https://kusumin.com/only_mi_series/
くすみさんのブログを拝見してからずっと気になっていたんです。
スコッチグレインって大きめなサイジングのイメージが強くて、
何度か試着したことはありましたが好みのフィッティングではなく敬遠していたんです
スコッチグレインさんがずっと今の若者に向けた木型を目指してマイナーチェンジをされていたのも知っていましたが、専用木型はあったもののウィズの展開を増やしたことはなかったと思うので個人的には結構衝撃
試着してみたいと前々から思っていたので、今回東京に来たついでにお伺いしてみました。
このこ三越伊勢丹限定で、スコッチグレインの店舗では逆に扱ってないのよね
という事で店員さんにお願いして7ハーフを試着
しゅっとした靴やなぁ
インサイドストレート
アウトサイドカーブが良い靴何て聞きますが
この子は
インサイドストレート
アウトサイドもストレート
かなり小指を攻めた感じ
案の定右の小指死亡
でも左はまずます
少しあるいてみましたが、踵の抜け感もなかったです。
ただ如何せん右が痛すぎて話にならず
8を履いてみたのですが右も左も踵すっかすかでした
むぅ…
踵を見た感じわりと洋梨かなぁと思ったのですが
やはり脱ぎ履き重視な仕様なんですかね
底の形状もなかなか良い感じ
スコッチグレインといえばこの靴底なイメージですね
私の宮城興業と並べてぱしゃり
この宮城DなのかEなのか忘れたので
(Dだったとは思うのだけれど)
比較対象として正しいのか不明なんだけど
それでもかなりしゅっとしてますね
踵をぱしゃり
宮城興業と比べると大分履き口は窄まっていますね
宮城さんたぶん芯材歪み始めてるな…
宮城さんはかなり踵が緩いので、やはり良い木型なんだと思います。
小指にもう少し余裕があればね、と思うのですが
ただ、ハーフあげただけで緩くなってしまうのは、踵よりも甲まわりで足を固定しているのだろうなと予想
やはりスコッチグレインさんは革靴初心者向けのブランドだとは思うので、まず第一に脱ぎ履きのしやすさがあるのかなぁ
それで、履きやすく、紐を締めることで足を固定するフィッティングを選択しているのかもしれません。
確かに、履き口を小さくすると、紐をしっかりと緩めないと踵を痛めると思うんですよね。私の靴でも一足、芯材がしっかりしているので何とかなってるけど、ちょっとダメージたまっていそうな靴が一足💦
個人的にはある程度革靴を嗜んでいる諸兄に関しては逆にシンデレラフィットしないと選択肢になりづらいかなぁと思うけど、
革靴人口を増やすことを考えると、スコッチグレインさんのエントリーモデルは踵を攻めすぎないのが正解かもしれません
実際7ハーフはガチッと足を固定してくれましたからね
ラインナップは試着したパンチドキャップは黒と茶
あとは黒のストチの3種類でした
競合してくるのは価格帯的にトレーディングポストのインド製オリジナルラインでしょうか
こちらの方がインド生産で人件費を抑えつつ、アッパーにアノネイを使用していて若干安いのでなかなか手ごわい相手だと思いますが、
国産キップとはいえ目利きのスコッチグレインなので、革質に差はあまりないかもしれません。
何よりも初心者に余り革質で押していくのはちょっと違うかなとも思うので
Made in Asakusaを守りつつ安価に生産をしていくスコッチグレインはやはり凄いと思いますね。