによる差別、イメージを悪用した差別と、かなり自覚的に差別について扱った作品だと思います。
2位・グレイテストショーマン (2017年)
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この映画はね、外せないんですよ。
とにもかくにもただひたすらかっこいい映画ですが、
カッコいい
というだけのことがここまで人の心に残るのか
というぐらいにそのすべてがしみ込んでいます。
映画のオープニング
観客たちのハウリングからのスタンピング
スポットライトが当たり決めポーズをするヒュージャックマン
また観客たちが掛け声をあげ、スタンピングに合わせてポーズを決めるヒュージャックマン
モノクロのタイトルがドンと表示され
ショウの幕が上がる。
余りにも華やかな映画の幕開けに、「たとえどんだけ続きが残念でもこのオープニングを大きなスクリーンで見れただけでおつりがくる」
とすでに大満足だったのですが、後から後から名曲に次ぐ名曲、素晴らしいミュージックとダンスの津波に巻き込まれて茫然自失のまま終える贅沢な100分でした。
史実と違う?しるか!フィクションやぞ!気持ちよく騙されようや
とにかくテンポ重視で結構ご都合主義なところはありますが、シンプルで力強いメッセージがストーリーを支えており、それをヒュージャックマンをはじめ演者の素晴らしい美声と演技が華を添えます。
挫折からの再起を歌う「From Now On」は美しいダンスとヒューの演技・伸びるような美声で号泣しながら見てました。
1位・この世界の片隅に(2016年)
私にとっての2010年代の映画はこれに触れずには語れません。
子供が生まれた年、生まれた月の公開なのもとても印象深いです。
クラウドファンディングに参加できなかった後悔を胸に抱えながら
期待を膨らませ劇場に行き、
開始5分で、
「ああ、この映画を待っていた半年間は間違いではなかった」
と涙しながら確信したことを忘れることはないでしょう。
何気ない一挙一動が愛おしく、愛おしいというだけで涙がこぼれてくる。
それゆえ後半に起きた悲劇があまりにも悲しく、
しかしそれでも人は生きていくのだと、悲しいことがあっても、それを糧にして生きていくのだと。
そうすれば、その悲しみはきっと喜びを連れてきてくれるのだと。
見るものに語り掛けてくる私の人生のベスト映画です。
最後に
10年振り返ってみると面白いですね。
ミッション8ミニッツが9年前の映画だったとは
時がたつのが早い。
また10年後同じことをしてみたらどういうランキングになるのか今から楽しみです。