番組そのものは見ていないんだけどね。
世界仰天ニュースが大炎上していますね
世界仰天ニュースのなにが問題だったのか解説しました。メディア関係者にぜひ読んでもらいたいです。
— 大塚篤司【医師’医学博士】Atsushi Otsuka (@otsukaman) 2021年9月9日
「ザ!世界仰天ニュース」で“脱ステロイド“を好意的に紹介 医師が批判「患者さんの心を折りかねない残念な内容」 https://t.co/eMcWHGuqqL @otsukamanより
日本テレビ系の「ザ!世界仰天ニュース」が番組内で「脱ステロイド」を好意的に紹介しました。 誤った医療情報を信じた結果、つらい思いをする患者さんは少なくありません。 皮膚科専門医の大塚篤司さんが内容を検証します。
ということで
正直軽率すぎて信じられない
Twitterで回ってきた情報で頭に来ちゃって
初めてBPOに通報しました
だってさ、このご時世に、医療について間違った情報をテレビで堂々とやっちゃうって信じられない。
ことはさらに大きくなり
ステロイドの処方がある関係団体が連名で抗議文を提出する事態となっています
先日のアトピー性皮膚炎に対する脱ステロイド療法を取り上げた日本テレビの放送に対して、
— 前田陽平👂ひまみみ👃耳鼻科 (@ent_univ_) 2021年9月14日
日本皮膚科学会、日本アレルギー学会、日本臨床皮膚科医会、日本皮膚免疫アレルギー学会、日本小児アレルギー学会、日本小児皮膚科学会、日本アレルギー友の会から連名で抗議。https://t.co/oHUpgagau6 pic.twitter.com/Die44eBJgt
私の子供は二人とも肌が弱く、ステロイド剤にはすごくお世話になっています。
しかし、ステロイド剤を処方されたときは正直あまりいい気がしなかったんですよね。
でも、元々私が長年悩んでいた皮膚のトラブルを解決してくれた病院で信用していたし
私の素人考えはしまっておくべきだろうと思い指示に従って子供たちに処方したわけですが、
この根拠のない忌避感って、この抗議文にあるところの
1990年代に始まったステロイド外用薬に関する誤解や誤った報道により、「脱ステロイド」と呼ばれる不適切な治療が横行し、多くの患者さんが不利益を被った歴史があります
が原因だと思うんです。1990年なんて一番テレビ見ていたころですわ
私と同年代以上の人は同じ感覚持っているんじゃないかな。
それがテレビによって醸成されたものかもしれないという事がまた腹立たしいし、
私は信用したので処方しましたが、どうしても信用できずもらったが使わなかった
という人もたのではないか。
そういう人がいた場合に、責任をとれない、取らない反省しない
そして、本件で最も悪質なのが、1次情報がなく、誤りである可能性もあるのですが
本件の監修を行った病院が、脱ステロイドという誤った概念を推進し
結果、皮膚の疾患に悩む幼児の症状を自死を考えさせるほどに悪化させ
家族に訴えられて敗訴したような病院であること。
本当に世界仰天ニュースがここの監修受けてたとしたら、人選ミスなんてレベルじゃないでしょ… https://t.co/mmiQ3dDgOC
— べる (@bel729) 2021年9月12日
本件に関係あるなしにかかわらず、こんな病院が営業し続けていることに恐怖すら覚える。医師免許はく奪できないの日本の法律の欠陥な気がするな・・・
交通事故起こして自動車免許はく奪されるよりも剥奪されるべき事案でしょ。
結果、バッシングを受けた後慌てて公式HPに掲載した注意書きの
治療は、医師の指導に従ってください。
という文言すら空虚なものになってしまっている。
これ多分批判が来て追記されたバージョンにアップデートしているけど
最初は謝罪の謝の字もなかったからね。
“脱ステロイド”放送の「ザ!世界仰天ニュース」がコメント発表も謝罪はなし。医師は訂正と謝罪、再発防止の徹底を要望
しかし、こんな中身のない、謝罪にもなっていない形だけの謝罪文を乗っけるのであればいずれまたやらかすだろうな
本来であれば当該病院との関係について明らかにし、
嘘でないのであれば、監修の依頼に至る経緯を明らかにし、再発防止について真摯に説明すべきだと思います。
同じことは、最初の記事を寄稿した方の続報でも述べられていますね。
「脱ステロイド」を紹介した「ザ!世界仰天ニュース」 コメント一転、番組ウェブサイトで謝罪
再発防止は謝罪以上に大事。反省するなら猿でもできるとはよく言ったもの
視聴率欲しさに悪意のある病院の手先となって世の中に毒をばらまく手先となったわけだから
本当に、本当の本当に自分たちのまいたネタで人が死ぬかもしれないという事を自覚してほしい
正直もっと炎上して大事になれ、と切に思っています。
私のブログを読んでいる人は、コロナやワクチンに関する誤った情報を流布する勢力を唾棄するほど嫌っていることを知っているかもですが
コロナデマやワクチンデマに医療業界が非常に敏感になっている時期に
こういった誤った受け取り方を視聴者がしかねないような内容を
バラエティ番組で放送する倫理観のなさ、時世の読めていなさに腹が立つんです。
ワクチンデマを真に受けた千葉真一がコロナで亡くなったのはいつでしたか?
1月もたっていないですよ。
ワクチンデマをばらまいていた雑誌も多数ありましたが、彼らのせいで千葉真一がシンだとして責任が取れますか?とりますか?
政府の広報能力にケチをつける前に、それを妨害している自分たち、同業者に対しても厳しい目を向け
視聴率が取れるかを重視しすぎ、センセーショナルであれば情報の確からしさは二の次でいいという姿勢が
より良い日本経済の害悪となっている状況を
また、繰り返しになるけれども、自分たちがまいた誤情報で人が死ぬことがあるということを自覚し、より慎重な番組作りを心掛けるべき。
特に今回は監修の人選も劣悪で、悔い改める姿勢を見せないと本当にやばいし
このまま何もなかったかのように過ぎ去られるのも本当にやばい。
野党にはMe Tooとかみたいな、いざ身内から問題者が出たらだんまりするような案件でイキっていないでこういうことにこそ声を上げるべきはずなんだが、こいつらも身内の支持を逃さないことに必死で無党派層や自民党支持者を切り崩すような、広く世のためになるようなことが全然できない
ステロイドを使って治療している患者さんも、ステロイドを使わずに治療している患者さんも、みんな目標は一緒です。
「病気を治したい」
ステロイドの不安を煽るメディアの人たちは同じ目標をもって番組や記事を作成していますか?
なんにも知らない患者さんが見たら、ステロイドが怖くなる番組や記事を無責任に作っていませんか?
ステロイドを二度と使わないと決意した患者さんのその後の人生について考えたことがありますか?
もしこれから数年間、偏った医療情報を信じたせいで、つらい思いをしなくてはいけなくなったのならそれは誰が責任をとるのでしょうか。
「死ぬ覚悟で来ました」
患者さんの言葉の重さ、ちゃんと伝わっていますか?