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嘘は愛【推しの子】

 

結構面白い漫画が多くて、ジャンプ+アプリをインストールしました

 

play.google.com

 

SPY FAMILY

 

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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  • 作者:遠藤達哉
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: Kindle版
 

 

怪獣8号

 

怪獣8号 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: Kindle版
 

 姫様拷問の時間です

 

あたりを読んでいるのですが他にも面白いのないかなぁと思って たどり着いたのが

推しの子 

 

名前どこかで聞いたことある気がしたんですよね。

まぁこれの間違いだということに途中で気が付いたのですが・・・  

 

 これめちゃめちゃ面白いです

 

ストーリーは

アイドルオタクの田舎の産婦人科医ゴローが受け持った16歳の双子の妊婦は

まさかの自分の推しの子(アイドル)”アイ”だった

彼女のアイドルにかける決意を聞き、アイを全力でフォローすることを決意するゴロー

 

しかし、出産をまじかに控えたある日、ゴローは病院に現れたアイのストーカーに刺されてしまう。

 

目覚めたとき・・・ゴローは推し(アイ)の子供になっていた

 

といった感じ。ここまでが1話の内容です。

 

推しの”子”ってそういう・・・という衝撃が凄かったですが

あくまでそれはつかみでしかなく、そこからストーリーはさらに盛り上がっていきます。

正直そういう言葉遊び一発勝負で最初がピークっていう漫画も多いですが

むしろそれをきっかけに膨らませていくのが凄い

 

一巻はアイのサクセスストーリー

二巻からアイの双子が芸能界に乗り込んでいく話に移っていきます。

 

双子がなぜ芸能界に乗り込んでいくのか、そこもまたストーリーの肝で

一巻はそこをクライマックスにジェットコースターのような怒涛の展開で物語が進んでいってめちゃくちゃ面白いです。

アプリで全話読んだ後で単行本を買ったのですが、クライマックスに向けて自分の動機が早くなっていくのが手に取るようにわかって、クライマックスのシーンは本当に号泣です。

一巻の密度が本当に濃い

そして、そんな一巻を超えて展開される双子編の人間模様がまた面白い。

 

もちろん漫画で描くすべてが正しいわけではないでしょうけど、芸能界の裏側はこうなんだろうな、と思わせる説得力があります。

 

不満があるとすれば、双子のもう一人も生まれ変わりなんだけど、

主人公のほうのストーリーを回すのに筆が乗っている感じで

彼女のほうがすこしなおざりになっているところと、

悲しい事件のせいで心を閉ざしているという設定もあるのですが

主人公の性格が生まれ変わり変わりすぎて、直接的に前世の記憶が役に立つシーンが少なく

タイトルの設定があまり生かし切れていないなと感じるところ。

ただ、もうそこはつかみとしての役割が終わってこれ以上深く突っ込んでいかないか、あるいは妹のほうで進めていくのかも?

 

そんなことがどうでもよくなるくらい面白い、今進行しているのがおそらく現実世界での出来事を下敷きにした”恋愛リアリティーショー編”

演技で鎧をまとって自分を守る出演者もいるけれど

その勘所がわからずありのままの自分でぶつかって炎上し心身を削られていく出演者をとても冷静な目で描いていきます。

 


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さらっとウィトゲンシュタイン引用してくるの渋いなぁ


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最悪の結末は主人公のおかげで回避されますが、現実の事件に対する作者の願望も入っているのではなかろうかと思わずにはいられない。


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悲しい事件に対して、こうあればよかったのに、どこかで安全装置が働いてくれなかったのか、そういう憤りを多くの人が感じていたんじゃなかろうか

話はそれるけど、もう私フラットな目で山里さん見れないんですよね。

因果関係なんて誰も問えないし、だからこそ普通にこれからもテレビに出るんだろうけど、ちょっと無理かなぁ。


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まぁもともと恋愛リアリティーショーなんてやらせかどうかなんかどうでもよく

それをテレビで放送することに対するエゴみたいなのを感じて無理だったんだけどさ

 


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今のテレビは過激じゃなくなったからつまらなくなった、っていう話も理解はできるんだけど、やっぱり倫理は大事だと思うんだよね・・・

 

戦国炒飯TVに出ていた俳優の一人が彼女と一緒に出演していた人だったらしいのですが

奥さんが「なんか彼に熱意が感じられない・・・」

とつぶやいていたのが忘れられないんですよね。

 

belphegor729.hatenablog.com

 

見ていないからね、ショー中でどんな関係だったのか知らないし

もちろん実際どうだったかなんてさらにわからない。

 

でも、長い間同じ時間を過ごしていた仲間だったろうから

この漫画での共演者は主人公のおかげで救われた

でも実際はどうだったんだろうな、と考えてしまいます

正気で芸能の舞台に立ち続けられる強さをみんながみんな持っているわけではないのではないかと

 

と、それた話を元に戻すと

まだ恋愛リアリティーショー編の最中なのですが

炎上のターンは炎上した女の子を守るためショーのキャストたちが自分たちのバックグラウンドを武器に克服。

キャストたちがみんないい子なのが本当に救われます

 

そして、キャストたちの友情を受け取って立ち直った女の子が、今度は自分を守るために大きくキャラクターを作ってきたところで次回に続く

 

なんだけど、また一波乱がありそうな予感。


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ちょっと憑依系の役者の闇を見せてきそうで、どうなるかわからない楽しさで次が楽しみです。

まだ全然序盤

妹が紡ぐストーリもまだ始まったばかりだけどキラキラしてて絶対跳ねるので、そちらについても進展していくのを見たいですね

 

ストーリー物をリアルタイムで追いかけるのは久しぶりだなぁ・・・

 

 

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