久しぶりに漫画を買ってしまった・・・
いや、いいことなんですけどね。最近こう、漫画の情報にとんと疎くて、ツイッターで上がってきた情報に思わず惹かれて気づいたら手元にありました。
マジック ザ ギャザリング ってどれくらいの方がご存じなんでしょう?
存在は知らなくても、遊戯王のアイデアのベースとなったカードゲームといわれると、へーってなるのかな?
以下ウィキペディアからの引用です
1993年に発売された世界初のトレーディングカードゲーム(TCG)である。公式にはマジック、のように略され、他にもギャザなどと呼ばれる。このほか、「もっともよく遊ばれているTCG」などでもギネス世界記録に認定している。
マジックザギャザリング(MTG)と出会ったのは中学生の頃で、今でこそMCU等で市民権を得た多次元宇宙を舞台に、次元(plains)を渡り歩く(worker)プレインズウォーカー達の戦いを描いたその世界観にぐいぐいと惹きこまれ、少ないおこずかいをぐいぐいとつぎ込んでカードを集めていったのを覚えています。たぶんガンダムのカードダスが下火になって多少のお小遣いの余裕があったんだろうな・・・
少ないおこずかいの配分をMTGに持っていかれたので、(ちょっとだけアクエリアンエイジにも手を出してたけど)実は遊戯王に手を出す余裕がなくて、すっかり遊戯王の話題についていけない人間になっていたのだけれどもそれは別の話。
2マナ2/2の黒騎士を求めてイエローサブマリンに行ったり、
4マナ6/4ってコスパよくね?と言いながらアルゴスのワームの入っている構築済みデッキ(入っているカードが固定の商品)を買ってみたり
伝説のカード一枚でいいからほしかったんだ!とアカデミーの事務局長レインが入っている構築済みデッキを買ってみたり
強いとかではなくかっこいいからという理由で大天使レイディアントというカードがほしくて仕方がなかったり、ゲームのキャラの名前をレイディアントにしたり
4人くらいでやっていたので全然上達しなかったし、高校に入学してばらばらになっちゃったのでその後はほとんどやっていなかったのだけれど、幻想的なファンタジー世界へのあこがれのようなものは、きっと高校時代にファンタジー系ライトノベルにがっつりはまっていく下地になってたのかもしれないし、今なお続けている方に対しては、敬意と憧憬の念があります。
ということで本題の漫画の内容なのです。
ざっくりいうとカードゲームと世紀末をベースに置いた青春漫画です。
甘酸っぱい。こういう学生生活を送りたかった。
もちろん、こういう女の子とお知り合いになりたかったといううらやましさもあるけど、上記のとおり、狭い範囲の仲間とカード個々の性能でしかゲームをしていなかったので、もっと広いメンバーとカードの組み合わせで広がっていく戦略性について学んでみたかった。
タイトルだけでMTG関連とわかるのもよいですね(死んだキャラを復活させる手段がそこそこあるので復活できない死に方をさせるときによく使われる説明文です)。うまくノストラダムスの大予言にも絡めてますし、あの頃を学生として過ごした人間ならわかる空気感がよく表現されていると思います。
中二病にがっつり侵されている頃に、冗談半分、でも嘘だと決めつけるのはなんだかはばかられる世紀末の予言。その、10年ちょっと生きただけなのに漠然と突き付けられる人生の終わりを自分たちはどう受け止めたのかな?この子たちはどう受け止めるのかな?というところも含めて、とても続きが気になる良作でした。
すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (1) (角川コミックス・エース)
- 作者: 横田卓馬,伊瀬勝良
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/05/25
- メディア: コミック
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ところで、久しぶりにMTGに触れてストーリーなんかも読んでみましたが、ウルザの裏切りとファイレクシアの勝利はリアルタイムのプレイヤーの方々はどう受け止めたんですかね。ウルザって、ファイレクシアに勝利するためならすべてを捨てる人だと思っていたので、結構ショックでした。
[2019/8/26追記] 2巻も面白かったです。