はい、だらだらと続けていますが既刊折り返し地点の第5巻
大運動会がおわり、次は文化祭
アニメではおおよそ11話の内容でした
演劇の授業での寸劇から、文化祭でも寸劇をやることになった100期生
本科生が主役の文化祭で、寸劇ができる予科生は4/40
選考方法はオーディション。
紅華歌劇学校の学生としての青春ももちろん楽しいのだけれど
やはり、彼女たちが輝くのは舞台の上
彼女たちが本気で演技をするシーン本当に好きなんですよね
このときだけ彼女たちがコスチュームを着てくれますし(イメージですがw)
スポコン漫画(自称)ですし
こう、異能スポーツバトル感があってよいよね。
5巻ではどの役でオーディションを受けるか悩む予科生たちがテーマ
安道先生にダメ出しをされ、苦手意識ができてしまったティボルトのままオーディションを受けるか、それとも自分に近い性格のロミオにするか悩むさらさ
アドバイスをする愛ちゃん、暁也くん
特に、暁也くんのアドバイスは的を得ているよね。
打算で動くなんてさらさらしくない
結局ティボルトでリベンジを誓うさらさの役作りに至るなかで
あらためて渡辺さらさという人物の暗い感情にあらためて向き合う
彼女の、彼女オリジナルのティボルトは次巻にお預け
さらさと触れ合ううちに本気で紅華に打ち込もうと決め
沿うがゆえに今までの自分の有り様から脱却しようともがく愛ちゃんもまたオーディションを受ける役に悩んでいて、アドバイスを受ける聖さんがまた良いんですよ。
斜に構えた物言いだけど、いつも的を得たことをいうんですよね。
さらさにアドバイスをするときに、愛憎入り交じった母のことを思い出す愛ちゃんも良いんですよね
小さい頃のトラウマで男性と関わることができなくなってしまった愛ちゃんが
母の言葉を思い出しながら、愛とは何か、自分にとってのそれは何なのかを思いだし
開眼する所が今回のクライマックス、ハイライト
絵の力が素晴らしいです。
アニメも良かったですねぇ
愛ちゃんの演技を見ながら少し涙ぐんじゃいました
そして今回のスピンオフは、嫌われ役の聖さん
彼女が紅華にはいる前の、学生時代のエピソード
彼女のJPX愛がかなりのガチであることがわかり、
また紅華に入学するためのレッスンで友人たちとすれ違っていく様も描いていく
すれ違うというよりは、そもそも無理矢理合わせて付き合ってきた関係に無理が生じた感じですかね。
なぜ本編での彼女があんなにツンツンしているのか
そうならざるを得なかった過去を描いているんですよね。
あれは彼女にとっての鎧なんだね。
本当はすごく良いこなんだねっていうのがわかって、これを読んだ後にもう一度最初からよ見直すと本当に彼女の見栄かたが変わってくる。
かげきしょうじょの名有りのキャラクターたちは本当に好感が持てる子ばかりで、バックボーンを深掘りするエピソードのお陰でより本編に深みが出てくるの良いですね。
彼女もまたさらさとの対比関係があるのですが、それはまた別の機会に語られます。
いや、こう、私は10巻分を一気に読んでますけど
本作をリアルタイムで追っかけていたひとはこの展開を半年に1冊のペースで待ちながら先の展開に一喜一憂していたのか
そして、既刊分全部読んでしまった私も今後の展開を今か今かと待ち焦がれるが輪になってしまったんですよね。
最新刊この夏に出たばっかりだから次巻早くて年末
そわそわしますわ