ヤンジャンアプリでサムネイルに惹かれて
つれないほど青くてあざといくらいに赤い
本日より、となりのヤングジャンプで新連載が始まります。
— tomomi 君に喰われる③巻発売中 (@tadaresan) 2021年8月9日
「つれないほど青くて あざといくらいに赤い」
どうか読んで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします
こちらから読めます↓https://t.co/N9nnQSJZiK pic.twitter.com/AjzF3ibEPL
という漫画を読み始めたんだけど
性別不明な同級生 速水ミハヤ に魅了されてしまった
好奇心に取りつかれた少年 アラタ
の怪奇もので、これはこれですごく面白いんだけどまだ
始まったばかりで公開分さくっと読み終わってしまったので
そのままお勧めに出てきたこちらの漫画を読み始めたんすよ
どんな漫画かは知らなかったけれど
なんか結構名前は聞いていたし
有名なんだから面白いだろうっていうのは
を読んで実感していたのでこれもきっと面白いんだろうと
実際、読み始めたら止まらず、最新号掲載分まで読み終わりはしたのですが
うん、これはしんどい
体力と精神力をゴリゴリと持っていかれる
特に、読み始めたのが青春のアフターを読んでいた時期と被ったので
メンタルの削られようが半端なかった・・・
なんというか、奥さんの実家が割とこういう傾向が強いので結構わかり身が深いところがあるんだけれども
田舎の閉鎖的な空気
地元の土建業やってるおうちが発言力が強かったり
強い男尊女卑の空気感があったり
大学の知り合いにもまさに作中のチャコのように
そんな田舎の空気感から遠い大学に逃げ出した人もいたので
実際かなりのリアルなんだろうなと思う
お山の大将を気取る土建屋の息子
地元を出られず、これからも何も起きないであろう人生を、あきらめとともに受け入れる教師
悪い暮らしはしていないけれども親の所有物としか見られていない息苦しさから逃げ出したい少女
夫が蒸発して母の介護、ニートの息子の面倒を見るくたびれた母
そんな母を見捨てられず、地元を離れられない少年
諦観でぐずぐずに腐りきった空気感の中に
活動を自粛したアイドル ナギと主人公 令児が出会うことで、歯車が動き出す
というよりも、壊れそうになりながらなんとか動き続けていた平穏という歯車が狂いだす
ちょっと公式のツイート見て笑っちゃった
「#少年のアビス」
— 峰浪りょう 「少年のアビス」7巻12/17(金)発売！ (@ryo_minenami) 2021年11月27日
少年ジャンプ＋
で現在２巻分無料で読めます！
恋をして変わっていくヒロインたち…
そんな漫画が好きな方はぜひこの機会に！
[第1話]少年のアビス - 峰浪りょう | 少年ジャンプ＋ https://t.co/kbOaHialiT pic.twitter.com/3fBHrj1PnJ
ナギに沿われ、令児が心中をしようとする衝撃的な出だしから始まって
彼を救うことでつまらない人生に色を取り戻そうと執着し、変質していく女教師
歯車がことごとく狂い続け、すべてを失ってしまった少女
令児にちょっかいをかけ続け執着を見せる土建屋の息子 玄 が隠していた秘密
令児の兄もアンナン見させられたらそりゃ受験失敗してひきこもるわ・・・
あれ家庭内暴力も狂言なんやろうか、そこらへんも今後語られていくんやろうか
Abyss・・・地獄、深淵、新海
地獄のような田舎で
海に投げられた小石の波紋が広がり
誰もかれものすべてを狂わせていく
とにかく、拡散していく狂気の描写が怖い
どこにでもいる女教師にともされた狂気の炎が燃え上がるさま
息苦しさに耐え、朗らかさを持ち続けていた少女がすべてを失った絶望
本当は良き友人でいたかったであろうに、彼のために犯した罪でもはや対等な関係ではいられなくなったこと、隠していた真実を彼にたたきつけてしまったことで玄もまたすべてを失い
そして過去にちらつく母の影
まともじゃないと思っていた人間が実は一番まともだったというのも衝撃的だったし
似非森と令児の母夕子の過去が少し語られたことで
あの朗らかで明るかった夕子がどうしてこうなってしまったのか
彼女が抱えていた闇、はぐくんでいる深淵がいかほどのものなのか
なんかもう誰もかれも幸せになれる未来が見えず
たぶん救われるのは多くて2人くらいで、ほかの誰もかれもが地獄の中で諦観を胸に抱きながら燃え尽きていくしかないんだろうと思うと
ここまで来たんだから最後まで付き合う気で入るのですが
正直読まなければよかったとすごく後悔しています💦
舞台大分県の日田かぁ
田舎感が絶妙でリアル
長野あたりだとかって位に想像していたけれども
九州から東京への憧憬は私もそうなのですごくわかる
長野だとまだ地続きだから、やっぱり海を渡ると家族の干渉を振り切れるし
だからこそ一人娘の上京を簡単に撤回できる
なるほどなるほど・・・
