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MVPは昌平君【三角的恋愛の餐宴ネタバレ感想】

昨日アップした三角的恋愛の餐宴の感想記事ー

 

belphegor729.hatenablog.com

 

ネタバレ上等なので、ぜひ読んで。漫画

 

 


とりあえず終盤はあまりにも亮介がえぐすぎてしんどかった

作者あとがきで、「亮介が嫌われすぎたので逆に行くところまで行ってしまおう」

とブレーキを破壊したっぽいが

弟ができて我に返る響と、そんなのお構いなしに響を情と背徳感で縛り付け、都合のいい道具として使い捨てようとする亮の対比はかなりえぐい

タガを外したのは確かに響だけど、幼い響にはタガが外れるとどうなるかまで気が回らないというか、まさかここまで暴走するとは思わないよね

思わないし、もてあそんでおいて心は響のほうを向いていないというのも

カラダしか求められていないことに、体だけでも求められているのならと気持ちをだまして心をすり減らしていく描写は、下手に性描写を描かない分

シチュエーションの醜悪さがかなり際立っていました

性格は嫌いって断言してるから、初SEXの時のお前が好きだ発言はフェイクなんだよなぁたぶん

あるいはお前(のルックス)が好きだか

完全に性処理道具扱い、道具だから自慰と変わらないつもりなんだろうか

それで彼女への罪悪感を相殺しているのがある意味凄いよね。でもきついっすわ

わいNTR嫌いやねんだから

本当にちょっと読み進められる自信がなくて、思わず最終話先に読んじゃったよ

 


そういった中で、ちゃらちゃらしていたはずのライアン先輩が、全てのNTR系漫画に召喚したいくらいいい仕事をしていてよかった

それだけで私の中の好感度はマックスですよ

大体加害者のマインドコントロールによってディスコミニケーションが発生して破局しますからね

 


被害女性に対してマインドコントロールされているとしっかりと伝えて

パートナーにもしっかりと相談をする

ちょっと便利に使われた気もするけれど、でも導入も含めて結構無理がなくてよかった

ここは響がまだ高校1年生で若かったのも功を奏した気がする

もう少し年齢を重ねていたら、亮が怖いってライアン君にはいっていなかったろう

 

で、やっぱり昌平のキャラが良い

特に中盤以降

響に好かれたい、という思いから一歩進んで

彼なりにできる範囲で響を支えようという姿勢が強くなっていくのが好感度高くて

彼のその一途さが終盤のしんどい展開の中読み進めていく原動力になったところが大きいっすね

特に、終盤かや乃が亮を断罪しに行くときに、危うく稲村兄妹への断罪になるところを防いだのが熱い

凄い静かなシーンではあったけれど

パートナーをよく見ていた昌平と

お互いのことをちゃんと見ていなかったかや乃の対比になっていて

お互いのことをよく見ていなかったことを昌平に気づかされたからこそ

亮との関係を続ける、という選択肢がかや乃の中に生まれたんだなというのが

短いシーンの中で結構説得力を持って描かれてたなと

そういった意味でも亮は昌平に感謝した方がいい

昌平本当にいい子。彼が一番成長したよ

彼の好感度が低かったらたとえハッピーエンドでも読み進める気にはなれなかった

後日談的最終話は、そんな彼の思いがしっかりと報われた気がしてとても良かった

 

亮に関してもまぁ可哀想っちゃ可哀想ではあるんですよね

全く擁護はできないですけど

彼と父親の関係

彼が父親に対して持っている劣等感、コンプレックスで情緒が不安定になっているところで

響からのアプローチでさらにメンタルをかき乱され心の平安が奪われていた

 


そこで志望大学に落ちたところでメンタルが決壊し

”他人のせいにする”ことを覚えてしまった

 


シチュエーションには同情するけれど

発散の仕方に同情の余地がなく

そもそも有能な父に対するコンプレックスについても

父親が提示した六大学合格というボーダーはクリアしているにもかかわらず

父親と同じ大学に合格しなかったことで勝手に”父に見下される”と被害妄想を膨らませ

そのはけ口を、最初は昌平に、次に響にぶつけていったのはまぁ擁護できんですよね

挙句の果てに自分で選んだボロアパートにも、そのせいで彼女と家でSEXできないのも

響を道具にする理由に使っている

醜悪

一発頬をぶたれただけで済んだのはスカが足りないよなぁとも思うけど

 


結果として、かや乃と対等な関係での交際はもうなく、彼の理想の夫婦像は、かや乃と付き合っていく限りにおいてはなくなってしまったので、そういった意味で彼の人生において失ったものは少なくはないのかもしれないですね

尻に敷かれているっていえば可愛げはあるけれど、明確に主と従の関係はできてますでしょう。対等な関係では間違いなくない

後日談で整った容姿も失ってますしね

気づいたら太らされてたんじゃなくて、太りたくなかったけど受け入れざるを得なかったんだろうなと思う

まぁそういった意味でしっかりざまぁはできてるのかなと

 

あー、いや、こいつでも響と昌平別れさせることに成功して関係継続したとして

たぶんかや乃と結婚するときになったら響捨てるよな

捨てなくっても最低だが

かや乃とライアン君の接触を禁じたり響きに昌平と別れさせようとしたり

交友関係破壊して依存させようとしているところ

かなりモラハラ旦那の素質があるんだよな・・・

ここで響との関係が露見しなかったら

響を捨てて響闇落ち、最悪自殺で原因究明の中で露見

響と関係を続けたとしていつかはバレルだろうし、そうなれば稲村亮一家は崩壊

そうでなくてもモラハラ気質のまま夫婦関係続けていたらまぁたぶんかや乃が不幸になる未来が見えるので

ここで性根叩き潰されてかや乃の尻に敷かれたルートが一番亮にとって平和な可能性があるな・・・

そう考えるとやっぱりざまぁが足りない

 

 

 

読み終わってすぐはちょっと物足りないなって感じたけど

あとからじわじわといろいろ感情が沸き上がってきて

ついつい何度も見返しちゃう味わい深い漫画でした

よきよき