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コンプレックスの克服「映画版ハートキャッチプリキュアバレなし感想」

 

 お子が今がっつりと「ヒーリングっとプリキュア」にはまっていまして、

良くOPを熱唱しているのですが

折角なのでアマゾンプライムに転がっているプリキュアも少しずつ見せようかなと思い

 

 取り合えず手始めに、私が一番好きな「ハートキャッチプリキュア」を見せることにしました

 

好きなんですよね、ハートキャッチプリキュア、通称ハトプリ

 

ひとつ前のフレッシュプリキュアを途中から見始め、通しで見た初めてのプリキュアだったりするのですが、

プリキュアの枠で昔放送されていた「おジャ魔女どれみ」のキャラクターデザイナーによるキャラクターは今までのプリキュアと比べてちょっと幼く、顔芸も多くて非常に好みなんですよね。

 

また、敵勢力も割と特徴的かな?と思っていて

敵怪人の名称はこれまでは人間の感情からとっていることがおおかったんです

ザケンナーとか

コワイナーとか

ナケワメーケとか

そっから砂漠の使徒でうみだす怪物が「デザトリアン」ですからね

だいぶ毛色が違いますよね

また、敵プリキュアや先代プリキュア、高校生プリキュアの存在など

プリキュアのバリエーションがグッと増えた作品でもありました。

 

個人的には水樹奈々さん演じる主人公の「花咲つぼみ」目当てで見ていたのですがだんだん彼女のパートナーの「来海えりか」のキャラも魅力的に思えてきてね。

 

今作のプリキュアは四者四様の悩みを抱えていてそこにすごく共感できるのが本作にぐいぐいはまった理由なんだけど、

えりかの悩みは「姉に対するコンプレックス」と「空気が読めない」ことなんですよ

 

読まない

 

じゃなくて

 

読めない

 

トラブルメイカーに見えて、読んだうえであえて外してるGAのノダミキとはパッと見同じように見えて全然違う

 

belphegor729.hatenablog.com

 

私も人との距離感うまくとるのとても苦手なので、結構刺さるものがあったんですよね。

 

しかも、ノー天気っぽいキャラのせいで、周りから悩んでいると思われていないのもまたちょっと可哀想でね。

 

そういった悩みを抱えた女の子が

「プリキュアになって」悩みを克服する

のではなく、

「プリキュアでつながった縁」 で克服するのも

悩みを克服するのに特別な力は必要ないというメッセージを感じられて好きです。

 

ほんで、その映画なのですが

子供向けアニメということで60分ちょっととそこまで長い作品ではなく、

序盤はテンポ重視な印象があります。

 

 物語の柱としては、

タイトルの通り、来海家がパリで開催するファッションショーに一緒に連れて行ってもらったプリキュアメンバーがファッションショーようの衣装を着たり作ったりきゃっきゃうふふする感じの日常パートと

物語りのキーとなる少年「オリヴィエ」と彼を狙う砂漠の使徒のひとり「サラマンダー男爵」の逃走劇

この二つの物語が主人公のつぼみとオリヴィエの出会いによって合わさり

テレビで敵対している砂漠の使徒とは別行動をとるサラマンダー男爵とプリキュアが対峙することによって

 

オリヴィエの秘密、サラマンダー男爵の目的などが明らかになるにつれ、加速的に物語が面白くなっていきます。

 

ピカチュウ役で有名な大谷育江さん演じるオリヴィエもいいんだけど、

脱「ひろし」活動真っ最中の藤原啓二さん(このころあえて悪役を演じることがおおかったように感じるんですよね)演じるサラマンダー男爵が特によくてね。

 

belphegor729.hatenablog.com

 

 

なぜほかの砂漠の使徒と別の道を歩くことになったのか

そこに隠された悲哀にプリキュアたちが触れ、

オリヴィエから男爵への思い

また、

男爵からオリヴィエへの感情が

 最後に結実するエンディングはとてもすがすがしいものでした。

 

ちょっとネタバレ感が出てしまいましたが

ちょっとビターだけど胸の中に温かいものを感じられるいい映画でした

 

プリキュア最近見だしたひとちょっと見てみてもらいたいですね

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