今年は本当に映画が豊作
そんな今年の夏の大作が間違いなく本作
Mission Impossible Dead Reckoning Part ONE
相変わらずトム・クルーズが尋常じゃないスタントアクションを自身で行うことが見どころですが
本作もえげつないスタントアクションの数々が怒涛のように押しかけてくる快作でした
ざっくりとしたストーリーは
自己学習型のAIが暴走してインターネット世界を侵食していく中で
そのAIの暴走を止められる、制御できるといわれる鍵をめぐって
イーサンと米国を筆頭とした国々、そしてイーサンと因縁のある謎の男「ガブリエル」
の三つ巴の戦いが始まる
ってかんじ
なんかね、正直ストーリーラインはふわっとしていてよくわからんというか
このガブリエルという男の立ち位置がよくわからんのですよ
ロシアを仮想敵国としつつ、でも米国も積極的に悪役ムーヴをかましていて、ロシア自体の影は薄いというか皆無。むしろ被害者
そんで第3局となるガブリエルだけど、いまいちよくわからん。
イーサンと過去に因縁があるのはわかる。イーサンの最初の恋人を殺したんだろうなぁというのも理解した。
イーサンの苦しむ顔を見るのも楽しいと
ただ、このガブリエルが一番AIに近いところにいて、なんだったらAIの演算のバックアップを受けているんだけど
AIとどこで知り合った?鍵で何をしたい?
そこらへんがふわふわしたまま鍵の取り合いをしているからなんかのどに小骨が刺さっている感じ。
そんなふわふわしたストーリーを、立ちまくっているキャラクターで大作として成立させているのが本作って感じ
とにかくアクションの切れがよくて
予告でも出ていたパラシュートダイブ
列車アクション
これいがにもヨーロッパの市街地をすべてをなぎ倒しながら疾走するカーチェイスだったりアクションの密度が濃い
そして、今回話を動かすのは女性陣
本作でメインで活躍する女性は4人
イーサンの新しい恋人で元MI6のイルサ
かわいい。本当にかわいい
イーサンとラブラブなのも非常に良い
お次は前作から登場の女武器商人ホワイトウィドウ
もともと戦闘キャラではないのであまり目立った活躍はなかったかも
初登場ということもあってこの子は前作のほうが活躍していましたね
でもこの人本当に表情の演技が繊細
そして、イーサンに巻き込まれる形で協力することになる
グレース
演じるのはキャプテンアメリカでキャップの恋人ペギー・カーターを演じたヘイリー・アトウェル
芯の強そうな目と不敵な笑顔が魅力的
ただのコソ泥で割とトラブルメーカーな役回りではあるんだけど
腹を決めてからは、ただでさへその笑顔で虜にしてくるのにぐっと魅力が3割増し
次回以降も重要な役割を持ちそうで楽しみ
最後はガブリエルに付き従う謎のミニスカ暗殺者パリス
ちょっとジョニデッぽさもあったり、アジア人感のあるフェイスだなぁと思っていたらポムクレメンティエフだったんですね
ヘイリーアトウェルと合わせてMCU女優が2人ですねぇ
彼女は魅力的なアクションを見せてくれたんだけど
いかんせんバックボーンが全然見せてもらえなくて行動原理がわからない。
もしかしたら見逃していただけなのかもだけどね
なんでガブリエルについていったのか、その後の行動など
もうちょっと情報が欲しかったなという印象
まぁ、失礼な話だけど、ストーリーはあくまでおまけですからねぇ
次回、Dead Reckoning Part Twoは来年の6月公開みたいですね
スパイダーバース後編も来年だから来年も退屈せずに済みそうですね
と、ここから先はネタバレ感想・・・
ストーリーがおまけといいながら、ネットをハックして改ざんしてくAIによって翻弄されるIMFという筋書きは非常に魅力的でした
その真価を見せてくれたヴェネチアの逃走劇
上手くイーサンを遠くに誘導しながら、
鍵を持つグレースをおびき出し
さらにイルサに位置関係をリークすることで
自分の命を賭してでも、グレース、というよりも鍵を守らないといけないという
シチュエーションにもっていく
そこらへん非常に見事でしたね
私の推しの二人、レベッカファガーソンとヘイリーアトウェルのアクションも堪能できましたし
ただ、レベッカ好きとしてはもうちょっとイルサの死をイーサンに悼んでほしかったなぁとは思ったり
ちょっとあっさりしすぎじゃないですかね・・・