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映画、漫画、革のブログです

かげきしょうじょ 10巻

かげきしょうじょもとうとう二桁

 

感想記事は11本目

 

今回は、9巻で本格的に始まった演劇の授業がメイン

版権の関係で、ベルばら以外は架空の演目なのですが

(宝塚はロミジュリそのものは演目として使用していないと知ってびっくり)

 

ギリシャ神話のオルフェウスを現代アメリカのイタリアンマフィアに置き換えるのはかなり大胆。

でも面白そう。コラボ名目で宝塚に逆輸入とかされてみてほしい

 

話を戻して、

今回愛ちゃんが男役に挑戦することになり

主役二人が同じ役を演じることで

演じるに至るアプローチの違い

同じ演目でも演者によって雰囲気が変わるのというのを教えてくれます。

 

と言いつつも、基本的にはまだ愛ちゃんの成長物語

学生生活を楽しく感じ、充実してくるにつれ

また、課題の演劇と過去の自分を重ねてみて

如何にJPX時代を無為に過ごしていたのかを知り

そんな自分を引き上げようとしてくれたリーダーに感謝と謝罪の念を抱きつつ

自分にとっての学びの時間があと1年しかないことに焦る愛ちゃん

焦るときも笑顔なのが本当に成長したなぁと

この時の笑顔が愛ちゃん一可愛い

 

そして、各々の練習の結果が現れる授業

さりげなく山本さんが娘役志望として着々と腕を上げていてにっこり

 

そしていよいよさらさ千夏ペア

ロミジュリの時と比べ、さらさとコンビを組む双子が変わっているんですよね

これも面白くて

姿見は同じな双子の性格が全然違うこともわかるし

入れ替わっているからこそ、ロミジュリで共演した千夏からのアドバイスが活きたり

 

そして暴走するさらさ

 

憑依芸から一歩進んで、自分なりの演劇ができるようになったのは進歩なんだけど

初期から指摘されていた自分の考える舞台設定に基づいて演技をする癖がより強く出てしまう

 

次は協調性がさらさの課題になっていくんですね。

愛ちゃんの男役、失って気づくオルフェウスは次回にお預け

ここで終わるのかとちょっと笑っちゃいましたw

 

 

 

スピンオフは新登場の101期生

伊賀エレナさん

あれ?杉本委員長は?

ううむ・・・これだけ待たされると委員長スピンオフどんどん期待が膨れ上がっていくな・・・

 

でも今回の伊賀さんエピソードもすごく良かった。

結果として悪い人がいないのもかげきしょうじょが好きなポイントだったりして

なにやら思わせぶりだったお兄様が普通に心配性なだけ名の笑っちゃいました。

煌三郎大先生と似てんなぁ、ちゃらちゃらしてそうなわりに根は真面目そうなかんじが

 

そして杉本さんとの会話でもそうでしたが、大木先生がびしっと物語を締めてくれて

私の中の大木先生の評価がうなぎ上りです

 

紅華は人以外を見て評価をしない

それは良くも悪くも

 

財閥の娘だからと言って贔屓はしないのは当たり前で

でもそれを意識しすぎて不当に低い評価もしない。

 

10巻目にふさわしい素敵な笑顔が見られました