昨日の記事ではMCUフェーズ4にラインナップされたドラマについて紹介をしていきましたが、MCUはシネマティックユニバースの略ですので、映画のラインナップも気になりますよね。
コミコンで発表された作品は5作品
BLACK WIDOW
Eternals
Shang-Chi
Doctor Strange
Thor
ドラマを含めると10作品でフェーズ3の11作品に並ぶボリュームですが、
映画だけで見ると5作品で、これはフェーズ1・2と同程度。
少しペースを落としてじっくりと作品作りをするのかもしれません。また、次のフェーズでまたボリュームを増やしていって、例えば4~6で一つのサーガを組み立てるのかもしれませんね。
ということで各作品雑感です
BLACK WIDOW
🎞 | News from @MarvelStudios: “Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ BLACK WIDOW with Scarlett Johansson, David Harbour, Florence Pugh, O-T Fagbenle, and Rachel Weisz. Directed by Cate Shortland. In theaters May 1, 2020” pic.twitter.com/yZ699H63K0
— MCU Updates (@UpdatingMCU) 2019年7月21日
スカーレットヨハンソン演じるブラックウィドウの単独作品は、作中での結末から過去の時系列と思っていましたが、さすがに予想通りでした。
問題は、過去のどの時点か、ということでしたがどうやらシールドにスカウトされる前のようですね。
なおコミコンの会場では、すでに撮影が始まっている本作の本編映像が限定上映された。米Deadlineによれば、ナターシャ・ロマノフと、フローレンス・プー演じる“妹分”がブダペストにて激しい戦いを繰り広げるところに、“ソ連版キャプテン・アメリカ”ともいうべき存在であるレッド・ガーディアンと思しき人物が登場する様子が確認されたという。ブダペストといえば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも言及されていたナターシャゆかりの地だが…。
ロシアのスパイだったブラックウィドウの過去に何があり、祖国と決別したのか
これを見た後に、これまでの登場策を見返したくなるようなものを期待したいし、MCUであればその期待にきっと答えてくれるだろうと思いますね。
MCUがここまで成功した一番の理由はこの「安心感」だと思うんですね。
MCUなら期待通りのもの、期待以上のものを用意してくれるという安心感。
他のユニバースはどうしてもそこが弱い。
X-MENは言わずもがな、
DCEUもMCUとは違うアプローチをとろうとして先に集合作品を用意してそこから個別に移行しようとしましたが肝心のジャスティスリーグが思ったほどの盛り上がりを見せられず、MCUと同じように個別作品でユニバースの信頼性を上げる方向に軌道修正しているように見えます。
スターウォーズも、新しいことに取り組む姿勢はいいのかもしれませんが、既存ファンへの説得が弱く、正直あえて怒らせているのではなかろうかと感じてしまうような危うさを感じます。SWは新旧ファンがぶつかっているイメージですね。
EP1~6と7~9で根底にある価値観が違い過ぎて、私はちょっと新シリーズは苦手です。
脱線しましたが、新しいフェイズのMCUの未来を占う意味でも、「BLACK WIDOW」に課せられたハードルは高いと思います。
🎞 | Marvel released this #BlackWidow concept art giving us a first look at Taskmaster vs Natasha pic.twitter.com/05B9xymDku
— MCU Updates (@UpdatingMCU) 2019年7月22日
[20190726追記]
時代設定はシビルウォーの後だという発表があったようです
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190726-00000005-ignjapan-movi
と言うことは、上記のシーンは回想シーンでしょうか
Eternals
エターナルという作品の存在自体はだいぶ前から確認されていたと思うのですが、ちょっとどういう作品なのかつかみ切れていなかったんですよね。
今回あらすじも公開されたようですが、かなりスペースファンタジーですね。遺伝子改造、宇宙種族・・・マクロス?
