Let Life Loose

映画、漫画、革のブログです

主人公の動機に好感が持てるのが良いところ【転生しまして、現在は侍女でございます】

異動があったり奥さんが育休から復帰したりでかなり環境が変わりまして

かなり余裕がない

前の部署があまりにも外的要因で仕事のボリュームが変わりすぎていたのに比べれば

コンスタントに忙しいのはまぁありがたいと言えばありがたいんですが

 

そんなこんなで、久しぶりにブログの更新がかなり途切れ途切れになっていますが

アクセス数がさほど変わらないのは逆にショックですね💧

まぁ、まぁ、しようがないんでしょうけれども

そんで、またリハビリがてら書く記事も、アクセスが望めなさそうななろう系作品の感想な訳ですが

今回紹介するのはこの漫画

 

作画を担当されている方が他のなろう原作の漫画もやっていて、ということは、竜帝にたいする、ラスボス飼ってみたみたいに漫画としては完結しているのかな?

 

belphegor729.hatenablog.com

 

と思って読み始めたのですが…

漫画どころか、原作も完結していませんでした

 

最近原作すら完結していないなろう原作多いんですよね。

最近読み始めたなろう原作漫画は大体完結していない

というか、竜帝も完結していませんでしたね

 

ちなみにこの漫画の前に読んでいた同作者の作品はこれなんですが

他の作品も読みたいな、と思えるくらいには絵が好みだったのですが

まぁ悪役令嬢とヒロインが仲たがいしない系のテンプレをなぞっている感じですね

あまり話が進んでいないというのもありますが

同系統だと個人的にはセシリアリルビィの方がストーリーもしっかりとしていておすすめかなぁといった感じ

 

belphegor729.hatenablog.com

 

で、大分前置きが長くなりましたが

今回紹介する漫画

 

最近ちょいちょい増えてきた、転生先が名有りキャラではなく、ネームドキャラ(だいたい悪役令嬢)に付随するモブキャラが、前世知識をもとに仕えるネームドを更生していくパターンのもので

 

ゲームの世界の弱小子爵令嬢に転生した主人公 ユリア・フォン・ファンディッド が、花嫁修業で侍女として王宮仕えをした際に

身重の側妃付きになり、その側妃に良くしてもらったことから

その時の恩を返すため、彼女の遺児で、原作では母親の不在と父親の溺愛により性格がねじ曲がり、将来悪役令嬢となってしまう王女を立派な淑女に育て上げていく

というのがメインのストーリー

 

その中で、ハイスペイケメンと付き合ったり、王国の闇に実家が巻き込まれたり

さらに本物のヒロインが現れたり

とそんな感じの、特に世界が危機に瀕しているわけでもないコメディよりの作品です

 

基本的にユリアのスペックは高くなく、家庭魔導士の主人公のように

低い性能を応用性でカバーするタイプの有能さではあるのだけど、戦闘に参加はしないので、彼女が魔法を使える設定は割と早い段階で空気化💦

 

基本的には前世OLだったことによる事務処理の効率化と

あとは、側妃の出自が割と特異だったこと

さらに、謎に高位の貴族に甘いもの好きが多かったことで、趣味のお菓子作りで胃袋を鷲掴みにすることで人脈形成して王宮内の地位を確立していく

 

モブ転生ものだとだいたい悪役令嬢の執事をよく見かけるんだけど

令嬢が執事にベタ惚れで・・・というのは二人をくっつけるのに結構ウルトラCが必要だったりで、ちょっとその設定無茶じゃないかなぁ・・・

と感じることが多いのだけれども

 

侍女と王妃なので関係性をこれ以上発展させる必要もなく、

特に王子に見初められるような展開でもないので

割とストレスなく読めるかな、といった感じ

 

漫画の方ではやっとこさハイスペイケメンと付き合うあたりですが

 

原作のなろうの方では原作ヒロインが出てきたり、彼氏との仲が進展して婚約したり・・・

と大分ストーリーが進んでいます

400話あるからね

むしろ話進んでないなってくらい

 

基本的には前世スキルもチートスキルも控えめ、主人公回りの人間関係が割りと都合がよすぎることを除けば、また都合が良いのもある程度納得がいく理由をしっかり設定しているので割りと主人公にイライラせずに読めるかなと言う感じ

 

ただ、主人公に問題はなくても、正直作者にちょっと問題というか、悪意を感じてしまうのが

いわゆる転生もとのゲームの主人公「ヒロイン」の扱い

ヒロインは主人公と同じく転生者なんだけど

同じ転生者同士で扱いが天と地ほど違う

 

主人公は、トラブルやピンチがあっても、本人の機転やこれまで築き上げてきた人脈で解決していくんだけど

ヒロインはやることなすこと全てが裏目に出てなにもうまくいかず、決して悪い子ではないのにどん底まで落ちていってしまう。

 

作者的には、

前王妃の寵愛に報いるために遺児である令嬢を淑女として育て上げる

行動原理が利他的である主人公と

ゲームのシナリオをなぞることで自身の利益を最大化するため自己研鑽する、

行動原理が利己的なヒロイン

 

行動原理が内向きか外向きかが結果の違いだと言いたいのだろうと推測するんだけど

そもそもかなり早い段階から王宮内で図らずも地位を築き上げた主人公と

ゲーム開始以前の状態だと王宮とは縁もゆかりもない状況のヒロインで

 

今まではゲームの通りの状況に放り困れても問題がないように頑張ってきたヒロインが

王宮に召し上げられた頃にはもうゲームの状況とは似ても似つかない状況になっていて

誰も彼女の助けを、救いを求めていない、その目は主人公が既に潰してしまった

 

というのは、正直見ていてエグい

かわいそうな子扱いされていたり、

本来であれば第1攻略対象であろう王子から

毒にも薬にもならない

無駄に影響力だけある扱いづらい存在として扱われているのがあまりにもかわいそうなんですよねぇ・・・

あげくのはてに恋愛至上主義的性格にさせられているのに

ゲームプレイ中そこまで思い入れのなかった攻略対象と政略結婚させられる

 

なんかもうヒロインに同情してしまって

だんだん幸せな主人公を、彼女に非は無いんだけど素直に祝福できなくなってくるんですよねぇ・・・

 

とはいえ文章はすごく読みやすくて、主人公回りの登場人物は基本的によい人物ばかりで、敵対する人間は非常に悪辣ではあるものの、しっかりと、やり過ぎなくらいにばつを受けるので、

勧善懲悪ものとしては(ヒロインを除けば)スッキリ読めて楽しいです