2部に関して「〇.5章」という概念があることを知らなかったのですが
結構前からノーチラスの処女航海に関するイベントがあるのではないか
というのはうわさされていたんですね。
そこら辺の方々の考察通り始まった新イベント
「虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル」
ですが個人的にはすごく楽しめました。
今年のイベントの中でもかなりの良イベントだったんじゃないかなぁ
ということで、シナリオもエピローグを残して開示されたし
ちょっと早いですがネタバレ込みで感想言ってみたいと思います!
シナリオについて
端的に行って良かったですね
クトゥルフを下敷きにした作品としてとても完成度が高かったと思います。
まぁゆうほどクトゥルフ関連作品読んでないけど
友人からルルイエ異本を受け取ったジル元帥が、解説役で大活躍
FGOは主人公に召喚された時点である程度立ち位置が善寄りになるので、元帥なんかは特に原作とは違った立ち位置を得られて良いです。
とは言ってもやっぱりキワモノではあるので、うまく活用されているのはライターさんがしっかりしてらっしゃるんだろうなとも思ったり
本作は外界と拒絶された潜水艦という閉鎖空間の中で
狂気と隣り合わせであった「ウィンセント・ファン・ゴッホ」をゲストキャラクターに
疑心と信心を天秤にかけるいいシナリオだったなぁと思います。
外神がしゃべっちゃうのはどうかなぁと思ったけど、
ちょっと調べたらゴッホと繋がってる神はよくしゃべるのね
私のクトゥルフの知識はほぼデモンベインだからこの神は知らなかったなぁ
こちらの記事を読んだ感じだと、地球侵略は外神全体の目的というよりは
この神自身の目的って感じなのかな?
しかしヴルトゥームは老いた火星から若々しい地球に居を移すという目的のため、配下と共に地下世界で暗躍を続けているのである。
話をゴッホ自身についてに戻しますが
ゴッホとネモの関係性が良い。
これは新サーヴァントの項で詳しく話そうかと。
また、リソースが足りないという理由で厳選された登場サーバントのチョイスも素晴らしいですね。
ゴッホ・ネモと近しいありようのメルトリリス
異聞帯という外の世界の神であるスカサハスカディ
状況を正しくカリキュレイトする項羽
そして、年始にフォーリナーというエクストラクラスで実装されたのに
それ以来シナリオに絡むことのなかった楊貴妃がここで満を持して登場
楊貴妃という偉人のバックボーンはあまりシナリオに絡まなかったですが、
ジル元帥の口から外神の相性や敵対関係などの話も出てきていたので
ゴッホと繋がるヴルトゥームは木の属性
楊貴妃と繋がるクトゥグアは火の属性と考えると、相性は悪そうですよね。
そこの関係からアサインされたのかな。
選抜メンバーではないですが
フォーリナーではなく、深いクトゥルフについて正しい知識を持つジル元帥も解説として優秀でした
セイレムでの魔神柱の実験によって外神に捕捉され
幾度のアプローチを経てとうとう侵略されるに至ってますね
外神からの侵略は今回の神だけなのか
他の神も様子をうかがっているのか、気になりますね
3.5章が大奥ってことでいいんでしたっけ
2.5章と1.5章は何だったんだろう
大奥はビースト案件でしたが今回は外神案件で
次にあると思われる5.5章は何やるんだろううなぁ
新システム「海域探査」について
これ面白いですね。
最近の新システムの中では一番好きかも。
世界樹の迷宮とかああいうマップを開示していく楽しみがありました
ただなぁ。
ちょっと気になったのがマップのスキャン方法で
3種類のアイテム3種類のスキャン方法なんだから
同じようなアイテム消費にすればいいのに
ヒレだけ消費5のみ鱗は消費10のみで
ヒレはだだ余るし鱗は足りないしでバランスが悪い
かと言って、戦闘時に補助してくれる「掩護要請」でもその分ヒレをよく使うかというとそうでもないんですよね🤔
運営の意図が見えない
次回はもうちょっとバランス良くお願いしたいところ
フリクエ周回パーティーについて
今回は特攻サーヴァントにスカサハスカディがいるのでほとんどイベ礼装5積みスカスカパでぐるぐるしてます
巌窟王も特攻鯖なので今回のイベントととても相性がいいですね
キャストリア全盛とはいえ
スカスカもまだまだ強い
単純に戦略の幅が広がることはいいことですしね
礼装はカルデアパスファインダー
滅多にないなんですけど、稀にNP回収がちょっと足りないなんてときに第3スキルがうまくハマるのと、第1スキルもクイック&法具威力UPなのでスカスカと相性がいいんですよね。
