今週のお題「おうち時間2021」
ディズニープラスで公開された「ファルコン&ウィンターソルジャー」も終わってしまったので
こんな時期だし、新生児もいるしで遠出ができないのもあり
ちょっと思い出に浸りたくてキャプテンアメリカを1から見直しています。
ということでキャップ1
アヴェンジャーズ/エンドゲーム
で最高の終わりを迎えるキャプテンアメリカ/スティーブロジャースの始まりの物語であり
アベンジャーズの、まさに最初の一人の物語
時代は現代、氷河の中で何かを見つけるところから始まる
それは、MCUと長く付き合ってきた私たちにとってはなじみの深いもの
そこからさらに過去に下り、第2次大戦末期
ナチスの将校ヨハン・シュミットはノルウェー最古の街トンスベルグを襲撃する
彼の目的は協会に隠された北欧神話の主神オーディンの遺物
その後の物語で「テッセラクト」スペーストーンと呼ばれるキューブ
つかみの10分は確かに地味よなぁとは思います。
実際問題本作はその後アベンジャーズのリーダーとして大活躍するキャプテンアメリカのオリジンを丁寧に描いているため、特に序盤が地味ですね。
インクレディブルハルクは私実はちゃんと見ていないのですが
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ウォールオブジェリコの豪華な演出や、マーク1を作るところそれ自体が一つの見どころのアイアンマンや
既に戦士として完成しているマイティ・ソーと比べると
超人血清を打った後も派手なコスチュームで戦時国債を売っているキャプテンアメリカはかなり地味
DCエクステテンデッドユニバースが一度失敗したのはジャスティスリーグの失敗もあるだろうけど、
MCUで一度経験した少々退屈なオリジンを経由するお付き合いをDCで再度経験することについていけなかったアメコミファンが少なからずいたってことなのかもなぁとも思うのです。
後発の弱みというか
ただ、CGで痩身に変貌したクリスエヴァンスは、その後のロバートダウニーJrやサミュエルエルジャクソンが若返りしたCG技術のオリジンともいえますし
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スティーブロジャースの人となりをすごく丁寧に描写しているので
のちの作品でのスティーブの英雄的行為に違和感なく入り込んでいくことができますし
ここでバッキーとの関係性もしっかりと描いているので、そのままキャプテンアメリカ2につながり、この作品の面白さを引き立たせている
ある意味で、キャップとバッキーが対等なのって本作だけだったりするとも思うんです。
わりかしバッキーは上から目線なところもありますが、両親不在・ひ弱なのに正義感が強く、負けず嫌いなスティーブが心配なんだろうなとも思いますし
スティーブもバッキーに対して対等でありたいと思っているように見えます。
弱いからと言ってバッキーに対してあまり卑屈になっていないというか。
まぁ女性にもてないっていう点で卑屈にはなっているかもだけど
だから、強靭な肉体を手に入れてからもバッキーに対して上から目線になったりしない。
そこもまた清い精神の現れなのかなと思ったり。
そういうところも含めて博士は見染めたんだろう
キャップ1
— べる (@bel729) 2021年5月3日
改めて見るとくっそ面白いな pic.twitter.com/WRr2sksKIt
キャプテンアメリカのコスチュームデザインも本作では見どころの一つでしたね。
キャップのスーツって
或る時はタイツ、またある時はスケイルメイルみたいな鱗状のものだったりでお世辞にもカッコいいとは言えない
そこを、往年のタイツスーツは見世物としてしっかりと作中で登場させ
それをベースに現実的なデザインに落とし込む
やっぱりめちゃめちゃカッコいい
スーツのファブリック具合がよく見たらサムキャップのスーツと似ている・・・ような・・・
うーん。やっぱりこのスーツを見慣れるにはまだ時間がかかるな・・・
ヴィブラニウムなのは羽根だけなのね
超人血清を打っていないからこそもうちょっとメタルな部分があったほうがいい気がするが・・・
話をキャップ1に戻すけど
キャップ1はキャストもいいよね。
バッキーバーンズ役のセバスチャンスタンももちろん(オールバックのバッキーがめちゃめちゃ新鮮w)
この後キングスマンでマーリンを演じているアースキン博士やくのスタンリートゥッチ(いわれないとわかんないな)
ちょっと古い容姿だけど意志の強そうな瞳がカッコいいペギーカーター役のヘイリーアトアトウェル(MI7と8に出てるんだ。気が付かなかった)
ハワードスタークがドミニククーパーなのもいい配役だと思う
そして何よりも、みんな大好きトミーリージョーンズが最高
日本人だとどうしても宇宙人ジョーンズの印象が強くて困りますが
本作の将軍も堅物なように見えて、結構ジョークのわかる人物だと思うんですよね
ここで何も言わず部下と一緒に立ち去るところ本当に好き
こういう所作がいいのよね。
今見ると理解が進むシーンもあったり
レッドスカル、劇場で見た当時はテッセラクトのパワーに焼き殺されたのかと思っていたけど、これ力を求めるレッドスカルに反応して、ソウルストーンのあるヴォーミアに転移しているのがしっかり描かれていますね
ちゃんとその後の転送エフェクトと同じ
そして、現代によみがえり、最初の集大成であるアベンジャーズにつながる
このころはまだS.H.I.E.L.Dの車はアキュラ(ホンダの高級ブランド、トヨタでいうレクサス)だったんだよなぁ
ということで、キャプテンアメリカ・ファーストアベンジャーでした
キャップというキャラクターがその後の作品群によって深みを増すにつれ
本作の評価も上がっていて面白い、問書き込みを昔見たのですが
まさにその通りで、続編のウィンターソルジャーが、変に派手にならず、むしろこの路線をより推し進めて傑作として名高い作品になったことも
ヒーロー映画だからと言って派手でなくていいという見る側の意識を変えたのかもなぁ
ということで次はウィンターソルジャーを見ようと思います
ん?
あれ?君もしかして
君かい?