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映画、漫画、革のブログです

個人輸入できる革靴ブランドについて

前回、ブーツを作りたいって吐き出したときに、

belphegor729.hatenablog.com

結構紹介していない海外ブランドあるなーと思いまして、

せっかくなので、改めて海外輸入できそうなブランドをまとめてみようかと

まぁ、Yeossalほしいなぁと思っていたけど、次もし買うとしたらフィッティングがリスキーな個人輸入じゃなくて安心して帰るLIGHTBULBだよなぁとは思っているんですけどね

 

 

 

個人輸入にかかる経費

個人輸入の際に、靴そのもののほかにかかる費用としては主に2つ

送料と、関税です

送料は発送元の国によって違うし

発送先の住所にかかわらず一律に設定しているブランド、そもそも送料無料で頑張ってくれるブランドなど様々ありますが

おおむね4千~アンダー1万かなぁというイメージです

 

関税はこれも複雑な要件が絡みますが、基本的には靴の購入価格の3割が関税となります 

履物

甲が革製又は甲の一部に革を使用したもの(64類)

30%又は4,300円/足のうちいずれか

高い税率

 

ただ関税はかかるものの、VASSがそうだったのですが、表示されている価格は消費税も込みだったりするので、それが引かれた価格で購入できる場合もあります

 

VASS

まずは言わずと知れたVASS

最近伊勢丹とか行けていないけどまだ売っているのかな?

多分今だと15万超えていそうですが・・・私が見に行った4年前で10万越えだったので・・・

昔は50%オフとかの大幅値引きがあったりしましたが、今でも定期的に10%オフのセールは見かけますね

価格は375ユーロ~

2023/8/1現在1ユーロ≒157円で約59,000円

更にこの価格には15%の消費税が乗っかっているのでその分引かれてさらに安くなります。5万円ジャストくらい

ハンドソーンでオークバークソールであることを考えると破格ですね

(2年前セール品を購入した時はアンダー130円だったみたいでだいぶユーロ高になっていますが。。。)

当時の記録から、送料は40ユーロ≒6300円

 

belphegor729.hatenablog.com

 

個人輸入でMTOした時の奮闘記がこちら

 

belphegor729.hatenablog.com

 

 

Yeossal

前回のブーツの回で紹介したYeossal

シンガポールのブランドです

ファッション通販サイトっぽいので、実際のところ靴メーカーなのか?という疑問はありますが、まぁ総合ブランドっていう感じなんでしょうかね

価格は692.59シンガポールドルから

1シンガポールドル≒107円でしたので大体74,000円

短靴だとちょっと高めですが、ブーツでも同価格があるので買うならやっぱりブーツなのかな

ラストが7種類もあるのにこだわりを感じます

 

oct_tenth

こちらは上海のブランド。

木型にもこだわっているようで、2種類のフィッティング×2種類のトゥシェイプで4つのラストがあるようです

このブランドもブーツの回で紹介しましたが、日本円表記になるのは良いのですが

10万円越えでまぁまぁいいお値段です

諸々乗っかると10万後半になるようなので高嶺の花子さんですねぇ

 

zerbay

結構前からインスタで私の物欲を刺激していたブランド

トルコにあるみたいですねぇ

とうとう買わずじまいになりそうですが

安いものだと169ドルからあり

半額になっている商品もちらほら

現在のレートだと24,000円

やすぅい

まぁでもトルコも羊皮紙発祥の地を自認していて革製品の製造は盛んみたいですね

 

jfitzpatrickfootwear

こちらも結構前からインスタで認知していたブランド

ファブリックを使ったボタンブーツ、シューズがブランドアイコンなのかな?

