今週のお題「おうち時間2021」
映画館行きたいし、見たい映画もそこそこあるけど、
赤子と産後のダメージが残る奥さんを残して一人だけ遊びに行くのも気が引けるので
おうち時間しています。
入っていてよかったDesny+とAmazonPrime
キャプテンアメリカ3部作を見終わって次に手に取ったのは
LEGOムービー2(1はなかったでござる)
LEGOムービー1は
レゴで映画やるの???
っていう衝撃とは裏腹に、レゴのポップな世界観でコーティングされた
骨太のストーリー、設定、最後のどんでん返しと
高クオリティな作品でひじょじゅに評価が高かったんですよね。
プライムにはってないけど( ;∀;)
ちなみに本作の監督のひとり、フィル・ロードはこの後スパイダーバースの脚本に抜擢されています
最高にawesomeだったからね
んで、そんな最高なレゴムービーなんだけど、公開当時全然上映館んがなくて
2も見たかったんだけど身に行けなかったんよね。
んでそのまま存在すらすっかり忘れていたのですが
たまたまプライムビデオサーフィンしたら発見したので見てみました。
レゴムービーとは
簡単に言えばLEGOの世界観で、LEGOのキャラクターが繰り広げるアクション映画で
LEGOであることを十二分に生かした、破壊エフェクトもレゴ
破壊されたオブジェクトを利用してマシンを作る
”LEGOである”という建前の元ワーナーのDCコミックキャラクターとディズニーのスターウォーズキャラクターが共演している等
結構無茶苦茶なことをやっていますw
マーベルヒーローもいた気がするけど気のせいかな、ウィキには載っていないや
この後監督ハンソロの製作総指揮していたり(評判悪いけど私は好きよ。2いまだに待ってる)
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本作でも準主役だったバットマンを主役にした新作を制作していたり
(これまた同時期に評価がいまいちだったジャスティスリーグとよく比較されていた)
レゴの世界の住人の中でも、その発想力で様々なものを作り出せる”マスタービルダー”
にあこがれる普通の人”エメット”を主人公としたアドベンチャーもので
あれ?なんかフリーガイっぽいな。フリーガイも早く見たいなぁ・・・
最後のオチは、まさにレゴだからできる、といったものでかなり衝撃的でした
ということで見よう。
プライムに入っていないけど( ;∀;)
レゴムービー2のストーリー
映画は1からシームレスに続きます
1の最後に登場したシスター星雲から来たデュプロの怪物たち
デュプロ星人が襲来してから5年後、荒廃した世界に新たに襲来した
シスター星雲のメイヘム将軍
メイヘム将軍は主人公エメットの仲間を攫ってわがまま女王の支配するシスター星雲に去っていった
攫われた仲間を助けるため
マスタービルダーの力で宇宙船を作り単身シスター星雲に乗り込むエメット
そこで出会ったのは、エメットのファンを自称する
自称”マスターブレイカー”レックスだった
エメットはレックスの力を借りて、無事仲間を助け出すことができるのか
レゴ愛溢れるOPとEDに感動
最近はムービーメーカーのタイトルロゴが作品の内容に合わせて変化しているパターンが多いですが
本作もレゴで作ったWBロゴでいきなりほっこりさせてきます
こういうことされただけで一気に心許しちゃうからオタクはちょろい
そのついでにエンディングにも言及しますが、
このエンディングがいいんだ
めっちゃカッコいい曲なのに
ラップの部分で映画に対するおべっかを並べた後に
欲望が駄々洩れしているというww
でもめっちゃカッコいいの
で、本作テーマが家族(特に兄妹)だったりもするのだけど、エンディングのスタッフロールで
おそらく本国で募集したであろう兄弟でレゴを作っている写真が並ぶんだけど
これもまたほっこりしていいですね
変化球ながらも結構しっかりとした骨太なストーリーが埋め込まれているんだけど
こういう感じで、至る所に映画やレゴに対する愛情を感じられて
見た後すごく気分がいいんですよね。
沢城劇場に続き、今回は森川劇場
レゴムービー、お子が結構気に入ってくれて一緒に見たのですが
お子は吹き替えしか見てくれないので今回も吹き替え
前作のレゴムービーはいたるところで沢城みゆきが吹き替えている
何だったら主要キャラクターも何人か沢城みゆきという
まさに沢城みゆき劇場といった感じなのですが
今回は、主役のエメットと新キャラクターのレックスが同じ森川智之さん
いわれるまで全く気がづかなかった。
ちなみにエメットとレックスについては原語も同じクリスプラットが声を当てています
このレックスの登場シーンの自己紹介が面白くて
「恐竜のトレーナーをしていて」(クリスプラットかな?)
「 宇宙を守っていて」(クリスプラットやん)
「昔太っていた」
クリスプラットやー
(クリスプラットはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーでスターロードを演じるまではずっとぽっちゃりでアクションとはまるで無縁の俳優だったの。ちなみにこのちょび髭おじさんはジョーカーだ)
しかも森川さん本当にすごくて、中盤結構なシーンでエメットとレックスの二人だけのシーンが続くんだけど、途中まで全く気が付かないの
びっくりするよ
割と字幕派の人間ではあるのだけど、こういう風に本職の声優が本気出している映画は吹き替えでも面白いね。
スパイダーバースもガチガチの大御所をぶっこんできて最高だったなぁ
ということで、映画の出来もいいし、声優の本気の声あても見れるという点でも実に素晴らしい作品です
ちょっとネタバレ気味の感想
前作がレゴをめぐる親子のすれ違いの話だったんだけど
今回は新しくできた家族、妹との確執が根幹にあったわけですが
シスター星雲の背景が明らかになってくるにつれ
私も弟がいるので小学校くらいでおもちゃの取り合いがあったなぁとすごく懐かしい気持ちになりました。
あの頃はレゴじゃなくてガンプラだったけどね。
ボンボンで(ビルドファイターズのような)ガンプラを改造する漫画が流行っていて
(ガンプラ狂四郎はちょっとずれるんよ。たぶんこれかなぁ)
ガンプラのパーツを一つの箱に入れていていろんなオリジナルガンダムを作っていたんよね。
それで、パーツの取り合いを弟としたなぁとかいろいろ思い出がフラッシュバック
かまってほしい妹と、幼さゆえのアプローチの下手さと、それに気づけない兄のすれ違い、それに気づかず頭ごなしに全部終わらせていまう(アルママゲドン)母親(ママの雷が怖くてあまりかかわろうとしないパパ)
そんなどこにでもある家族の話が
レゴというアイテムでここまで見ごたえのあるストーリーになるかとグッときます
まぁ、わがまま女王周りだったりとか洗脳騒ぎだったりとかはちょっと無理があるなぁとも思うし、
結局タイムトラベルは何だったんや
とも思うんだけど
荒廃した世界がデュプロ星人との戦争の結果ではなく(おそらく)前作の主人公宇野兄がただ単にマッドマックスにはまって中二病に置かされただけっぽい
のも、くすっとなるところ。
レゴでアクションアドベンチャーの皮をかぶせておいて、その実家族の成熟を描いたファミリーストーリーでもあって、終わった後本当にほっこりするいい映画でした。
劇場で見たかったなぁ