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映画、漫画、革のブログです

ギリシャ神話をベースにした名作ですね【#コレットは死ぬことにした】

最近読んだ漫画で結構よかったやつー

 

なぜか私のGoogleのおすすめに

「漫画完結しました!」

記事が紹介され

 

 

いつも読んでいる「まんがPark」で19巻まで公開されていたので(全20巻)

読み始めたんですが

結構好きな作風でサクサク読み進んでいけました

これは面白い

 

ストーリーとしては

村で薬師(医者の概念がなさそうなので、ほぼほぼ医者の扱い)

として休む間もなく働くコレットが

あまりのブラックさに自暴自棄になり

井戸の先には別の世界につながっているといううわさ話を信じて飛び込んだら

その先は冥府の国だった

 

そこにいたのは、暗い冥界で日の光に弱くなり、皮膚を患ってしまった冥界の王ハデスだった

病を押して冥府の裁判官としての職務を全うしようとするハデスに自分の姿を重ねたコレットは

 

昼は村の薬師、夜は冥界の薬師、という2重生活を始めることになる

 

といった感じ

 

ギリシャ神話をベースにしているので

ハデス以外にもゼウス、ヘルメス、デュオニソス等様々な神々が

天界だったり、或いは地上で人のふりをして生活をしていたりします

 

コレットはハデスとの縁ができたことで

そういった神々とも交流を深めていく

 

そういった神様ネタのパートと

一人の医療関係者としての人生を交互に描いていく

 

冥府と医療関係者

ともに人の死にまじかで触れる場所であり

 

朗らかなタッチのイラストの端々に、独特の生死感が漂っている不思議な空気に強く惹かれます

 

特に、中盤から終盤にかけて、とある事情で村を離れ

神と一緒に旅をするのだけれどもその中で自分の人としての使命を見つけ

終盤、タイトルの意味が明らかになるのはかなり胸熱

結構物騒なタイトルだけど

このエンディングを最初から考えていたのかと思うと

凄い勇気だなと思ったり

コレットっていう名前も終盤の展開を考えてのことだったんだねぇ

 

こう、神様はじめましたもそうだったけど

人気のある少女漫画は長期連載でも捨て回がない

一つひとつのシナリオが積み重なってラストに向かって大きく花開いていく盛り上がりは、読み切るのに時間もかかりましたが達成感もひとしお

 

関係を深めていったハデス様と人としての生の間で悩み、答えを見つけ、終わりを迎える

妹ちゃん物心がついたら読ませたいっすね

 

 

後日談というか続編が始まっているようなので

こちらも追いかけられる範囲で追いかけたいところ

アプリでの公開がないなら単行本待ちかなぁ

といったところだけど

この雑誌年4回しか出んのか・・・

1年4話で単行本1冊でしょうか

遠いなぁ、季刊誌だとそんなに長く続ける予定でもないんだろうなぁ