7月12日放送の38話で急にベビーターン(見方返り)しましたことに頭は理解してもハートが理解しきれていません。
天津社長の性格がこうなってしまったのは幼少期の出来事が原因で
その時の暗い感情を取り除くことで天津は浄化されて・・・
ということなんでしょうけど、
その出来事ってのがただの受験戦争っていうのも
リアリティがありすぎるというかなんというか
フィクションなのだからもうちょっと思い切った理由付けしてほしいなとも思うんですよね。
というか、そんなありきたりな理由で性格ひねくれたまでは良いとして、それで人類滅ぼしかけてるわけだからやっぱり罪に対して動機が軽すぎるんですよね。
そこのギャップが大きいほど同情の余地がなくなっていくのでやっぱりモヤモヤします
本当は或人がうらやましかった。なぜなら愛する飛電インテリジェンスを何の努力もなしに手に入れたから
という理屈は悪くないのだけど
その割にその愛する会社をゲットしてやってることが会社の金を横領してエステとか
ZAIAエンタープライズジャパンの汚れ仕事を押し付けるとか
いくら何でも初心を忘れすぎでしょ・・・
ってなるんですよね。
また、飛電を手に入れることと、アークに悪意を植え付けることも関係がないですし
ヒューマギアを廃棄するに至った感情も、もう少し飛電インテリジェンスに対して可愛さ余って憎さ百倍というか、
一方的な好意が煮詰まって悪意に反転するさまとかを丁寧に描かないとつじつまが合わないよなと思うのですが・・・
が、前にも書いたけど、飛電を手に入れてからの天津の凋落っぷりがひどくて
たぶん天津というキャラの描き方がぶれたんだろうなぁという気がします。
メタルクラスタホッパープログライズキー作って何をしたかったのかもよくわからんのだよなぁ。
その上にコロナによる放送回数の短縮で
たぶん割を食ってしまった結果が超スピードベビーターンだったんだろうなと
思わなくもない。
その後の展開も、天津について掘り下げるのではなく衛星アークと衛星ゼアの勢力争いに即座に移っていきましたから、
これ以上天津の罪について深く掘り下げることはないんだろうなと、そもそも時間がないんだろうなと
そんな気がしますね。
犬型ロボットを愛でるただのおっさんと化すことでヘイトを中和しようとしている感じかなぁ。
ただ個人的には、「1000%」というキャッチコピーが実は天津にとっての呪詛になっていたこと、それに或人が気づいていたことは
いいシチュエーションだったなと思います。
個人的な予想としては、もう放送回数も少ないし、天津に関してはそこまで触れられずにアークとゼアの抗争で放送最後まで突き進んでいくのかなという気はするのですが
(ゼロツーも恐らく或人一人の力で作ってしまうんでしょうね。お笑い芸人を目指していた人工知能工学の素人がそんなものを作ってしまうことについても正直ちょっと詰め込みすぎひん?っていう気はしますが)
その中で、せっかくベビーターンさせたのであれば、天津が自省し、贖罪するストーリーは入れてほしいなぁと思いますね。
もしくは、天津の自省をする間もないくらいの展開の中で、
味方になるとこんなに心強いんだ・・・!
くらいの頼りになるところを見せてほしいですね。
社長な敵が味方陣営に加わるうえで、せっかく神とは違うシチュエーションを得られたのだから(まぁ神がいきなり特殊ですが)そこらへん掘り下げてほしいところです