Let Life Loose

映画と革製品についての紹介がメインのブログです!特に革靴についてはディープな情報をあげていきたいと思ってます

オネショタはスパイスでしかなくて、本当は家族の話【#私の少年】

唐突ですが、私ショタって大好きなんですよ

 

私がショタに目覚めたのはこちらの小説で

オーフェンのイラストレーターさんつながりで手に取って、今ではラノベの中でもトップクラスに好きな、学生時代のバイブルの一つなんだけど

その最終巻、すべてが終わった後にしめやかに語られた後日談で現れた突然の、しかし必然の義兄弟登場に、目の前に春の草原が広がったかのような感動を受けまして

 

それ以来、なんかショタという存在が割と好物になったんですよね

ネタショタではなくオニショタなんですけど

 

ついでににツイステ勧められたときに「ショタはいるか?」と聞いて奥さんにドン引きされたのも私です

 

で今回の作品。

無料で序盤読めたので聞いたことあるタイトルだしと手にとって見たら結局全巻買っていた漫画第2弾

 

第1弾はこちら

 

belphegor729.hatenablog.com

 

まさかの年の差恋愛被り、というか、まぁこっち読んでぐっと来てしまったので、手に取るモチベーションが沸いたっていうのもあるかな

 

 

 

こちらも社畜と少女の~に負けず劣らず良い作品でした

 

作者のあとがきで、

「もともと性別逆だったけど、似たような作風の漫画が多くあったのでこうした(意訳)」

という話をしていたんだけど、

もしかしてこの漫画のことなのかしら?とか思ったり

まぁ社畜~のほうが早くにリリースされてはいるんだけど半年程度だしちょっと微妙なところではあるんだけど

なんというか、性別以外に関してすごく対照的なんだよね

 

年の離れた子供を保護することの危うさについて凄く丁寧に正面から扱っていて

子供が、親ほど年の離れた相手に対して抱く感情についても茶化さずに、でもドライに取り扱っている

あとは、軽いネタバレではあるので白文字にするんだけど

途中で社会にその交流がばれて一度離別するのも同じなんだよね

 

でも、それ以外のところ、二人の関係性だったり、家族関係だったり、あるいは物語の終わり方だったり

そういうところが結構、面白いように違っていて、そういった視点でもすごく楽しめました

 

本作のストーリーは

仕事に疲れた女性 多和田聡子 が、毎晩公園で一人、サッカーの練習をしている少年 早見真修 に出会い

夜中に一人で子供がいる危うさ、そして、少年がそうせざるを得ない状況をいぶかしんだ聡子が、真修と秘密の練習を始めるところから始まる

 

こう、社畜~のほうは割とフィクションというか、ファンタジーなハードさ、ちょっと現実ではないかなっていう設定の中に、リアリティを積み重ねて言った感じなんだけど

こちらは徹底的にリアル

 

少年の親は蒸発しないし、中盤のクライマックスでも明らかな悪者はいない

もっと言えば、彼女が少年を助けた理由についても

かかわらざるを得ない状況だったうえ「そういう性格の人だから」という社畜と~の東根とは違ったアプローチ

関わらなくてもよかったのに、敢えて関わったのはなぜか

 

正直、中盤から少年も成長してショタではなくなるので

個人的には、聡子が「何故」少年と関わったのか

そのことのほうが重要な、作者が描きたかったテーマだったのかな?

と思うんですよね

 

たぶん、作者も後書きで少し語っているんだけど

本作は1部、2部に分かれていて

1部はほぼほぼ聡子視点、2部からは真修視点が出てくるんだけど

それ以上に、2部は聡子について、彼女の家庭、過去、内面について、真修以上に深堀りされて行って、読んでいて苦しいんですけど

ただ、彼女の抱えている、恋愛についての感情って

なんかすごく良くわかって

 

しんどかったのは少年だけではなく、むしろ聡子のほうが辛かったんだ、今も辛いんだ

育った家族の呪縛にとらわれ続けているんだ

というのが見えてきて、なんかもうそこから爆発的、加速的に物語が面白くなっていって、最終巻まで一気に読み切ってしまいました

 

こういうの大好物。読んでいてしんどいけど

 

最初の巻のほうは、作者後書きがあって、ショタの良さについて熱く語っていたんだけど

中盤から後書きすらなくなっていまして

やっぱり作者もこの二人の関係を「オネショタ」という単語で軽く扱うことが憚られたのかな?

 

たぶん2部の途中まではオネショタは作品の大部分を占めるテーマだったとは思うんですけど

終盤に関してはもはやそれはスパイスでしかなく

決して恵まれたとは言えない家庭で育ち、ある種のトラウマを抱えた女性が、そこから解放される物語だったんだろうな

 

この二人が選んだ選択はあるときは甘く、ある時は厳しい壁にぶち当たることもあるだろうけれども

しかしどうか、幸多からんことをと願わずにはいられない