平成ライダー20周年記念番組の仮面ライダージオウが終わり、初代令和ライダーとしてゼロワンがスタートしました。
レイワでゼロワンそこからイメージを発展させて、01で構成されるコンピュータの最先端AI搭載型ロボットをテーマに持ってきたのはうまいなぁというか、本当に元号が発表されてから決めたんだろうか。スピード感が凄い。
社長でヒーローと言うことで、恐らくアイアンマンは意識しているだろうなぁ
そういえばトニースタークも飛電或人社長も先代の死亡に伴って急きょ社長になった2代目で、副社長が社長の座を狙ってるなw
ついでに言うと優秀な秘書AIも付いてる。ジャービスは先代社長の秘書だったけど、これでイズが先代社長の関係人物からコピーとかだと面白いなぁ。まぁまずないというかそれはポッピーでやったか。
トニースタークが退場した年に仮面ライダーで社長ヒーローが誕生するのも感慨深いなぁ。
んで、先週先々週と、大和田伸也さんが大和田伸也役でゼロワンに登場するということで話題になったのですが、
初めて、あの #仮面ライダー に出ます!
— 大和田 伸也 (@oowadashinya) 2019年11月7日
なんと、題名は『オレは俳優、大和田伸也』
2週連続で出演します。
見てください!#大和田伸也#仮面ライダーゼロワン #テレビ朝日 系列
10日(日)朝9時から pic.twitter.com/Sx143xsNOn
ストーリーとしては
滅亡迅雷.netに接続していないヒューマギアが怪人に変身した映像が流れたことで落ち始めたヒューマギアのイメージ回復のため、ゲストに大和田伸也さんを迎えた特別ドラマを企画する飛電インテリジェンスだが、
生身の人間ではないヒューマギアに抵抗を感じる大和田伸也と、撮影現場に乱入した迅と暗殺ちゃんによってドラマプロジェクトに暗雲が立ち込める
といった感じの前編でしたが、仕事人としての俳優大和田伸也と、大御所大和田伸也の微妙な心情というか、結構危ない橋を渡っているなという印象。
俳優ヒューマギア、松田エンジに抵抗を感じる姿は、新しいことを受け入れられない老害と受け取れるようなさじ加減だったと思うんです。
演技とは人と人とのぶつかり合いだ。
ヒューマギアには魂が感じられない。
ただ、その後の暗殺ちゃん弟子入りの件がさじ加減がうまいなと思って
ヒューマギアだと理解したうえで暗殺ちゃんの演技を認める下りは、大和田伸也ただ単にスキキライしてるだけじゃないの?
と思わせておいて、つまりはヒューマギア云々は建前でしかないことを暗示していたことになるんですよね。
まぁ記者会見で、大御所アサインしておいて、ドラマの目的はヒューマギアのイメージ回復ですと言ってしまうと大和田伸也気分良くはないでしょうとは思っていましたが
案の定、記者会見でのこの発言が後を引いて松田エンジに対するネガティブな先入観に大和田伸也が囚われていることが或人との会話の中で見えてきます。
まぁこのタイミングでこの企画をテレビ局にねじ込んだのは副社長でしょうから、その手腕は素晴らしいと思うんですけどね。いうても先代社長が選んだ副社長だから、有能である面はもっと出してほしいなぁ。
で、大和田さんの本音を引き出した或人が大和田さんに語る本当のヒューマギアの姿は、これまで様々なヒューマギアに触れて、ヒューマギアも人と変わらないことを知っている彼でないと語れない内容で、それに気づかされる大和田さんの演技も素敵でした。
結局、松田エンジは演技をラーニングした俳優に特化したヒューマギアとはいえ、スペックとしては養成学校を出たての新人俳優と変わらんわけですよね。
それが、ドラマとは全く関係のない思惑によって、いわゆるごり押しで主演に抜擢されたわけで、
これってオタクにとっても見覚えのある話で、話題性のために映画の吹き替えに若手俳優が主演の吹き替えに抜擢されるようなもんですよね。
共演する声優の中には心のどこかで不満を感じる人もいるかもしれません。皆さんプロですから、表には出さないですけど。
ちょっとネガティブな話になりましたが、そういう上の人間の思惑も含めて、ヒューマギアも人間も変わらない。
新人を育てるのはベテランなのだ。
という、割と普遍的で、そしてとても重要なことを改めて教えられました。
身に覚えがあるのでわき腹が痛いです。去年ちょっと後輩にきつく当たってしまったな・・・
また、皮肉にも、大和田伸也に無茶ぶりをされ、幻滅されたことで、
認められたい!
