GODZILLA本当に面白くて、かつネタバレなしでここまで語れるかと感嘆しています。
が、ネタバレなしでは語れないなーと言うところが2点ありました。
ちょっとだけお付き合いください。
- モスラもうちょっと活躍させても良かったんじゃないですかね?
モスラ、怪獣たちのなかではかなり扱いがよかったとは思うんです。
本作で最初に登場したタイタン(怪獣)ですし、幼虫ですら神々しい。
羽化した姿は更に眩く、キングギドラに苦戦するゴジラの元に降臨した際は
キタ!これで勝つる!
と思ったのですが、結果としてはラドンに対して辛勝。そしてゴジラの盾になって消滅。。。
うーん。最初の強キャラ感はいずこ?しかもラドン生きてるし。
ラドンの回転アタックはかっこよかった。めっちゃ人死んだけど。
折角だからこう、ゴジラと共闘するシーンがみたかったですねぇ。
2.エマ嫌いっすわぁ
なんなんでしよう?エマ
ネタバレなし感想で、組織の危機感のなさについて呟きましたが、やはり基地は秘匿されてたんですよね。そのせいで警備も手薄で、スタッフにも危機感がない。特に南極の虐殺は酷かったなぁと思ったのですが、基地の場所をテロリストばらしたのがエマだと言うことが中盤で明かされて納得。
と、同時にエマに対する嫌悪感が私のなかでむくむくと広がっていきました。
テロに荷担する理由が息子の死を無駄にしない為、というのがまず飛躍しすぎてダメです。
娘に欺瞞だと切り捨てられますし。
そして、その欺瞞で彼女は多くの同僚を血祭りにあげるわけですよね。しかも自分のてを汚さずに。
仕事のためなら家族を捨てると旦那に吐き捨てられてましたが、思想のために同僚を売るまで来たかぁ
自分はタイタンを解放し、地球を彼らに返すことが目的。その際に何が起きるのかは受け止めているようで他人事。人類は滅亡しない。彼らに地球を返せば地球は回復する。だから犠牲は仕方がない。
というロジックで行動してるように見えましたが、自分の息子はその犠牲になった側なんじゃないのかなぁ。エマの行動は第二の自分を量産しているようにしか見えなくてあまりみていて気分よくなかったですね。
そのくせまた家族が犠牲にるとわかると組織を離反。ぶれぶれです。
そりゃテロリストも愛想をつかす。
ただ、主人公側との比較のキャラとしてはとても優秀で、GODZILLAに対する憎悪で歪んでなお冷静なマーク
エマによって引き起こされた未曽有の大災害で、罪無き一般市民を助けるメキシコの兵士たち、メキシコからラドンを引き離すために命を棄てる軍隊たち。彼らの自己犠牲がより良く描けた感じがしました。
芹沢博士もよかったなぁ。
スッゴい脱線するんですけど、ラストサムライって映画あったじゃないですか
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わりと好きだったんですけど、一つむむっとなったところがあって、渡辺謙の最後の台詞が英語なんですよね。
辞世の句は日本語だろ!ともやっとしたことがあって、芹沢博士の最後の言葉が日本語だったのすごく良かったです。
かっこよかったですね。
彼もまた自分の思想に殉じた学者でしたが、そこにベットしたのは自分の命ですから、やはりエマとは大きく違う。タイタンと共存できると自分の命を懸けたのもかっこよかったですし、生きて帰ったら俺の活躍をみんなに伝えろよ的な発言もいい意味で日本人ぽくなくて好き。怖じ気づく心を奮い立たせるためのジョークだったのかしら?
とにかく美味しいやくどころでしたが、次回作にでないのは残念ですね。
芹沢と言う理解者がいなくなり、ゴジラがキングオブモンスターになったということは、やはりコングが人間の守護者として、次作でゴジラに立ちふさがるのでしょうか?
そして、エンドロール後のギドラの生首はメカキングギドラフラグでしょうから、どう絡んでくるか楽しみですね!