予告がなかなか面白そうだったのと
私の中で今一番ホットなコンテンツ「推しの子」に
一人はアニメの主題歌で世界を席巻し
もう一人は実写の主要キャラとしてこれから世界を席巻する予定
YOASOBIのボーカル幾多りらとあのちゃんのダブル主演
気になるなぁ気になるなぁと思いつつ
3月は限りある映画タイムをオッペンハイマーに消費したため
2週間遅れでの視聴と相成りました
デッドデッド
デーモンズ
デデデデ
デストラクション
通称デデデデ
やっと見にこれまでござる#デッドデッドデーモンズデデデデストラクション pic.twitter.com/Q7rIgdFqUa
— べる (@bel729) 2024年4月6日
正直なところを言うと、なかなかに評価に困る作品でした💦
ということで行きます
あらすじ
8.31
宇宙人の侵略により多数の死傷者を出した東京は
3年後、侵略者の母船が空に浮かんだまま、日常を続けていた
そんな東京で馬鹿を言いながら楽しい高校生活を送る門出とおんたん
しかし、日本政府が侵略者を虐殺できる兵器を開発し、稼働し始めてから
その異常な日常のモラトリアムが崩れていき、世界の終わりが顔を出す
そんな感じ
ダブル主演の演技は最高!
正直女優でもない、ミュージシャン二人をボーカルに持ってくるの、
かなりリスキーではないですかい?
と思っていたのですが、なかなかどうして、
悪くないどころか、終わってみればこの二人以外考えられないくらいのはまり役でした
おんたん役のあのちゃんは、原作ありとはいえかなり当て書きに近く
TFビースト覚醒の藤森さんレベルで見ていて安心感がありましたが
問題は幾多りらさんですよ
ミュージシャンとしても稀有な美声の持ち主のりらさんですが
そこにセリフの感情が乗るとこんな感じになるんだなぁと
違和感がないどころの話ではなく、多感な女子高校生でありつつも
時に正義感が暴走する幼年や、おんたんの突飛な行動にぴったりと合わせてくるフランクさ、あまりにも複雑な内面の門出を完ぺきに自分のものにしていました
凄くね?
マジ凄くね?
しかも回り固めてるのは、津田健次郎や諏訪部順一入野自由などの脂ののったイケボ声優たちですよ
彼らと普通に渡り合えているのマジで凄い
音楽も素晴らしい
映画が始まって、最初に感じたのはシーンを彩る劇中音楽のクオリティの高さ
主題歌はCMだったりPVだったりでかなりヘビィに効いていたので、あのちゃんらしさのある毒々しい楽曲で素晴らしいなと、思っていたのですが
序盤、母艦が地球に襲来するシーンだったり、その後も盛り上がるシーンで的確に盛り上げる音楽が本作の魅力を底上げしていましたねー
そういえば、後編の主題歌は幾多りらさんなんですね
ダブルボーカルでそれぞれの作風の楽曲を1曲ずつってT.M.revolutionと水樹奈々さんのコラボを思い出しますね
ストーリーの評価は後編次第
似たような話にDunePart1もありましたが
本作はそれ以上
正直かなり後章の前振りに終始したなという印象
おんたんの回想が特にそうなんだけど、
間違いなく後章で明かされるところだとは思うんだけど、あれなんだったん?感が強く
また基本的には異星人の母星と隣り合わせの日常を、少しずつ不穏を混ぜ込みながらも続けていく少女たちを描いていくのは、正直ちょっと退屈でもあったんですよね
ただ、その分侵略者とは何か、彼らにも家族があり、コミュニケーションが取れなくもない、という今の状況の原因が少しずつ開示されていく終盤から
なぜ侵略者が地球に来訪したのか、なぜ地球が滅びるのか
それが明らかになる後章は間違いなく面白いという予感もあり、
そして、後章は前章を見ないとみる資格すら得られない
そういうところも含めて評価むっつかしいですねぇ・・・
最後に
今回の感想の表題を考えるにあたって
終焉に向かう中で、平々凡々な日常に縋りつき、それを見ないふりをするさま
何かあったなぁと気を苦をたどっていたのですが、出てきました
最終兵器彼女だ
表紙の子かわいいなぁで買って、結局最後まで沼のように沈み込んでリアルタイムで追いかけていたこの漫画も
こちらは人間同士の戦争で滅びゆく世界、その中の北海道で、簡単に崩れ去ってしまう学生生活を、手から零れ落ちないように掬い続けるストーリーでした
デデデデは、まだ全貌が全く明らかになっていないものの
これだけはっきりと世界は終わるといっているので、きっとこの世界は終わるのでしょう
漫画をピッコマで読める範囲でチラ見した感じ、ダンジョン飯のように
序盤と中盤以降でガラッとテイストが変わりそうなので
前章はちょっと退屈でしたが、後章かなり期待しています
期待していますが、うーん、エンディング変わるんだったら漫画も買ってもいいかもなぁ