おまえほんとは26やろ
いけるかな?と思って履いて出勤してみましたが、案の定足のあちこちを真っ赤にしてしまいました。
いてぇいてぇ
やはりオーバーサイズの靴なんて履くもんじゃない
足が靴の中で動くので、小指の先が靴に当たったり、親指の付け根が擦れたり、
まぁ散々でした。
こういう皺の入り方は経験上よくないですね。
しかし、ただでは転ばない。
良い靴なのは間違いないので、インソールを作ってサイズ調整をしてみたいと思います。
一度記事にしようとは思っていたのよね。ちょうどよかったのかもしれない。
目次
まずは型を取るよ
インソールを作るために、まずは紙で型を作ります。
紙は何でもいいと思います。足のサイズにもよりますがA4サイズあればなんとかなるんじゃないでしょうか。
最初の1枚はざっくりになりますので、3~4枚用意しておきましょう。
用意した紙を、靴に突っ込みます。
そして、履く。そのままよいしょと履きましょう。
紙がゆがむかもしれませんが、最初に書いた通り、1枚目はざっくりとした形を見るだけなので、そのままでかまいません。
すぽっと履いたら、脱いだ後に靴の中をペンでなぞります。
なぞったのがこんな感じ。
角は折った方が入れやすいですね。
これをもとにざくざくと切っていきます。
型を調整していくよ
ざっくりと切ったのがこんな感じ
それを靴に入れて、隙間がないかを確認します。
踵に明らかに隙間がありますね
わかりづらいですが、爪先にも空間があります。
基本的には先のほうまで足は行かないので気にならないのですが、この断面が指の腹で感じられると、とてもむずむずしてインソールとしてダメダメになります。
正直、どれくらいの隙間なら大丈夫という知見がないので、なるべくぎりぎりで仕上げましょう。
1個目の型紙をもとにtake2
あれ?こんどはさっきと反対側に隙間ができたぞ・・・
型紙を修正したことで爪先側で型紙の収まり方が変わってしまってこういうことが起きます。
最新の型紙の収まり方が正解なので、これをもとに修正していきましょう。
わかりづらいですが、爪先は大丈夫そう。
今回はTake3までやりました。
基本的には、踵側で大きく隙間が出なければ終了でいいと思います。
ただ、ここで妥協すると本当に革を無駄にしますので、頑張りましょう。
型紙を革に転写して切るよー
そのまんまです。
革に型紙を当ててなぞってきる。
革包丁とかなくていいです。これははさみで切りました。
厚みのあるヌメ革とかあるといいんですけど、ヌメ革実はとても高いので
私はメルカリで購入した床革を使っています。
靴に仕込んでみて、ばっちりそうであれば(ばっちりでないと困るのですが)
型紙をひっくり返して反対の足も作りましょう。
人の足は左右差がありますが、規制靴であれば靴に左右差はありません。ひっくり返すでOKです。
履いて、踏んでみる。
小さいともう対処の使用がないですが
大きいばあいはそこがゆがみますので、チョキチョキすることで修正が効きます。
切りすぎに注意しましょう。
では実際に履いてみましょう
踏んでみると少し足先に余裕がありすぎる感じ。わたし指先細いのかも。
こういった場合は、つま先部分だけ革を積んで厚みを出す方法でもいいですし
こういった市販品で対応するのもありです。
この子はとても優秀
うっし、ジャストフィット!
インソールを仕込む前は指が1本余裕で入っていたのですが
もう入りませぬ。これでばっちりです。
最後に
今回は、踵が結構深いつくりだったので問題がないですが、このタイプのインソールだと踵が浅くなって履き心地が悪化することがよくあります。
その場合は、思い切って張られているインソールをはがしちゃいましょう。
踵のインソールはクッションが入っていることが多く、はがすことによってかなり厚みが減ります。
また、インソールに仕込まれているクッションが安定性を損なうという話もあったりしますので、結構お勧めです。
革靴ではソックのスポンジを外せば、ほとんどのケースで履き心地が向上することを確信しました。
— M.Futamoto/ZinRyu / 靴師 (@Zin_Ryu) 2019年11月30日
あたりまえに入ってるけど、結構盲点かも
そもそもラストメイカーの立場から言えば、スポンジの厚みは2mmくらいあるんで、そもそも設計時にはスポンジは想定していないんですよね。 https://t.co/Vjv3xduq5M
参考になりましたでしょうか。
善き革靴ライフを