わりとなぜ買ったのか思い出せないBDってのがあって
その一つが今回紹介する
スコットピルグリムVS邪悪な元カレ軍団
映画館で見たときは腹を抱えて笑っていたんですが、
いざBD買って見直すと意外と冷静な自分がいたりして
いや、面白いんですけどね。
初見のインパクトが強すぎて、2回目以降はちょっとそのパンチが薄れてしまった感じですかねー
ストーリーとしては、
さえないバンドのベーシスト「スコットピルグリム」が
夢に出てきた女の子と現実で出会い猛アタックする話なのですが
その女の子とお付き合いするためには(何故か)彼女の元カレたちと戦わなければいけなく・・・
っといった謎ストーリーですw
もともとが日本の漫画の影響をガンガンに受けているらしいコミック
が原作で、
アメコミとは一風変わったどちらかというとパワーパフガールズ系のデフォルメチックなイラストが魅力的な漫画です。
欲しいんだよなぁでも海外コミックスだから高いんだよなぁ
映画でもちょいちょい原作風のイラストが出てきて結構いいなぁと思ったりするのですが
もともとかなりジャパンカルチャーへの愛が詰まった作品みたいで
映画でも随所に愛があふれています
いきなりのユニバーサルのロゴがドット絵ですし
元カレ軍団とのバトルが完全にストリートファイターなどの格ゲーオマージュですからねw
ひょろい主人公がなぜか強いのもある意味MANGAオマージュかもしれない
そのほかにもかなり日本のゲームを意識した演出があり、
またエンディングはソニックおなじようなドット絵による演出があったりと
内容というよりは「日本のオタク」が好きそうな演出を怒涛の如くたたきつけてくらくらしちゃうような映画
久しぶりに見たら、結構内容忘れていたのもあってとても楽しめましたw
そしてこの作品、MCUファンになってから見直すと結構すごい映画になっていて
なんでかっていうと、関係者がまさにMCUオールスターズって感じなんですよ。
まず、本作を監督したペイトン・リード監督が
このキャラクターでヒットは無理だろ案件の一つ
「アントマン」を監督して大ヒットに導いています。
※誤りをご指摘いただきましたので修正しました
監督はエドガーライト
タンタンの冒険やホットファズ、ショーンオブザデッドなど
コメディーに強い監督で
アントマンの初期の監督でもあります。(途中で降板し、ペイトンリード監督に交代)
そして、主人公に立ちふさがる 元カレ軍団の一人がキャプテンアメリカです
劇中ではクソ性格の悪いスター俳優やってます。
そして強いですw
スター俳優なので、スタントマンを使った分身攻撃をしてきますw
また、ヒロインの元カレの今カノでスコットピルグリムの元カノというかなり込み入ったこの子はまさかのキャプテンマーベル
主人公とは別のバンドのボーカルをしています
面影が全くありません。
キャプテンマーベルはイケメン!って感じでしたが
めっちゃ可愛いです
ブリーラーソンは「ルーム」で初めて知ったので、
キャプテンマーベルにキャスティングされたときに
「こういう映画に出るタイプの俳優だったんだ・・・(失礼)」
ってびっくりしたんですが
過去にもっとこてこての映画に出ていたようです
ブリーラーソン自体シンガーとしても活躍しているそうで
劇中で美声を披露しています。
めっちゃいい曲なんですよ
Scott Pilgrim Vs. The World - Clash at Demonhead performs Black Sheep
映像結構ネタバレ感あるので視聴する際は注意
サントラ買おうかと思ってたけど、ブリーラーソンが歌っているバージョンは劇中のみで入っていないのね・・・
ちなみにヒロインのモラーナはハーレイクインの華麗なる覚醒のハントレスですね
何度も見るか?っていうとうーんな映画ではあるのですが
初見で見るとかなり面白いですし、たまにこうやって見返すのも悪くない映画でしたw