これ以上靴は必要でしょうか →Yes No
靴箱の革靴置き場が満杯になって次で最後かなぁと思ってオーダーしたがSiroeno Yosiさんだったわけですが
子供と近場で遊ぶのに、紐靴はちょっと面倒くさいし、かといって持っているサイドゴアブーツは緩いうえにビンテージカーフでちょっと埃とかに弱そう
そんな感じで気軽に履く靴がSpingleMoveしかなく休日は若干ヘビロテ中でして
もう一足、スニーカーとか気軽に履ける奴が欲しいなーって思ってたんすわ
でいろいろ靴ブログ徘徊していて見つけたのが
というブランドを展開する、文京区白山にある永代製作所さん
こちらのブログで紹介されているのを見て気になったんですよね。
この方tonearmでも靴をオーダーされていてうらやましい・・・
Everlasting
永遠に続く、不朽の、不変の、という意味ですね。とても強い自信を感じます。
SiroenoYosuiさんの仮靴を受領した時に、割と遠くない場所にありましたので
もともととても気になっていたのでお伺いしてきました。
ちなみに、同じルートをたどる人は恐らくいないと思いますが、
SiroenoYosuiさんの最寄りの西日暮里から、永代製作所さんの最寄りの白山まではバスが出ていますのでこれが一番楽です。
ということでやってきました永代製作所さん
緑色の建物が特徴的です。
予約必須ですのでお気をつけて、ベルを鳴らして中に入れてもらいます。
永代製作所さんが展開しているラインナップは大きく分けて3種類
私の今回のお目当てであるスニーカーと
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独自製法の永代式グッドイヤーが特徴の紳士靴
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製法の詳細については先ほど紹介したブログの方のがとても詳しいのでリンクを貼っておきます
レディーススニーカーと永代式グッドイヤーウェルト | たかよひのブログ
そして紳士靴と同じ永代式グッドイヤーを採用しているブーツになります。
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ちなみにスニーカーはレディースのモデルもあるみたいですね。
メールで事前に検討しているものをお伝えしていたので
スニーカーのサンプルシューズを試着。私の足のサイズは25.5なのですがサンプルはハーフサイズの用意がないそうなので25を試着。
その感覚でどう木型修正をするか相談していく感じになるそうです。スニーカーで木型修正できるっていうのもちょっと魅力的だなって思うんですよね。
店頭に飾ってあるもののほかに、樹脂製の透明なフィッティングシューズもあり、そちらも試着してみました。
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ハーフのサンプルがないとちょっと難しいですね。小さく作って乗せ甲するか。25.5で行くか
と悩みつつ・・・お店の片隅に面白い靴があったので聞いてみると、検討中の新製品との事。
こちらのブログで少し触れていたやつだなー
ちょっと試着させてもらってもいいですか?
と聞いて履いてみると・・・
これ以外いい感じ。
スニーカーだと結局紐靴なので気軽に脱ぎはきするという点でちょっとどうだろうなと思っていたのですが
ダブルモンクのストラップがジャンパーホック
スリッポン感覚でスポット履いて、ホックでパチンと止める感じで簡単に脱ぎはきできそう。
これも先ほどの製法について説明している記事ででチラ見背があって気になっていたんですよ。
私ダブルモンク持ってないし
まだまだリリースには時間がかかるようですが、完成したらまた見に行こうと思っています。
ついでにグッドイヤーも試着。
がっしりとした見た目とは裏腹に、履き心地はとても軽やか
「軽いですね!」
と驚いていると
「そうでしょう!アッパーのバランスにこだわっているんです」
とのこと。
羽根の位置などをうまく配置することで、力を逃がしているんだそうで、そういう話を聞くととても心惹かれる。
スニーカーを求めてきたので、
「このアッパーでスニーカーはできるのでしょうか・・・」
と聞いてみたのだけれど
逆は大丈夫(スニーカーのアッパーでグッドイヤー)は大丈夫だけど、外羽根のデザインでスニーカーはむつかしいそう。
ヒールに高さがある分ソールにうまくはまらないみたいです。
いろいろ想像がはかどって楽しいですが、さらに楽しいのがアッパーの革の種類
ベーシックなもののほかにも本当にたくさんあります。
日本ではなかなか聞かないような海外のレザーや
タンナーが廃業してしまった国内外のビンテージや
アノネイやステッド、ホーウィンなどまだあるタンナーものの今ではラインナップにはないレザーもたくさんありました。
中にはこんなものも・・・
レアレザーの宝庫だった
— べる (@bel729) 2021年3月12日
履き心地も良かったなぁ pic.twitter.com/c1IQsNtoTg
もともと大塚製靴に努めていらっしゃったとのことで、その時にいろいろな革を入手されたそうです。
そして革についてとにかく代表の宮澤さんの熱がすごい!
ビンテージレザーのストックが凄いというお話を今までさせていただきましたが
日本の今あるタンナー、今ある革でもビンテージレザーには劣らない
いろいろ試行錯誤があり一概に過去のもののほうが良いとは言えないと熱く語っていらっしゃいました。
そうですよね。ビンテージだけ盛り上がっても今のタンナーさんには還元されない。
日本のタンナーさんにお願いして、目的に応じたレザーの開発なんかもしているそうです。
靴も好きだけど革も好き。そんな熱い思いが伝わってきて、時間がたつのが本当に早かった。
残念ながら次の時間で約束しているお客さんが来られたのでここでおしまい。
また次にお伺いするタイミングまでデザインを練ることにします。
こちらの工房のほかにも革をしまっている倉庫があるそうでオーダーの時は
どんな革が欲しいか事前に教えてほしいとの事。
それに応じて倉庫のほうからも用意してくるよーとのことでした。
とりあえず新作が完成したらまた来ます。
終わりの一足発言については(革靴)ということで何卒よろしくお願いします💦