新規実装サーバントについて
今回新規で実装されたサーバントは
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
と
ネモ
の2名でした。
ネモの実装はかなり確実視されていましたが
またフォーリナーが増えるとは
しかも白星紅白さん以外のイラストで
XXはフォーリナーである以上にアルトリアなのでまぁ致し方なく
ボイジャー君もフォーリナーとしての意味合いがちょっと違うくて、特にクトゥルフ関連のつながりがないし、コラボキャラでもあるのでルールから外れるのもさもありなんと思っていたのですが
がっつりクトゥルフに関連してそのうえで紅白さん以外っていうのは初めてですね。
あ、BBちゃんがいたか。まぁあれもイレギュラー
ちなみに今回はイベント前のピックアップから鳴かず飛ばずで
新規サーバントはおろか未所持サーバントすらゲットできないありさまでした( ;∀;)
ヴァン・ゴッホ
設定
今回は近代のキャラの性別がなぜ反転しているのか
ということをあえて深掘りしたキャラクターでしたね
性転換だの女体化だの言われていた作品でもあったので
あえて、「なぜ女性として顕現したのか」を主軸にもっていったのは
ミステリとしておもしろい
てっきり外神と混ざってるものかと思いましたが
神霊と掛け合わされてるとは
似たようなモチーフ、近しいが正反対のエピソードを持つキャラクターをうまくチョイスしたなぁと思いますね。
星月夜という絵画についても、精神病院で療養中に描かれたんですね
本作品についてはブロセントさんが
この絵画をもとにしたカラーリングの注文を受けていたのでなんとなく記憶に残っていましたが
確かに狂気を感じます。
この絵画から放たれる狂気が外神に補足され、葛藤の末に自殺するというのはクトゥルフ的解釈ですね
それっぽい。
実際この作品を執筆した頃はかなりの狂気に囚われていた可能性があるみたいですね
ゴッホは1889年7月に二度目の発狂を起こすことになるが、ネイファーとスミスは、ゴッホの発狂の源は彼が《星月夜》を描いたときに、すでに現れはじめていると指摘し、作品の創作意欲を打ち破る勢いで狂気が現れていると説明している。6月半ばのある日、現実感覚を超える勢いで、ゴッホは星空の絵画を描くことに夢中になって制作を行っていた。
どんどんFGOがクトゥルフ関連作品ぽさを増していくな…
ただ、サーヴァントって別側面での顕現ってそうそうないし、あっても最初に登場した設定の差分のようなものになると思うので、男のまっとうなゴッホもうでらんのやろうなぁというのはちょっと残念かもしれません。
まぁ出たところでってのはあるかもだけど
スペック
キャラクターの性能としては
アーツ補助宝具のクリアタッカーだけどクイック主体サーバント
それだけ聞くとスカサハスカディと似た感じですが
スカスカはスキルが本体で宝具はおまけでしたのでまぁ、まぁ、まぁ
といった感じですが
ゴッホちゃんは自分でクリ殴りしていくどちらかというと卑弥呼に近いキャラで
それをかなりピーキーにした感じ
ちょっと使いこなせる気がしないですね
※ゴッホちゃんちょっと情報過多な感じがするので整理してみました!
ネモ
設定
ネモ可愛いよネモ
少年のような出で立ちだけどかなりエレガントなヒールを履いているのがアンバランスで良い
魅力的ですね
近代の人物と神代の神霊を掛け合わせている点で
有り様もゴッホと親しいんですね
こちらは相性が良いもの同士のかけ合わせではありましたが
その対比が物語を円滑に回していく潤滑油にもなっていたと思います。
スペック
ピーキーなゴッホと比べ
逆にキャプテンネモはアーツ単体法具で
キャストリア環境とかなり相性が良く
また宝具にのる特攻も大型特攻と
単体で登場しがちな大型の敵に対して相性が良い
海辺で威力が上がるのもワンチャンある感じでとても良いですね。
【FGO】ネモの評価と所感評価!シンプルにマジで強い!フィールドなしでも優秀だけど乗ったらもっと強いし特攻あるのも強いSランクになっちまったずらって感じ
ゲストで使用できるノーチラス内での戦闘は海辺判定されなかったのが残念でしたが
ネモ、欲しかったなぁ・・・
最後に
ラストのシナリオ開放は18日18時ということで、ちょっと時間が空いちゃいましたのでこのタイミングでの感想記事投下になりました。
クリュティエ・ヴァン・ゴッホの結末がどうなるか楽しみですね。
エンディングシナリオが解放されたらまた記事を書こうと思ってます
終章完走後の追記記事をアップしました!