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つまりポッケ君育成シナリオということなのかしら【#劇場版ウマ娘 #新時代の扉】

今週末は、デッドデッドデーモンズデデデデストラクション後章に、帰ってきた あぶない刑事に本作と、一挙に3本も公開したのに、土曜が子供の運動会、日曜が仕事と映画を見に行く時間が全く取れず、なんとか1本、レイトショーで見に行く時間だけ作れたので、

とりあえずあぶない刑事はすでに見ているのでいいだろう

デデデデとウマ娘、どっち見るかなぁと悩んで、

結構評判よさそうだったので、まず先にウマ娘を見ることにしました

デデデデは来週末休みとってマッドマックスと2本立てで見に行く予定

 

で、レイトショー

実際どうだったかというと、ウマ娘ファンという色眼鏡をはずすとちょっと物足りないかなぁというのが正直なところでした

 

 

 

ざっくりあらすじ

ある時フジキセキのレースを見て衝撃を受けたジャングルポケットが

トレセン学園に入学して最強を目指すお話

シンボリルドルフにあこがれたトウカイテイオー

トウカイテイオーにあこがれたキタサンブラック

という同じ構図ですが、フジキセキとジャングルポケットは、厩舎やスタッフが同じというつながりがあるみたいですね

そのつながりが随所にちりばめられていました

デビューからダービー、そしてジャパンカップまでを描いた本作は

 

基本的には世代の覇者、アグネスタキオンとの関係性を中心に語られていきます。

90分でダービー制覇で終わりでもよかったんじゃないかな?という気もしますが

圧倒的な実力差を見せつけられたままアグネスタキオンに勝ち逃げされたジャングルポケット

ダービー制覇はタキオンがいたらわからなかった、という劣等感に苦しんだ彼女が、救いを経て、ジャパンカップで解き放たれるとともに、

アグネスタキオンや、フジキセキにも救いを与える、そんなストーリーでした

 

過去一表情が豊かなウマ娘たちが魅力的

今回、劇場版だからですかね、キャラクターたちが大胆に動いていたなぁという印象

タキオンやフジキセキ、テイエムオペラオーたち猛者が、固有技演出をうっすら見せながらぶっちぎっていく映像は正直燃えましたし

たくさんの壁を乗り越えて自分の、まさに固有技をジャパンカップでつかむジャングルポケットは、演出としてしびれました

めっちゃTriggerっぽい演出だなぁと思ったらエンドロールにちゃんとTriggerいて草

キャラクターたちも表情豊かだし、デフォルメも非常に多く、特にシンちゃんのような出れ顔だったり、結構大胆に絵を崩していたなという印象

ここから次のウマ娘の映像に演出がつながっていくとよいなと思いましたね

 

アグネスタキオンの魅力が爆発

 

 

そもそもアグネスタキオン結構好きだったのですが、

本作の圧倒的強者感、立ちはだかる壁としての存在感

有能でありすぎるからこその苦悩

そういったものを、常に瞳孔が開いている作画と

トップ声優の上坂すみれさんの圧倒的な表現力が相まって

狂気の中に人間らしさも感じられて非常に良かった

自身の限界から他者に託し、しかしウマ娘の本能がくすぶって託しきれず

そんな自分を良しとする、ジャングルポケットの影の存在としてのアグネスタキオン

その魅力が爆発していて非常に良かったですね

 

 

タキオンとポッケ君以外の活躍はいまいち

まだフジキセキは引退した先輩というポジションで、

ポッケ君のメンターとしての役割をしっかりと与えられていたので良かったのですが

同世代のネームド、ダンツフレームとマンハッタンカフェはもうちょっと描写が欲しかったかなぁ・・・

ダンツフレームのはG1勝利がジャパンカップ後の1回のみなので、これから先と言い訳できますが、カフェの菊花賞は映像で終わらせちゃうのか、、、というのはありました

 

全体的に、日常パートをかなりがっつり削っているので、キャラクターごとの心情を、結構推し量らないといけない部分も多く

そのうえで、レースが正直結構似たような演出が多くて単調になりがちなんですよね。。。

劇中でしっかりと出たレースは、VSタキオンのホープフルステークスと皐月賞

タキオン不在のダービーとジャパンカップの4戦なのに、

最初の2戦がいきなりレース展開が似ちゃっているんですよね。

史実通りにするべきだと思っているので致しかなたいところではあるんですが

もうちょっと同期のレース、せめて菊花賞は、ジャングルポケットも出走しているのだししっかり描写しても良かったのでは?

と思いますねぇ・・・まぁそうすると時間が足りなくなるのも理解できるのですが

 

劇場版でレースを詰め込むのもちょっと大変そうに感じたり

結局個人的に単調に感じてしまったのはここなんですよね。

上でも触れていますが、レース中心のシナリオ構成になり、レースにかける時間が結構必要なのにもかかわらず、展開が史実という形でもうすでに決まっているので、どうしても単調になりがち

ドラマシリーズであれば1話1レースで集中力を持続させられるんですが

2時間の中に詰め込むと、結構しんどいなぁというのが正直なところでした

 

最後に

とはいえ十分面白かったです

エンドロールは黒バックに白文字エンドロールでウマぴょい伝説は

シティハンターのGetWildばりにセオリー化するんですねw

せっかくなので、どんどんアニメもやってほしいなぁとは思うのですが

史実をあまり知らないので何ともだけど、まだアニメになりそうなコンテンツは残っているのかな・・・

ないことはないんだろうけど正直シーズン3が史実のキタサンブラックが強すぎて、脚本作るの大変そうだなと思ったので

 

belphegor729.hatenablog.com

 

例えばテイエムオペラオーで1作、とかむつかしそうだなぁと思ったり

なんにせよ、ゲームはまだまだこれからも続けていく予定なので、コンテンツとして末永く続けてほしいと思いますね