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映画、漫画、革のブログです

#国立西洋美術館 #キュビスム展 で意外と自分がキュビスム嫌いじゃないことに気づけました

恥ずかしながらずっとキュビズムだと思っていました

はずかしい・・・

 

で、何回かブログでも言っているんだけど、山田五郎さんの美術解説のYouTube大好きで、その中にキュビスム展のタイアップでキュビスムの解説動画上げられていたんですね

 

私自身は正直個展だったり印象派だったりのほうが好きなのですが

動画の中で、今回キュビスム作品が多数収蔵しているフランス ポンピドゥーセンターの改装という特別な事情で作品が来ているので、自分(五郎さん)はもう生きている間には間違いなく日本で見ることはないと聞くと、がぜん興味がわいてくるもので

最悪つまらなかった、という感想でもいいか、その感想すら見に行かないと抱けない大事な感想だと思ったので、子供も誘って見に行きました

 

どこまで本気で言っているのかわからないですが、一緒に行くか小1の長男に聞いてみたら意外と食い気味で乗ってきたのだけど、実際見に行ったらいろんな作品を食い入るように見ていましたよ

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本人は大体何でも好きそうだったけど特にジョルジュ・ブラックの作品が刺さっていたように見えます

 

今回の企画展は、ポンピドゥーセンターに収蔵されている作品を時代順に並べながら、

セザンヌ、アンリ・ルソーらキュビスムの源泉からピカソ、ブラック2人のキュビスムの始まり、そこから複数の派閥に分裂しながら発展し、第1次世界大戦を経てその先にすすんでいく流れをしることができます

 

最初にキュビスム苦手だという話をしたのですが、私が不得手に感じていたのは、この

キュビスムを手法として取り入れた発展形だったようで

ピカソ、ブラックの初期の作品は意外と見ていてわくわくしました

また、メインビジュアルとして採用されたロベール・ドローネーの「パリ市」は

そのサイズ感、構図に圧倒されましたね

 

最初に美術にはまった「怖い絵展」で来日した「レディ・ジェーングレイの処刑」も

絵の美しさもさることながら、尋常じゃない大きさに圧倒されたのを覚えています

 

 

そんな中で、私が刺さったのがこの絵

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フランティシェク・クプカの「色面の構成」という作品

クプカという方恥ずかしながら初めて知ったのですが、このすりガラス越しの女性のような雰囲気に心を持っていかれてしまいました

Tシャツがミュージアムショップにあったので思わず購入


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音声ガイドも子供が好きなポケモン声優の三木眞一郎さんと、昨年のハケンアニメ推しの子声優の伊駒ゆりえさん

そして山田五郎さんのスペシャル解説付きで非常に聴きごたえがありました

(まぁ基本的に子供に取られて全部は聞けなかったのですが)

大満足な企画展でした

会期は今月末1月28日まで

駆け込みで絶対見に行ったほうがいいです