『エターナルズ』は、数百万年前に地球を訪れた巨大な宇宙種族「セレスティアルズ」が人類への遺伝子実験によって生み出した種族「エターナルズ」を描く物語。エターナルズにはスーパーパワーとほぼ不死の肉体が与えられたが、時を同じくして邪悪な種族「ディヴィアンツ」も誕生。人類史の裏側にはエターナルズとディヴィアンツの存在があったとされる。
サノスも原作ではエターナルズの一員でしたが、MCUではそこは設定が変わっていそうですね。
よりVFXが過激になったGotGという感じになるのでしょうか。
舞台が宇宙なのか地球なのかまだわかりませんが楽しみな作品の一つです。
Shang-Chi
📲 | Awkwafina via Instagram: “Just announced at #SDCC2019 - and I’m so excited to be part of this. SHANG CHI AND THE LEGEND OF THE TEN RINGS. Congrats to the dude @SimuLiu OUR NEXT SHANG CHI.” pic.twitter.com/EnIPjZaHua
— MCU Updates (@UpdatingMCU) 2019年7月21日
MCU初のアジア主人公、ということでいいのでしょうか。
マスターオブカンフーということでまた雰囲気の違う、こってこてのカンフー映画にMCU的エッセンスを加えた作品になるのでしょうか。とても気になります。
こちらの記事を見る限りでは、シャンチーで言及されるマンダリンは初代アイアンマンとつながるようで、ということは3のマンダリンはオリジナルの模倣、ということになりそうですね。
原作のマンダリンは10の指輪から力を得ていて、FGOやっている民としては、ソロモンがベースなんだろうなぁと思いつつ、そこら辺の設定の取り入れ具合とかもちょっと気になるなぁ
Doctor Strange
🎞 | News from @MarvelStudios: “Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ DOCTOR STRANGE IN THE MULTIVERSE OF MADNESS with Benedict Cumberbatch and Elizabeth Olsen. Scott Derrickson returns as director. In theaters May 7, 2021.” pic.twitter.com/GWk6LHlE4o
— MCU Updates (@UpdatingMCU) 2019年7月21日
サブタイトルが インザマルチバースオブマッドネス ということで、ファーフロムホームズで不発だったマルチバースの概念を、MCUで最初に言及したドクターストレンジで本格的に取り扱うことになるようです。
エンドゲームで「あれ?ドクターストレンジ最強すぎひん?」とかなう相手がいるのか不安になるレベルの強キャラぶりを見せつけていましたが、サブタイトルの感じからすると、純粋な力比べではなさそうですね。
マルチバースのうち狂気に支配されたバースに迷い込むのでしょうか?
ドルマムゥも力比べではなかったですが、強者に対して知恵で挑んでいたのがドクターストレンジ1だとすると、今回は立場が逆になりそう。それともドルマムゥのいるバースもマッドな世界観だと思うので、今度は乗り込むのかな?
ホラー作品でもあるということで、私のメンタルは持つだろうか・・・
また、本作にはワンダ・マキシモフも参加とのこと。時系列的にドラマ「ワンダビジョン」の後とのことで、正式にスカーレットウィッチになったワンダと、ドクターストレンジの魔女と魔法使いの物語になるというのも洒落が聞いていて楽しみですね。
今回の発表によると、本作はDisney+にて配信されるスカーレット・ウィッチ&ヴィジョンのスピンオフドラマ「ワンダヴィジョン(原題:Wandavision)」に直結したストーリーになるとのこと。コミコンの会場では、前作に続いて監督を務めるスコット・デリクソンが「MCU初の怖い映画を作ります」と述べ、ケヴィン・ファイギ社長も「PG-13指定です、好きになってもらえると思いますよ」と語ったという。ホラー映画の世界で実力を培ってきたデリクソン監督の手腕が、いよいよ全力で発揮されることになりそうだ。
Thor
🎞 | News from @MarvelStudios: “Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ THOR: LOVE AND THUNDER with Chris Hemsworth, Tessa Thompson and Natalie Portman. Taika Waititi returns as director. In theaters November 5, 2021.” pic.twitter.com/TYiYgbaBdU
— MCU Updates (@UpdatingMCU) 2019年7月21日
📲 Taika Waititi via Instagram: “Love & Thunder. 2021 ❤️⚡️”#SDCC2019 pic.twitter.com/huU98Goher
— MCU Updates (@UpdatingMCU) 2019年7月21日
📸 | Chris Hemsworth, Natalie Portman, Tessa Thompson and Taika Waititi on stage at the #SDCC2019 for Thor: Love and Thunder, in theaters November 5, 2021. pic.twitter.com/oNV4xZ8niC
— MCU Updates (@UpdatingMCU) 2019年7月21日
