Let Life Loose

映画と革製品についての紹介がメインのブログです!特に革靴についてはディープな情報をあげていきたいと思ってます

監督に感情移入した映画って初めてかもしれない【ワンハリばれあり感想】

ワンハリ、見ました?

まだ?

じゃあ私のばれなし感想を是非先に見てください。

 

 

belphegor729.hatenablog.com

 

 

みました?

じゃいきます。

 

交わりませんでしたね、話

 

いやーびっくりした。

本当にびっくりしました。

まさか、シャロンテート事件をなかったことにするとは。

やりやがったなタランティーノ監督っ!って感じ。

 

もし歴史が違ったら…と言うifを、凄く個人的な好みで映画化してしまいました。

 

   リックダルトンも、最後の30分にリアルを持たせるための前振りだったのかなと思うレベルで、監督が本当にやりたかったところは本当にそこなんだろうなと。

   後半モノローグが増えたのも、往年のテレビドラマのオマージュであると同時に、ここからは別の話、あり得たかもしれない過去、とスイッチを切り替える役割もあったように思います。

 

 

私は昔の映画の事情について、解るとは口が裂けても言えないですが、

ブラピの飄々とした演技、ギャグみたいに火炎放射機でヒッピーを焼き殺すデカプリオに、本当は笑うところだと思うんですけど、

タランティーノ監督の憤り、怒りを強く感じました。

感じてしまい、周りが笑ってるなか、一人嗚咽してました。

ヒッピー達をやり過ぎなくらいに殴り倒し、火炎放射機で天丼ネタをやり、軽く見せようとしてるけど、クリフの拳はきっと監督の拳なんだろうなと。

おれは、おまえたちを、許さない。と言う怒気を感じました。

 

あの事件がなかったら…それは、シャロンテートと言う素晴らしい女性が雑に命を散らされただけではない、もっと大きな影を映画会に落としたんだと思います。

もし◯◯が生きていたら…

私も、プロレスで同じことを考えたことが足ります。

 

 

 

belphegor729.hatenablog.com

 

そんな夢を描くために3時間の映画を、作ってしまう。

もう、リックダルトンが最高です。弱味を見せるところが最高!

でも、シャロンテート事件の主役はクリフ。そこも最高。自由に動けるから、ヒッピーと関わり、事件の動機と対象をずらし、返り討ちにする。

 

夢物語を、夢を、凄惨な事件への仕返しを、最高の状態で叶えるために、最高の俳優がアサインされたんですね。

 

リックダルトンの物語は、勿論そこもてを抜くことなく、成功してもあまり調子にのらないところもリアルでした。

リアルであるがゆえにクリフを解雇しなければならない。

それを受け入れるクリフ。ほんとクリフ良いやつ。多分なにも考えてなくて、義理と人情だけで生きてる。そんな彼だからこそリックと長いあいだ連れ添うことができたんでしょうね。

 

でね、

正直、やっていることはドラクエとあまり大差がないとおもうんです。

 

正直、良くあるネタで、今それやる?っていうアイデア

ある意味で、すでにあるものにたいして、最後のシーンですべてひっくり返してるところも似てます。

ユアストーリーは勿論すでにあるドラクエと言う原作

ワンハリは覆せない歴史

 

 

 

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何が明暗を分けたか、間違いなく、テーマを愛しているかだと思います。

古き良きハリウッドを愛しているから、事件に対する怒りをこねあげて映画にしてしまう。

愛しているから、リックダルトンの物語にすきがない。

とても真摯に物語を積み上げていってる。

 

 

だからこその感動。だからこその感涙。

 

   チープだけど、それでも映画にせずにはいられないと言う熱い監督の愛を感じて、本当に見れてよかったです。

  

   リック・クリフの友情物語だけとっても最高のできでした。

   そのうえで、ベタを力一杯叩きつけて極上の鑑賞体験を提供する。

   本当に予想外のプレゼントで感涙です

 

語るべきことはすべて語ったと、すっと静かに終わっていくエンドロールも素敵でした。

その後のタバコのCMは笑いましたがw

作中めっちゃ咳き込んでたやんw

そこでやっと笑えて、どばっと泣いて、けらけら笑って映画館を後にできました。

 

 

ディカプリオは、「この映画は、この業界、ハリウッドという場への祝福のような作品だと思っているんです」と振り返った。

 

デカプリオの言うとおりだ。

 

 

 

 

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド (吹替版)