うん、まぁ
なんだろう
また年の差カップルものです
今回は24歳男性と8歳女性。18歳差
うわぁ、幼女やん・・・
と思ったけど、男性のほうも相応に若いので
実際のところ前2作のほうが年の差離れているというね
社畜と少女:35歳と14歳。21歳差(開始当時)
私の少年 :32歳と12歳。20歳差(開始当時)
てか東根と優里ちゃん21歳差かぁ・・・こうやって見るとだいぶえぐいなぁ・・・
まぁ同級生の娘だもんなぁ・・・
で、それてしまったんだけど本作
ジャンプの新人発掘イベントみたいなので連載を獲得したらしいんだけど
ファンタジー・政略結婚・タイムトラベル系
と悪役令嬢ものの亜種みたいなつくりになっています
ヒロインは大陸の大部分を支配する帝国の8歳の皇女
政略結婚で属国・烏の国を収める24歳の青年と結婚させられるが
この少女は9年後、17歳で一人失意のうちに死んだ未来の彼女の記憶をもっていた
彼女にとって2回目のこの結婚
1度目の結婚では幼さゆえに向き合うことができず、失ってから知らされた彼のやさしさに今度こそ向き合うため
そして、これから起きる悲劇を回避するため最愛の夫を体当たりで愛する決意をする
そんな感じ。
持っている未来の知識をもとに、最悪の選択肢を選び続け破滅した未来を回避するために奮闘するのは悪役令嬢もののテンプレですし、記憶が戻るのが幼少というのもまぁまぁ異世界転生物のセオリーでもあるのですが
年の差のために幼女の時点でかなりのプレッシャーの中奮闘しているパターンは割と新鮮
その分中身は17歳感はちょっと薄いんだけど
幼女であるがゆえに誰からも相手にされない中、悲劇を回避するために奮闘する様は本当に応援したくなる
読み進めていくうちに彼女の1度目の人生もうっすらと見えてくるんだけれども
割と早い段階で旦那を失い、失意のうちに生き続けた時間のほうが長いんですね
序盤である程度明かされる1週目の時間軸としては
8歳で結婚するも見知らぬ男の結婚におびえ旦那と顔を合わせることはなかった
10歳で誘拐され、救助される中で旦那が死亡する
失った旦那の思い出を遺臣たちに聞かされる中
母国ではなく、嫁ぎ先の烏の国への帰属意識を深めていった皇女を危険視した異母姉により
遺臣たちは処刑、その後すぐに皇女も死去
1週目がめちゃめちゃ重い
遺臣たちによって知らされた旦那の偉大さ、孤独、苦しみ
そういったものを知っていく中で彼女の中にはぐくまれていったであろう感情を理解したうえで第1話を読み直すと、彼女の直情すぎる愛情表現がかなり印象が変わってきて
私はとりあえず現在公開されている分まで読んだ後もう1回読み返して皇女の健気さに号泣ですよ
もう一個、ガチで重いのが旦那の出自なんですよね
正確には彼の母親なんだけど
烏の国で起きた災害の救援のため皇帝の婚約者であり将軍でもある女性が派兵に行くんだけど
災害平定後に烏の国の王の謀略により派兵団は毒殺
婚約者自身も死と偽られ虜囚
怨敵である烏国王の子を産まされ、あとは用無しとばかりに打ち捨てられ
死亡の報が流れ、その生存は彼女の本当の死まで秘匿されたため、助けも来ず
失意のうちにおよそ10年後ひっそりと死去、まともな墓もない
本国には死の証拠として右腕を送られたので
武人の宝である利き腕まで持っていかれている
利き腕を持っていかれているからもう抵抗もできないんよね
いや、えぐい
婚約者、時間経過を考えると皇帝と同年代だし、家格も高いのでおそらく正室待遇
たぶん皇帝と相思相愛だったと思うんだよな
皇帝が皇女の旦那である烏国の新王に対して甘いらしいというのも、最愛の人の遺児であるがゆえなんだろうと思ったりね
愛する人とも引き離され、にくい相手の子を産まされ
その後は顧みることすらされない
いや、しんどいすわ。設定が
こういう時に一番しんどいキャラに感情移入しがちなので、結構メンタル持っていかれるんですよね💦
で、この皇女の旦那、烏国新王はその存在が
裏切者である烏国を註罰したい勢力と、婚約者の遺児に気をかけてしまっている皇帝との間に不和をもたらし
帝国のバランスを崩す危険要因と化しており
それがはじけてしまったのが第1週目の模様
今のところは彼女の起こした蝶の羽ばたきによって、すべてがうまくいっているのだけれども
まだ11話しか公開されておらず、ここから先もうひと波乱ありそうな予感
ただ、実際のところある程度皇女の目的は果たされているし
皇女の乳母にも何か隠し事があるようでまずは次回そこがつまびらかになるのかな?
そこから先がどうなるのか、全然読めなくて楽しみです
個人的には、11話ので描かれている相関図では皇帝に王子がいないようなので
皇女と結婚した烏国王がそのまま婿に入って帝国を継ぐのかなぁとか思いつつ
どうも皇女の母親もひと悶着ありそう
隔週連載、続きがめちゃめちゃ楽しみです