かげきしょうじょ第4巻はとうとう紅華大運動会当日
アニメでは10話ですね
紅華歌劇団による大運動会回ということで
これまでもちょいちょい出てきた歌劇団トップの里美星が今回ガッツリ登場です
アニメの里美星様声を当てているのももと宝塚のトップだそうですね
刀剣乱舞の舞台にも出演される予定だったそうで、その舞台は残念ながらコロナの影響で本来の形での公開は延期、朗読劇という形で一端の公開となったようですが
言われないとわかんないですね、朴ロミさんなんかもそうだけど
舞台出身の声優さんも多いですし、やっぱり発生の仕方とか共通点あるんでしょうね。
場数も違うでしょうし
さらさは安道先生のダメ出し以降明らかに精彩を欠いていて彼女のかかえる闇が全面に出てきています。
そんな彼女を嫌みを良いながらからかう本科生の聖だけど、彼女もそんな性格というか、さらさをいじめたい気持ちと、紅華の一大イベントを台無しにはできないという紅華にたいする愛情が入り交じっていて、嫌みではあるけれどもいっていることは正しいと
わりと的確なアドバイスなんですよね。
そして、さらさともっと仲良くなりたい、さらさの力になりたいと奮闘する愛ちゃんもまたよきよき。表情豊かな元無表情っていうのが、他のひとにはない百面相っぷりで見ていて楽しいんですよねw
もちろん真摯に他人のことを想う成長にもほほえましくもなるのですが
で、話は戻って聖だけど、前巻での中山リサとのやりとりで、リサのさらさへの説教の意味がまた一段と深くなったりして。
自分のことで精一杯なのに後輩の指導もしないといけないって大変だよなぁ。
指導するための教育なんて受けていないしねぇ。
現実生活でも指導するための教育ってもっとちゃんとしてほしいなって思うことはしばしばですね
そして登場する里美星様
プライベートもファンが望む人物像を演じる。プロはやはり大変ですね。
これは後々煌三郎さんも同じような話をするのですが
ある意味で、紅華歌劇団に入った後そうなる覚悟も問うている
で、前巻からはじまったスピンオフ第二回はその里美星様の本科生時代
こういう過去編って大好物
あのりりしい星様にこんな初々しい時代があったのかと思うと同時に
努力ではどうしようもないことに振り回される彼女の運命も描いています。
これも、サブキャラクターのストーリーを描きながら、さらさの境遇の対比も描いているんですよね。
なりたいものになれなかった過去
その過去にけじめをつけた決意
それを、夢が潰えたばかりの安道先生の苦悩も混ぜながら
苦しみながら手を取り合って、前に進んでいく
進んでいかないといけない
年長者はいつも損な役回り
星様も安道先生も、幸せになってほしいなぁ
たぶんそこについて、作中で描かれることはないんだろうけどね