と自分の感情が芽生えたことで松田エンジがシンギュラリティを迎えるのも
挫折をばねに向上しようとする意志に人と同じものを感じさせますね
また、飛電或人の説得により、ヒューマギアの可能性を信じてみようと進言した大和田さんにも涙が出そうになりました。
松田エンジも大和田伸也の弟子にしてもらえたんですねぇ。
ちなみに暗殺ちゃんの中の人、奥さん的に結構押しの人らしくて、大和田伸也に弟子入りして結構にこにこしていたのですが・・・
大和田伸也暗殺で顔が曇ってました💦
あと、靴クラスタ的には大和田伸也さんの履いている靴がガチすぎましたね。最高です
— べる (@bel729) 2019年11月17日
一番実用的なソールは何か問題で必ず上がる「レザーソールにハーフラバー張ってトゥスチールつける」
をまさかテレビで拝めるとは。
私の中で「大和田伸也 ガチ靴紳士」で保存かけました。
ちょっと不満もある
惜しむらくは、大和田伸也さんが狙撃される下りから急に話の進め方が雑になったところです。
まず、AIMSが警備しているのに暗殺ちゃんが余裕で撮影現場にこれてるの本当に不味い。
AIMSの警護に費用の支払いがあるのかわからないが、無料で警護していたとして、無料だから仕方がないとはならない。
もっと不味いのは 、大和田伸也狙撃はAIMSの不手際のはずなのに、不破君にその意識が全くない。
何回復活するんだとかそこを気にしてる場合ちゃう。
何というか、人の生死に対して凄いドライな感じがするんですよね。
リュウソウジャーもそこがちょっと不満だったんだけど、子供向け番組としての人の死の扱いはあまり深堀しないことにしてるんだろうか。
もうちょっとナダの死を悼んで欲しいと思うのは大人の感覚かしら
— べる (@bel729) 2019年11月17日
あっさりしてんなぁ
そしてマックスリュウソウレッドの販促終わるの早すぎでしょ#リュウソウジャー
或人も大和田伸也が撃たれたことよりも、ヒューマギアである暗殺ちゃんに人を撃たせたことに対して滅に怒っているように感じたんですよね。
ちょっと滅を登場させるのが早すぎたんじゃないかな。大和田さんの安否を或人が心配するシークエンスは必要だったと思う。
あとこれは完全に個人的な趣味の問題なのですが、
「1000%間違いない」
とか言っちゃう人、あまり頭が良いように思えないんだよなぁ。
1000%は失敗フラグ。
できる人は失敗したときのことを考えて行動するもんだしね。
ちょっと自分によってる感じ苦手。
ダンクロト(神じゃない頃ね)はそんなに嫌いじゃなかったんだけどなぁ。あんまり悪意を見せびらかさなかったからじゃろうか。
そもそも
(飛電の)ドラマプロジェクトは中止になるかも
という報告に対して
ドラマは続くよ。飛電崩壊のね!
とかいう主語を強引にねじ変えてどやってる感じが苦手ですわ・・・
或人社長に対して会社の売却を提案するときの言動も、ちょっとあからさますぎてこの人本当に天才なんだろうかと不安になる。
今会社売った方がいいよー
なぜか知りたければ撮影現場に戻るといいよー
って、私が滅亡迅雷.net裏で操ってますって言ってるようなものだからね。
少なくとも、滅亡迅雷.netの行動を予測できる程度には情報をもっていることになる。
これで関係ないはいくら何でも整合性取れないし。
まぁ思わせぶりな発言をしてオーディエンスを煽る才能も天才実業家には必要な際のかもしれないけど。というか或人社長を素人社長となめ切ってるのか
話はそれますが・・・
仮面ライダーゼロワンも10話ほど放送されて、色々と情報が出そろってきてはいますが、まだよく若あってないところも多いですよね。
個人的には
・ヒューマギアの生産は飛電インテリジェンスの独占なのか?
というのが一番の疑問で
独占ならば
- 独占禁止法に引っかからない?
- あの世界観だと人の仕事をヒューマギアで代替するのが一般的になってるけど、海外でも同様の状況であれば、飛電インテリジェンスを上回る企業規模のZAIAって何売ってるの?
とかいろいろ疑問が
独占じゃなかった場合
- 日本のヒューマギア問題は海外にどう影響するのか?
- 人工知能特別法とやらを基にAIMSは組織されてるけど、人工知能特別法が制定された原因は何なんだろう。デイブレイクは詳細が伏せられているから直接の原因にはならないと思うのよね。
今後のシナリオで、そこらへんがわかってくると面白いなぁ。
最後に
飛電インテリジェンスとZAIAエンタープライズがヒューマギア開発の初期で手を組んでいたとなると、
・袂を分かった理由
・ヒューマギア販売に対してZAIAがとくにインセンティブをもらっていない理由
が気になります。
そこも含めて飛電が買い取ったのかな?
個人的な予想では、あえてヒューマギアの権利をすべて飛電に渡したのは、もちろんその利益がなくても十分企業として巨大であることもあると思うけど
ヒューマギアの進化に伴い、滅亡迅雷.netのような反乱因子の発生を予測していたから。
なぜ予測できたかというと、滅亡迅雷.netが発生するような因子≒バグをZAIAが忍ばせていたから。
ちゅうところかなぁ。
うーんジェイデッカー
(ジェイデッカー知らない人も増えてきてるよね。がっつりネタバレになるからふんわりとした説明になるけど、ロボットが一般化した世界で、ロボットの基本AIを設計した技術者がブラックボックスの中にバックドアを仕掛けてたんだよ。ネタバレOKであればウィキペディア参照だよ!)
勇者シリーズで一番好きです、ジェイデッカー。2番目はゴルドラン
滅亡迅雷.netを作ったのがZAIAというのはちょっと直接過ぎるのでやだな。
証拠が出たら即ばれますやん。
滅亡迅雷.netの意思の下に破壊活動を行うヒューマギアが発生したことで、滅たちの成長をゼツメライズキーを確保することで確認しつつ、ユアを使ってヒューマギアという商品の価値を貶めていく。
やっぱりユアによる、暗殺ちゃんを制御下においてのゼツメライズ撮影からの
滅による指示で暗殺ちゃんが人間を殺害(未遂)するという流れがあまりにもスムーズだからヒューマギアの価値棄損が目的なのは間違いなく、であればその先にZAIAが何を求めているのかがこれからのカギなんですかね。
現状私の予測だとアークの意思もZAIAの影響下にあることになるんだよな。
とりあえず、ZAIA(≠滅亡迅雷.net)の意思のとおり、飛電インテリジェンスの価値が既存していく中でどう展開をひっくり返していくのか
大和田伸也回も、前半いまいちだったなぁと思ったところが後半でひっくり返っての神回だったので、来週も楽しみです。
まだ3か月もたってないんだよなぁ。凄いスピード感。このまま駆け抜けてほしい