Let Life Loose

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「JOKER」と「ダークナイト」はそもそもつながらないと思うの【2020/3/2修正】

ダークナイトのヒースジョーカーとJOKERのホアキンジョーカーの類似性については私も前の記事でのべたところではあるんですけど、世界観の連続性についての言及も色々有りますね

 

 

 

belphegor729.hatenablog.com

 

 

 

 

 

ダークナイトシリーズと本作について、世界観的な繋がりを考察したくなるの凄くわかる。

製作側が意図しているのかどうか、参考というか、比較対象にされるのは意識していただろうなと思うのですが、どこまで製作側の思う壺なのか、答えを公開する予定はあるようなのでとても楽しみですが、

 

 

個人的には世界観的な繋がりはない、と言う立場なので、それについてつらつらと語っていきたいと思います。

 

 

 

ヒース版ジョーカーの魅力とは

私ははじめてあったジョーカーがヒースレジャー版のジョーカーであり、

また、多分はじめてまともに見たアメコミ映画がダークナイトだったこともあって

ヒースレジャー版のジョーカーに関して若干神格化しているきらいはあるのですが、

彼に惹かれたところは

一言で言えば何をしでかすか分からないところ。

厳密に言うと、彼は彼なりのルールに則って行動していて、理論的ですらあるのですが、

そのルールがあまりにも常人とかけ離れていて、あとから見れば、あぁそういうことねとなるとだけれど、見ている最中は神出鬼没奇想天外ではらはらする所なんです。

彼が求めているのは、人の心をもてあそんで楽しみたい。バットマンをもてあそぶのは特に楽しい。

この、楽しみたい。

と言う感情が、自信のみの安全よりも上位に来ている。

だから、いきなりマフィア同士の会合に登場するし

死体袋に入って、目隠ししたのとほぼ同じ状態で自身のことを快く思っていないマフィアに平気で会いに行く。

 

相手も、まさか普通の精神状態でそんなことをするはずがないと気を抜いてしまうので、そこをジョーカーに漬け込まれてしまう。

 

行動原理のどこに重きを置くか、それを如実に表しているのが、ジョーカー捕獲作戦におけるゴードン所長との対比です。

どちらも自分を餌に敵をおびき寄せますが、ゴードン所長は作戦成功のための囮作戦ですので非常に綿密ですが、ジョーカーは常に「面白いなら死んでも構わない」と言う大胆さ、悪く言えば穴だらけで常に破綻の危険性をはらんでます。

   病院でハービーデントと対峙するシーンも、あれは間違いなく死んでもいいと思ってますよね。

  引き金を引いた時点で、ハービーデントは死に、トゥーフェイスが生まれます。

それが目的で、目的達成のために自身の命を捧げることに躊躇いがない。

地味に看護婦姿が似合ってるのもなんかアンバランスで奇妙な面白さがあるんだよなぁ

 


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また、ウェインインダストリーの暗部を暴こうとする弁護士(?)をおもちゃにする様は、なかなか全うな思考回路ではできないと思うんですよね。

 

 

 

アーサーの良さとジョーカーの良さは別物

 

で、長々とヒースジョーカー愛を語ってしまいましたが

 

じゃあホアキンジョーカーについてはどうなのかというと、

やっぱりこう、愛でるべきポイントが違うというか

誤解を恐れずに言うと、アーサーって魅力がないことが魅力だと思うんです

 

あ、やめて!石投げないで!

 

極論を言うと映画の構成だったり、ホアキンフェニックスの演技だったりが素晴らしいのであって、アーサーと言うキャラクター自体の魅力はそこまでではないと思ってるんですよ。

 

 

決してけなしているわけではなくて、

魅力的じゃない人物を熱演していんですよ。ホアキンは

 

そもそも魅力的な人間だったらもっとましな人生送れてるよねって言うのもあります。

 

結騎さんのブログのここはとても同意で

ストライキによるゴミが溢れ返るゴッサムシティで、ピエロの仮面を被って暴徒化していた彼らは、本当に「殺人ピエロ」を崇めていたのだろうか。単に、自分たちが内包していた政治や経済、ひいては世界への鬱憤を、分かりやすい存在に重ねて叫んでいたのではないか。ましてや、彼らが「ジョーカー」という概念を「正しく」理解し、それを模倣していたとは考え辛い。

 

あの世界で価値を持ったのはアーサーと言う個人ではなく殺人ピエロ「JOKER」という”概念”で、

哀しいかな、アーサー自体その事に自覚的だった

だから彼はピエロのコスチュームでマレーを殺しにいった。

 

ホアキンジョーカーとヒースジョーカーの指向性の違いについて

 

で、ここがヒースジョーカーとの違いなんですが、

これは明らかに復讐なんですよね。

彼の殺人は、偶発的な最初の事件を除きすべて復讐です。

とても人間的な行動だとおもいます。

殺したいとまでは思わなくでも、いじめた相手に仕返ししたい、バカにされたのでやり返したい。

と言う感情はとても一般的で、人の枠から外れてないなーと言うのが正直なところ。

 

彼からは想像できないような行動原理が沸き出して来るようには思えない。

ただ、ヒースジョーカーとは違う個人としてみると、破滅願望を持った悲壮的なキャラクタとしてはひとつの完成形だと思います。

 

類似性はありつつも、根本的なところに相違があるので、別の存在

 

と言うのが個人的な感想です。

 

ジョーカーとバットマンの関係も全然違うよね

そもそもあれだけ大規模の事件となると、いくらゴッサムと言えど、ジョーカーと言う存在は民衆の胸に刻まれますからダークナイトで誰だこいつなんて扱いにはならないし、ジョーカーとバットマンの間に因縁が生まれてしまうので、ダークナイト的にそれは問題じゃないかな。

なんか知らんけどワケわかんない人間に変な気に入られ方をして絡まれてるのがダークナイトのシナリオだし。

それにホアキンジョーカーは、もしくはそのフォロワーが未来に出てきたとして、バットマンの存在を希求するとは思えないんですよね。

特にフォロワーはジョーカーと言う概念に依存することになるので、バットマンと言う存在を強く求めることはないんじゃなかろうかなぁ

 

ただ、最後のシーンの解釈によっては話は別

 

もしも、この2時間に及ぶアーサーの人生がすべて嘘だったら…

こんな、突拍子もないストーリーをジョークとして思い浮かべる彼はヒースジョーカーと同じ人智を越えた得たいの知れない化け物かもしれない

 

最後に

考察だったり妄想だったり、見たあとに色々あーでもないこーでもない言える映画本当に好きです。楽しい

なので、ちょっと無粋かなと思いつつ、JOKERとダークナイトの世界観の連続性について他のかたのブログと比較しながらのべてみました。

ジョーカーの種が巻かれたって考え方もとても魅力的で、いつか語られるであろう監督の考える回答を心待にしたいなぁと思います

 

 

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