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牛若とレオニダスがかっこよすぎて鼻血ものでしたね【FGOバビロニア8話】

 Fate Grand Order 絶対魔獣戦線バビロニア

出てくるキャラクターがみんなキャラが立っていて面白いですね。

belphegor729.hatenablog.com

 

 

先週放送された8話は、7話でおびき出されたウルクの先遣隊がティアマトの出現によりピンチに陥ったところから始まりました。

 

ティアマトはメソポタミア神話に登場する海神で、旦那である淡水の神アプスーとともに原初の神として多数の神を生み出すが、次第に原初の神アプスーと新時代の神々の間に軋轢が生まれ、新時代の神々は初めにアプスー、ついでティアマトを殺害しティアマトの亡骸から大地と天空を作ったとされます。


そのため、海の神でありながら地母神としての性質を有しており、また、キングゥをはじめとする人と敵対する神の子の親でもあります。祖神とその子との血を伴う世代交代はギリシャ神話にも見られますね。ティアマトのポジションはギリシャ神話ではガイアでしたので、やはり地母神的性質は見え隠れします。


とはいえ、ティアマトは海の神。ここ大事。テストに出るところ。覚えておきましょう

 

 

それはさておき

 

今回の見どころは、巨大な神に対峙する人の子牛若と、神の子孫レオニダスの奮闘でしょう。
低レアサーバント屈指の強キャラである牛若と、低レア攻略で多くの場合要となる鉄壁レオニダスはアニメでもその雄姿を惜しみなく見せてくれましたね。

マーリンがつかいもんにならなくて(理由は後でわかるけどひどいシーンでしたね💦)絶体絶命のピンチの時に颯爽と空から現れる牛若丸!

 

 

 

くぅーかっこいい!

一瞬音がなくなるのも空気の鋭さを感じられて良いです
FGOでは見ることのできない遮那王流離譚のほかの技を惜しげもなく披露してくれます。
刀らぶ勢の奥さんも名刀「薄緑」が大活躍で大喜びです。

奥さんにとっては「膝丸」なんだそうですが

 

しかし勝てない。
北壁陥落間近かというところでさらに登場するレオニダス王の御姿もまた神々しく
イスカンダル王の宝具「アイオニオン・ヘタイロイ」とはまた違った王と臣下とのあり方を示すレオニダス王の「テルモピュライ・エノモタイア」
連なる盾、それを築き上げレオニダス王の盾が炎を吹き宝具として完成する

 


一連のモーションが美しかったですね。

 

例え盾の壁が打ち砕かれるとしても、例えその槍が致命傷を与えられなくても、
牛若が回復する時間稼ぎになる
あるいは、武蔵坊が退却する時間稼ぎになる。
キングゥがティアマト改めゴルゴーンをなだめる時間稼ぎになる。

時間稼ぎになれば残された者たちの次につながる。

テルモピュライの戦いで盾となって散った、史実をなぞらえた活躍だったといえます。

 

漫画「英霊剣豪7番勝負」最新話を読んでいて、こんなことを呟いていたのですが

belphegor729.hatenablog.com

 

作者さんも同じことに感動されてましたね。 

 

これはもう300人のスパルタ兵を従えてレオニダス王が正面を見据える感じで宝具モーション変更は不可避でしょう。

槍で盾に火を着ける所作が格好よすぎる

ついでに宝具強化で次ターン敵の攻撃に耐えきったら被ダメージ×何倍のダメージとかしてもええのよ。

そして改めて攻勢に出た牛若丸
満身創痍の身を引きずり、全身のばねを使って絞り出す瞬発力。
体を絞る音が聞こえるかのような立ち振る舞いから放たれる
牛若丸渾身の宝具「壇ノ浦八艘飛」
美しいですね。ただただ美しい。
石化した薄緑から石が剥がれ落ちる演出も、研ぎ澄まされた力強さと、かなわぬ敵に立ち向かう儚さを感じさせる演出でした。

 

 

自身の一生が千年の時を越えて語り継がれている。

それが牛若にとってどういう意味をもつのか。しみじみと語るその姿にエモさが弾けますねぇ


8話はOPを飛ばして時間ギリギリ使って2基のサーバントの活躍を描いていて、原画の方も力が入っていたそうですね。画面から熱意がにじみ出るようでした。 

 

ただなぁ・・・ 

 

 主人公が魔術師としては二流であること、2基のサーバントが主人公ではなくギルガメッシュをマスターとするサーバントであるという設定上仕方がないことなのですが、
主人公が戦闘に介入できず、棒立ちのシーンがかなり目立ってきた印象。

牛若特攻のシーンは素晴らしかったのですが、それを見る藤丸が口を半開きで棒立ちなのはちょっと…
サーバント同士の戦いであれば、サーバントが対峙している限りにおいて、マスターに攻撃が向かうことはないのでいいのですが、
今回のような大規模戦闘だと一般兵と同様にマスターにも攻撃が飛ぶ可能性が高く、マシュが護衛するにしても、マシュも同様に棒立ちなことが多かったのが残念です。
終盤でキングゥの接近も許しましたし、キングゥを怒りに任せて殴ろうとしたシーンも、勇気ととるか、無謀ととるかは人次第ですよね。私はちょっと無謀が過ぎるなと思いました。


キングゥにその気があれば藤丸君殺されてましたよね。間違いなくマシュは間に合わなかった。マーリンは間に合ったかなぁ?

人類最後のマスターなのだから、怒りに任せることなくグッとこらえることも必要だと思うんですよね。

完全に個人的な趣味ですが、特に策も代案もなく戦争は良くないとか命大事にとか言うキャラクターあまり好きではないのですよね…

牛若丸の特攻を「駄目だ」と制止しようとしたけれど、であればどうすべきかを考えるのが彼の役目な訳でちょっと感情で動きすぎかな?

素人マスターだから仕方がないと言う意見もあるかもだけど、ゴルゴーンに対して6つの特異点を解決してきたと啖呵を切るのであれば、成長したところを見せてもらいたいところ。


やっぱり映像になると文章だけでは気が付かなかったものが見えてきたということなのか。
この形式は変わることはないだろうから、それはそれで楽しんでいくのが良しですかね


最期に

 

 

9話は戦力不足を補うためにイシュタルにわいろを贈って味方にするみたいですね。
舞台は牛若丸もレオニダスもいないのでイシュタル襲撃からシームレスにイシュタル攻略につながっていた感じでしたが
やはり、一度敗北と絶望を経たからこそ、ゴルゴーンと同等の格のイシュタルの合流にありがたみが出ると思います。
今回は勝てない“神”に対して“人“が時間を稼ぐいぶし銀な戦いでしたが、イシュタルの合流による、”神“対”神“の派手なバトルも期待ですね!

 

 

 

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 【追記】アニメとゲームで魔獣母神を比べてみました

 

belphegor729.hatenablog.com