前々からなんとなく気になってはいたけど手を出す程ななかった漫画ってたくさんあって
その中の一つが今回紹介する「ダンジョン飯」なんですよね
これがみんな大好きTriggerの制作でアニメ化するっていうんだから
あのガイナックスの後継会社といっても過言ではないTriggerが選んだ原作ってなるとがぜん興味がわいてくるわけで
今回アニメ化記念なんですかね
1巻と2巻がアニメ公開初日の1月4日(というか今日?)まで無料で読めたので読み進めていたところ
めちゃめちゃこのみな雰囲気だったのでそのままラストまで購入して読み進めてしまいました。
初売りセールのポイント還元もあるし、平均20%のポイントも付くのでまぁまぁお得でした
ストーリーはざっくり前半と後半に分かれていて
前半が、ダンジョン攻略中に準備不足で消耗したところをドラゴンに遭遇してチームが壊滅し
主人公の妹がおとり役となって一度撤退できたものの、身代わりとなった妹を助けるために再びダンジョンに潜る、というお話
その中で、撤退の際に荷物を全部おいてきてしまったために一文無し、妹の安否を考えると、一度町まで撤退するまでの時間も惜しい
じゃぁどうするか
ダンジョンにいる魔物を料理して空腹を満たしながらダンジョンを潜っていくしかない
ということでタイトルの「ダンジョン飯」
なわけです
そして、後半は、この世界にあるダンジョンの秘密、そしてこの世界の残酷さについて語られていきます
正直前半は、ある種のゲテモノ食いを強いられる
主人公の仲間たちのリアクションを楽しんでいる面も少なからずあるのだけれども
正直現実にない食材で料理といわれてもなぁ・・・
という気持ちも若干なくはなかったわけですね
ただ、タイトルほどに料理が主軸の漫画ではなく、ファンタジー世界においての魔物と動物の違い、魔物の生態についての深堀という世界観の構築の仕方が非常にうまく
そこから、ダンジョンがなぜこの世界にあるのか
という世界の秘密に軸足が移っていく
この構成が非常に見事でした
ぶっちゃけドラゴン退治で14巻は持たないよなぁと思っていたので
そのくだりが中盤で終わったのは納得
そこから、ハッピーエンドのあとの蛇足のような第2部が始まるのかと思いきや
よりシビアで切実な状況に主人公を持って行ったので本を読む手が止まらなくなってしまい、そこから最終巻までは一直線
怒涛の展開に飲み込まれながら読み切りました
後半が全然違う方向に突き進んでいったのも含めて本当に面白かった
アニメがどこまでやるのかわからないですが、2クールだと全部頑張っちゃうかもしれないですね
非常に楽しみです