ブログ開設当初からお勧め漫画として挙げさせていただき、
またアニメ化も熱望していた「薬屋のひとりごと」
(リライトしてアップしなおしたので、投稿日的には1年前になっていますが
記事自体はブログ開始初期のものです)
念願のアニメ化決定から
無事2クールが終わり、2期も決定!
2023冬期のアニメの中では、葬送のフリーレンと双璧を成す覇権アニメだったのではないでしょうか
猫猫の性格もあり、また会話劇なのもあり
淡々としがちな作品を
こういったキャラをやらせたらぴか一な悠木碧さんをはじめとするキャストの熱演と
アニメスタジオの緩急のついた演出が原作の良さを最大限に引き出していました
特に、個人的に本作はシリーズ構成の手腕が素晴らしい
特に区切りを考えずに作られてきた原作を、分解し、再構成し
全26話のクライマックス、ラストエピソードに、猫猫出生の秘密を持ってくる
その構成力に私は脱帽してしまいました
猫猫の両親のストーリーは
時代と運命に翻弄され、奇跡のめぐり逢いがすれ違ってしまった結果、最悪の結末を迎える
才能ある人間が生かされずにすりつぶされていくというシチュエーションもメンタル消耗するから、好きだけど読むの辛かったんですよね
なので、アニメを見るのも辛かった・・・
長い遠回りをした結果、やっとハッピーエンドを迎えたように見えて
鳳仙梅毒の末期症状で認知症状態だから完全に手遅れなんですよね
本当にしんどい
それはさておき、ストーリーそのもののを26話のAパートでしっかりと終わらせたので
Bバートをフルに猫猫の舞に、贅沢に使えているのも神がかり的な構成だと思うんですよね
作画、声優、構成
全てがかみ合った神アニメでした
2期はおそらく、1期の端々で見えた不穏が形になる、1期以上に見るのがしんどいエピソードが続くんじゃないかな
大体あそこがクライマックスになるんだろうなという予感もあるし、この神懸かったストーリー構成なら間違いなく、そこに持ってくる
2期でかなりお気に入りになったキャラクターの退場が1期の鳳仙以上に私の心にダメージを負わせてきたので、楽しみ半分、身構える自分も
とはいえ1年後なので、気楽に待ちたいところですね