LetLifeLoose

映画、漫画、革のブログです

プ女と野獣14話を呼んで愕然とした話

前回の愚痴記事に追記という形で乗せてたんだけどと

ちょっと追記で済む分量ではなく書きたいことがつのってきたので切り出して新規記事としてアップ

 

 

belphegor729.hatenablog.com

 

結論から言ってしまうと主人公の久我があまりにもひどかったので読む気を失った

という話なんだけど

 

palcy.page.link

 

なんか、なんつーのかな

俺がおかしいのか?

と思うくらいにあり得ない展開で

ちょっと読んでみて感想が欲しい

サクッと読む程度のポイントはすぐ貯まるし

読み終わったらアプリアンインストールしてもいい

 

もしくはあらすじについては前回の記事を読んでもらうとして

最新の14話の内容をまとめるのでどう思うかコメントが欲しい

 

14話の内容は

急に自分の進路について久我に伝えるか悩む百花から始まり

どう伝えようかと悩んでいたら、逆に久我から海外に最低1年行くことを告げられる

百花がどう伝えようか悩んでいた自分の進路は警察で

卒業後半年は会えなくなることで悩んでいたことを告げ、自分も同じだから大丈夫と大丈夫なふりをする百花だが

人の目を気にせずイチャイチャできる学生恋愛が羨ましく感じ、そんな自分に自己嫌悪を募らせる

前話で知り合った久我の後輩の彼女、椿さんにそんな自分の悩みを打ち明ける百花

話を聞いてもらった後

「百花が我慢するような関係であれば別れた方がいい」

と助言される百花

さらに、思いをぶつけるべきだ、我儘を言っていい

と椿さんに背中を押された百花は

久我に、久我の体面を考えて会いたい気持ちを我慢して、いい子を演じてきたけれど、本当はもっと会いたかったこと、海外に行ってほしくないことを伝える

久我は

「なんでもっと早くいってくれなかったのか」

と詰め寄るも思い返し

「気持ちをちゃんと受け止めるから、もっと我儘を言っていい」

と百花を優しく抱きかかえる

百花の我儘を聞いたうえで、俺の我儘を聞いてくれ

俺は海外に行きたい

と返す久我

君も警察学校に半年行くんだよね

一緒に乗り越えよう

と百花にいう久我

私間違ってました。一緒に乗り越えましょう!

と返す百花

二人なら乗り越えられそうな気がする

と言う百花のモノローグで終わるんだけど

 

だめだ、途中まで何とかバイアスかからないようにフラットを意識してごまかしてたけど誤魔化しきれない・・・

終盤の流れは百花が丸め込まれているようにしか見えない

丸め込まれてスリーカウントゴングなってる絵しか出てこない

 

本作で繰り返し繰り返し不満に思うのが

久我が年上ムーブを全くしないことなんですよ

 

百花が久我に遠慮をしている、気を使っているという認識がかけらもない

かけらもないから

”どうしてもっと早く言わなかった”

とかDVギリギリの発言が出てしまうと思うんだ・・・

この発言を決め顔で出してきたので頭を抱えたよ

相当残念な発言だと思うんだよね

百花なんも悪くないじゃん

 

百花は”久我のため”に我慢しているわけですよ

デートをする際に変装すらしないような久我のために

 

と言うことに切れる前に気付けよ

立場も責任もある芸能人である久我が

未成年女性と、しかも学生と付き合っているなんて文春砲でも撃たれたら久我のプロレスラー人生は終わるんですよ

それを百花だけは分かっているから我慢していて

その程度のことすらわかっていないから久我はこんな無責任で残酷な発言ができる

うわーないわーって目の前がくらくらしましたわ

で、君の我儘を聞いたので俺も我儘を言う

はもう最低以下のゴミ

「俺も我儘を言う」

のが許される最低限必要な久我のアクションは

”百花の我儘をかなえる”

君の願いをかなえたから俺の願いも聞いてくれ

という事だと思うんだけど

勢いに流されているけど

百花の我儘、叶いましたか?

 

君だって半年警察学校行くよね

だから俺が1年海外に行ってもいいよね

 

と言っているに等しくて

海外に行ってほしくない

はおろか

もっと会いたい

という我儘にすら

解決のための提案がない

 

一緒に乗り越えよう!