サブタイトル 「ラブアンドサンダー」
いいですね。タイカ監督のマイティソーらしい、シンプルで力強いサブタイトルです。変にカッコつけてないのがすごくいい。
しかし2までのマイティソーは何だったんでしょうね。
クリスヘムスワースももうやめたいといってたし、
ナタリーポートマンも二度と出ないといっていたし。
どんだけ印象悪いのかと。まぁ確かにMCUの中ではパッとしないシリーズといわれていた部分もありますが
なんかもうにこにこしながらムジョルニアを掲げるナタリーポートマンを見るだけで、「あぁよかったなぁ」と安心します。
全力でギャグするナタリーポートマンが見れるのかな。楽しみだな
詳細はわかりませんが、バルキリーとジェーンフォスターがいるということは、舞台はおそらく地球なのでしょう。
ということは一緒に地球を離れたGotGのメンバーとは決別したということになるのですが、まぁ多分どっちが船長かでクリスプラットとけんかしてクリスヘムスワースが負けるんでしょう。
それで放り出されるんでしょうw
想像しただけで笑いがこみ上げてきます。
とは言いつつ、女性版ソーにジェーンフォスターがなるという話もどこまで信じていいのかわかりませんが一応あり
そうなると、何をもって女性版ソーということになるのか、定義のところが気になります。
原作のソーはムジョルニアで地球人ドナルドブレイクがソーに”変身”する変身ヒーローでしたので、ムジョルニアを手にしたジェーンがソーに”変身”する、というのも理解できますが
MCUではあくまでソーはアスガルド人ハンマーがなくても雷神であるというアイデンティティもソーラグナロクで確立していますので、
ジェーンは何をもってソーとなるのか、コミコンで掲げたのはムジョルニアでしたが、映画でもムジョルニアを片手に戦うのであれば、だれがムジョルニアを作るのか。あれ、死んだ星の核か何かでできてるから素材自体がレアなんだよなぁ。
今回最大のサプライズは、『マイティ・ソー』(2011)『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013)のヒロインだったジェーン・フォスター役のナタリー・ポートマンが復帰を果たすこと。しかも本作ではソーを継承し、ムジョルニアを握る展開が待っているという。『アベンジャーズ/エンドゲーム』の登場は布石だったのか…!
既報の通り、監督を務めるのは前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)のタイカ・ワイティティ。原案となるのはジェイソン・アーロンが執筆したコミック「マイティ・ソー(Mighty Thor)」のストーリーラインで、タイカ監督は同作を「素晴らしかった、とても感動的だった」と絶賛。「女性版ソーを初登場させる」と意気込んだ。
ただ、ギャグテイストで話を運びつつ、締めるところはきっちり締めるのがタイカ節だと思いますし、「ラブアンドサンダー」何てふざけた名前(誉め言葉)ですがこれでフェーズ4を締めくくるとなると、重要な伏線も各所にちりばめられると思われるので、今からとても楽しみです。
最後に
フェーズ1の集大成はアヴェンジャーズでした。
フェーズ2はシヴィルウォー、フェーズ3はもちろんインフィニティウォー及びエンドゲームと、今までのフェーズでは集大成となる各作品の主要キャラがクロスオーバーする作品がありました。
しかしフェーズ4のラインナップの中にそのような作品が含まれていないのが気になります。
公開スケジュールからすると、ドクターストレンジもしくはソーがそれにあたると考えられますが、どちらも単独作品の続編です。作品の追加の可能性は低いとアナウンスしていますし、スケジュールにない作品がそこまで重要なポジションを与えられることも考えにくい。
「(発表されたものが)完全な“フェイズ4”です。5年前にフェイズ3をすべて発表したのと同じですね。5年前に発表したフェイズ3の内容を振り返ってみると、物事は変わりうるものなんですが、(フェイズ4は)長らく作業にあたっているので、しっかり固まっています。もちろん変化の可能性は常にあるわけですが。」(ファイギ)
なぜソーでフェーズ4が終了するのか。
見落としがちですけど結構重要なファクターだと思うんです。
インフィニティサーガとは違ったアプローチで作品がつながっていくことを示しているのかもしれません。
既に存在が確認されているGotGやキャプテンマーベル、ブラックパンサーの続編はフェーズ5に組み込まれると予想されています。
スパイダーマン3もかなりまたされることになりそうですね
またコミコンの中でアメコミ映画黎明期の名作「Blade」の、スパイダーバースで主人公のおじの声を当てたマハーシャラ・アリによるリブートが発表されており、これもフェーズ5に組み込まれると思われます。
🎞 | News from @MarvelStudios: “Just announced in Hall H at #SDCC, Marvel Studios’ BLADE with Mahershala Ali.” pic.twitter.com/TROFuZJRiD
— MCU Updates (@UpdatingMCU) 2019年7月21日
さらに、ファンタスティックフォーとX-MENに関してなにがしかの計画が動いていると思われる発言もあり、MCUの世界がどこまで広がっていくのかとても楽しみです。
「それに『ファンタスティック・フォー』について話す時間もありませんでした」と続けると、予想外の発言に客席からは悲鳴に近い歓声が上がった。
さらに「ミュータントについて語る時間も残ってません」とついに「X-MEN」参戦までにおわせる発言に、会場は騒然。
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エンドゲームの予約が始まってる…