ニューヨークのメーカーみたいですね。勝手にイタリアのブランドだと思っていました。

aboutus読むと面白いですね

ステファノベーメル氏に師事しガジアーノ&ガーリングの支援を受けて立ち上げたブランドだそう

デザインにイタリアの雰囲気を感じたのはベーメル氏の影響なんですかねぇ

こちらのサイトもOCT-Tenthと同様に日本円表示に切り替わります。

ラストは8種類、今までのブランドで一番多いですね

送料は1足だけなら無料、2足で25ドル、3足以上で75ドルとのこと

ただ、2足買うと1足無料というサービスもやっているようです

多分合うでしょうくらいの軽いノリで買えちゃう足ならここで3足買っちゃうのが一番よさそうですね

価格は今のレートで9万円前後が中央値みたいですね。

ただサンプルセールを年中やっているようで、ものによっては3万円切るものもあったので、こういうの手を出すのもありですねぇ

 

 

Ironboots

井熊さんのleatherportが閉じてからブランドどうなったのかなと思っていましたが

アメリカでしっかりとブランド展開されているようです

ただまぁ現在のドル円で約12万+送料と安易に手が届く価格ではないですねぇ

 

paulevans

イタリアのブランドのようですが、販売しているのはアメリカマンハッタンということだそうで、インスタのバイオグラフィーにworldwide shippingとあるので個人輸入は大丈夫そう、送料は購入者負担、とまでしか書いていないですが

このブランド面白いなーと思ったのが、ホールカットのほうが安いという

ほかの一般的なデザインが475ドルの中、ホールカットは325ドル

今のドル円レートで46,500円程度

ここから送料関税が乗ってくるので、すごく安いーっていう感じではないですね

 

eremia

エレミア。かわいい名前のブランドです

ルーマニアのブカレストに店舗があるそうですが、製靴はスペインっぽい

ちなみにグッドイヤーウェルテッド製法みたいです

送料無料で世界中に配送だそうで、かなり太っ腹ですね

カーフシューズで390$~

パティーナシューズで490$~

この靴とかきれいだな

 

acmeshoemaker

https://acmeshoemaker.com/

中国北京のシューブランド

ブランドは2020年の設立と若いですが、職人たちは30年以上の経歴があり

40年間からビスポークを作り続けているフルハンドメイドの職人集団とのこと

凄いなぁ

木型はトゥシェイプの違いで4種類と、ローファー用にやはりトゥシェイプの違う木型が2種類あり計6種類

今は既成とビスポークの2ラインだけだが、MTOも準備中とのこと

なんだけど、たっかいなぁ・・・4桁ドルなんて初めて見た

日本円で約22万

私には手が出ないかなぁ

 

yearnshoemaker

こちらも中国のブランド

brift.ash sapporoの林田さんが優勝した靴磨き選手権会場で同時開催されていたトランクショーで、RAYMERと同時に出店していたブランドです

木型は5種類展開、MTOもありますが、選べる革の種類はそこまで多くなさそう

カーフはワインハイマーを使っているようです

 

acmeを見た後だと凄く良心的な価格に見える・・・

日本円で7万円弱

割と現実的な金額ですね

 

paulparkman

 

まだブランドを展開したばかりだったころのsiroenoyosuiさんが販売していたので名前を憶えていたブランド

アメリカのブランドかな

パティーヌの技術がすごいですね

ブランド的にもそこが推しポイントだと思います。

こちらのサイトも自動で日本円に変換してくれるパターンで

5~6万円台の安価なラインと、9万円台のラインの2ラインありそうな雰囲気

ウェブサイトにアフィリエイトプログラムの案内があったので、もしかしたら昔のsiroenoさんはこのプログラムを利用していたのかなぁ

 

最後に

実際のところ送料と関税が乗っかっちゃうと、安さお得さがそこまででもないことに気づいたりするのですが、それでも自分しかもっていないアイテムというのはかなりそそられます。

その観点から(VASSを除き)ほとんど履いているという話を聞いたことがないブランドを列挙してみました。

 

結果として、中国系のシューメイカーの台頭がかなり際立っているように感じましたね

これからもどんどんブランドが増えていくだろうことを考えると楽しみです