 

だけ

 

椿さんに相談する前と後で何も変わってねぇ

 

そもそも、百花の警察になりたいという話も今まで多分出てきていない(出てきてたらごめん。でもざっと読み返した感じは無かった)から

久我の罪悪感をそぐために急に用意した設定にしか見えんのよ

どっちもどっち感を出すためというか

ちなみに、ちょろっと調べましたけど

警察学校、休日であれば許可を取れば外出どころか外泊も可だそうで

海外遠征と同列で語ってよい話では全然ないですよね

警察学校とは|在学期間・授業内容・給料・休日などを解説 – マナラボ

 

結局久我の

「海外に行きたい」

という我儘だけかなって

百花の

「もっと会いたい」

という我儘は一ミリもかなわない

 

呼ばれたらいつでも日本に戻ってくるよ!

とか調子のいいこと言っているけれど

プロレスの興行なんてそんな生易しいものではないはず

日本国内でさえあっちこっち行って時間取れておらず、百花を寂しがらせているのに

アメリカなのかメキシコなのか知らないけれど、プロレスで海外って言ったらまぁ多分どっちかでしょう

広い北米大陸順繰りしていく中で日本に戻る時間なんてあるわけないじゃん

あったとして、百花の予定と合わせられますか?

1日会うために何日も修行先の団体開けて、往復のチケットを取って帰れますか?

その飛行機代は二人のこれからのために使わなくて大丈夫ですか?

 

安請け合いすんなよ

逆に不誠実だわ

 

あと、

俺鈍いから

を免罪符にするな

鈍い自分に甘えて百花におんぶにだっこな現状は見ていて不快

鈍いという自覚を持ったなら

鈍いから、百花が俺に言って

と相手にボールをぶん投げるんじゃなくて

鈍いから、うざいくらい意識して気を付けるよう”俺が”頑張る

のが正解でしょう

 

久我なにも頑張ってないねん

この14話の中で久我なにもしてないねん

海外遠征の話するときも

その前に

「俺たち離れ離れでも電話とかで連絡取り合っていけば大丈夫だよね」

とかくそダサい前置きで同意させておいてから報告するし

そういわれたら百花は大丈夫としか返せないでしょ

 

なんでもっと早くいってくれなかったじゃねぇよ馬鹿

そういうこというような奴だから言えなかったんだろ反省しろ!お前が!

 

我慢するのも百花

相談するのも百花

状況改善に動くのも百花

 

久我は「俺海外に行くけど二人の関係は大丈夫だよね」

とか言って百花に同意させるだけでそれで問題ないと思っているのか

百花の父親に切った啖呵は何だったのか

 

一緒に乗り越えようなんて聞こえのいいことを言っているけど

久我は二人の恋人関係を維持するために何にも、なーんにもしていない

 

この14話で大きな爆弾を落としておいて

百花が我慢する現状から1ミリも動いていない

むしろ、百花が我慢していることを久我が認識したうえで現状維持であることで

後退すらしていることに衝撃とともにドンびいたわけです

 

久我の世間体を守ったまま

もっと百花と一緒に会う時間を増やすにはどうするか

 

というのは、芸能人と未成年女性が付き合う上でもっとしっかりと取り扱うべきテーマだし

それについて百花の口から言わせたんだから

ちゃんとこの14話の中で解決策を提示して、久我の口から言わせてほしかった

俺は解決策思い浮かばんけど

思い浮かばんからこそ安易に取り扱うテーマじゃなかったんじゃないかな

いっそ触れない方がよかったんじゃないかな

とすら思うよ

安易に扱ってぶん投げるくらいなら

 

作者

椿さんに

「我慢する関係なら別れた方がいい」

って言わせておいて

結局、しかも百花ちゃんだけが”我慢をする”関係から1ミリも動いていないことに気づいているのかな

正直最後の流れは子供の百花が大人の久我に丸め込まれているようで

おぞましさすら感じましたよ・・・

 

久我も何か我慢しようよ・・・

 

文字数前回の記事超えててワロス

結局、恋愛初心者二人がイチャイチャするのがこの漫画の本題で

芸能人と未成年、大人と子供のカップルだからこそ起きるトラブル

というのは、この漫画の主題じゃないってことなんだろうな

Not For Me

ということは分かったので、これ以上ぐちぐちいうのもあれだし

スパっと読むのやめます・・・